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家庭でできる節電方法11選!
しっかり節電して電気代を節約しよう

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近年、電力需給のひっ迫による警報の発令や節電のお願いを目にする機会は少なくありません。

節電は電力需給の緩和だけでなく、電気代の節約にもつながるため「家庭で節電に取り組み たい」と考えている方も多いでしょう。

しかし、具体的にどのようにして節電をすればいいのか悩ましいところですよね。

そこで今回は、家庭で簡単にできる節電方法を解説していきます。

電力不足の原因や節電が 必要な理由なども解説していきますので、節電に興味を持っている方はぜひ参考にしてください。

節電はなぜ必要?

電力不足の警報や節電のお願いを目にするたびに「日本にはたくさんの発電施設があるはずなのに、どうして電力不足に陥るんだろう」と疑問に感じる方もいるでしょう。

まずは、なぜ電力不足が起こってしまうのか、その理由を解説していきます。

ウクライナ情勢の影響

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2022年2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始されました。

4ヶ月ほど経 った6月現在も、ウクライナの各地ではロシア軍とウクライナ軍の戦闘が行われており、国際的な問題となっています。

各国ではロシアへの制裁として、ロシアからの燃料輸入の禁止やロシアのエネルギー分野への新規投資禁止などといった措置が取られました。

日本でも石炭や石油といった燃料についてロシアからの輸入禁止措置を取っています。

しかし、日本は燃料の多くを輸入に頼っており、ロシアも主な輸入相手国のひとつです。

財務省貿易統計2021年速報値によれば、日本は石油の4%・天然ガスの9%・石炭の11%を ロシアから輸入しています。

ロシアからの輸入をしている状態での輸入禁止措置により、十 分な燃料の確保ができなくなり、エネルギー供給が不安定な状況に陥っています。

再生可能エネルギーや原子力などによって燃料の輸入依存度を下げることを目指してはいるものの、短期で実現することは難しく、2022年は夏や冬の電力不足が危ぶまれている状況です。

LNG供給量の低下

火力発電の主燃料である液化天然ガス(LNG)の供給量が低下していることも、電力不足の要因の一つです。

国際的に脱炭素化(カーボンニュートラル)の動きが強まるなかで、LNGの需要が増加しています。

LNGは燃焼時のCO2排出量が石炭などと比べて少なく、クリーンエネルギーとして注目を集めているためです。

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需要増加に伴い、日本はもちろん、世界各国でLNGの価格が高騰したりLNG在庫の減少が 懸念されたりしています。

2022年現在、日本や中国、東南アジアといったアジア諸国へLNGを供給しているのはオーストラリア等の大西洋地域がメインです。

2025年以降には、太平洋地域である米国から多 くのLNG供給が開始される見込みですが、輸送距離や地理的な制約などといった問題もあり、アジア諸国へは迅速に供給されない可能性があります。

火力発電所の廃炉

日本では電気の供給の約7割を火力発電所が担っており、火力発電所は電力の安定供給に欠かせない設備といえます。

しかし、老朽化により廃炉となる火力発電所が増えていることで、 電力の供給が追いつかない状況になりつつあることが現状です。

「廃炉になった分、新しい火力発電所を作ればいいのでは?」と考える方もいるでしょう。

しかし、世界的な脱炭素化の流れも受けて、日本は火力発電所の新設に慎重になっています。

火力発電への依存度を引き下げるためにも、2026〜2030年度には火力発電の新設をゼロにするような案もあります。

脱炭素化自体は決して悪いことではなく、むしろ環境にとっても非常にいいことです。

とはいえ、発電のほとんどを火力に頼っている日本では、火力発電所の減少による電力不足は見過ごせない問題となっています。

東日本大震災の影響

2011年に起きた東日本大震災も、昨今の日本の電力不足に影響を与えています。

東日本大震災では、福島第一原発の原子炉が爆発し、放射性物質が放出される事故が起こり ました。

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事故から10年以上経つ2022年現在でも、放射性物質の除去に関する課題を抱えているこもあり、日本では脱原発の流れが強まっています。

これまでは問題なく稼働していた原発でも、周辺住民からの訴えで原子力発電を停止しているところが少なくありません。

実際、北海道泊村にある泊原発の安全性が争われた裁判では、「泊原発には津波防護施設が存在せず、津波に対する安全性の基準を満たしていない」として、泊原発の運転停止が命じられました。

このように、以前のように原子力発電が行えず、さらに電力不足が深刻化しています。

地球温暖化につながる

近年の猛暑や豪雨などといった異常気象は、地球温暖化が一因となっているのではないかと考えられています。

地球温暖化の原因には、温室効果ガス(CO2)があり、家庭から排出されるCO2の多くは電気を使用した際に発生したものです。

猛暑のような異常気象により電力の使用量が上がれば、ますますCO2排出量が増えて地球温暖化が進んだり、電力需給がひっ迫したりする可能性もあるでしょう。

以下のように、ほんの小さな取り組みでも、節電やCO2の削減に効果的です。

節電行動(夏季)節電効果(kWh)CO2削減量(kg)
エアコンの温度を1℃上げる41.2
エアコンの運転を1 時間短縮する82.5
家電製品のプラグをコンセントから抜く144.4
便座の蓋を閉めて設定温度を下げる216.7

電力不足を解消するため、そして地球温暖化を抑止するためにも、小さなことから取り組んでいくことが大切です。

家庭でできる節電方法11選

「エアコンの温度を1度上げる」「プラグをコンセントから抜く」といった小さな取り組みでも、毎日続ければ大きな節電になります。

ここでは、このような家庭でできる簡単な節電方法を11個紹介します。

太陽光発電を活用する

 

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大きく節電をしたいと考えているのであれば、太陽光発電システムの導入をおすすめします。

太陽光発電システムとは、太陽光エネルギーを電力に変換するシステムのことです。

家庭では、屋根にソーラーパネルを設置したり、ソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせたりして、電気を作り出せます。

太陽光発電システムによって電気を自給自足すれば、発電所からの電気を使わないで済むため、大きな節電につながります。

また、太陽光という再生可能エネルギーを利用した発電方法であるため、エコの観点からも注目されている節電方法です。

EcoFlowでもいくつかのソーラーパネルをラインナップしていますが、特に家庭におすすめの製品をご紹介します。

EcoFlow 220W両面受光型ソーラーパネルは、表面からだけでなく、裏面からも地上や大気中のあらゆる反射光を受光し、効率よく発電を行える「両面受光パネル」を採用したソーラーパネルです。

発電効率が最大化されている分、コンパクトになっているのも特徴。

一般的な220W程度のソーラーパネルと比べて約10%も表面積が小さくなっており、持ち運びや保管にも便利です。

EcoFlow 400Wソーラーパネルは、持ち運びタイプとしては驚異的な400Wもの出力を誇るソーラーパネルです。

パワフルでありながらも、折りたたみ式でコンパクトなために、家庭やアウトドアなどさまざまなシーンで活用しやすいのが魅力ですよ。

また、太陽エネルギーの変換効率は最大22.6%と業界トップクラスの高効率であるため、あらゆる気象条件下で効率的に発電が可能となっています。

こまめに照明を消す

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「廊下の電気はいつもつけっぱなしにしている」「トイレの電気をよく消し忘れる」といった方も多いでしょう。

ついついつけっぱなしにしてしまいがちな照明ですが、こまめに消すことで節電につながります。

日中の部屋が明るいときはなるべく照明をつけずに過ごしたり、部屋や廊下から離れるときには照明を消したりするように心がけましょう。

エアコンの設定温度を見直す

エアコンの設定温度が高すぎたり低すぎたりしていないかを見直せば、節電への第一歩が踏み出せます。

環境省によると、室温は夏場は28度、冬場は20度が推奨されています。

目安からかけ離れた温度で設定している場合は、服装や過ごし方を変えることで少しでも目安の温度に近づけることができないか工夫してみましょう。

室外機に陽が当たらないようにする

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夏場はエアコンの室外機に日除けをつけると、節電効果が期待できます。

エアコンは、室内の空気を室外機を通して排出することで、室内の熱を外へ逃しています。

太陽光によって室外機が熱くなっていると、室外機から熱を排出しづらくなってしまうため、熱を逃すためにより多くの電力を消費します。

室外機に日除けをつけておけば、室外機が太陽光で熱されるのを防ぎ、効率的にエアコンを稼働させることができるでしょう。

ただし、日除けの設置方法によっては効果が半減してしまいます。

日除けの効果を発揮させるためには、以下のようなポイントを押さえて設置することが大切です。

・排気の熱がこもってしまわないよう、室外機の排気口を塞がない

・日除けが受けた熱が室外機に伝わらないよう、日除けは室外機から少し離して設置する

・しっかりと遮熱できるよう、断熱性の高い日除けを選ぶ

エアコンのフィルター掃除をする

フィルターにほこりや汚れがついている状態だと、どうしてもエアコンの効果は低下します。

エアコンのフィルター掃除をすることで、エアコンがより効率的に稼働するようになり、節電につながります。

掃除をしただけで「これまでは23度に設定しないと涼しくならなかったのに、28度でも涼しく感じるようになった!」というケースも少なくありません。

フィルターをこまめに掃除機で吸ったり、季節ごとに専門業者にフィルター掃除を依頼したりして、ほこりや汚れを溜めないようにしてくださいね。

サーキュレーターを活用して空調を工夫する

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エアコンを使用する際には、扇風機やサーキュレーターを併用することもおすすめです。

基本的に、温かい空気は上に昇り、冷たい空気は下に溜まりやすい性質があります。

扇風機やサーキュレーターで空気を循環させれば、室内温度を均一に保て、暑さや寒さを感じづらくなります。

また、夏場は扇風機やサーキュレーターの風が身体に当たることで、体感温度が低くなり、高めの設定温度でも涼しさを感じやすくなる効果もあるでしょう。

テレビはこまめに消す

テレビのつけっぱなしは避け、見ていないときにはテレビを消す習慣をつけるのも大切です。

40インチのフルHDテレビでは、1時間あたり約1.8円の電力を消費しています。

少ない額に思えますが、仮にテレビをつけている時間を1日5時間から2時間にまで減らした場合、1日あたり約5.4円、年間で考えると2,000円近い節電(※)になります。

「見ていないけど、なんとなくテレビをつけている」という方は少なくないでしょう。

惰性的にテレビをつけている時間をなくすだけでも、長い目で見れば大きな節電になりますよ。

 ※40インチのフルHDテレビで算出した場合

テレビの音量や明るさに気をつける

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テレビをつける際には、音量や明るさに気をつけるだけでも節電につながります。

テレビは大きな音や高い明るさを出すと、より多くの電力が必要になります。

外が静かなときには音量を下げたり、室内が暗いときにはテレビも暗くするように心がけることが大切です。

テレビによっては、室内の明るさにあわせてテレビの明るさが自動で調節される自動調光機能がついているものもあるため、設定を見直してみましょう。

冷蔵庫はものを詰め込みすぎない

冷蔵庫にものを詰め込みすぎると、冷気が庫内全体に回らず、庫内を冷やすためにより多くの電力を消耗します。

「冷蔵庫の中身をよく見てみたら、賞味期限切れのものや冷やす必要がないものまでたくさん入っていた」というケースは少なくありません。

 一度冷蔵庫をきちんと整理して、なるべくものを減らしておきましょう。

冷蔵庫の温度設定を調節する

多くの冷蔵庫には温度調整機能がついており、設定温度を弱めることで電力の消費を抑えられます。

特に、気温が低い冬場は低めの設定温度でもしっかり冷えるようになります。

季節や気温にあわせて、こまめに温度を調整してみましょう。

また、冷蔵庫の扉が開いている時間が長いと、冷気が逃げてしまい、再び庫内を冷やすために多くの電力を消費してしまいます。

扉の開けっ放しはせず、開閉の時間をなるべく短くするようにしましょう。

家族の生活時間をまとめる

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家族が複数人いる場合には、なるべく同じ部屋で過ごすようにするのも節電方法のひとつです。

照明やエアコンがたくさんついていれば、当然、その分電力が必要になります。

「基本的にはリビングで過ごして、寝るときだけ各自の部屋で過ごす」といったように、なるべく同じ部屋で過ごし、使う照明やエアコンなどの数を減らせば、大きな節電になるはずですよ。

節電しないとどうなる?

 節電をしないと、電気代が高くなってしまうだけでなく、日本全体が電力不足の状況に陥る可能性があります。


ここでは、節電をしないとどんなことが起こり得るのか、過去の事例を交えて解説していきます。

2021年冬の電力ひっ迫

2020年から2021年の初頭にかけて、電力の需要が大きく高まりました。

10年に1度レベルの高需要になる日もあり、日本各地で電力がひっ迫する事態に。

実は、2020年10月の段階では「これからの冬本番にかけて、電力需要がピークに達したとしても最低限の余力は確保できている」と確認されていました。

それにも関わらず、電力がひっ迫する事態に陥ってしまったのには、予期せぬ寒波の到来やいくつかの石炭火力発電所がトラブルによって停止してしまったことなどが原因にあります。

このように「電力不足に陥ることはないだろう」と考えられていても、不測の事態によって電力需給が厳しくなってしまうこともあります。

だからこそ、電力がピンチに陥っていないときでも、一人ひとりが節電を心がけていくことが大切です。

2022年東北電力管内・東電管内における電力不足

前述の2021年冬の電力不足を乗り越え、電力の安定供給のためにさまざまな予防や対策が練られました。

発電方法や電力の担い手に変化があったことで、課題解決に向けて順調な動きを辿っているように思われていました。

しかし、2022年には東京電力・東北電力管内で初の「電力需給ひっ迫警報」が発令される事態に。

2022年3月の福島沖地震で被害を受けた火力発電所が運転を停止したことをきっかけに、電力供給がますます不安定になってしまったためです。

電力供給の不安定さから、2022年の夏や冬は東京や東北だけに限らず、日本全国で供給余力が厳しい状況になると予想されています。

そこで経産省は、電力予備率が3%を下回ると予想される場合に出す「電力需給ひっ迫警報」の発令時間を2時間繰り上げるほか、「注意報」や「準備情報」といった情報を新設する対策を取る方針を示しました。

ただ、警報や情報を出すだけでは電力不足は防げません。

電力不足を防ぐためには、国民全員が一丸となって節電に取り組んでいく必要があります。

節電方法はたくさんある!
電力不足のために節電しよう

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「テレビをつけっぱなしにしない」「こまめに照明を消す」といったように、個人がすぐにできる簡単な節電方法はたくさんあります。

1回の取り組みで節約できる電力や電気代は微々たるものかもしれませんが、積み重ねていけば大きな節電につながります。

また、電気を使いすぎれば電力不足に陥るだけでなく、地球温暖化などのさまざまな問題にもつながるものです。

問題を解消するためにも、一人ひとりが節電に意識を向けて、毎日の積み重ねをしていくのが大切です。

「大きく節電をしたい!」という方にはソーラーパネルの活用もおすすめです。

EcoFlowでもさまざまなソーラーパネルをラインナップしていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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