災害の多い日本に住んでいる以上、子どもの防災教育は非常に重要です。災害の経験が少ない小学生は、正しい防災知識がないと危険な目に遭うリスクが高まります。小学生向けの防災クイズを活用すれば、ゲーム感覚で楽しく防災知識が学べるでしょう。
そこで本記事では、小学生向けの防災クイズを地震・火災・水害別に厳選して出題します。大人向けや高齢者向けの防災クイズも掲載しているので、親子で一緒に挑戦してみてください。防災知識を習得し、いつ来るか分からない災害に備えましょう。
親子で学ぶ防災クイズ!小学生向け【全7問】

災害が起きた時、親子で一緒の場所にいるとは限りません。一人でいる時に自分の身は自分で守れるよう、小学生向けの防災クイズで正しい知識を習得しましょう。
- 【第1問】地震|学校の帰り道に地震が起きた時の行動は?
- 【第2問】地震|親がいない時に家で地震が起きたらどうする?
- 【第3問】地震|地震が起きたらエレベーターで避難する?
- 【第4問】火災|煙の中を避難する時に気を付けることは?
- 【第5問】火災|火災が起きたら扉を閉めて避難する?
- 【第6問】水害|水で溢れた道路はどうやって歩く?
- 【第7問】水害|台風が来たら地下街で通り過ぎるのを待つ?
何問正解できるか、親子で競い合ってみてください!
【第1問】地震|学校の帰り道に地震が起きた時の行動は?
- A:その場でうずくまって身をひそめる
- B:近くにある建物の中に急いで避難する
- C:建造物や自動販売機、交差点から離れる
<ヒント>
帰り道で地震が起こったら、どんな危険が潜んでいるでしょうか。普段の帰り道において、危険な場所を想像してみましょう。地震発生の直後は、身を守るための行動が必要です。
【第2問】地震|親がいない時に家で地震が起きたらどうする?
- A:急いで扉や窓から外に避難する
- B:丈夫なテーブルや机の下に身を隠し、揺れが収まるのを待つ
- C:その場でしゃがんで、頭や首をクッションで保護する
<ヒント>
自宅で地震が起きると、家具の転倒・落下・移動に注意しなければなりません。近年発生した地震における負傷者の3割は、家具の転倒・落下・移動が原因です(※1)。
【第3問】地震|地震が起きたらエレベーターで避難する?
- 〇:地震が起きたらエレベーターで避難する
- ×:地震が起きたら非常階段で避難する
<ヒント>
災害時は、安全に移動できる方法で避難しましょう。エレベーターの地震感知器が揺れを感知すると、最寄り階に自動で停止します。
【第4問】火災|煙の中を避難する時に気を付けることは?
- A:水で濡らしたハンカチやタオルを口に当てる
- B:煙は下に溜まる性質があるため、姿勢を高くする
- C:煙で前が見えなくても、構わず出口に向かって走る
<ヒント>
火災で最も恐ろしいのは、火炎ではなく煙です。煙には一酸化炭素やアンモニアなどの有毒ガスが多く含まれているので、濃度の濃い有毒ガスを吸い込めば意識を失い、最悪の場合は死に至ります。
【第5問】火災|火災が起きたら扉を閉めて避難する?
- 〇:火災が起きたら、火元の部屋の扉を閉めて避難する
- ×:火災が起きたら、火元の扉を開けて避難する?
<ヒント>
火に空気(酸素)が供給されると、短時間で一気に燃え広がります。煙が出火元の部屋以外に拡散すれば、避難経路がなくなっていき、命を落とす危険も高まるでしょう。
【第6問】水害|水で溢れた道路はどうやって歩く?
- A:足元の安全を確認するため、すり足で歩く
- B:水がない場所まで早く到達するために、できるだけ大股で歩く
- C:長い棒や傘で道を探りながら、一歩一歩ゆっくり歩く
<ヒント>
冠水した道路では、マンホールや用水路、側溝が見えづらくなっています。足を滑らせると転落する危険もあるので、普段から慣れている道でも油断はできません。
【第7問】水害|台風が来たら地下街で通り過ぎるのを待つ?
- 〇:台風が来たら地下街で雨宿りして、通り過ぎるのを待つ
- ×:台風が来たら地下街には入らない
<ヒント>
台風が直撃すると、洪水や冠水、浸水などの水害を引き起こすほどの大量の雨が降り注ぎます。水深40cmまで浸水すると、人の力では扉を開けられません。
【解答】小学生向け防災クイズ|3択・○×

小学生向け防災クイズ全7問のうち、いくつの問題に自信を持って解答できたでしょうか。いずれの問題も、災害時に自分の命を守る上で重要な内容です。答え合わせをして、間違った問題はしっかりと勉強し、災害発生時に備えてください。
【第1問~3問】地震編の解説
問題 | 解答 |
【第1問】地震|学校の帰り道に地震が起きた時の行動は? | C |
【第2問】地震|親がいない時に家で地震が起きたらどうする? | B |
【第3問】地震|地震が起きたらエレベーターで避難する? | × |
【第1問】建造物や自動販売機、交差点から離れる
建造物の近くでは、屋根瓦が落下したり壁が剥落したりするリスクがあります。地震の揺れで信号が止まれば、交通事故も起きかねません。自動販売機の転倒にも注意しましょう。
【第2問】地震|親がいない時に家で地震が起きたらどうする?
地震が発生しても慌てて飛び出さずに、まずは丈夫なテーブルや机の下に身をひそめましょう。クッションや座布団で頭や首を保護すれば、さらに安全です。
【第3問】地震|地震が起きたらエレベーターで避難する?
地震発生時にエレベーターを使うと、閉じ込められるリスクがあります。2021年2月に福島県沖で発生した地震では、通報から救助までに最大5時間20分かかりました(※2)。
※2参考:Yahoo!ニュース「エレベーターの閉じ込め対策が進まない本当の理由」
【第4問~7問】火災・水害編の解説
問題 | 解答 |
【第4問】火災|煙の中を避難する時に気を付けることは? | A |
【第5問】火災|火災が起きたら扉を閉めて避難する? | 〇 |
【第6問】水害|水で溢れた道路はどうやって歩く? | C |
【第7問】水害|台風が来たら地下街で通り過ぎるのを待つ? | × |
【第4問】火災|煙の中を避難する時に気を付けることは?
避難する時は、水で濡らしたハンカチやタオルを口や鼻に当て、できるだけ姿勢を低くしましょう。煙で前が見えない場合に壁や床を使って移動すれば、転倒を防げます。
【第5問】火災|火災が起きたら扉を閉めて避難する?
扉を閉めて空気の供給を遮断すれば、火が燃え広がる速度と煙の拡散を遅らせられます。
【第6問】水害|水で溢れた道路はどうやって歩く?
マンホールや側溝への転落を防ぐため、傘や棒などで足下を確認しながら歩きましょう。
【第7問】水害|台風が来たら地下街で通り過ぎるのを待つ?
地下街では、地面に染み込まなかった水が一気に流れ込んで、浸水する恐れがあります。浸水すると水圧でドアが開けられず、閉じ込められるリスクもあります。
小学生向け|防災グッズクイズ「ポータブル電源」

【問題】災害時に大活躍するポータブル電源の用途は、次のうちどれ?(複数回答あり)
- A:コンセントが使えない避難所でも、電化製品を動かせる
- B:大規模な停電が発生しても、電気の供給を継続できる
- C:通電火災を防ぐために、電気供給を自動で遮断する
【解答】A、B
ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄え、コンセントが使えない状況でも電化製品を動かせる機器です。災害時には、以下のような場面でポータブル電源が活躍します。
- エアコンや扇風機を稼働し、快適な気温を維持できる
- 電子レンジや電気ケトルを使い、非常食を簡単に温められる
- 冷蔵庫に給電し、食品が傷むのを防げる
- LEDライトを点灯させて、夜の暗闇を照らせる
- 家族との連絡手段になるスマホを、常にフル充電にしておける
ソーラーパネルと併用すれば、ポータブル電源が充電切れになる心配はありません。
災害対策に必要な性能|おすすめの製品
災害対策として揃えるポータブル電源は、持ち運びやすい軽量コンパクトなタイプを選びましょう。在宅避難では、家中のあらゆる場所で電化製品を使用するため、携帯性が重要です。避難所まで持ち運ぶ場合に重たい機種を選ぶと、逃げ遅れるリスクが高くなります。
EcoFlowは、約12.5kgの軽量コンパクトなポータブル電源「DELTA 3 Plus」を販売しています。「DELTA 3 Plus」の特徴は、以下のとおりです。
- X-Boost機能で2000Wの家電まで稼働できる
- コンセントから56分、ソーラーパネルから70分で急速充電できる
- UPS機能を搭載し、停電時は10ms以内に電気供給源を切り替える
- 12時間以内に悪天候が予想されると、自動で本体への充電が開始される
- LFPバッテリーを搭載し、10年以上も災害対策として活躍する
- 高性能BMSを搭載し、火災や爆発からの安全を確保する
- 出力600W未満の動作時に稼働音を30dbに抑えられる
- 容量1,024Whを5kWhまで自由に拡張できる
多彩な出力ポートを13個搭載しているので、複数の家電を同時に動かして、快適な避難生活が送れます。災害による停電から家族を守りたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。

家族を守る防災クイズ!大人向け【全3問】

小学生の子どもを持つ大人は、いざという時に家族を守るための備えを万全にしておかなければなりません。大人向け防災クイズは、以下の3問です。
- 【第1問】災害用伝言ダイヤルの番号は「170」?
- 【第2問】自宅に備蓄すべき水は何リットル?
- 【第3問】自宅周辺の危険エリアを調べる方法は?
防災クイズに解答して、あなたの防災レベルを確認してみてください。
【第1問】災害用伝言ダイヤルの番号は「170」?
- 〇:災害用伝言ダイヤルの番号は「170」
- ×:災害用伝言ダイヤルの番号は「171」
<ヒント>
災害が起きると、回線の混雑や電柱の倒壊、通信ケーブルの断線などによって通信障害が発生する可能性があります。災害用伝言ダイヤルは、伝言を録音・再生できるサービスです。
【第2問】自宅に備蓄すべき水は何リットル?
- A:一人当たり1日4L
- B:一人当たり1日5L
- C:一人当たり1日3L
<ヒント>
水は生命の維持に欠かせません。自宅で備蓄すべき水は、飲料水と調理用水です。定期的に水が配達されるウォーターサーバーであれば、無理なく水を備蓄できます。
【第3問】自宅周辺の危険エリアを調べる方法は?
- A:市区町村が公開する地図情報システムを確認する
- B:警察署が発行するくらしの安全マップを確認する
- C:自治体で入手できるハザードマップを確認する
<ヒント>
災害時の危険エリアや避難所の場所が記された地図を入手する必要があります。窓口に直接行く方法と、インターネットから入手する方法のいずれかを選びましょう。
【解答】大人向け防災クイズ

問題 | 解答 |
【第1問】災害用伝言ダイヤルの番号は「170」? | × |
【第2問】自宅に備蓄すべき水は何リットル? | C |
【第3問】自宅周辺の危険エリアを調べる方法は? | C |
【第1問】災害用伝言ダイヤルの番号は「170」?
「171」をダイヤルし、ガイダンスに従って伝言の録音・再生が行えます。録音・再生のキーになるのは、被災者の電話番号です。被災地外の伝言センターを経由するため、通信回線が混雑していてもつながりやすく、災害時に大活躍します。
【第2問】自宅に備蓄すべき水は何リットル?
一人当たり1日3Lの水を、最低でも3日分は備蓄しておきましょう(※3)。保存水と呼ばれるミネラルウォーターは、5〜10年も長持ちするので、備蓄用の水に最適です。
【第3問】自宅周辺の危険エリアを調べる方法は?
自治体が発行するハザードマップとは、地域の被害想定区域や避難場所が記された地図です。危険なエリアを回避した安全な避難経路を把握しておきましょう。
自分を守る防災クイズ!高齢者向け【全3問】

災害時、高齢者は体力の低下や体の衰えによって初動が遅れがちです。高齢者だけで生活している場合、自分の身は自分で守らなければなりません。災害時に迅速な避難を実現するために、高齢者向けの防災クイズを全3問用意しました。
- 【第1問】非常持ち出し袋はどこに置いておく?
- 【第2問】家族に安全を知らせるための方法は?
- 【第3問】地震に備えて家具の配置で気を付けることは?
防災クイズに挑戦して、いつ起きるか分からない災害に備えましょう。
【第1問】非常持ち出し袋はどこに置いておく?
- A:日常生活の邪魔になるので、押し入れにしまっておく
- B:すぐに非難できるように、出入口である玄関付近に置いておく
- C:就寝中に災害が起きた場合に備えて、寝室に置いておく
<ヒント>
非常用持ち出し袋を置いておく場所は、家族全員が把握でき、すぐに取り出せる場所が良いでしょう。いざという時に見つからなければ、逃げ遅れる可能性があります。
【第2問】家族に安全を知らせるための方法は?
- A:家族のメールアドレスにメッセージを送る
- B:回線が混雑しているため、直接伝えに行く
- C:回線が混雑しているため、災害用伝言板を利用する
<ヒント>
災害時は、回線の混雑や電柱の転倒、電線ケーブルの損傷などによって電話がつながらない恐れがあります。災害時に安否確認を行う方法は、事前に相談しておきましょう。
【第3問】地震に備えて家具の配置で気を付けることは?
- A:出入口周辺には、転倒・移動しやすい家具を置かない
- B:寝る場所には背の低い家具を、座る場所には背の高い家具を置く
- C:窓際には、窓ガラスの破片が飛んでこないよう大きめの家具を置く
<ヒント>
家具が倒れると、ドアが開かなくなったり、つまづいて怪我をしたりします。家が倒壊するほどの大規模な地震が発生した際には、迅速な非難が欠かせません。
【解答】高齢者向け防災クイズ

問題 | 解答 |
【第1問】非常持ち出し袋はどこに置いておく? | B |
【第2問】家族に安全を知らせるための方法は? | C |
【第3問】地震に備えて家具の配置で気を付けることは? | A |
【第1問】非常持ち出し袋はどこに置いておく?
非常持ち出し袋は、迅速に避難できるよう玄関付近に置いておきましょう。ただし、赤ちゃんや老人がいる場合は、広い窓のあるリビングが望ましい場合もあります。
【第2問】家族に安全を知らせるための方法は?
携帯電話各社が提供する災害用伝言板を使えば、被災地域から安否情報を文字で登録できます。登録された伝言は、被災者の電話番号をキーにして閲覧が可能です。
【第3問】地震に備えて家具の配置で気を付けることは?
避難通路となる出入口付近を塞がないように、転倒・移動しやすい家具は置かないようにしましょう。どうしても家具を置く場合は、倒れてもドアが塞がれない方向に調節します。
まとめ

本記事では、小学生向けの防災クイズを出題してきました。
自宅で地震が発生した場合は、転倒・移動してくる家具に注意しながら、丈夫なテーブルの下に身をひそめましょう。屋外では、建造物や自動販売機、交差点の側が危険です。
火災が発生した際には、水で濡らしたハンカチやタオルを口に当てて、低い姿勢で避難してください。火炎の拡大と煙の拡散を防ぐために、火元の部屋の扉は閉めます。
EcoFlowでは、災害による停電時でもほとんど全ての家電に給電できる高出力のポータブル電源を販売しています。停電対策を万全にしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。