一言で車載冷蔵庫と言っても、製品の種類は多岐にわたります。製品選びで迷ってしまう方は、以下5つのポイントをご確認ください。

1. 冷却方式
2. 給電方式
3. 容量
4. 機能性
5. 携帯性

これらのポイントに絞って、詳細を順番に解説します。

ポイント1．冷却方式

車載冷蔵庫の冷却方式には、「コンプレッサー式」「ペルチェ式」「アブソープションシステム」の3種類があります。なかでもコンプレッサー式は冷却性能が最も高く、細かい温度設定に対応しているのが特徴です。

コンプレッサー式は家庭用の冷蔵庫と同じ冷却方式で、強力な冷却力が見込めます。0度以下まで冷却できる製品が多いのもポイントです。

一方、ペルチェ方式はコンパクトで軽量ですが、冷却力や冷却時間に限りがあります。同じくアブソープションシステムは稼働中の音が静かという魅力がありますが、コンプレッサー式に比べると冷却性能が劣ってしまいます。

ポイント2．給電方式

製品を選ぶ上では給電方式も重要です。車載冷蔵庫の充電方法としては、主に以下の2種類が挙げられます。

• DC電源タイプ：車のシガーソケットから充電するタイプ
• AC電源タイプ：家庭用コンセントから充電するタイプ

両方の給電方式に対応している製品がほとんどです。しかし、車種によってDC電源の出力電圧が12V・24Vと異なり、給電方式に対応していないケースもあるため、事前に車の出力電圧を確認しておくことをおすすめします。

なお、製品のなかには専用バッテリーを備えるタイプもあり、この場合は長期間の車中泊や災害時に対応しやすいため便利です。このタイプを活用し、アウトドアをさらに快適にしたい方は、ポータブル電源の導入をおすすめします。

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ポイント3．容量

車載冷蔵庫を選ぶときは製品の容量にも着目しましょう。実際には容量だけでなく、収納する予定の缶やペットボトルが入るかどうかの確認も必要です。

また、旅行やアウトドアの目的、人数、滞在時間によっても必要な容量は大きく変わります。少人数かつ短時間のアウトドアなら小型の冷蔵庫でも十分ですが、家族連れや長時間のアウトドアであれば、大型の冷蔵庫を用意したほうが便利です。

しかし、大きさを確保すると、それに比例して設置スペースも大きくなってしまうため、目的や状況に合わせてバランスを取りましょう。

ポイント4．機能性

車載冷蔵庫の機能性は製品によって多岐にわたるため、選択時に注意すべきポイントの1つに該当します。主な機能性としては、以下のようなものが挙げられます。

• オールシーズンで活用できる保冷機能
• 保冷剤や氷を持ち運べる冷凍機能
• 氷を購入する必要がない製氷機能

温度設定が細かくできる製品なら、飲料から生鮮食品まで適切な温度で保存できます。なかには、仕切りで左右の温度や機能を変えられる製品もあります。

また、冷凍機能があれば食品だけでなく、怪我の応急処置などに使う保冷剤の保管にも便利です。このように製品に応じて機能性が大きく異なるため、目的や予算を踏まえて選択しましょう。

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ポイント5．携帯性

車載冷蔵庫を選択する際は、携帯性も重要となります。特に、キャンプ場までの道のりが長かったり、運搬の頻度が高かったりする場合は、重量が小さいモデルを選ぶことが推奨されます。

また、車載冷蔵庫は車内に取り付けるだけでなく、キャンプ場やピクニック場に持って行くこともあるため、取っ手やローラーが付いているのかなど、携帯性の高さも確認しましょう。災害時での利用シーンも考慮すると、軽量で持ち運びやすい製品が便利です。

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