「キャンピングカーを購入したいけれど、どのように選べばいいのかわからない」という悩みを抱える方は少なくありません。
キャンピングカーは大きく分けて、フルコン、バスコン、キャブコン、バンコン、軽キャンパー、キャンピングトレーラーの6つの種類があり、それぞれ異なる特徴と用途を持っています。
各種類によって居住性、運転のしやすさ、維持費、装備内容が大きく異なるため、自分のライフスタイルに合った適切な選択が重要です。しかし、種類が豊富で選択肢が多いため、初心者には判断が難しいという課題もあります。
本記事では、キャンピングカーの選び方やおすすめの車種、車中泊での電力確保について解説します。
キャンピングカーの種類

キャンピングカーの種類でよく使われる「コン」と言う言葉があります。キャブコンやバンコンなどです。
実はこの「コン」は、「Conversion(コンバージョン=改造)」を意味します。
先頭に付く言葉が自動車の種類で、その自動車を改造したキャンピングカーが「○○コン」という呼ばれ方をするのです。
フルコン
「フルコン」とは、「フルコンバージョン」つまり全面的に改造したキャンピングカー、つまり最初からすべてをキャンピングカーとして作ったキャンピングカー専用車両のことです。
日本国内ではあまり盛んではありませんが、欧米では最初からキャンピングカーとして作られた大型のキャンピングカーが多数あります。
【フルコンのメリットとデメリット】
最初からキャンピングカー専用に設計され制作されていますので、どこにも妥協がなく車内生活も快適そのものです。まさに動く別荘という表現がぴったりです。
価格も高額ですが、豪華な内装や至れり尽くせりの装備は非の打ちどころがありません。
しかし反面、大柄で日本の道路事情での使用はかなり神経をつかうかもしれません。
そもそも自宅や自宅周辺に駐車場を確保することも難しいかもしれません。
バスコン
「バスコン」は読んだままの意味で「バス・コンバージョン」です。
バスやマイクロバスの車内を改造した大型キャンピングカーで、就寝設備やキッチン、ダイネット(ソファー&テーブル)を装備していますが、バスの大きさを活かしてそれぞれが独立した部屋になっているものもあります。
当然車内は立って歩けますし、スペースに余裕があり、大人数での利用も充分可能です。
【バスコンのメリットとデメリット】
大きさを活かした車内は広々としていて、自由なレイアウトを採用することができますし、シャワーやトイレなども設置して「動くホテル」のような使い方が可能です。
反面、大きさに関するネガ要素はフルコンどころではありません。
もちろん、観光バスが入れる場所ならバスコンも入れますが運転はそれなりの技術が必要ですし、免許も普通免許では運転できないケースもあります。
キャブコン
「キャブコン」の名前が一番わかりにくい種類かもしれませんが、「キャブオーバートラック・コンバージョン」です。
キャブオーバートラックとは、運転席がエンジンの上にあるような形のトラックで、具体的にはワンボックスの前面のようなボンネットがない形のトラックを指します。
キャブコンとは、ボンネットがない分、運転席部分以外をすべて荷台に使えるため多くの荷物を積むことができるトラックをベースに、荷台に「シェル」と呼ばれる「部屋」を積んでいるキャンピングカーです。
ベース車両は2~4トントラックの他、小型~軽トラックにシェルを仮装したより小さいキャブコンも存在します。
ただし車検上では、ワンボックスは運転席と荷室が繋がっている「バン」、キャブオーバートラックは完全に分離された状態を指しますが、キャブコン化された場合には、仕切りを取り去って運転席とシェルの居住空間が繋がっているケースがほとんどです。
キャブコンは、いかにもキャンピングカーらしい外観を持っており、キャンピングカーと聞いて多くの人が想像するのは、運転席の後ろに大きな部屋があって運転席の上に大きなせり出し(バンク)を持ったキャブコンでしょう。
【キャブコンのメリットとデメリット】
キャブコンのメリットは、シェル架装された部分を居住スペースとして専用設計できる点です。
バスコンやフルコンには及びませんが、ファミリーユースでは充分な広さと余裕を持っているため、車内で立って移動できるのはもちろん、寝室と居間を分けたレイアウトにしたり、電子レンジや冷蔵庫、シャワー、シンクなどキッチンや、電源設備を充実させ長期間のキャンプを可能にできます。
反面、大柄で重いため普段使いには向きません。街中の施設の立体駐車場へは入れませんし、平置きの駐車場であってもゲートを通過できないために入れない場面もあります。さらに、家族の送迎などで駅前ロータリーに乗り入れるのは多少の勇気が必要かもしれません。
また、一目でキャンピングカーであるとわかるため、乗って行く先によっては違和感や制限があるかもしれません。
駐車保管場所の確保も大変ですし、燃費も決して良くはないので、すべての自家用車の用途をキャブコン1台で賄うことは難しそうです(やってできないことはないかもしれませんが)。
バンコン
「バンコン」は、「バン・コンバージョン」で、いわゆるワンボックスタイプの商用バンをベースに、荷室に居住スペースを設けた小型キャンピングカーです。
現在最も人気のあるベース車両はトヨタ・ハイエースでバンコン型キャンパーの多くがハイエースをベースにしています。
ただバンコンは、バンをベースにしていればバンコンなので、ベース車はハイエースやキャラバンばかりでなく、タウンエースやNV200等の小型バン、軽自動車のバンなどを使っている場合も少なくありません。
【バンコンのメリットとデメリット】
バンコンの最大の特徴は見た目でキャンピングカーであることが分からないことです。
カラーリングやカッティングシートの装飾を除けば、街中を走り回っている商用バンと見分けがつかないため、買い物や送迎などの普段使いでも違和感なく使用でき、普通のクルマと同じ感覚で運転できる車両サイズも魅力です。
バンコンタイプのキャンピングカーは、そうした普段使いができる点や、どんな場所に乗って行っても違和感がない点、2台持ちが不要な点などが受けて、今最も売れているキャンピングカーとなっています。
軽キャンパー
文字通り、軽自動車をベースに仕立てたキャンピングカーで、シェルを積んでいれば「軽キャブコン」、シェルを積まず荷室を改造しているものを「軽バンコン」といいます。
軽自動車は小さいことが売りですが、キャンピングカーにおいては小ささがデメリットになりがちですが、昨今ブームの「ソロキャンプ」と同様に、軽キャンパーを一人で使うユーザーが増えています。
小さいだけに装備は限定的ですし、就寝定員も大人2名がやっとですが、一人で使えばそこは完全なプライベート空間で「大人の秘密基地」とも言える楽しさがあります。
【軽キャンパーのメリットとデメリット】
軽自動車の税制面での優遇は多くの人が知るところですが、軽キャンパーも税金面での負担は小さく、燃料費や駐車場などについてもミニマムな負担で所有できます。
軽トラックや軽商用バンをベースにし、装備も最小限であることから購入価格がリーズナブルであることもメリットです。
反面、小ささは狭さに繋がり、軽キャンパーの最大のネックであることは確かですが、この点については逆に「そこがいい」という方もいますので一概にデメリットだと断定はできません。
660ccエンジンの動力性能については、大人2名乗車でキャンピングカーとしての装備を積んだ状態ではやはりパワー不足を感じます。
軽キャンパーは、税制面や維持費の低さ、プライベート観の強さなどによって、バンコンタイプと共に現在のキャンピングカー人気を牽引しています。
キャンピングトレーラー
自ら動力装置を持たないため自走することができず、他の自走できる車両に牽引されるトレーラー式のキャンピングカーです。
【トレーラーのメリットとデメリット】
トレーラーは、自走するための装備はまったく不要で、牽引される機能さえあればよく、車内のすべてを居住性の向上のために使えるのがメリットです。
またキャンプ場などでは、トレーラーを切り離すことで牽引車は普通の乗用車として機動的に使用できるのもメリットです。
運転にはけん引免許が必要ない場合があり、必要ない場合も含めて一定以上の運転技量が求められます。
さらに税制面や維持費では2台分のコスト負担となりますし、駐車場も2台分が必要となります。
キャンピングカーの選び方

キャンピングカーを選ぶ際には、購入後の利用シーンを具体的にイメージしながら検討することが重要です。以下、キャンピングカーの選び方を3つのポイントに分けて解説します。
- 就寝定員
- 標準装備
- 取り回しの良さ
適切な車両選びにより、快適で充実したアウトドア体験を実現できるようになるでしょう。
就寝定員
家族構成に応じた就寝スペースの確保が車両選定における最重要ポイントです。キャンピングカーの就寝定員は車種により大きく異なり、コンパクトなモデルでは2名程度、大型モデルでは6名以上の就寝が可能となっています。
購入時点での家族構成だけでなく、将来的な変化も見据えた選択が求められます。子どもの成長により必要なスペースが変わることもあるため、数年先を見越した余裕のある定員設定が快適性の向上につながるでしょう。
また、友人や親族との旅行機会を想定している場合、普段の利用人数よりも多めの就寝定員を確保しておくことで、より多様な楽しみ方ができるようになります。
標準装備
キャンピングカーの利便性を大きく左右するのが標準装備の充実度であり、特にキッチンやトイレ、冷蔵庫などの生活設備の有無は現地での過ごし方に直結します。
調理設備が充実していれば食事の自由度が高まり、トイレが装備されていれば場所を選ばずに安心して滞在できるでしょう。
また、給排水システムの容量と機能性も重要な判断材料となります。大容量の給水タンクと排水タンクを備えた車両では、長期間の滞在でも水回りの心配が少なくなります。
取り回しの良さ
運転のしやすさを重視するなら、車両サイズと取り回し性能の確認が欠かせません。日常使いでの利便性を考慮すると、普通免許で運転可能なサイズに収まった車種が実用的と言えるでしょう。
大型のキャンピングカーは居住性に優れる反面、狭い道路や駐車場での取り回しに苦労する場面も少なくありません。
最小回転半径や全幅、全高などの基本スペックを事前に確認し、普段利用する道路環境に適しているかを判断することが重要です。また、車両重量が重くなるほど燃費性能に影響するため、維持費の観点からも適切なサイズ選択が求められます。
車中泊におすすめのキャンピングカー5選
ここでは、実績豊富なメーカーの人気モデルを中心に、車中泊におすすめのキャンピングカー5選を紹介します。
- ナッツRV|クレア・スティング
- バンテック|ZiL
- ワークヴォックス|SEDONA typeⅣ
- ナッツRV|ボーダーバンクス
- インディアナRV|インディ727 Lタイプ
以下、各キャンピングカーの特徴を1つずつ見ていきましょう。
ナッツRV|クレア・スティング

画像引用元:ナッツRV
次世代キャンピングカーとして注目される「クレア・スティング」は、これまでにない使い勝手とデザイン性を両立した革新的なモデルです。
断熱性能に優れた新パネル構造により、四季を通じて快適な室内環境を維持できる点が大きな魅力です。クラス最大サイズのワイド二段ベッドを標準装備し、マルチルームまで備えた贅沢なレイアウトは開放感があります。
また、家具色を4色から選択できるカスタマイズ性により、個人の好みに合わせた内装コーディネートが可能です。ファミリー層や友人グループでの利用に最適で、快適性を重視したい方におすすめのモデルです。
バンテック|ZiL

画像引用元:バンテック
25年以上の歴史を持つロングセラーモデル「ZiL」は、5代目となる最新バージョンで過去最大の進化を遂げました。洗練されたデザインと最新機能の融合により、ラグジュアリーな輝きを放つ上質な仕上がりとなっています。
高機能で美しいボディには3.5メートルのサイドオーニングを標準装備し、アウトドア空間を手軽に拡張できます。室内は大型のアクリル断熱二重窓により、明るく開放的な雰囲気を演出。
優れた断熱性と防音性で快適性を確保しています。多彩なシートアレンジにより対面状態から掘りごたつ風の配置まで自在に変更でき、シーンに応じた使い分けが可能です。
上質な装備と快適性を求める方や、長期間の車中泊を予定している方に適したモデルと言えます。
ワークヴォックス|SEDONA typeⅣ

画像引用元:SEDONA
バンライフの魅力を凝縮した「SEDONA typeⅣ」は、トヨタ・ハイエース・スーパーロングボディを最大限に活用したハイエンドモデルです。
8ナンバー登録により本格的なキャンピングカーとしての機能を備えながら、ヴィンテージ調の無垢材とアイアンフレームで組み上げた家具が、温かみのある無骨なインテリアを演出しています。
リア常設ベッドはキングサイズベッドに匹敵する大きさを誇り、オプションラックの設置により、二段ベッド仕様に変更することも可能です。このラックは車外でベンチやテーブルとして活用でき、アウトドアシーンでの利便性を向上させています。
大人数での車中泊や本格的なバンライフを楽しみたい方、デザイン性を重視する方におすすめのモデルです。
ナッツRV|ボーダーバンクス

画像引用元:ナッツRV
国内最高峰と評される「ボーダーバンクス」は、10年以上にわたるヨーロッパでの修学と研究を経て開発されたキャンピングカーです。日本人の手により、日本人が使いやすい工夫と装備を兼ね備えています。
リチウムイオンバッテリー搭載の新電装システム「EVO3」の導入により、新しい次元の車中泊スタイルを楽しめるようになっています。
また、2025年モデルでは待望のロングソファーとツインベッドルームを組み合わせた「TYPE TL」が追加され、さらにスタイリッシュなデザインが採用されています。
最高級の装備と性能を求める方や、長年愛用できる1台を探している方に最適なモデルと言えるでしょう。
インディアナRV|インディ727 Lタイプ

画像引用元:インディアナRV
軽自動車ベースのコンパクトキャンピングカー「インディ727 Lタイプ」は、手軽に車中泊を始めたい方に理想的な選択肢となっています。
ダイハツ・ハイゼットトラックをベースとし、スムースフィニッシュアルミパネル外壁に22ミリの硬質ウレタン断熱材を使用することで、小さなボディながら優れた断熱性能を確保しています。
また、ポップアップルーフにより室内空間を拡張でき、就寝時には最大4名まで対応可能です。維持費を抑えながらキャンピングカーライフを始めたい方や、狭い道路での取り回しを重視する方におすすめです。
気軽にキャンプをしたいなら「車中泊仕様車」という選択肢も

本格的なキャンピングカーとは別に、より手軽にアウトドアを楽しめる「車中泊仕様車」という選択肢があります。
キャンピングカーとして「8ナンバー」の登録を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。
- 乗車定員の3分の1以上の就寝設備があること
- 給排水設備があること
- 調理設備とその場所の天井高が1,600mm以上あること
これらの条件を満たさない場合は「3・5ナンバー」や「1・4ナンバー」の車両となり、就寝設備や調理器具を荷物として積載する形で「車中泊仕様車」と呼ばれています。
ハイエースやタウンエース、軽商用バンなどをオーナー自らが小改造し、マットや寝袋を持ち込んで就寝できるようにしたスタイルが人気を集めているのです。
車中泊仕様車は本格的なキャンピングカーと比べて初期費用を大幅に抑えられ、普通免許で運転可能なサイズに収まることが多いため、日常使いとの両立も容易になります。DIYによる改造の楽しさも魅力の1つです。
キャンピングカーの売上状況|車中泊仕様車は2番人気

日本RV協会が発表した「年次報告書2024」によると、キャンピングカーの販売売上総額は過去最高の1,126.5億円に達し、前年比107%の成長を記録しました。この数字はここ10年で約4倍という急激な市場拡大を示しており、キャンピングカー文化の浸透を物語っています。
国内キャンピングカーの累積保有台数も16万5,000台となり、2016年に10万台を突破してから着実な増加を続けています。
しかし、生産台数については9,559台と前年比95%にとどまり、ベース車両の供給不足が成長の制約となっている状況です。8ナンバー以外の「車中泊仕様車」は生産台数で2位を獲得しています。
- 8ナンバーバンコン:約3,317台(34.7%)
- 8ナンバー以外:約3,107台(32.5%)
- 8ナンバーキャブコン:約1,835台(19.2%)
なお、日本と国土面積が近いドイツでは約160万台のキャンピングカーが保有されており、日本市場にはさらなる成長の余地があることが分かります。
バンコンや車中泊仕様とポータブル電源は相性がいい

先程も触れたとおり、バンコンや車中泊仕様のバンなどは、予算やスペースの関係でサブバッテリーを搭載していない場合が少なくありません。
そういった場合でも電力の供給は不可欠であり、ポータブル電源からの給電が選ばれるケースがほとんどです。
キャンピングカーの電力事情が知りたい人は、「キャンピングカーの電力事情-ソーラーパネルの種類とその特徴」をご覧ください。
スマホやガジェットの充電
ポータブル電源には、AC100Vの他に、シガーソケットやUSBなどの出力端子が設けられており、アダプター等が不要で直結で充電できるメリットがあります。
小型のポータブル電源でも、スマホの複数回充電は余裕ですし、スマホ充電以外にも、ノートパソコンやタブレットなどのガジェット、テレビなどに余裕をもって給電・充電が可能です。
車載家電を利用
例えば、車内に電子レンジがあれば食事を作る際に便利ですし、電気ケトルがあればコーヒーやお茶、味噌汁、カップ麺などを手軽に楽しむことができます。
また、寒い冬には電気毛布が1枚あれば防寒対策として非常に役に立ちますし、暑い夏には扇風機で心地よい風を送ることも可能です。
車内での生活はいかに家電を活用するかによって快適性が大きく異なりますが、そうした家電に余裕をもって給電・充電できるポータブル電源はなくてはならないものと言えそうです。
災害時・非常時の電源確保
内閣府防災担当では、災害発生から3日間(72時間)は、自治体などからの救援の手が届かないため自力で生存できる備えをするよう推奨しています。
その点、キャンピングカーは、車内に給排水設備、キッチンやダイニングのスペース、就寝設備を備えているため、災害発生時や非常時には自主避難場所として大きな役割を担うことができます。
特に、手足を伸ばして眠ることができることと、飲食物のストックがあること、電力の備えがあることは非常に有効です。
電力の備えの部分は、ポータブル電源が担える役割は大きいと考えられます。
⇒緊急時に活躍する非常用電源とは?製品の選び方やおすすめのポータブル電源を紹介
快適な睡眠環境を整備
車中泊での睡眠の質を左右するのが車内環境です。ポータブル電源があれば扇風機やサーキュレーターを長時間稼働させることが可能になり、車内の空気循環を改善して熟睡しやすい環境を作り出せます。
特に夏場の車中泊では、窓を開けられない状況でも安心して過ごすことができるでしょう。冬季の車中泊においても電気毛布やセラミックヒーターの使用により、暖かく快適な睡眠環境を確保できます。
長期旅行での電力の自給自足
数日間にわたる連続した車中泊旅行では電力確保が重要な課題となりますが、大容量ポータブル電源を用意することで、電力不足に陥ることなく旅行スケジュールを維持することが可能になります。
スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどの電子機器を常時使用できるため、情報収集や娯楽の幅が大きく広がるでしょう。
また、ソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせることで、完全な電力自給自足システムを構築できます。日中の太陽光発電により蓄電を行い、夜間は蓄えた電力で照明や家電製品を稼働させる循環が可能です。
この仕組みにより外部電源に依存することなく、長期間の自由な旅行を楽しむことができます。
車中泊で活躍するEcoFlowのポータブル電源

車中泊での電力確保には信頼性と大容量を兼ね備えたポータブル電源が不可欠であり、なかでも「EcoFlow DELTA 3 1500」と「EcoFlow DELTA 2 Max」は幅広いアウトドア活動で活躍します。
「EcoFlow DELTA 3 1500」は、1kWhクラスの製品とサイズがほとんど変わらず容量は1.5倍を実現し、業界最速クラスの急速充電により最短60分で80%、90分でフル充電が可能です。
1500Wの高出力により家庭用電化製品をそのまま使用でき、独自のX-Boost機能で最大2000Wの家電にも給電できます。

「EcoFlow DELTA 2 Max」は、専用エクストラバッテリーを最大2台接続して6,144Whまで容量拡張でき、パワフルな2000WAC出力でほぼすべての家電製品に対応しています。
EVに採用されている高品質のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーにより3,000回以上の充放電が可能で、10年間の長期使用に対応した設計となっています。いずれも5年保証付きで、安心して車中泊での電力源として活用できるでしょう。

キャンピングカーに関するよくある質問

最後に、キャンピングカーに関するよくある疑問を3つ紹介します。
キャンピングカーの維持費はどれくらい?
軽自動車ベースのキャンピングカーなら、年間維持費は約30万円程度となります。軽自動車税、車検費用、保険料、燃料代などを含めても普通車より経済的であり、維持費を抑えながらキャンピングカーライフを楽しめる点が魅力です。
一方、大型キャンピングカーの場合は車検費用や自動車税が高額になるため、年間50万円以上の維持費がかかることもあります。特に8ナンバー登録車両では専門的な検査項目があり、キャンピングカー対応の整備工場での車検が必要となるでしょう。
キャンピングカーのレンタルと購入どちらがお得?
年間利用日数が30日以下であれば、レンタルのほうが経済的メリットが大きいと言えます。
レンタル料金は車種により異なりますが、維持費や駐車場代、減価償却費などを総合的に計算すると、年間1ヶ月程度の利用であれば購入よりもコストを抑えられるでしょう。また、初期投資が不要なため、まずはキャンピングカーライフを体験してみたい方にも適しています。
一方、頻繁に利用する場合や自分好みにカスタマイズしたい場合は購入が適しているでしょう。年間60日以上の利用が見込まれる場合、購入したほうが長期的にはお得になる計算です。
中古キャンピングカーを購入する際の注意点は?
水回りや電装系統の動作確認を入念に行うことが重要です。給排水ポンプの作動状況、タンクからの漏水の有無、サブバッテリーの充電能力や各種電装品の動作など、購入後のトラブル防止のため細部まで確認しましょう。
特に冷蔵庫やエアコンなどの大型電装品は修理費用が高額になるため、必ず実際に稼働させて性能をチェックすることが大切です。
前オーナーの使用状況や、整備履歴を確認して車両状態を正確に把握することも欠かせません。年間走行距離、主な使用場所、定期メンテナンスの実施状況などを聞き取り、車両の劣化度合いを判断しましょう。
まとめ
本記事では、キャンピングカーの選び方やおすすめの車種、車中泊での電力確保について解説しました。
キャンピングカー選びでは、就寝定員や標準装備、取り回しの良さを重視することが重要です。車中泊仕様車の人気が高まる中、快適な車中泊を実現するためには電力確保が欠かせません。
ポータブル電源の活用により、睡眠環境の改善や長期旅行での電力確保が可能となります。車中泊での電力不足を解消したい方は、高性能なポータブル電源の導入を検討しましょう。
本サイトを運営するEcoFlowでは、車中泊に適した大容量ポータブル電源を販売しております。製品の導入をぜひご検討ください。