キャンプを快適に楽しむためには、アウトドアに特化した車選びが重要です。キャンプ道具をたくさん積める広々とした収納スペースや、悪路でも走破できるパワフルな走行性能など、車を購入する際に押さえておきたいポイントがあります。
そこで今回は、キャンプにおすすめの車を紹介します。キャンプで使用する車の選び方やおすすめのオプションパーツも掲載しているので、キャンプの相棒にふさわしい車を見つけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
キャンプにおすすめ！車の選び方4選
キャンプに使用する車は、荷物の積載だけでなく、車中泊も想定する必要があります。性能も重要ですが、見た目のデザインも外せません。キャンプで使用する車のおすすめの選び方は、以下のとおりです。
- 乗車人数に応じた積載量
- 悪路に強い走破性
- 多彩なシートアレンジ
- レトロでおしゃれなデザイン
それぞれの選び方について、詳しく見ていきましょう。
乗車人数に応じた積載量
キャンプでは、テントやシュラフ、タープ、チェア、テーブルなど、かさばる多くの荷物を車に収納する必要があります。各キャンプ道具は一緒に楽しむ人数によって、サイズや数量が異なります。乗車人数分の荷物を収納できるだけの積載量を備えた車を選びましょう。
車のラゲッジスペースはもちろんのこと、シートアレンジによって荷室容量を拡張できるタイプであれば、車内の隙間を有効活用できます。
悪路に強い走破性
都市部から離れたキャンプ場までの道中には、舗装されていない道や、ぬかるんだ地面、急な坂など、通常のドライブとは異なる環境が待っています。
悪路に強い走破性を備えた車であれば、山間部や砂利道の奥地にも安心して踏み込めるでしょう。反対に走破性が低ければ、車がスタックして立ち往生したり、車両の底を傷めたりするリスクが高まります。
多彩なシートアレンジ
キャンプで使用する車は、シートをフルフラットにしたり、シートを格納して荷室を拡張したりと、多彩なシートアレンジができると便利です。オートキャンプ場で車中泊ができれば、テントに寝泊りするストレスから解放されます。
座ったままの状態でも眠れますが、首に負担がかかったり、寝返りが打てなかったりと睡眠の質に影響を及ぼしかねません。シートを完全にフルフラットにできれば、シートに敷いたマットの上に寝転がり、快適な睡眠が実現します。
レトロでおしゃれなデザイン
車のスペックも重要ですが、アウトドアを彷彿とさせるレトロでおしゃれなデザインも外せない要素です。いくらアウトドアに特化したスペックを持っていても、アウトドアにそぐわないデザインであれば、テンションが上がりません。キャンプはあくまで娯楽なので、あなたが思わず乗りたくなるようなお気に入りの一台を見つけましょう。
アウトドア用の車におすすめのボディタイプ
車のボディタイプは、キャンプスタイルや乗車人数、予算で決めるのがおすすめです。キャンプに特化し過ぎると、普段使いしづらくなる恐れもあるので、注意してください。アウトドア用の車におすすめのボディタイプを紹介します。
- SUV|車高が高くオフロードに対応する
- ミニバン|車内スペースが広い
- 軽自動車|燃費が良く維持費が安い
それぞれのボディタイプについて、詳しく見ていきましょう。
SUV|車高が高くオフロードに対応する
SUVは、オフロードにも対応する高い走破性が魅力です。山奥の林道や悪路を力強く走り抜けます。最低地上高が高めに設置されているので、車の底面が傷付く心配もいりません。
荷室容量にもゆとりがあるため、本格的にキャンプを楽しみたい方におすすめです。クロスオーバーSUVやコンパクトSUVなど、普段使いしやすいタイプも販売されています。
ミニバン|車内スペースが広い
十分な車内スペースを確保したい場合は、ミニバンがおすすめです。一般的に7〜8人の乗車定員を持つので、ファミリーキャンプやグループキャンプで大活躍します。
広い車内空間を生かして、車中泊も可能です。ラゲッジスペースも広く設計されているので、家族全員分の荷物を収納できます。底床設計のタイプを選べば、世代を問わず乗り降りしやすく、荷物の載せ降ろしも楽です。
軽自動車|燃費が良く維持費が安い
初期費用や維持費が圧倒的に安い軽自動車は、コストを抑えたい方に最適なボディタイプと言えるでしょう。SUVやミニバンと比べると車内スペースは狭いですが、ソロキャンプやデイキャンプであれば、十分な広さです。
車体が小さいので、オートキャンプ場の区画を広々と使えます。軽自動車のコンパクトさと、SUVの優れた走破性を兼ね備えた「軽SUV」もおすすめです。
【スタイル別】キャンプにおすすめの車種5選
それでは、キャンプにおすすめの車種をスタイル別に紹介します。普段どのようなキャンプスタイルが多いかによって、選ぶ車は変わってきます。
- ファミリーキャンプ|三菱 デリカD:5
- ソロキャンプ|スズキ ジムニー
- デイキャンプ|ホンダ N-BOX
- 車中泊キャンプ|トヨタ ノア
- 釣りキャンプ|ホンダ N-VAN
それぞれの車種について、詳しく見ていきましょう。
ファミリーキャンプ|三菱 デリカD:5
アウトドアでの機動力に優れた4WD性能と確かな走破性を実現する形状を兼ね備えた、ファミリーキャンプにおすすめのミニバンです。サードシートを跳ね上げて、ラゲッジスペースを拡張できます。多彩なシートアレンジにより、車中泊も可能です。
| 全長×全幅×全高 | 4,800mm×1,795mm×1,875mm |
| 総排気量 | 2,267cc |
| 乗車定員 | 8名 |
| 新車価格 | 4,156,900〜4,656,300円 |
| 公式ページ | 【公式】デリカD:5（ミニバン）- 三菱自動車 |
ソロキャンプ|スズキ ジムニー
出典：ジムニー｜スズキ
軽自動車でありながら、ワイルドなアウトドアの雰囲気を放つジムニー。クロスカントリー仕様であるため、悪路でも問題なく走行できます。積載量はミニバンやSUVに劣るため、本格的なソロキャンプに最適な車種と言えるでしょう。
| 全長×全幅×全高 | 3395×1475×1725mm |
| 総排気量 | 658cc |
| 乗車定員 | 4名 |
| 新車価格 | 1,555,400円 |
| 公式ページ | ジムニー｜スズキ |
デイキャンプ|ホンダ N-BOX
出典：Honda公式サイト
スライドドアの採用により、軽自動車で最大級の室内空間を誇るN-BOX。スライドリアシートは、前後に19cm移動できるので、デイキャンプに必要な荷物をたっぷり収納できます。シートを跳ね上げれば、高さのあるテントやタープも収納可能です。
| 全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,790mm |
| 総排気量 | 658cc |
| 乗車定員 | 4名 |
| 新車価格 | 1,648,900～2,362,800円 |
| 公式ページ | Honda公式サイト |
車中泊キャンプ|トヨタ ノア
出典：トヨタ自動車WEBサイト
ミニバンならではの余裕のある車内空間で、車中泊を伴うキャンプに最適なノア。フロントシートを倒せば、セカンドシートと合わせて身体を伸ばせます。後列すべてがフルフラットになるので、快適な睡眠を実現するでしょう。
| 全長×全幅×全高 | 4695×1730×1895mm |
| 総排気量 | 1797cc |
| 乗車定員 | 7名 |
| 新車価格 | 2,670,000～3,890,000円 |
| 公式ページ | トヨタ自動車WEBサイト |
釣りキャンプ|ホンダ N-VAN
出典：Honda公式サイト
荷室の広さが魅力の軽自動車N-VANは、釣りを伴うキャンプに最適です。シートアレンジが多彩なので、仮眠スペースや釣り具の収納スペースを簡単に確保できます。助手席側のピラーレス大開口により、長い釣り竿の出し入れも容易です。
| 全長×全幅×全高 | 3395×1475×1960mm |
| 総排気量 | 658cc |
| 乗車定員 | 4名 |
| 新車価格 | 1,387,000円 |
| 公式ページ | Honda公式サイト |
キャンプで使う車に必須！ポータブル電源とは
車内やキャンプ場で、自宅にあるような家電が使えるようになれば、快適性は格段に向上します。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄電し、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器です。
キャンプ用の車にポータブル電源を積載すると、以下のような場面で活躍します。
- ポータブルエアコンや電気毛布などの冷暖房機器で、常に快適な気温を維持できる
- 電気ケトルや電子レンジを使い、簡単に調理が行える
- 車載冷蔵庫にキャンプで使う食材や飲み物を冷蔵保存しておける
- ナビ代わりになるスマホを、常にフル充電にしておける
- 車内の電気供給源にすれば、バッテリー上がりを防げる
- 車中泊において、エンジンを切った状態でも家電が使える
車の乗り入れができるオートキャンプ場では、持参した家電を持ってサイトまで移動する必要がないため、車に積んだ状態で快適なキャンプが実現します。
アウトドア用の車に必要な性能|おすすめの製品
キャンプ用の車に載せるポータブル電源は、複数の家電を同時に使用できる高出力のタイプがおすすめです。例えば、小型冷蔵庫（150W）、炊飯器（350W）、電気ストーブ（450W）を同時に動かすには、ポータブル電源は950Wの出力を備えている必要があります。
本サイトを運営するEcoFlowは、X-Boost使用時に1,000Wの出力を実現する「RIVER 2 Pro」を販売しています。「RIVER 2 Pro」の特徴は、以下のとおりです。
- わずか70分で満充電できる業界トップクラスの高速充電を誇る
- LFPバッテリー搭載により、10年以上もアウトドアシーンで活躍する
- バッテリー管理システム（BMS）を搭載し、バッテリー異常を防ぐ
- 車内ではシガーソケット充電、キャンプ場ではソーラー充電ができる
- 僅か7.8kgの軽量設計により、車内の積載スペースを圧迫せず、持ち運びやすい
リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているので、高温状況下においても発火や火災のリスクを最小限に抑えます。ポータブル電源を導入し、快適なアウトドアライフを送りたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
キャンプ用の車におすすめのオプションパーツ
キャンプ用の車に専用のオプションパーツを付ければ、便利さと快適さが格段にアップします。キャンプに特化した車にカスタマイズしたい方は、以下のパーツを揃えてください。
- トラッシャルバッグ
- ルーフラック
- リアラダー
それぞれのオプションパーツについて、詳しく見ていきましょう。
トラッシャルバッグ
スペアタイヤが背面に付いている車に装着可能なバッグが、トラッシャルバッグです。キャンプ場によっては、ゴミの持ち帰りをルールとしている場合があります。トラッシャルバッグにゴミを収納すれば、嫌な臭いを車内に持ち込みません。
また、濡れたり泥が付いたりしたキャンプギアを収納するのもおすすめです。トラッシャルバッグに積載できる量は約23kgまでなので、注意してください。
ルーフラック
車の屋根部分を積載スペースにできるアイテムが、ルーフラックです。テントやタープといった大型のキャンプギアを載せられるので、車内の積載スペースを圧迫しません。
ルーフラックは、屋根に装着したベースキャリアの上に載せ、連結パーツで取り付けます。ベースキャリアとルーフラックは、車種に合ったタイプを選びましょう。
リアラダー
アウトドアのかっこよさと便利さを兼ね備えたアイテムが、リアラダーです。リアラダーとは、車体の後方に付けられるハシゴを指します。リアラダーがあれば、トラッシャルバッグをかけられたり、ルーフラックに荷物を載せられたり、上記アイテムとの相性が抜群です。
ビジュアル面においても、秘密基地のような雰囲気を演出できます。ただし、車の純正なオプションパーツでなければ、取り付けられない恐れがあるので注意しましょう。
キャンプにおすすめの車に関するよくある質問
最後に、キャンプにおすすめの車に関するよくある質問を紹介します。
- 外車はキャンプでの使用に向いている？
- キャンプ用車のおすすめの買い方は？
- キャンプで使う車は4WDを選ぶべき？
それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。
外車はキャンプでの使用に向いている？
洗練されたデザインが特徴の外車にも、キャンプ向きの車があります。特に、オフロードでも路面の悪さを感じさせない以下のようなSUVの外車は、キャンプに最適です。
| 外車の車種 | メーカー | 特徴 |
| ラングラー | ジープ | ・4WDのクロスカントリーモデル・ボディの軽量化により燃費は向上している |
| X5 | BMW | ・迫力あるデザインが人を魅了する・広大なラゲッジアンダースペースを搭載する |
| GLB | メルセデスベンツ | ・ロングホイールべースにより、安定感がある・世界最高水準の安全性能を搭載する |
キャンプ用車のおすすめの買い方は？
キャンプ用の車は、ディーラーで購入するのがおすすめです。ディーラーとは、メーカーと契約を結んだ正規の販売店を指します。
中古販売店と比べると価格は高めですが、高い品質の車を購入でき、手厚いフォローを受けられます。一方の中古販売店は、ディーラーと比べて安く購入できますが、車や整備、サービスの質が下がるので注意してください。
キャンプで使う車は4WDを選ぶべき？
キャンプに使う車といえば、4WDのSUVが最も適しているというイメージがある方も多いでしょう。4WDでは、4つのタイヤ全てにエンジンの動力を伝えているため、悪路の走破性に優れています。
しかし、キャンプを趣味にしていても、未舗装路を走る機会は決して多いとは言えません。雨によるぬかるみでは、4WDでも抜け出せなくなる場合もあります。予算をできるだけ抑えたい方は、無理に4WDを選ばなくてもよいでしょう。
まとめ
本記事では、キャンプにおすすめの車について解説してきました。
キャンプで使用する車は、乗車人数に応じた積載量と悪路に強い走破性を備えたタイプがおすすめです。多彩なシートアレンジができれば、車中泊でも快適な睡眠が実現します。
キャンプを盛り上げるためには、デザイン性も欠かせません。トラッシャルバッグやルーフラック、リアラダーを取り付けると、さらにアウトドアの雰囲気を演出でき、積載スペースを拡張できます。
本サイトを運営するEcoFlowでは、車内やキャンプ場での電気供給源になる高出力のポータブル電源を販売しています。車を自宅のような快適な空間にしたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。
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