Image 1

キャンプギアとは

キャンプをするのであれば、キャンプギアにこだわるのもひとつの楽しみです。ソロキャンパーや車中泊をする人も増加傾向にあり、キャンプギアもより進化を遂げています。初心者が使いやすいものからベテラン向けのものまで種類も幅広いです。ただ、キャンプを楽しむことにこだわる場合は、自分のキャンプスタイルに合ったものを選ぶほうがよいでしょう。今回はおすすめのキャンプギアをご紹介します。

キャンプに使用する道具「キャンプギア」

キャンパーの会話を聞いているときに、「キャンプギア」という言葉が出てくることもあるのではないでしょうか。英語では「Camping Gear」といいます。Gearとは道具という意味があり、簡単にいえば、キャンプギアとはキャンプをする際に使用する道具全般のことです。たとえば、テントや寝袋、テーブルやチェアなどが挙げられます。また、キャンプで作って食べるキャンプ飯も人気がありますが、そのために使用する調理器具もキャンプギアのひとつです。キャンプギアではなく、シンプルに「キャンプ道具」という言葉を使う人もいます。

 

キャンプをはじめた頃はまだわからないことも多いです。そのため、まずは基本的な道具をそろえておき、慣れてきたらお気に入りのキャンプギアを見つけてこだわっていくのもよいでしょう。キャンプギアは進化し続けており、軽量で簡単に使用できるもの、丈夫で長く使用できるものなどより便利なものが増えています。自宅と変わらないほどにくつろげる空間を目指して、さまざまなキャンプギアを活用するキャンパーも少なくありません。なかには、新しいものではなく、アンティークのキャンプギアを手に入れて楽しむ人もいます。

基本のキャンプギア「寝具」

キャンプをするうえで、こだわっておくほうがよいといえるキャンプギアが寝具です。キャンプ中は非日常感を味わえる時間とはいえ、身体を動かす時間が多い分、肉体的には疲れてしまいます。翌日もキャンプを楽しむためには、しっかり睡眠がとれる寝具を選ぶことが重要です。

 

#シュラフ

シュラフはいわゆる寝袋のことで、主なものはマミー型と封筒型の2種類です。マミーとは「Mummy(ミイラ)」を指し、形がミイラのお棺に似ていることからそう呼ばれています。マミー型は頭まで入る寝袋で身体に密着しやすく、保温性が高いのが特徴です。しかも、コンパクトにたためて軽量であり、気温がマイナスになる日にも対応しているものがあります。ただ、身体に密着する分、寝返りしにくいです。

 

一方、封筒型は長方形の封筒のような形をしており、身体に密着しないので寝返りなど身動きしやすいのが特徴となっています。ファスナー部分で複数枚のシュラフを連結させられるタイプもあるので、より余裕のある布団のような感覚で眠ることが可能です。保温性ではマミー型に劣るため、どちらのタイプがよいのかは自分の好みやキャンプ場の環境などを考慮して選択しましょう。

 

#マット

テントで何も敷かずに座ると、地面の状態次第では小石などでゴツゴツしていたり、雨や湿気などで濡れていたりと快適とはいえません。濡れていなかったとしても、地面からは冷気が伝わりやすいです。眠るときにはシュラフの下に敷いておけば、快適に眠れます。マットの種類はさまざまで、主なものは軽量でお手頃価格のアルミマット、軽量で丈夫なウレタンロールマット、クッション性があるエアーマットなどです。

 

#コット

コットとは、キャンプで使用する簡易的なベッドを指します。床から40cm前後の高さになるのがハイコット、20cm前後の高さになるのがローコットです。軽量なものでは2~3kg程度ですが、一般的には6kg前後の重さがあります。ハイコットは高さがあるので眠るとき以外はテーブルのように使用することも可能です。必要なときに簡単に組み立てられ、不要なときは折り畳んで片付けておけます。

 

#枕

コットで眠る場合は、枕もあったほうがよいでしょう。テント内とはいえ、キャンプはアウトドアなので自宅で使用しているものを持っていくと汚れる可能性がないとはいえません。できれば、キャンプ用枕を用意するのがおすすめです。コンパクトに持ち運べるエアータイプは、必要なときに自分で空気を入れて枕として使用できます。バルブをまわせば自動で空気が入ってふくらむインフレーダブルタイプは、自分で空気を入れる手間がかかりません。一般的に自宅で使用されている枕と似ているものがよいのであれば、スポンジタイプがあります。低反発素材、ウレタンスポンジなどが使用されているので寝心地が良いのが魅力です。キャンプ用枕をわざわざ用意するのが手間だという場合は、タオルなどを自分に合った高さに調整して重ねれば枕代わりにできます。

キャンプ飯を作るための「調理器具」

キャンプが短期間であればインスタント食品を持っていけば手間も省けますが、せっかく非日常の時間を楽しむのであれば、自炊したいものです。キャンプ飯は料理本もありますが、さまざまなキャンパーがオリジナルレシピを紹介しているので参考にできます。キャンプ飯を作る際に必要なキャンプギアが調理器具です。何を作りたいのかによって用意しなければならない道具も異なりますが、こちらでは基本的なものを紹介します。

 

#包丁とまな板

自宅でキャンプに使用する料理の材料をあらかじめカットして持っていけば、手間も省けて時短できます。ただ、持ち運ぶ荷物を少なくするためや現地で食材を用意したいときなどは、包丁とまな板があったほうが便利です。また板は、折り畳めるものや片付けやすいプラスチック製などもあります。自然のなかにいるという雰囲気や包丁にやさしいまな板がよいという場合は、木製で持ち手がついているタイプもおすすめです。

 

#クッカー

ごはんを炊いたり、加熱調理をしたりする際に必要なのがクッカーです。主なクッカーは軽量でお手軽価格のアルミ製、保温性が高いステンレス製、半永久的に使用できるといわれているほど耐久性のあるチタン製の3つとなっています。フライパンや鍋のほか、炊飯時などに利用できるお弁当箱のような形をした万能クッカー「メスティン」があると便利です。

 

#カトラリーセット

食事する際に必要な箸やスプーン、フォークなどがセットになっているものを1つ持っていると便利です。カトラリーの素材は、軽量で持ち運びやすい樹脂製、錆びにくさが魅力のステンレス製、耐久性の高いチタン製などが挙げられます。

 

#ガスバーナーや焚き火台

キャンプでは熱源が必要になる場面が多いですが、そのようなときにあると便利なのがガスバーナーや焚き火台です。ガスバーナーは小型なものも多く、持ち運びも調理時も使いやすいのが魅力といえます。火力調整も簡単なので、初心者にもやさしい道具です。焚き火台は地面で直に焚き火をしないので、直火禁止のキャンプ場でも使用できます。キャンプらしさもあり、焚き火としても調理用の熱源としても使用できる点が良いところです。

 

#ガストーチ

焚き火で火をおこすとき、炙り料理を作るときなど使い勝手がよいのがガストーチです。ガスボンベと組み合わせて使用するタイプ、ライター用のガスを充填して使用するタイプなどがあります。できれば手にとって使いやすさを確認しておくのがおすすめです。また、火力調整できるもののほうがさまざまな場面で使用できます。

 

#ウォータージャグ

キャンプ場で設営地の付近に水場があれば別ですが、決まった場所でしか水を確保できない場合、毎回足を運ぶのは手間がかかります。そのような場合に備えて、折り畳みのウォータージャグがあると便利です。ウォータージャグは水などを溜めておける大きめの容器を指します。容量はさまざまあるので、人数分プラスαで考えて選ぶとよいでしょう。手洗い時やカップをゆすぎたいときなどにあると便利です。

 

#シェラカップ

コップとしてもスープボウルとしても使用できる、ステンレス製やチタン製のカップです。調理するものによっては、小さなフライパンとしても使用できます。紙コップも便利ですが、風が強い日には落下したり、飛んでいったりすることも珍しくありません。また、使い捨てなのでゴミになってしまいます。シェラカップは洗えば何度でも使用できますし、風があっても紙コップほど簡単に飛ばないのがよいところです。しかも、ステンレス製は熱伝導率が高く、保温性があります。チタン製は調理に使用しても焦げにくいです。

 

#ケトル

お湯を沸かしたいときにあると便利なキャンプギアがケトルです。お気に入りのホットドリンクやスープを飲むときなどにケトルがあれば、まとめてお湯を沸かせます。ケトルの形は素早くお湯が沸かせるやかんタイプ、1度で大量にお湯が沸かせる縦長タイプ、調理にも使用できる鍋タイプなどがあります。

電源確保に持っておきたい「ポータブル電源」

キャンプ中も携帯電話やパソコン、簡易冷蔵庫などを使用したいときもあるのではないでしょうか。ただ、使用できる電力は限られていますし、仮に電源があったとしても固定されている、同時に利用できる数が限られているなど不便な点もあるかもしれません。そういった問題を解決できるのがポータブル電源です。ポータブル電源は手軽に持ち運べるうえ、同時接続できるデバイスの種類や数が複数あるのが魅力となっています。高度なバッテリー管理システム(BMS)を搭載していることから、バッテリーの寿命を最大化しているEcoFlowのポータブル電源は、キャンプ時にも活用できます。特におすすめなのが「RIVER 2 Pro」「DELTA 2」「DELTA 2 Max」です。

 

#わずか70分でフル充電可能「RIVER 2 Pro」

「RIVER 2 Pro」の容量は768Whで、本体の重量はわずか7.8kgです。USB-A(最大12W)をキャンプ中に利用した場合、携帯電話は約40回以上、作業用などにLEDライト(10W)を使用した場合で約60時間、扇風機や小型冷蔵庫で約15時間使用できます。ACコンセントだけでも4つ、USB-Aポートが3つ、USB-Cポートが1つ、シガーソケットが1つ、DC5521まであるのが便利です。X-Boost機能を利用すれば最大1,000Wまで対応できるようになり、11台のデバイスを同時接続できるようになります。1泊2日程度、少人数(例:家族4人など)で出かけるキャンプであれば、快適に過ごすことが可能です。日中にソーラーパネルなどで充電しておけば、さらに長く滞在できます。

 

#キャンプ中でも電源に余裕のある時間を過ごせる「DELTA 2」

「DELTA 2」は1,024Whという大容量ですが、フル充電までにかかる時間はACコンセントで約80分という高速充電を誇ります。キャンプに出かける当日に充電しはじめても十分間に合わせることが可能です。本体上部のサイドには持ち手があり、重量もわずか12kgなので片手でも持ち運べます。定格出力は1,500Wですが、X-Boost機能を利用すればさらに高出力の最大1,900Wまで対応可能です。キャンプ中にノートパソコンを使用する場合は約16回、スマホは約89回も使用できます。

 

こちらのポータブル電源はACコンセントやUSBポートがそれぞれ6つずつあり、シガーソケット出力ポートが1つ、DC5521出力ポートが2つ利用可能です。大容量でもあるので、1泊2日~2泊3日程度は電源を確保できます。また、コンセントの数も多いので、5~6人ほどでキャンプを楽しみたい場合にもおすすめです。専用のエクストラバッテリーを増設できるので、そちらを利用すればさらに長くキャンプができます。

 

#大人数で楽しむキャンプに「DELTA 2 Max」

「DELTA 2 Max」は、DELTA 2の倍の容量である2,048Whとなっています。ACコンセントで充電した場合、約84分で80%程度まで充電できる急速充電が魅力です。キャンプ中に電気式のバーベキューグリルを使用する場合で約27時間、プロジェクター使用で約17時間など、大容量であるだけに長時間利用できます。また、出力端子はACコンセントとUSBポートがそれぞれ6つずつ、シガーソケットが1つ、DC5521出力ポートが2つです。

 

6~7人など大人数でキャンプしている場合でも、3~5日程度は十分な電源を確保できます。専用エクストラバッテリーを2台接続でき、最大6,144Whまで拡張可能です。複数台接続する場合は車をテント設営地まで近づけられるオートキャンプの際に向いています。滞在期間が1泊2日など短い場合は余裕をもって電源を確保できるため、そういった意味では快適な時間を過ごすことが可能です。

Image 1

コメントを書く

コメントを入力してください
お名前を入力してください