1か月の停電を経験したからこそ気づいた電源確保の大切さ

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 1か月の停電を経験したからこそ気づいた電源確保の大切さ

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「宮城県の蔵王町という山沿いに住んでおり、母、妻、息子と三世代世帯で暮らしています。また、自宅から30分程離れた場所で焼き鳥店を営んでいます」と穏やかな口調で語るのは、キャンプやDIYなど様々な趣味をお持ちの佐々木 裕二さん。

12年前、東日本大震災をご経験した佐々木さんに、当時の様子や普段のポータブル電源の活用法についてお話を伺いました。

不動産屋で新規店舗契約の矢先に起こった東日本大震災

東日本大震災が発生した2011年3月11日は、新規店舗の取得のためちょうど不動産屋さんにいました。いざ契約書を書こうというとき、今までに感じたことのない大きな揺れが発生しました。その後、なんとか自分の店に戻ってみると、店内の物がめちゃめちゃに散乱していました。でも、自宅も心配なので、そのまま店の鍵を閉めて、家に向かい車を走らせました。自宅のあるエリアは停電し、家の中の割れものがほとんど割れていて大変な状況でした。

自宅は山間部にあるため、電気復旧までに1か月近くかかったのを覚えています。経営している店の方は、水が2週間くらい出ませんでしたが、幸いなことに電気は1週間くらいで復旧しました。震災後、店は1週間程ですべて片づけて、電気が通ってからは肉などの食材も仕入れができなかったのですが、お客さんに出せるお酒はあったので、お酒を出して営業していました。料理の素材の肉は3か月くらい仕入れられなかったので大変でした。また、震災の後、4月8日も地震があり、その時も断水しました。

停電で冷蔵庫が使えず、食材がすべて無駄に

飲食店を営んでいるので、停電が発生すると食材などの保管方法については特に困ります。先ほど述べたように、東日本大震災ではしばらく停電して冷蔵庫が使えない状況だったため、冷蔵庫の中のものをすべて処分しなければなりませんでした。震災当時にポータブル電源があれば冷蔵庫・冷凍庫の中のものを廃棄することが少なくて済んだと思います。

また、自宅の方では日の出とともに起きて日の入りとともに寝る生活をしなければいけませんでした。夜6時くらいにあたりが真っ暗になるので、7時には寝るような生活を強いられ、結果的に早寝早起きをせざるを得ない状況でした。

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アウトドアの防寒対策には消費電力の小さな電気毛布とファンヒーターを併用
画像提供:佐々木さん

災害などの停電時にポータブル電源で優先的に充電したいのは、情報収集に必須の携帯電話です。東日本大震災の時はポータブル電源を持っていなかったので、停電の間は車のバッテリーから携帯電話の充電をしていました。スマートフォンになる前のワンセグつき携帯電話で、それを使ってテレビを見たりしていました。

また、寒ければ暖を取るために電気毛布もポータブル電源を使用したいです。電気毛布は電気ストーブよりも消費電力が少ないので長い時間使える点がいいですね。それから、震災時は乾電池が売り切れだったので、テレビに比べれば消費電力が少なく、長く使えるラジオをポータブル電源で充電して使えればよかったなと思います。

災害時だけじゃない、普段も役立つポータブル電源

それまでは、鉛蓄電池と発電機を持っていました。鉛蓄電池のデメリットは、容量が小さくすぐに電気がなくなってしまうことです。また、あまり使わないとすぐに駄目になってしまうので、2回くらい購入しましたが、使い勝手が悪くすぐに手放してしまいました。発電機は工業用のものを持っていましたが、震災の時はガソリンも手に入らない状態がしばらく続いたので、燃料がなくても使用できるポータブル電源の方が災害時には便利だと思いました。

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同じくEcoFlowユーザーの友人も一緒に  画像提供:佐々木さん

DIYもやるので、DIYでは店の棚をつくったり、犬小屋をつくったり、家の修繕なども自分で行っています。そんな趣味もあって、昨年末EcoFlow RIVERを購入しました。きっかけは、YouTuberのオシロサイクルさんやGUNMA-17さんが動画内で使用しているのを見たことです。大容量モデルもあり、電気工具などパワフルな電化製品も使えるEcoFlowに惹かれました。

実際に購入してみて、DIYや屋外で木を切ったりするときに便利だと感じました。以前は延長コードをつないで電動工具を外まで持っていかないといけなかったのですが、ポータブル電源を屋外に持っていき、そこで直接つなげることができるので手間がなくなりました。また、タイヤ交換をする際も、延長コードを使わずに電動工具を直接ポータブル電源につないでナットを外したりできます。シガーソケットから電源を取ることも可能ですが、100Vの工具を使う時にはEcoFlowがあると便利です。

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ポータブル電源をイルミネーションライトと繋げていつもと一味違ったキャンプが楽しめる  画像提供:佐々木さん

また、私はキャンプやBBQが好きで、3か月から半年に1回くらいキャンプに行きます。若い頃はバイクにテントを積んで北海道へ行ったりしたこともあります。キャンプでは暖をとったり、ランプなど灯りをつけるのにテント内で燃料を使うと危険ですが、ポータブル電源を使えば安全に使用できます。EcoFlowを持って行った時は、LED電球を2、3日使えるのではないかというくらい安心でした。

今後はワカサギ釣りに出かけるときにも持っていきたいです。やはり、燃料系の発電機だと、テントの中で一酸化炭素中毒になったりする危険もあるので、そんな時は軽くて持ち運びやすいRIVERがあれば快適になると思います。

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