バーベキューは楽しい時間を過ごせるアウトドアのひとつですが、火おこしに手間取ってしまうと楽しめなくなる可能性があります。
事実、初心者から中級者の多くが着火に苦戦しています。
一般的に、炭に着火剤をのせて火をつければよいと思われがちですが、実際にはそう簡単ではありません。
適切な準備と手順を把握していないと、火がつかなかったり危険な状況になったりする場合があります。
この記事では、バーベキューで火おこしする際に準備するアイテム、火おこしの手順や注意点をわかりやすく解説します。
バーベキューの火おこしについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
バーベキューで火おこしする際に準備するアイテム

バーベキューを楽しむには、確実な着火が欠かせません。
以下のアイテムを事前に準備しておくと、スムーズに火がつけられる可能性が高くなります。
- 炭
- 革手袋や軍手
- 着火剤
- 火おこし台
- バーナー・ライター・チャッカマン
- 送風機やうちわ
- 炭バサミ(トング)
- 耐熱バケツ
ここでは、火おこしする際に便利なアイテムを紹介します。
炭
着火に欠かせないのが炭です。
種類によって特性が異なるため、目的や好みに合わせて選ぶ必要があります。
炭の種類 | 特徴 | 燃焼時間 | 火力 |
備長炭 | 高温長時間燃焼 | 長い | 強い |
オガ炭 | 着火容易 | 短い | 中程度 |
成形炭 | 安定した火力 | 中程度 | 安定 |
BBQ専用炭 | 煙が少ない | 中程度 | 中程度 |
備長炭は高温で長時間燃焼するため、本格的な調理に適しています。
一方、オガ炭は着火が容易で扱いやすく、初心者向きです。
コンロ用の成形炭は、形状が均一で火力が安定しています。BBQ専用の炭は、煙が少なく食材の風味を損ねにくいメリットがあります。
【関連記事】バーベキューで必要な炭の量は?目安や種類、正しい炭の着火・消火手順を解説
革手袋や軍手
火おこしの際は、安全のために革手袋や軍手が欠かせません。
革手袋や軍手は単なる防具ではなく、快適かつ効率的な作業を可能にするアイテムです。
革手袋は耐熱性に優れ、高温の炭や火おこし器を扱う際に手を保護します。特に炭を直接触る必要がある場合に重宝するでしょう。
軍手は細かい作業に適しており、着火剤の配置や小さな炭の取り扱いに便利です。また、コストが低く使い捨てできるため、衛生面でも優れています。
どちらを選ぶかは作業内容によって異なりますが、両方用意しておくのが理想です。革手袋で火おこしを行い、軍手で細かい調整を行うとよいでしょう。
これらの手袋を適切に使用すれば、火傷のリスクを減らし、安全かつスムーズな火おこしができます。
着火剤
着火剤は、バーベキューでの火おこしを効率的に進めるためのアイテムです。
炭を使った火おこしは難しいですが、着火剤を活用すれば簡単に火をつけられます。
特に固形タイプの着火剤は、安定して燃焼するため初心者にも扱いやすいのが特徴です。
ジェルタイプや液体タイプは、炭全体に均一に塗布できるため、広範囲での着火が可能です。自然由来の素材で作られたエコタイプの着火剤は、環境への配慮を重視する方に適しています。
ただし、どの種類も使用時には説明書を確認し、安全な方法で取り扱う必要があります。
正しく使用すれば、炭への着火がスムーズになり、準備のストレスを軽減できるはずです。
火おこし台
火おこし台は、火おこしを安全かつ効率的に行うためのアイテムです。
メリットは、炭を集中させて効率よく熱を伝えられる点です。円筒形や四角形の構造により、下から上へと熱が均一に伝わり、炭全体に火が回りやすくなります。
また、風の影響を受けにくくなるため、屋外でも安定して行えるのが魅力です。火の粉が飛び散るリスクも軽減されるため、安全性が向上します。
選び方は、サイズや素材、収納のしやすさなどを考慮しましょう。ステンレス製は耐久性に優れ、折りたたみ式なら持ち運びも便利です。
火おこし台を使えば、準備時間を短縮でき、食事や会話をより楽しめます。純粋に楽しいひと時を増やしたいなら、導入すべきアイテムです。
バーナーやライター、チャッカマン
火を起こすには、炭に対して確実に着火できるアイテムが欠かせません。
なかでも、バーナーやライター、チャッカマンは必須です。
バーナーは強力な火力で、素早く着火できるメリットがあります。風の強い日や湿った環境でも安定した火力を維持できるため、屋外での使用に適しています。ただし、ガスの補充が必要なため、事前に確認が必要です。
ライターは手軽で使いやすく、小さな炭や着火剤への点火に最適です。携帯性に優れているため、バーベキュー以外の場面でも重宝します。ただし、風に弱いため、風よけを用意するなどの工夫が必要です。
チャッカマンは先端が長く設計されているため、ライターよりも安全に点火が可能です。ただし、火力が弱いため、着火剤との併用が適しています。
送風機やうちわ
火おこしに欠かせないのは、適切な空気の供給です。
送風機やうちわは、適切に空気を供給し、火力の調整や着火時間の短縮を実現します。
送風機は電動で強力な風を送れるため、短時間で炭全体に火を回せます。特に大量の炭を使用する場合や、早く火をおこしたい時に効果的です。
うちわは手動で風を送るため、細かな火力調整が可能です。電源不要で持ち運びも簡単なため、どのような場所でも使えます。また、風量を自在に調整できるため、火の粉が飛び散るリスクも軽減できます。
送風機で素早く着火し、うちわで微調整するという組み合わせも効果的といえるでしょう。
炭バサミ(トング)
炭バサミ(トング)は、バーベキューの火おこしにおいて安全性と効率性を高めてくれるアイテムです。
高温の炭を安全な距離から操作できるため、火傷のリスクを大幅に減らせる点がメリットです。
また、炭の配置や追加を細かく行えるのも魅力です。火力調整や炭の追加が簡単になり、調理のクオリティもアップするでしょう。
製品を選ぶ際は、耐熱性の高い素材で作られたものを基準にしましょう。ステンレス製は耐久性に優れ、長期間使用できます。
バケツ
バケツは、着火作業や後片付けに使用できるアイテムです。安全面を考慮する際には、欠かせない存在といっても過言ではありません。
作業中に使用する場合は、炭を一時的に保管したり、不要な炭を取り除いたりするために活用できます。また、火力が強すぎる場合には、炭を冷ますために水を張っておくと便利です。
さらに、バーベキュー終了後の消火作業にも役立ちます。使用済みの炭を水で完全に冷やせば、不完全燃焼や再着火のリスクを防げるでしょう。
とくにキャンプ場や屋外では、火災予防の観点からも重要です。
バケツを選ぶ際は、耐熱性と耐久性のある素材でできたものをピックアップすべきです。折りたたみ式や軽量タイプを選べば、持ち運びが簡単になります。
バーベキューで火おこしする手順

ここでは、バーベキューで火おこしする手順を解説します。
着火剤を使った火おこしの手順
着火剤を使った火おこしは、初心者でも簡単に行えます。
手順は、以下の通りです。
- 火おこし台を安定した場所に設置する
- 着火剤を中央に置く
- 着火剤の周りに小さな炭を山型に積む
- 炭の間に適度な隙間を作り、空気が通るようにする
- ライターやマッチで着火剤に火をつける
- 炭に火が移るまで待つ
- うちわや送風機で適度に風を送り、火の回りを促進する
- 炭が赤くなり始めたら、大きな炭を追加する
- 全体に火が回ったらコンロに移す
手順を守れば、煙の発生を抑えつつ、効率的に火をおこせます。また、安全面にも配慮した火おこしが可能です。
火おこし器を使った着火の手順
火おこし器を使うと、簡単かつ安全に火をおこせます。
手順は以下の通りです。
- 火おこし器を平らな場所に設置する
- 底に着火剤を置く
- 着火剤の上に小さな炭を入れる
- 炭の間に適度な隙間を作り、空気が通るようにする
- ライターやマッチで着火剤に火をつける
- 火おこし器の下部から煙が出るまで待つ
- 煙が出てきたら、送風機やうちわで下から風を送る
- 上部から炎が見えるまで風を送り続ける
- 炭全体が赤くなったらコンロに移す
- 必要に応じて大きな炭を追加する
火おこし器を使うと、風の影響を受けにくいため、安定した着火が可能です。また、火の粉が飛び散るリスクも軽減されるため、安全性が向上します。
バーナーを使った火おこしの手順
バーナーを使った火おこしは、素早く確実に火をつけられる方法です。
手順は以下の通りです。
- コンロに炭を山型に積む
- 炭の間に適度な隙間を作り、空気が通るようにする
- バーナーに燃料が十分あることを確認する
- バーナーの火力を最大にし点火する
- 炭の下部に向けてバーナーの炎を当てる
- 一箇所に30秒ほど炎を当て続ける
- 炭の表面が赤くなり始めたら、別の場所に移動する
- 炭全体に満遍なく火が回るまでこの作業を繰り返す
- 炭が十分に赤くなったら、バーナーを消す
- うちわや送風機で風を送り、火力を調整する
バーナーを使えば、風や湿気の影響を受けにくく、確実に火をつけられます。ただし、取り扱いには十分に注意し、安全に配慮しながら作業を行ってください。
ファイヤースターターを使った火おこしの手順
ファイヤースターターは、火花を散らして着火するアイテムです。安全かつ確実に着火ができます。
手順は以下の通りです。
- コンロに小さな炭を山型に積む
- 炭の間に適度な隙間を作り、空気が通るようにする
- 着火剤を炭の下部に配置する
- ファイヤースターターの先端を着火剤に近づける
- ファイヤースターターの柄を素早くこすり、火花を出す
- 着火剤に火花が飛ぶように調整する
- 着火剤に火がつくまでこの動作を繰り返す
- 炭に火が移り始めたら、うちわで風を送る
- 炭全体に火が回るまで風を送り続ける
- 必要に応じて大きな炭を追加する
ファイヤースターターはガス切れの心配がなく、雨や風の影響も受けにくいため、屋外での使用に適しています。安全性が高く、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
バーベキューで火おこしする際の注意点

ここでは、バーベキューで火おこしする際の注意点を解説します。
着火剤は途中から追加しない
火をおこす際に注意すべきは、着火剤の扱いです。
火をつける前にのみ使用し、途中からの追加は絶対に避けましょう。
すでに火がついた状態で着火剤を加えると、瞬時に引火し爆発的に燃える危険があります。重大な事故につながる可能性があるため、注意してください。
着火剤は、炭に火がつく前の準備段階でのみ使用するものです。火力が弱いと感じても、決して途中で着火剤を足してはいけません。代わりに、うちわや送風機で風を送るなど、安全な方法で火力を調整しましょう。
紙を使って着火しない
火おこしでは、新聞紙やその他の紙を使った着火は避けるべきです。
この方法は一見簡単そうに思えますが、実際には安全性や健康面で問題が多いため推奨できません。
紙は燃えやすいですが、燃焼中に軽い灰となり、風で飛び散る場合があります。この灰が衣服や周囲の物に付着すると、火災や汚損の原因になりかねません。
また、灰が食材に付着すると、インクや化学物質が混ざり込む場合があり、健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
さらに、紙は燃焼時間が短いため、炭全体に火を回すには不十分です。結果として、無駄な労力と時間を費やしてしまうでしょう。
火をおこす際は、着火剤や火おこし器など、安全で効率的なアイテムを使用して火災や事故などのリスクを回避してください。
火の粉に注意
火おこしでは、炭から飛び散る火の粉に細心の注意を払う必要があります。
小さな火の粉でも、思わぬ事故や損害を引き起こす可能性があるためです。
火の粉は風に乗り、思わぬ場所まで飛ぶことがあります。特に注意すべきは、衣服への付着です。服に当たると瞬時に穴が開いたり、引火する可能性が高いです。
リスクを軽減するには、適切な服装を心がけましょう。綿100%の服や難燃性の素材を選び、化繊の衣類は避けるのが賢明です。
また、長袖や長ズボンを着用し、肌の露出を最小限に抑えてください。
バーベキューで使用した炭の火を消す方法

ここでは、バーベキューで使用した炭の火を消す方法を解説します。
水を張ったバケツで消火
水を使った消火は、迅速かつ確実な方法です。
まずは、大きなバケツに水を満たします。使用済みの炭をゆっくりと入れ、完全に水没させましょう。
炭が完全に冷めるまで、最低でも30分ほど水に浸します。その後、炭を取り出し、触れても熱くないことを確認してください。
完全に冷えていない場合は、再度水に浸すか、追加の水をかけます。
火消し壺で自然消火
火消し壺は、炭を安全に消火するためのアイテムです。
炭を完全に消火し、再燃を防ぎたい場合に適しています。
使用前に、火消し壺が清潔で乾燥しているか確認しましょう。問題がなければ、コンロから使用済みの炭をトングや炭バサミを使って移します。
炭を移したら、火消し壺の蓋をしっかりと閉めます。炭が冷却されるまで待ち、完全に冷えていることを確認したら適切な処理をしてください。
自然に鎮火するのを待つ
自然に鎮火させる方法は、時間がかかるものの、環境に優しい消火方法です。
水や火消し壺が利用できない場所に適しています。
まずはコンロから使用済みの炭を取り出し、平らな場所に広げます。うちわや送風機を使って炭に風を送り、冷めるよう促進させましょう。
炭が完全に冷えたら、適切な処理をしてください。
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バーベキューの火おこしに関するよくある質問
ここでは、バーベキューの火おこしに関するよくある質問を紹介します。
バーベキューで火おこしするコツは?
火をおこすコツは、空気の流れを作ることです。
炭を組む際に隙間を作り、着火剤を使用する場合は炭の下に置きましょう。うちわや送風機で風を送ると、早く火が回ります。
最初は小さな炭から始め、徐々に大きな炭を追加すると安定した火力を維持できます。
バーベキューの火力を上げる方法は?
火力を上げるには、炭を追加しましょう。
炭を密集させると温度が上がりやすくなりますが、空気の流れを妨げないよう注意してください。うちわや送風機をつかって、風を送ってあげると効果的です。
また、炭の種類によっても火力が変わるため、適切な炭選びも欠かせません。
バーベキューで炭を追加するタイミングは?
炭を追加するタイミングは、火力が弱まってきたと感じた時です。
炭が白っぽくなり、炎が小さくなってきたら追加のサインといえます。
新しい炭は、火が回っている炭の上に重ねるように置くと、スムーズに着火します。一度に大量の炭を追加すると火力が安定しないため、少しずつ追加してください。
まとめ
バーベキューで火おこしする際に準備するアイテム、火おこしの手順や注意点を解説しました。
火おこしは、コツを掴めば誰でも簡単にできます。適切な道具選び、安全な手順、火力調整のポイントを押さえれば、スムーズな着火が可能です。
ただし、上手くいかない場合は、ポータブル電源と調理家電を導入するのも有効です。楽しみ方は人それぞれとなるため、自身が満足できる方法を選べば問題ありません。本記事で紹介した知識を活かし、安全かつおいしいひと時を楽しんでください。