車中泊に扇風機は必ず必要というわけではありませんが、あると快適です。
むしろ、エンジンをかけている間は自動車に備わっている空調を利用すれば良いのですが、就寝中などエンジンを切っている間はサーキュレーターがないと不便かもしれません。
この記事では、車中泊に扇風機は必要なのか、サーキュレーターの選び方、涼しく過ごすポイントをわかりやすく解説します。
車中泊扇風機について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
車中泊に扇風機は必要?
車中泊を快適に過ごすためには、扇風機があると便利です。ただ、なぜ必要なのかについては深く考えたことがない人もいるのではないでしょうか。
ここでは、車中泊に扇風機は必要かについて詳しく解説します。
長期間の車中泊では必要となる
扇風機は、長期間の車中泊では必要となります。定期的に換気しないと快適に過ごせない他、場合によっては悪臭に苛まれるため、注意が必要です。
特に車中泊の場合は以下のような匂いの原因があるため、お気を付けください。
- 衣類・寝具からの生活臭
- 生ごみからの腐敗臭
以上の匂いは短期間の車中泊でも発生する可能性があるのですが、自分自身では気づかないパターンがあります。なかでも、徐々に匂いが発生する場合は気づきにくいです。
車の換気については窓の開閉だけでも十分ですが、より効率的に換気を行う場合はサーキュレーターなどがあった方が良いでしょう。
車に搭載されている空調は「温める・冷やす」などはできても空気を効率的に循環させるのには適さないため、カバーとして扇風機を導入するのが良いかもしれません。
サーキュレーターによっては首振り機能などが充実したものもあるため、サポートに向いているものを取り入れてみてはいかがでしょうか。
熱気や冷気を循環させるのに便利
扇風機があれば、熱気や冷気を循環させるのに便利です。
車に標準で搭載されている空調だけだと、一方向からの風は出せても多方向には出せないため、うまく風が回りません。
より車内に満遍なく空気を回すならサーキュレーターを別途で導入するのが良いでしょう。
製品によってはパワフルな風を起こせるものもあり、導入方法によっては効率的に車内環境をコントロールできます。
なお、車内用ではないものの扇風機の1ヶ月の電気代や節電、ソーラーパネルとの組み合わせについては他の記事で解説しているため、あわせてご確認ください。
→扇風機の電気代は1ヶ月いくら?エアコンとの違いや効果的な節電方法を解説
→ソーラーパネルと扇風機の組み合わせで節電は可能?効果的な組み合わせ方を紹介
サーキュレーターの選び方
車に搭載する扇風機は、選び方を工夫することでより快適なものを選択可能です。ここでは、サーキュレーターの選び方について詳しく解説します。
コードレスで充電式のものを選ぶ
扇風機は、コードレスで充電式のものを選びましょう。
コードが必要なものだとポータブル電源など持ち運びできる電源が必要となるのですが、充電式であればコンセントがなくても使用できます。
ポータブル電源など独立式の電源がある場合はコードが必要なものでも構いませんが、利便性を考えるとコードレスで充電式のものが良いです。
製品によってはシガーソケットやUSBポートに接続することで問題なく充電できるものがあるため、各製品がどのような充電方法に対応しているのかをあわせてご確認ください。
就寝時に便利な機能を見て選ぶ
車内で利用するサーキュレーターは、就寝時に便利な機能を見てお選びください。扇風機にあると便利な機能は、以下の通りです。
- 首振り機能
- タイマー機能
- リモコン機能
- 風量切替機能
首振り機能は、プロペラ部分が繰り返し左右に動く機能で、車内の空気を満遍なく回せるのが魅力となっています。サーキュレーターを設置するなら、首振り機能は必須といえるでしょう。
他にも、1時間・3時間・5時間という具合に時間設定できるタイマー機能、遠隔操作できるリモコン機能、小・中・大に設定できる風量切替機能があるものを選ぶと良いです。
どの機能も車内の空気を効率的に循環させるのに便利な他、就寝中もより快適に過ごせるようになるため、扇風機を選ぶ際はぜひ機能を見てからお選びください。
長時間使用できるものを選ぶ
扇風機は、長時間使用できるものを選びましょう。
車中泊では快適な睡眠環境を確保するためにサーキュレーターを夜から朝までつけっぱなしにすることがよくあるのですが、短時間しか稼働できないモデルだと途中で切れます。
コンセントに接続さえしておけば電気がある限りは稼働できますが、コードレスかつ充電式だと途中で切れて寝苦しくなることもあるかもしれません。
そのため、何時間使用できるモデルなのかを事前にご確認ください。
通販などで選ぶ人もいますが、家電量販店などで実際に手に取って選ぶのが望ましいです。
後から後悔しないためにも、店舗で実物を見るのが安心ではないでしょうか。
設置場所に合うものを選ぶ
サーキュレーターの形状によっては設置場所に合うものを選びたいです。車内に設置できる扇風機の主な形状は、以下の3種類が主流となっています。
- 置き型:ダッシュボードなどに置けるもの
- クリップ型:アシストグリップに取り付けられるもの
- 兼用型:どちらにも対応しているもの
置き型はダッシュボードなどに置けるため、限られたスペースしかない車でも安心です。他にも、アシストグリップに取り付けられるクリップ型があります。
最近ではどちらにも対応している兼用型が開発されているため、迷ったら兼用型を選びましょう。
兼用型なら幅広いシーンで活躍する他、多種多様な車に対応できるため、1つあるだけでも便利ではないでしょうか。
風量調節できるものを選ぶ
扇風機は、風量調節できるものだとより便利です。単に風を回すのが目的なら風量調節はできなくても構いませんが、効率よく空気を循環させるなら必要となります。
座っている位置によって当たる風量が変わるため、適宜調整できると便利でしょう。
より運転席・助手席・後部座席まで満遍なく熱気・冷気を行き渡らせたいなら、風量調節機能は必須かもしれません。
原則、車の空調は前方にしかなく後方にはないため、搭乗者全員の快適度をアップさせるなら風量調節できるサーキュレーターをお選びください。
なお、他の記事では車中泊は布団と寝袋どちらが快適なのか、ベッドを自作する方法について解説しているため、あわせてご参照ください。
→車中泊は布団と寝袋どちらが快適?季節ごとの使い分けとメリット・デメリットを解説
→車中泊ベッドを自作する方法!必要な材料や工具、自作の手順を徹底解説
涼しく過ごすポイント
車中泊は、工夫次第で涼しく過ごすことが可能です。冬は暖房で全体的に暖められますが、夏は冷房をフル稼働しても快適にならない場合があるため、コツを抑えておきましょう。
ここでは、涼しく過ごすポイントについて詳しく解説します。
空調で車内の温度・湿度を下げておく
まずは、空調で車内の温度・湿度を下げておくことが重要です。
車中泊の場合、エンジンをかけたままエアコンを使用するのはマナー違反で、他のドライバーの迷惑にならないよう就寝時はエンジンを切るのがマナーとされます。
そのため、あらかじめ空調で車内の温度・湿度を一定まで下げておくのが良いでしょう。
一定の水準まで下げておけば、就寝時は涼しい空気のなかで眠れます。目安としては26℃以下になるよう、事前に冷やしておくのが望ましいです。
水を凍らせたペットボトルを置く
持ち物に余裕がある場合は、水を凍らせたペットボトルを置きましょう。
水を凍らせたペットボトルを置くことで冷気が発生します。熱帯夜だとすぐに溶けて冷気が出なくなりますが、車のように限られたスペースを冷やすのには効果的です。
荷物に余裕がある場合はクーラーボックスを持参し、保冷剤を活用するのも良いかもしれません。保冷剤があれば、人体や設備から出る熱気と相殺して涼しくしてくれるでしょう。
定期的に水分補給しておく
設備以外の暑さ予防としては、定期的に水分補給しておくのが良いでしょう。
水分補給すれば、体内から涼しくできます。こまめに水分補給しておけば熱中症対策にもなるため、気づいた段階で意識的に水分補給するのが望ましいです。
コンビニやスーパーで購入するのはもちろん、よく冷えた自動販売機の飲み物を購入するなど、より体内を冷やせる飲み物があると安心ではないでしょうか。
車中泊の場合はキュウリやスイカなど、体内をより効率的に冷やせる食べ物を取り入れるのもありかもしれません。
なお、他の記事では車中泊を買いt系にする具体的なアイデア10選、便利グッズ30選を紹介しているため、あわせてご覧ください。
→車中泊を快適にする具体的なアイデア10選!あると便利なものも紹介
→車内・車中泊の便利グッズ30選!アイテムの選び方も併せて解説
車中泊で扇風機を使用するならポータブル電源
車中泊で扇風機を使用するなら、ポータブル電源があると便利です。
扇風機によってはコードレスで充電式のものがあり、あらかじめ自宅で充電しておくことが可能なのですが、1回の充電では使用できる回数・時間に限りがあります。
場合によってはすぐに充電が切れ、使用できなくなる可能性があるでしょう。
反面、ポータブル電源があれば充電を気にせず使用可能です。もちろん、他の電子機器・電化製品も難なく使用できるため、より車中泊を快適に過ごせます。
なお、EcoFlowでは高性能ポータブル電源、EcoFlow DELTA 3 Plusを販売しています。
EcoFlow DELTA 3 Plusは業界最速級の高速充電に対応したポータブル電源で、約56分の充電で100%の充電が可能です。
高出力かつ大容量で家電の約99%に対応できるため、社内で使用するサーキュレーターはもちろん、スマホ・タブレット・パソコンの電力供給源にも便利でしょう。
ドライヤーなど比較的電力を消費する家電も使用できるため、より車中泊を快適に過ごしたい場合は購入をご検討ください。
当社では他にも持ち運びできるポータブルエアコン、EcoFlow WAVE 2もご用意しているため、より車中泊を快適にしたい場合は一度お問い合わせください。
EcoFlow WAVE 2は暖かさ・涼しさの両方に対応しており、パワフルな冷暖房機能を搭載しています。車内環境を快適にするのに十分な性能を備えているため、1台準備しておくだけで便利です。
興味のある人は、ぜひポータブル電源と一緒にご検討ください。
まとめ
車中泊に扇風機は必要なのか、サーキュレーターの選び方、涼しく過ごすポイントを解説しました。
車中泊をより快適にするなら、扇風機はあった方が便利です。車内の空調は熱気・冷気どちらも出せますが、空気を循環させる機能はないため、より快適に過ごすならサーキュレーターが役立ちます。
ただし、サーキュレーターによって機能が変わるため、できればコードレスかつ充電式のもので首振り機能・タイマー機能・リモコン機能・風量切替機能のあるものを選びましょう。
他にも車内をより快適にする方法を実践することで、より快適に過ごせるのではないでしょうか。
なお、より中型〜大型の扇風機を動かすならポータブル電源があると便利です。例えば、EcoFlowのEcoFlow DELTA 3 Plusなど、高出力・大容量のポータブル電源があればサーキュレーターを難なく動かせます。
小型のものでも十分ですが、車内の空気を回すためにはある程度のサイズが必要となるため、一緒にポータブル電源をお持ちください。
製品によっては事前の充電によって数日分〜10日分の電力を貯められるため、大規模災害によって発生する停電の備えにもなります。
日本はいつ大震災が発生してもおかしくない状況にあるため、緊急時の非常用電源として置いておくのも良いです。
詳しくは当社の公式ホームページをご覧ください。