車中泊をする場合、結露に注意が必要です。
結露は車内外の気温差によって発生するため、複数人が乗車していると知らず知らずのうちに結露ができ、カビやダニが発生する原因となるでしょう。
だからこそ、結露に対しては予防対策を怠れません。
この記事では、車中泊で結露ができるのはなぜか、結露対策、結露予防、除湿グッズをわかりやすく解説します。
車中泊の結露について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
車中泊で結露ができるのはなぜ?
車中泊では車内外の気温差により結露が発生しやすくなるため、まずはどのようなメカニズムで発生するのかを知っておくことが重要です。
ここでは、車中泊で結露ができるのはなぜかについて詳しく解説します。
原因は車内外の気温差
車中泊の結露の主な原因は、車内外の気温差にあります。
- 雨に濡れたまま乗り込む
- 車に複数人が乗車している
- 内気循環モードになっている
- 窓が汚れている
以上のように雨に濡れたまま乗り込んだり、車に複数人が乗車していたり、内気循環モードになっていたり、窓が汚れていたりすると結露が発生しやすくなるため、注意が必要です。
雨の日に濡れたまま乗り込むと車内に湿気が充満して結露が発生しやすくなるのに加えて、車に複数人が乗車していても結露が発生しやすくなります。
他にも、内気循環モードになっていると湿気が逃げ場を失って結露が発生しやすくなる他、窓が汚れていると塵や埃が水分を吸収して結露が発生しやすくなるとされています。
梅雨や豪雪の時期はより結露が発生しやすいため、予防対策が必須といえるでしょう。
もし梅雨や豪雪の時期に車中泊する場合は、除湿グッズを持参すべきです。
正体は空気中の水蒸気
車中泊の結露の正体は、空気中の水蒸気にあります。
車内の暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れることで、空気に蓄積できる水分量が失われ、次第に水蒸気が水滴へと変化して結露を引き起こすわけです。
具体的に結露が発生するメカニズムは、以下の通りです。
- 外気によって窓ガラスが冷やされる
- 車内の暖かい空気が窓ガラスに触れる
- 空気に蓄積できる水分量が失われる
- 蓄積できなくなった水分が水滴となる
結露は寒暖差があるとより発生しやすくなるため、車中泊ではより注意が必要となります。
もし車中泊する場合は、予防対策を徹底するのが良いでしょう。
なお、部屋の結露を防止する方法については他の記事で解説しているため、車中泊に応用してみてはいかがでしょうか。
→窓の防寒&結露対策!100均グッズでもできる寒さ対策をまとめて紹介
車中泊の結露対策
車中泊する場合は、結露対策について知っておくと安心です。ここでは、車中泊の結露対策について詳しく解説します。
エアコンをつける
車中泊の結露対策として試したいのが、エアコンをつけることです。
エアコンをつけることで車のなかにこもった湿気を排出でき、結果的に除湿できます。
車のエアコンをつけるだけで一定の除湿機能が得られるため、窓ガラスが曇っている場合はエアコンで湿気を取り除いてみるのが良いでしょう。
換気を行う
換気を行うことで湿気を逃がすのも、車中泊の結露対策として良いでしょう。
換気扇を回したり、窓を開閉したりすると車のなかに溜まっている湿気が逃げ、自然と結露の防止につながります。なお、換気は空気清浄機や送風機で行っても良いです。
車のなかの湿気を逃がすことが結露防止につながるため、きちんと換気を行ってください。
こまめに拭き取る
こまめに拭き取ることで湿気を防ぐのも、車中泊の結露対策となるでしょう。
窓ガラスに付着した水滴をタオルなどでこまめに拭き取ることで湿気が溜まるのが防がれ、結露の防止につながります。なお、除湿剤を置くとさらに良いです。
車のなかの湿気を防ぐことが結露防止につながるため、しっかりと拭き取りましょう。
除湿機を備え付ける
車中泊の結露対策として効果的なのが、除湿機を備え付ける方法です。
除湿機を備え付けることで車のなかの湿気をある程度まで抑えられるため、どうしても結露を抑止したいのであれば、中型〜大型の除湿機をご持参ください。
最近では軽量かつ小型の除湿機もあるため、必要に応じて持参すると結露を抑えられます。
断熱材を取り付ける
車中泊の結露対策として有効なのが、断熱材を取り付ける方法です。
断熱材を取り付けることで車内外の気温差を軽減できるため、本格的に結露を軽減するのであれば、分厚めの断熱材を設置しましょう。
最近ではグラスウールやロックウールをはじめセルロースファイバーなどの他、スタイロフォームやポリエチレンフォームなどの断熱材が販売されています。
あるもので済ませたい場合は、窓にダンボールを敷き詰めたり、ペットボトルを貼り付けたりするのも良いでしょう。
DIYの素材を工夫する
例外として、DIYの素材を工夫することで湿気を防ぐという方法もあります。椅子やテーブルを自作する場合、桐や檜を使用することで素材が湿気を吸収し、結露の防止が可能です。
桐や檜などの素材には調湿機能があるとされているため、特にこだわりがない場合は湿気を吸収してくれる木材を使用してみてはいかがでしょうか。
数ある木材のなかでも桐や檜は吸湿性に優れているからこそ、車のなかに設置する棚やベッドに取り入れてみるのも良いでしょう。
窓を開閉する
単純に、窓を開閉することで一定の湿気を逃がせます。
湿気は密閉された空間に溜まりやすいため、車中泊をする場合は一定時間ごとに窓を開けたり閉めたりするのが良いです。
車のように窓とゴムパッキンが密着していると、開閉した際に水滴が落ち、結露になるのを防げます。
窓の開閉は換気にもなるため、頃合いを見てやっておくと安心です。
車中泊の結露予防
車中泊する場合は、結露予防についても知っておくと安心です。ここでは、車中泊の結露予防について詳しく解説します。
お湯の使用や調理は控える
車中泊はカップラーメンを作ったり料理を作ったりするのにお湯が必要となる場面がいくつかありますが、車のなかでのお湯の使用や調理は結露の原因となるため、お控えください。
お湯は結露を引き起こす初歩的な原因となるため、どうしてもお湯が必要な場合は車の外で使用するようにしましょう。
壁や天井にも断熱材を貼り付ける
車中泊をする場合、壁や天井にも断熱材を貼り付けるのが結露予防になるでしょう。
結露は窓ガラスだけでなく壁や天井にも発生することがあるため、グラスウールやロックウールなどを貼り付けてみてはいかがでしょうか。
他にもセルロースファイバー、スタイロフォーム、ポリエチレンフォームなどの断熱材を貼り付けるだけで結露を防げます。
ダンボールやペットボトルでも代用できるため、コンビニやスーパーでもらってきたり使用済みのものを取っておいたりするのも良いです。
サーキュレーターで空気を循環させる
サーキュレーターで空気を循環させると、水蒸気の発生を予防できます。
車中泊であればコンパクトなサイズのサーキュレーターでも十分に空気を循環させられるため、運転席や助手席に置いておくのが良いです。
サーキュレーターは体温調整もできるため、快適に過ごしたい人にも良いでしょう。
定期的に空気を入れ替える
車中泊をする際は、定期的に空気を入れ替えることを意識してください。
車中泊では体から発せられる熱や口から出る息によって車内外の気温差が発生しやすくなるため、ドアを開閉して温度変化を解消するのが良いでしょう。
湿気を帯びた空気が車のなかに残っているとより結露が発生しやすくなるため、外の乾いた空気を取り入れましょう。
定期的に掃除して清潔に保つ
車中泊をする際は、定期的に掃除して清潔に保つようにしましょう。
車中泊では動くことで舞った塵や埃が窓に付着して結露が発生しやすくなるため、窓を掃除して湿度が溜まらないようにするのが良いでしょう。
塵や埃があると湿気を溜め込み、結露の原因となります。カビやダニの原因になることもあるため、徹底して掃除するのが良いです。
洗車で車の外を綺麗にすると同時に、車のなかも綺麗にしておいてください。
車中泊の除湿グッズ
車中泊をする場合、除湿グッズがあると安心です。車中泊の除湿グッズとしては、以下のようなものがあります。
- 空気清浄機
- 結露吸収シート
- 結露取りワイパー
- 除湿剤
空気清浄機はすでにある空気を取り込んで、綺麗な空気を供給してくれる機械です。除湿機は湿気を取り除くだけですが、空気清浄機はより新鮮な空気を出してくれます。
結露は車内外の気温差はもちろん、塵や埃など空気中の不純物によっても発生しやすくなるため、空気清浄機はマストといえるでしょう。
加えて、家電量販店やホームセンターに行くと結露吸収シートや結露取りワイパーなども販売されているため、車内に備蓄しておくのがベストです。
他には、除湿剤などがあると湿気を吸い取ってくれます。
EcoFlowのポータブル電源でできること
車中泊する場合は、EcoFlowのポータブル電源があると快適です。ここでは、EcoFlowのポータブル電源でできることについて詳しく解説します。
除湿機やサーキュレーターなどの電気製品を動かせる
EcoFlowのポータブル電源では、除湿機やサーキュレーターなどの電気製品をスムーズに動かせます。充電式・給電式の両方に対応できるため、1台あるだけで安心です。
EcoFlowが販売しているEcoFlow DELTA 3 Plusは、高出力かつ大容量で家電の約99%に対応できるため、車に1台備えておくだけでも良いでしょう。
空気清浄機などより電力が求められる電気製品も動かせるパワフルな設計となっているからこそ、幅広い状況に対応できます。
スマホ・タブレット・パソコンを充電できる
EcoFlowのポータブル電源では、スマホ・タブレット・パソコンを充電できます。
EcoFlow DELTA 3 Plusは各デバイスに対応した急速充電モデルとなっており、本体自体がAC充電で約56分で充電可能です。
身支度をしている間に充電が満タンになるため、車中泊にデバイスを持っていく際にはポータブル電源も一緒に持参すると良いでしょう。
EcoFlowでは、中型〜大型の製品はもちろん、軽量かつ小型の製品まで豊富にラインナップしているため、スペースに合わせてお選びいただけます。
電源のないところでも電力を確保できる
EcoFlowのポータブル電源は、電源のないところでも電力を確保できます。
一部のオートキャンプ場や道の駅になら電源はあるものの、すべての施設に電源があるわけではありません。むしろ、電源の取れない場所がほとんどでしょう。
一方、ポータブル電源があればいつでもどこでも電源を確保可能です。
もちろん、車中泊だけでなくキャンプにも使用できるため、アウトドアが趣味の人は1台持っておいて損はありません。
日本では今後30年以内に南海トラフ地震が発生すると予測されているため、防災グッズとして備えておくのも良いです。
もしまだポータブル電源をお持ちでない人は、当社の製品をご検討ください。
まとめ
車中泊で結露ができるのはなぜか、結露対策、結露予防、除湿グッズを解説しました。
車中泊で結露ができる原因は、車内外の気温差で発生する水蒸気にあります。
仮に車外が寒く、車内が暖かいと気温差によって水蒸気が発生し、窓に水滴が付着するのですが、これこそが結露の正体です。
結露は放置すると窓やゴムパッキンの劣化につながる他、カビやダニの発生にもつながるため、予防対策を徹底しましょう。
なお、より車中泊を快適に過ごすためには、ポータブル電源があると便利です。
EcoFlowでは、EcoFlow DELTA 3 Plusなど高性能なポータブル電源をラインナップしているため、まだお持ちでない人は一度当社にお問い合わせください。
次世代ポータブル電源、EcoFlow DELTA 3 Plusの情報に関しては、公式ホームページをご覧ください。