「節電チャレンジプログラム」とは？各社が行っているキャンペーン内容を徹底解説

• 「節電チャレンジプログラム」とはどんなキャンペーン？
• 各社が行っているキャンペーンの内容を知りたい
• 「節電チャレンジプログラム」以外の節電対策を教えてほしい

このような疑問がある方もいるのではないでしょうか。「節電チャレンジプログラム」とは、特定の期間中に節電協力を行うと、節電量に応じてポイントなどが還元されるキャンペーンのことです。

それぞれの電力会社が独自の「節電チャレンジプログラム」を実施しており、各社によってキャンペーン内容や開催期間がそれぞれ異なります。参加する前に、各社のキャンペーン内容をチェックすることが大切です。

本記事では、「節電チャレンジプログラム」の基礎概要、各社が行っているキャンペーンの詳細について解説します。効果的な節電を行いたい方は、本記事を最後までご覧ください。

「節電チャレンジプログラム」とは？

「節電チャレンジプログラム」とは、特定の期間中に節電協力を行うと、節電量に応じてポイントなどが還元されるキャンペーンのことです。このプログラムの主な目的は、電力の需要と供給のバランスが崩れた状態、つまり電力需給ひっ迫を解消することです。

政府が推進する省エネルギーに関する取り組みの一環として、電力会社各社がキャンペーンを実施しています。電気の使用量が特に増える夏季や冬季に行われることが多く、キャンペーンでは電力の効率的な使用が推進されます。

「節電チャレンジプログラム」は、各社によって条件や特典が異なります。開催期間も各社ごとに設定されているため、参加する際は自身が利用している電力会社のプログラム内容を確認するようにしましょう。

基本的に参加には各社へのエントリーが必要で、実際に節電を達成するとポイントなどが付与されます。節電に失敗してもペナルティ等は発生しないため、気軽に参加することが可能です。

各社が行っている「節電チャレンジプログラム」の詳細

それぞれの電力会社が独自の「節電チャレンジプログラム」を実施しています。これらのプログラムは消費者が節電に取り組むことを推奨し、その成果に応じて報酬を得ることができます。2023年にキャンペーンを行っている主な電力会社は以下の通りです。

1. 東京電力エナジーパートナー
2. auエネルギー&ライフ
3. ソフトバンクでんき
4. ドコモでんき
5. J:COM 電力

2023年における各社の「節電チャレンジプログラム」の詳細を見ていきましょう。なお、すでに終了しているプログラムも含むため、検討する際は開催期間・エントリー期間を必ずご確認ください。

東京電力エナジーパートナー

東京電力エナジーパートナーのプログラムでは、「くらしTEPCOポイント」が節電成功量に応じて進呈されます。2023年のテーマは「いますぐ省エネ」と「しっかり省エネ」の2つです。

プログラムの内容は、対象の時間帯に節電すると特定のポイントがもらえるというものです。計算される節電量は、標準的な使用量から実際の使用量を差し引いた残りの値です。標準的な使用量から0.01kWh以上の節電に成功すると、規定のポイントを獲得できます。

そのほか、1日1回ビンゴを楽しみながらポイントがもらえるキャンペーンや、エアコンを通常よりも安く掃除してもらえるキャンペーンなどが提供されています。なお、参加には「省エネチャレンジ」フォームからの申込と、東京電力からのお知らせメールの受信が必要です。

【参加条件】

1. Web会員サービス「くらしTEPCO web」の会員であり、かつ対象の電気料金プランに係る需給契約およびメールアドレスを登録していること
2. 対象の電気料金プランが適用されていること
3. 対象の電気料金プランが適用されている需要場所に通信機能を有したスマートメーターが設置されていること

開催期間：「省エネチャレンジ（節電でポイント付与）」は2023年12月1日（金）〜2024年2月29日（木）
公式サイト：https://www.tepco.co.jp/ep/private/savingenergy/lp/savingenergy.html

auエネルギー&ライフ

auエネルギー&ライフは、エントリー&節電成功でPontaポイントが獲得できる「節電チャレンジプログラム」を開催していました。2023年のチャレンジ期間は7月3日（月）〜10月31日（火）までですでに終了しています。

キャンペーン内容としては特典1と特典2があり、特典1は「節電チャレンジプログラム」へのエントリー後、指定された時間帯に節電を行うことで0.1kWhごとに0.5Pontaポイントが進呈されるというものです。

特典2は東京都の節電要請対象期間中に5日以上の節電に成功すると、ecoプランを選択している場合は2,000Pontaポイントが、それ以外のプランでは1,000Pontaポイントが付与されます。

【参加条件】

auでんきまたはでんきサービスの利用、およびau IDを使ったエントリーが必要。

開催期間：2023年7月3日（月）〜2023年10月31日（火）
公式サイト：https://www.au.com/energy/denki/pr/setsuden/

ソフトバンクでんき

ソフトバンクでんきの「節電チャレンジプログラム」は、PayPayポイントが獲得できるキャンペーンです。開催期間は2022年9月1日（木）〜2023年1月31日（火）であり、すでにキャンペーンは終了しています。

キャンペーン内容は「エコ電気アプリ」を通じて冬の節電チャレンジに参加すると、その時点でPayPayポイント2,000円相当が獲得できるというものです。また、プログラムに沿って条件を達成すると、以下2つの特典が獲得できます。

1. 2023年1月・2月・3月検針分で電気使用量を前年同月より3%以上削減する：PayPayポイント最大3,000円相当を獲得
2. 2022年12月1日から2023年3月31日の対象の節電チャレンジに成功：成功報酬のPayPayポイントを2倍獲得

【参加条件】

ソフトバンクでんき（おうちでんき・くらしでんき・自然でんき）を利用中で、2023年1月31日までの参加期間内に「エコ電気アプリ」内で冬の節電チャレンジに参加表明をする。

開催期間：2022年9月1日（木）〜2023年1月31日（火）
公式サイト：https://www.softbank.jp/energy/campaigns/list/setsuden/

ドコモでんき

ドコモでんきでは、「節電チャレンジプログラム」としてdポイントがもらえるキャンペーンが実施されています。対象期間中の特典は全部で2種類で、節電に成功したら節電量1kWhあたり5ポイントのdポイントが進呈されるものと、東京都に住んでいる場合に、節電チャレンジ成功回数に応じて追加ポイントがもらえるキャンペーンがあります。

2023年12月時点では第3弾が行われており、2024年2月29日（木）までの実施&エントリーとなります。キャンペーン内容は時期によって異なるため注意が必要です。節電チャレンジに参加したい方は、「ドコモでんき節電プロジェクト第3弾」からエントリーしましょう。

【参加条件】

1. 「ドコモでんき節電プロジェクト第3弾」に申込して特典の進呈条件をすべて満たすこと
2. 本プロジェクトの申込時点からポイント進呈時点までの間、ドコモでんきの需給契約を契約していること
3. 本プロジェクトの申込時点で、ドコモでんきの供給が開始されていること
4. ドコモでんきの需給契約者がdポイントクラブ会員であること
5. 需要場所に通信機能を有したスマートメーターが設置されていること

開催期間：2023年7月10日（月）〜2024年2月29日（木）
公式サイト：https://denki.docomo.ne.jp/pages/setsuden2023.html

J:COM 電力

J:COM 電力の「節電チャレンジプログラム」では、節電量に応じてポイントが還元されます。実施期間は2023年12月15日（金）～2024年3月31日（日）ですが、2023年冬のエントリーは2023年11月28日（火）で終了しています。

本来は「MY J:COMアプリ」からエントリー可能で、実施期間中は節電要請対象日の前日16時～17時に節電要請時間のお知らせが届きます。節電要請時間中に、標準的な電気使用量よりも少なくなるように節電すれば、節電量1kWhにつき5ポイントが還元されます。

還元されたポイントは、Amazonギフト券に交換することが可能です。また、東京都に住んでいる場合、期間中に5日以上の節電を達成した方には、最大2,000ポイントが進呈されます。

【参加条件】

1. J:COM 電力 家庭用コースに加入の上、2023年9月30日までに開通していること
2. J:COM 電力 家庭用コースの利用場所でスマートメーターが設置されていること

※J:COM提携電力に加入中の方については本プログラムエントリー対象外

開催期間：2023年12月15日（金）～2024年3月31日（日）
公式サイト：https://www.jcom.co.jp/service/electricity/campaign/powersaving/

「節電チャレンジプログラム」以外の節電対策

「節電チャレンジプログラム」の取り組みに加え、家庭やオフィスで実行できる効果的な節電対策があります。具体的な対策方法として、以下の5つを紹介します。

1. エアコンの使い方を見直す
2. 冷蔵庫の使い方を見直す
3. 不要な灯りをこまめに消す
4. 省エネの家電製品に買い替える
5. 太陽光発電システムを導入する

各方法について詳しく見ていきましょう。

対策1．エアコンの使い方を見直す

エアコンの温度設定を見直し、無駄な運転を避けることが重要です。例えば、夏は28度、冬は20度に設定することで、快適な室温を保ちながら効率的に運用できます。

さらに、エアコンのフィルターを定期的に掃除すれば、エアコンの効率が向上し、節電につながります。タイマー機能を活用して、必要な時間だけ運転させる方法も効果的な節電対策の1つです。

→エアコンの節電方法を徹底解説！省エネエアコンの魅力、製品の選び方

対策2．冷蔵庫の使い方を見直す

冷蔵庫は24時間稼働する家電製品であり、節電対策の対象として重要です。冷蔵庫に関する具体的な節電方法は以下の通りです。

• 冷蔵庫の周りに物を置かない
• 食品を詰め込みすぎない
• ドアの開閉時間を短くする
• 省エネ性能の高い製品に買い替える

また、冷蔵庫の背面のホコリを定期的に掃除することで、冷蔵庫の熱効率を高めることができます。これにより、冷蔵庫の冷却機能の負荷が軽減され、節電に寄与します。

→冷蔵庫の電気代は1ヶ月あたりいくらが相場？電気代の節約方法や買い替えのタイミング

対策3．不要な灯りをこまめに消す

最も簡単かつ効果的な対策の1つは、使用していない部屋の灯りをこまめに消すことです。家のなかで無駄に点けている照明は意外と多く、これらを消すだけで節電に大きく貢献します。

また、照明をLED電球に交換することで、さらに節電効果が高まります。LED電球は従来の白熱灯や蛍光灯に比べて消費電力が少なく、長寿命であるため、長期的な節電と経済効果に期待できるのです。

照明を使う時間帯や使用頻度を見直し、必要なときだけ点灯する習慣を身につけることが大切です。

対策4．省エネの家電製品に買い替える

古い家電製品を省エネの製品に買い替えることも効果的な節電対策です。特に以下のような家電製品は消費電力が大きいため、新しい省エネモデルへの買い替えが推奨されます。

• エアコン
• 冷蔵庫
• 照明
• 洗濯機
• 乾燥機

省エネモデルへの買い替えには初期投資が必要ですが、長期的に見れば電気代の節約につながります。特にエアコンや冷蔵庫は24時間稼働していることが多いため、省エネ性能が高い製品を選ぶことが重要です。

対策5．太陽光発電システムを導入する

自宅に太陽光発電システムを構築するという方法もあります。電力を自家発電することで電力会社から購入する電力量が減少するため、結果として電気代の削減につながります。

また、昼間の電気代は夜間よりも高く、日中に太陽光パネルで発電した電力を夜間に使用することができるため、その点も電気代の節約に寄与します。

さらに環境に優しいエネルギー源を利用すれば、持続可能なライフスタイルの実現にも期待できます。「低コストで太陽光発電システムを構築したい」という方は、以下のEcoFlow製品を検討してみてください。

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まとめ

本記事では、「節電チャレンジプログラム」の基礎概要、各社が行っているキャンペーンの詳細について解説しました。

「節電チャレンジプログラム」に参加し、特定の期間中に節電協力を行うことで、節電量に応じてポイントなどを獲得することができます。各社によってキャンペーン内容や開催期間が異なるため、参加する際は必ずその詳細をチェックするようにしましょう。

「節電チャレンジプログラム」に参加する以外にも、冷蔵庫の使い方を見直す、不要な灯りをこまめに消す、省エネの家電製品に買い替えるなどの節電対策があります。太陽光発電システムの構築を考えている方は、EcoFlowのセット商品の導入をご検討ください。

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