自分のイメージをそのまま具現化できる庭づくり。材料集めやスケジュール構成は大変ですが、やり終えたあとの達成感や感動は非常に魅力的です。
庭づくりはメリットばかりではなく、難点がいくつか考えられます。また、適切に事前準備をしておかなければ、せっかく手間をかけたのに失敗に終わってしまうことも。
そこで今回は、庭づくりの基本やメリット・デメリット、代表的なデザインを詳しく解説します。これから庭づくりを行う予定の方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
初心者必見!庭づくりの基本
庭づくりにはさまざまな魅力があります。最大の魅力は、自分たちの空間を自分たちの手で美しく構築できることです。忙しい日常を忘れられる、緑に囲まれたリラックス空間を作り出せます。
しかし、「どこから始めていいのかわからない」「どんな準備が必要なのか知らない」といった方もいるはずです。そんな方は、庭づくりの基本をまずは抑えましょう。
庭づくりは理想をただイメージするだけでなく、予算やスケジュールを十分に考慮し、前もって知識を身に着けておく必要があります。無計画に庭づくりを始めると、思い通りの結果が出ず、かえってストレスに感じてしまいます。
そのためまずは庭づくりの理解を深め、しっかりと計画を立ててから、実際の庭づくりに着手しましょう。何を目指し、どのような手順で進めていくのかを明確にすれば、自分の理想をより実現しやすくなります。
庭づくりをするメリット・デメリット
庭づくりには良い部分だけでなく、悪い部分も含まれます。メリット・デメリットの両方を把握した上で、庭づくりの実施をご検討ください。
庭づくりのメリット
庭づくりの最大のメリットは、自分の理想・イメージを形にできることです。専門業者に任せると費用が高額になるだけでなく、自分の思い描くイメージの通りにならない可能性があります。
その点、DIYなら自分の好きなデザインを自由に採用し、理想的な庭づくりを行えます。そして、自分の手で作り上げた庭には愛着が湧くほか、費用を抑えられるといったメリットも見込めます。
さらに、家族や友人と「DIYで庭づくりをしたんだ」というように、会話のきっかけを作ることも可能です。
【庭づくりのメリット】
- 自分の思い描いたイメージを具現化できる
- 費用を抑えられる
- 完成した庭に愛着が湧く
- 庭づくりのプロセス自体が楽しい
- 家族や友人との会話のきっかけを作れる
庭づくりのデメリット
庭づくりのデメリットも無視できません。庭づくりを行う際は、何よりある程度の知識が必要で、やり終えるまでに時間がかかります。
理想の庭を実現するためには、並々ならぬ根気と熱量が求められます。また、必要な材料を1から収集し、説明書を見ながら材料を組み立てる作業は非常に手間です。
さらに知識が不十分な状態で始めた場合、費用対効果で見ると専門業者に任せたほうが安上がりになることもあります。100円ショップで材料を集めるのも1つの手ですが、その場合はクオリティが低くなることを考慮しましょう。
【庭づくりのデメリット】
- 必要な知識と技術を身に付ける必要がある
- 準備と施工に時間がかかる
- 予算とのバランスを見極める必要がある
- クオリティが低下するリスクがある
庭づくりを成功させるための5つのポイント
庭づくりを成功させるためには、予め重要なポイントを押さえておく必要があります。具体的なポイントとして、以下の5つが挙げられます。
- 庭の方角と日当たりを確認しておく
- 必要なツールを揃えておく
- 庭のサイズを正確に計測する
- 庭に配置する植物を慎重に選ぶ
- メンテナンスができるか確認する
これらを事前に確認しておけば、自分がイメージする理想の庭を具現化しやすくなります。各ポイントを1つずつ順番に解説します。
ポイント1.庭の方角と日当たりを確認しておく
庭づくりを始める前に、まずは庭の方向と日当たりを確認しましょう。庭に花などの植物を植える場合は、特に影響が大きくなるため日当たりを考慮する必要があります。
日当たりが悪い場所に植えると、せっかく植えた植物がうまく育たない場合があるため注意が必要です。方角別の特徴は以下の通りです。
方角 | 特徴 |
東 | 午前中は良い日差しが入るが午後からは日陰になる |
西 | 気温が高くなる午後以降に強い日差しが入る |
南 | 日照時間が長く、植物が育つ良い環境になりやすい |
北 | 1日を通して日陰の時間が長い |
近隣の建物や環境によっても、日当たりの状況は大きく変わります。それらを考慮し、方角の特徴を基に庭をデザインしましょう。
ポイント2.必要なツールを揃えておく
DIY中にトラブルが起こらないように、必要なツールは事前に揃えておきましょう。庭づくりには、シャベル、レンガ、電動ノコギリなど、さまざまなツールが必要になります。
これら複数のツールを用意するとなると、予算的に厳しいかもしれません。しかし、庭づくりを行う上では、適切なツールをしっかりと準備しなければ、莫大な時間がかかってしまいます。
また、事前にツールを用意しておかないと、作業が滞ってしまった、理想的な庭にならなかった、といったトラブルが発生する可能性があります。そのため必要なツールを予め確認し、不足しているツールを買い足しましょう。
なお、ポータブル電源は庭づくりやDIYで大いに活躍します。コンセントがない場所でも電気機器を自由に使えるため、庭づくりやDIYがスムーズに進みます。ぜひポータブル電源の導入をご検討ください。
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ポイント3.庭のサイズを正確に計測する
必要な植物や資材の量を把握するためにも、庭のサイズを正確に計測しておきましょう。庭のサイズを計測しておけば、予算計画や作業計画が立てやすくなります。
この作業を怠ると、「材料を用意したけど必要なかった」「植物が少なすぎて不格好になった」などのトラブルにつながる可能性があります。庭の面積を計測する際は、測量テープやレーザー距離計を使うと便利です。
ポイント4.庭に配置する植物を慎重に選ぶ
4つ目のポイントは、庭に配置する植物を慎重に選ぶという点です。植物の種類は多岐にわたり、選び方1つで庭のイメージが大きく変わります。
【ゆっくりと成長する植物】
- フェイジョア
- ソヨゴ
【丈夫な植物】
- アガパンサス
- アナベル
- マリーゴールド
【オシャレな植物】
- モッコウバラ
- ブラックベリー
- フウセンカズラ
植物の種類によっては、育てるのが難しいもの、すぐに枯れてしまうものなどがあります。植物の特性を理解した上で慎重に選びましょう。
ポイント5.メンテナンスができるか確認する
自分で庭のメンテナンスができるのかも確認しておきましょう。庭づくりはやり終えるまでに時間がかかりますが、1度作って終わりではありません。
作り終えたあとも、自分でメンテナンスをする必要があります。なぜなら、庭を美しく整えたとしても、定期的にメンテナンスをしなければ、その美しさは失われてしまうためです。
したがって、長期的なメンテナンスができるのかを確認し、その手間を考慮した上で庭づくりを始めましょう。
庭づくりをスタートする4つのステップ
庭づくりは、計画、設計、施工、管理という4つのステップで完了します。事前に手順を把握しておけば、庭づくりをトラブルなく、スムーズに進められます。自分の思い描いた庭を実現するためにも、以下の手順を把握しておきましょう。
手順1.庭づくりの計画を立てる
初めのステップは、庭づくりの計画を立てることです。この段階で庭づくりの目的や役割を明確にし、イメージの全体像を掴むことが重要です。
「どのような空間にしたいのか」「どのような機能を持たせたいのか」を具体化することで、イメージに近いものになりやすく、トラブルが起こりにくい傾向にあります。
また、この段階で予算とスケジュールを計画します。「どれくらいの費用を使うのか」「どのくらいの期間をかけるのか」を明確にすれば、後の作業がスムーズに進みます。
手順2.設計・イメージする
庭づくりの計画を立てたら、次は設計とイメージを行います。具体的には、以下のように設計・イメージを進めます。
- レイアウトを定める
- 植物を植える場所を決める
- ガーデン家具の配置場所を決める
また、作業に必要な材料やツールのリストも作成します。頭のなかだけで構成を練ると、イメージがまとまりにくく、具体的に設計するのが難しいため、紙に書き出したり図を描いてみたりするのが良いでしょう。
手順3.設計通りに庭を形成する
設計が終わったら、実際に庭を形成していきます。この施工段階では、植物の植え付け、ガーデン家具の設置、土壌の改良などの作業を進めます。
設計通りのものが見つからない場合は、DIYの実施も検討しましょう。なお、植物の植え付けは全体の形が見えてから行うことをおすすめします。
手順4.管理・メンテナンスを実施する
庭づくりが完成したら、それを美しく保つための管理・メンテナンスを考えましょう。植物の水やりや肥料の交換など、日々のケアが大切です。
また、時期による剪定(せんてい)や草取りも忘れずに行いましょう。形成後もメンテナンスは続きますが、これも庭づくりの一部と捉え、楽しんで取り組むことが重要です。
庭のデザインとアイデア|和風・洋風・西欧風
庭づくりを行う上では、デザインやアイデアが非常に重要となります。それらがうまく固まらない方は、以下のデザインを参考にしてみてください。
- 和風庭園
- 洋風庭園
- 西欧風庭園
具体的なデザインを頭に入れておくことで、庭づくりに対するイメージが湧きやすくなります。
和風庭園
和風庭園はその名の通り、日本の美を象徴する庭です。特徴としては、自然を模倣しており、四季を感じられるといった点が挙げられます。
例えば、池や滝、石橋などの自然環境をイメージし、植物は季節に応じて色を変えましょう。和風庭園の利点としては、落ち着いた雰囲気があり、心の安らぎを感じられることです。
洋風庭園
洋風庭園ではレンガを使って、庭を形成していきます。特徴としては、幾何学的(きかがくてき)なデザイン、そして色とりどりの花が揃っていることです。直線的な歩道や四角形の花壇、花や木々のカラフルな色使いがポイントとなります。
洋風庭園の利点は、明るく華やかな雰囲気を楽しめるところです。庭全体が絵画のように美しく、見ているだけでテンションが上がります。多種多様な色と形の花々が、見る人に明るい気持ちを与えてくれます。
西欧風庭園
西欧風庭園では広大な敷地を活用し、花壇や噴水、彫像などをイメージしてオブジェクトを配置します。それぞれが調和をなして全体像を作り、豪華で格式高い印象を与えます。
難しい場合は、DIYや類似しているアイテムで代用しましょう。西欧風庭園のメリットは、壮大さと美術的な価値を楽しめる点です。庭を歩くこと自体が1種のアート体験となり、宮殿の庭を散策しているかのような感覚が味わえます。
庭づくりに必要なツール・アイテム一覧
庭づくりを成功させるためには、さまざまなツールやアイテムが必要になります。以下、代表的なものを紹介します。
- シャベル・スコップ
- ジョウロ
- 散水ホース
- 園芸用手袋
- 植木鋏・プランター
- バケツ
- レンガ
- ハサミ
- 支柱
- 誘引クリップ
- ガーデニングエプロン
- ガーデンシューズ
- ガーデニングカート
- 電動ノコギリ
- チェーンソー
これらのツール・アイテムを活用することで、庭づくりの作業効率が格段に向上します。特に電動工具は、力を必要とする作業をスムーズに進められます。
ただし、電動工具を使用する際は電源を確保しなければなりません。そんなシーンで活躍するのが、持ち運びできるポータブル電源です。電動ノコギリやチェーンソーなどを快適に使用したい方は、ポータブル電源の導入もご検討ください。
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まとめ
本記事では、庭づくりの基本やメリット・デメリット、代表的なデザインなどを紹介しました。
庭づくりを始める前に、予算やスケジュールの計画をしっかりと立て、イメージを明確にしておくことが大切です。その上で、庭の方角と日当たりを確認しておく、必要なツールを揃えておくなど、重要なポイントを押さえれば快適に庭づくりを行えます。
また、ポータブル電源があれば場所を選ばず電気機器を扱えるため、庭づくりの作業がさらに効率的になります。これから庭づくりに着手する方は、ぜひEcoFlowのポータブル電源をご検討ください。