キャンプ場では延長コードが必要!延長コードの選び方や使用時の注意点を解説

キャンプで電源付きサイトを利用したいと考えている方のなかには、「延長コードは本当に必要なのだろうか」と気になっている方もいるでしょう。

キャンプ場によってはコンセントが設置されていても、テントやタープを張る位置までケーブルが届かず、家電の使用をあきらめてしまう場面があります。そこで延長コードを用意すれば、電源の取り回しがスムーズになり、照明や調理家電などを快適に使用できるようになります。

ただし、屋外で使用する場合は防水・防塵性能が求められ、容量にも注意が必要です。本記事では、キャンプ場で延長コードを使う際のポイントや注意点、ポータブル電源を活用するメリットについて解説します。

キャンプ場では延長コードが必要!

キャンプ 延長コード

電源サイトでキャンプをする際、延長コードの有無は快適性に直結します。コンセントは管理棟やサイトの区画端に設置されている場合が多く、テント内やタープ付近にコードを引き込むために十分な長さが必要です。

コードの長さが足りないと、スマートフォンの充電や電気調理器具の利用を断念しなければならず、せっかくの電源付きサイトでも不便を感じてしまいます。

また、延長コードの種類によっては、安全性や取り回しのしやすさに差が生まれます。耐候性のない室内用の製品を使うと、雨や水しぶきでショートする恐れがあり、トラブルにつながりかねません。

その点、アウトドア専用の延長コードを使用すれば、高い防水性と耐久性によって安心して電力を確保できます。快適なアウトドアを実現するためにも、適切な延長コードを前もって準備することが大切です。

延長コードとコードリールの違い

延長コードは、あらかじめ決まった長さを備えた電源ケーブルです。必要な長さ分をそのまま伸ばして使用する仕組みで、絡まりにくい一方、使用後の収納では多少の折りたたみや結束が手間になることがあります。

一方、コードリールは、ケーブル自体をリールに巻き取って収納するタイプです。必要な長さだけ引き出して使える利点があり、複数の差し込み口を備えたものも存在します。

収納性や取り回しの柔軟さは魅力ですが、キャンプで長時間使用する際には、屋外環境での水濡れや湿気の影響を受けやすいことが懸念です。コードリールを使うときは、必ず防水カバーなどの対策を施してから利用するようにしましょう。

キャンプで使用する延長コードの選び方

キャンプ 延長コード

アウトドアで電源を使うときには、屋外対応の延長コードが欠かせません。ここでは、キャンプ用の延長コードを選ぶ際のポイントを紹介します。

  1. 用途や目的に合わせて選ぶ
  2. 屋外用の延長コードを選ぶ
  3. コードの長さが十分なものにする
  4. 防塵・防水機能つきのタイプにする
  5. 目立つ色の延長コードを選ぶ

以下、これらのポイントを詳しく見ていきましょう。

ポイント1.用途や目的に合わせて選ぶ

基本的な選び方として、用途や目的に合わせて選ぶという方法があります。例えば、複数の家電製品の使用が想定される場合は、複数の差し込み口を搭載した高機能な製品が推奨されます。

一方で、利用する家電製品が単体もしくは一部だけの場合、差し込み口が1つや2つの単純な延長コードでも事足りるでしょう。

また、ホットプレートや電気ケトルなど消費電力が高い家電製品を同時に動かすなら、定格容量に余裕がある製品を選ぶ必要があります。事前にキャンプで使う機器をピックアップし、目的に合った製品を選択するようにしましょう。

ポイント2.屋外用の延長コードを選ぶ

キャンプでは雨や朝露など、水濡れリスクが常にあります。そのため、屋外対応の延長コードを選ぶことが欠かせません。

パッケージや製品仕様に「屋外用」と明記されているものは、被覆やコネクタ部が水滴やホコリに強い設計になっている傾向があります。一方、屋内専用のコードは素材や設計が簡易的で、水や汚れが侵入しやすい傾向にあるため注意が必要です。

ポイント3.コードの長さが十分なものにする

キャンプサイトでは、駐車スペースやテントサイトの配置が予想以上に離れているケースがあります。設営場所からコンセントまで距離があったり、タープの下まで配線を引き回したりする場面を考慮し、十分な長さのコードを選びましょう。

コードが短いと配線に無理が生じ、引っ掛かりや断線リスクを高めます。逆に、あまりに長すぎると巻き取りや結束が面倒ですが、キャンプでは多少の余裕をもたせたほうが安心です。

地面を這わせる際に余長が必要なケースもあるため、実際に配置するシミュレーションを行った上で最適な長さを検討しましょう。

ポイント4.防塵・防水機能つきのタイプにする

IP規格で定められた防水・防塵性能を備えた延長コードであれば、水滴がかかる状況でも安心して使用できます。防水性能が不十分だと、差し込み口から水が侵入してショートする恐れがあります。

特に地面にコードを置くときは、水たまりや泥汚れに注意が必要です。延長コードを選ぶ際は、パッケージや公式サイトで防水性能がどの程度かを確認してください。

ポイント5.目立つ色の延長コードを選ぶ

キャンプ場は夜間になると周囲が暗く、足元の視認性が著しく低下します。コードが地面と同系色だと、つまずきや転倒のリスクが高まり、思わぬケガにつながる可能性があるのです。

そこで、蛍光色や明るい色の延長コードを選べば、歩行時に目に留まりやすく事故を防ぎやすくなります。

また、設営や撤収の際にコードがどこにあるかを見つけやすい点もメリットです。安全確保という観点からも、目立つ色の延長コードは検討してみる価値があります。

キャンプで延長コードを使う際の注意点

キャンプ 延長コード

安全に電源を取り扱うには、延長コードの基本的な使い方を理解しておく必要があります。下記のような点を踏まえて延長コードを利用すれば、トラブルを避けながら快適に家電製品を活用できます。

  1. タコ足配線を行わない
  2. 古い延長コードは使わない
  3. コンセント側の防雨機能をチェックする
  4. 定格容量を超えないようにする

以下、これらの注意点を詳しく解説します。

注意点1.タコ足配線を行わない

タコ足配線とは、1つのコンセントに多数のプラグを接続する状態を指します。キャンプで家電製品を多用すると、限られた差し込み口に無理やり複数の機器をつないでしまうケースが出てきます。

しかし、これは非常に危険です。過電流が発生すれば、コードが過熱して被覆が溶けたり、火災が起こったりする可能性があります。

仮に延長コードに差し込み口が複数ついていても、定格容量を必ず守るようにしましょう。家電製品の同時使用を減らす工夫や、余裕を持った容量設定を意識することが大切です。

注意点2.古い延長コードは使わない

コードは経年劣化によって絶縁性能が低下し、外観に問題がなく見えても内部が損傷している場合があります。そういった古いコードを使うと、雨や湿気の多い環境で漏電リスクが増大するのです。

特にアウトドアは温度変化や砂埃の影響を受けやすいため、コードに負荷がかかりやすい状況と言えます。定期的に外皮の割れやコネクタ部分のゆるみをチェックし、怪しい点があれば買い替えを検討してください。

注意点3.コンセント側の防雨機能をチェックする

コンセント付近の防水性が不十分の場合、水が差し込み口を伝って感電事故を招く恐れがあります。使用前には、必ずコンセント周辺の状態をチェックしてください。

例えば、カバーが割れていないか、水気はないかなどを確認し、必要に応じて別売りの防雨キャップやビニール袋で保護するのも1つの方法です。大雨が予想されるときは、より厳重な対策を施して事故を防ぎましょう。

注意点4.定格容量を超えないようにする

延長コードには定格容量があり、使用機器の合計消費電力がこれを超えると非常に危険です。熱がこもりやすくなるため、被覆の溶解や最悪の場合は火災につながる可能性があります。

特に電気ケトルやドライヤー、ホットプレートなどの高出力製品を同時に使う際は注意が必要です。定格容量を把握して、1つの延長コードに集中して負荷をかけないようにしましょう。

大容量のポータブル電源があれば延長コードは不要!

延長コードを使って電源サイトのコンセントを活用する方法は便利です。しかし、サイトの場所によっては、コンセントが見当たらない場合もあります。

そのようなときに活躍するのが、大容量のポータブル電源です。ポータブル電源には以下のような魅力があります。

  1. 備え付けの電源がなくても大丈夫
  2. 好きな場所でいつでも家電を使用できる
  3. ほかのアウトドア活動でも活躍する
  4. 非常用電源としても機能する

以下、各魅力の詳細について見ていきましょう。

魅力1.備え付けの電源がなくても大丈夫

ポータブル電源を用意しておけば、電源サイトが混雑している日でも自分だけの電力を手元に置けるため、場所取りに悩む必要がありません。

キャンプ場によっては、人気のある電源付きサイトが早期に予約で埋まってしまうケースもありますが、大容量の電源があればサイト選びの自由度が格段に高まります。

さらに電源が確保されていない場所でも、照明や調理家電を自由に使用できる点がメリットです。風景の美しいフリーサイトや、静かな林間サイトを選んで、家族や仲間とゆったりとした時間を過ごすことができます。

魅力2.好きな場所でいつでも家電を使用できる

テントのなかに照明を持ち込んで読書を楽しんだり、移動しながら扇風機や電気ポットを動かしたりと、持ち運べる電源は大きな利便性をもたらします。ケーブルの長さを気にする必要もないため、設営の段階で悩むことが減るのです。

また、夜に寒さを感じる季節には、小型の電気毛布や電気式ヒーターを使うキャンパーも増えています。ポータブル電源があれば、延長コードが届く範囲内だけでなく、テント内やタープ下など、好みの場所で暖をとりやすくなります。

魅力3.ほかのアウトドア活動でも活躍する

釣りやピクニック、車中泊など、電源が確保しづらい場面でもポータブル電源は力を発揮します。例えば、車中泊では車のシガーソケットだけでは不足しがちな電力を補い、暖房器具や照明を複数台同時に使用できます。

また、バーベキューやデイキャンプを行う場所でも、車から離れたテーブルに電気調理器を置いて好きな料理を楽しむことが可能です。

持ち運びしやすいハンドル付きのモデルも多いため、屋外活動のスタイルに合わせて選択すれば、アウトドアライフの充実度を一段と高められます。

魅力4.非常用電源としても機能する

ポータブル電源は、キャンプだけでなく災害時の備えとしても非常に頼りになります。停電が発生しても、スマートフォンやラジオなどの通信・情報手段を確保しやすくなるためです。

普段から充電を満タンに保つように意識すれば、いざというときに慌てなくて済みます。アウトドアと防災を両立できる点は、ポータブル電源の大きな利点と言えるでしょう。

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キャンプで使用するならEcoFlow製品がおすすめ

delta 3 plus

アウトドアシーンで電源を安定的に使いたいなら、EcoFlowが販売するポータブル電源の導入をぜひご検討ください。

なかでも「EcoFlow DELTA 3 Plus」は、キャンプや車中泊、緊急時の電源確保に適した大容量モデルです。大容量バッテリーを搭載しながらも、設計がコンパクトで持ち運びがしやすく、限られたキャンプスペースでも邪魔になりにくい形状を実現しています。

また、EcoFlowのX-Stream充電テクノロジーにより、AC電源に接続してから最短56分で満充電が完了します。ソーラーパネルを併用すれば、晴れの日はもちろん、曇り空でもある程度の充電が見込める点もポイントです。

電源サイトに頼らずとも充電ができるため、フリーサイトでの連泊や、移動の多い車中泊にもしっかり対応してくれるでしょう。より充実したアウトドアを実現したい方は、ぜひ「EcoFlow DELTA 3 Plus」の導入を検討してみてください。

EcoFlow DELTA 3 Plus
DELTA 3 Plusは、1024Whの大容量に加えて、EcoFlowのX-Stream充電テクノロジーと1,500WのAC入力を使用すると、40分で80%、56分で100%充電できます。業界トップクラスのポータブル電源で、あらゆるシーンで最速の充電速度を実現させます。

まとめ

本記事では、キャンプ場で延長コードを活用するポイントや注意点、ポータブル電源の利便性について解説しました。

電源付きサイトを利用する場合でも、屋外で安全にコードを使うためには、防水性や定格容量などをしっかり確認する必要があります。屋外専用の延長コードを準備し、タコ足配線をしないなどの基本的な注意点を押さえましょう。

また、大容量のポータブル電源を導入すれば、電源サイトを確保できなかったり、コンセントが遠い場所で設営したりする場合でも困りません。自由度の高いキャンプを楽しめるほか、緊急時の非常用電源としても活躍します。

特に「EcoFlow DELTA 3 Plus」は急速充電や高出力を備え、長寿命かつ静音性にも優れています。キャンプをさらに快適にしたい方は、ぜひ延長コードやポータブル電源の導入を検討してみてください。

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