バーベキューを楽しむ際、炭の量や種類は悩みの種です。
計画を立てずに適当な量を用意すると、現地で炭が足りなくなったり、火力が弱くて調理ができなかったりする可能性があります。
用意した食材をおいしく仕上げるためにも、適切な炭の量と種類の選択が欠かせません。
この記事では、バーベキューで使用する炭の量の目安、よく使われる炭の種類や着火・消火の手順をわかりやすく解説します。
バーベキューで使用する炭の量について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
バーベキューで使用する炭の量の目安

バーベキューを楽しむには、適切な量の炭を用意する必要があります。
少なすぎると火力が弱く、食材をうまく焼けず、せっかくのバーベキューが台無しになりかねません。また、逆に多すぎると炭が余ってしまい無駄になります。
調理環境の構築や炭の無駄を減らすためにも、参加人数や時間、使用するコンロの大きさなどを考慮しながら量を調整しましょう。
ただし、実際の使用量は天候や料理の内容によっても変わってきます。初めてバーベキューを行う場合は、少し多めに用意しておくほうがよいかもしれません。
ここでは、バーベキューで使用する炭の量の目安を基準ごとに詳しく解説します。
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人数で決める場合は大人一人あたり約1kg
人数で炭の量を決める場合は、大人1人あたり約1kgを目安にするとよいでしょう。
子どもの場合は、大人の半分ほどの量(500g)で十分です。
これは一般的な目安であり、2時間ほどのバーベキューを想定しています。
例えば、大人2人と子ども2人の4人家族で楽しむ場合、必要な炭の量は3〜4kgほどが適しています。
ただし、目安は使用する炭の種類によっても変わってきます。例えば、オガ炭を使用する場合は1人あたり500g〜1kgですが、マングローブ炭の場合は最低でも1kg必要になるでしょう。
また、料理の内容によっても異なります。肉中心のメニューの場合は火力を強く保つ必要があるため、多めに用意するべきです。
時間で決める場合は1kgあたり約1~2時間
バーベキューの時間によっても、必要な炭の量は変わってきます。
炭の種類によっても異なりますが、1kgあたりの燃焼時間は、約1〜2時間が一般的です。例えば、3時間ほど予定している場合、3〜6kgの炭を用意すれば問題ありません。
ただし、使用する炭の種類や火力の強さによって変動するため、やや多めに用意するのが理想です。
長時間にわたって楽しむ場合は、途中で炭を追加できるよう余裕を持って用意しておきましょう。
また、火起こしの時間も考慮に入れる必要があります。炭の種類によっては、火がつきにくかったり、逆に燃焼が早かったりする場合もあるため、使用する炭の特性をよく理解しておくべきです。
コンロの大きさで決める場合は4人用コンロ1台あたり1時間に約2kg
コンロの大きさも、必要な炭の量を決める要素です。
一般的な4人用コンロ(45×30cm程度)を使用する場合では、1時間あたり約2kgの炭が必要になります。
例えば、4人用コンロ1台で2時間楽しむなら、4〜6kgの炭を用意するとよいでしょう。6人用の大きめのコンロ(65×45cm程度)を使用する場合は、2時間で約6kgの炭が必要です。
ただし、これらの目安は一般的な使用状況を想定したものです。実際には、料理の内容や火力の調整によっても使用量は変わってきます。
例えば、鶏肉や大きな肉などを長時間焼く場合は、より多くの炭が必要です。
また、2台以上のコンロを使用する場合は、それぞれに必要な量を合計しなければいけません。
バーベキューでよく使われる炭の種類

バーベキューで使用する炭には、さまざまな種類があります。
よく使われる炭の種類は以下の通りです。
- 黒炭
- 白炭(備長炭)
- マングローブ炭
- オガ炭
火のつきやすさ、燃焼時間、火力の強さ、煙の量や香りなどに違いがあり、料理の味わいにも影響を与えます。
バーベキューを楽しむうえでは炭の特徴を理解し、目的に合ったものを選ぶべきです。初心者の方は使いやすい炭から始め、経験を重ねていくごとにさまざまなものを試してみるとよいでしょう。
ここでは、バーベキューでよく使われる4種類の炭の特徴を詳しく解説します。
黒炭
黒炭は、一般的に使われているバーベキュー用の炭です。
クヌギやナラなどの広葉樹を原料として作られます。
特徴は火がつきやすく、安定した火力を保てる点です。着火が比較的簡単なため、初心者でも扱いやすいのがメリットといえます。
燃焼時間は中程度で、1〜2時間ほど持続します。
火力は強すぎず弱すぎず、バーベキューに適した特性を持っているのが魅力です。また、火力をコントロールがしやすいため、さまざまな料理に最適です。
さらに手頃な価格のため、初心者から経験者まで幅広く利用されています。特に岩手切炭は使いやすさと性能のバランスが良く、多くの人に愛用されています。
ただし、高温での調理や長時間の使用には向いていないため、他の炭を検討すべきです。
白炭(備長炭)
白炭(備長炭)は、高品質な炭として有名です。
ウバメガシなどの堅木を高温(約1,000℃以上)で炭化させて作られます。
特徴は、高い火力と長い燃焼時間です。一度火がつくと長時間安定した高温を保ちやすいため、肉や魚を素早く焼き上げたい場合や高温調理が必要な料理におすすめです。
また、煙や臭いが少ないのも特徴です。室内での使用や煙を気にする場所に適しています。
ただし、白炭(備長炭)は火がつきにくい特徴があるため、火起こしに慣れていない初心者には扱いが難しいかもしれません。
また、一般的な黒炭の2〜3倍の価格で販売されている点がデメリットといえます。
白炭を使いこなすには経験が必要ですが、高い性能を活かせば、より本格的なバーベキューを楽しめるでしょう。
マングローブ炭
マングローブ炭は、東南アジアなどで生育するマングローブの木を原料とした炭です。
安価で手に入りやすく、多くのホームセンターで販売されています。
特徴は火がつきやすく、初心者でも扱いやすい点です。また、価格が安いため、大人数や頻繁に楽しむ人に適しています。
ただし、燃焼時間が比較的短く、火力も安定しにくい傾向です。そのため、長時間のバーベキューでは途中で炭を追加する必要があるかもしれません。
また、他の炭に比べて煙や匂いが出やすいのも特徴です。風向きや周囲の環境によっては、煙が気になる場合があるため、特に自宅の庭で楽しむ場合は注意しましょう。
マングローブ炭は、短時間のバーベキューや少人数での使用に適しています。コストを抑えつつ、手軽に楽しみたい場合におすすめです。
オガ炭
オガ炭は、おがくずを圧縮して成形した人工の炭です。
均一な形状で扱いやすく、爆ぜにくいのが特徴です。さらに、火がつきやすく初心者でも扱いやすい点もメリットといえるでしょう。
また、オガ炭は煙が少なく、不快な臭いが発生しにくいのが特徴です。煙を気にする必要な場所での使用に適しています。
燃焼時間は比較的長く、安定した火力を保てます。
白炭ほどの高温にはなりませんが、一般的なバーベキュー料理には十分な火力があります。
価格面では黒炭よりも高めですが、白炭よりは安価です。性能と価格のバランスのとれた炭といえるでしょう。
ただし、水に弱いため、雨天時の使用には注意が必要です。高温での調理には向いていないため、焼き鳥などの高温調理は困難といえます。
オガ炭は、煙や臭いを気にする場所や、安定した火力を長時間保ちたい場合におすすめです。
炭の正しい着火・消火の手順

バーベキューを安全に楽しむためには、炭の正しい着火・消火方法を理解しなければいけません。
適切な方法で火をつければ、炭を効率よく燃焼させられるため、おいしい料理を作れます。
ここでは、炭の着火方法と消火方法の手順を解説します。炭の扱いに慣れていない方は、チェックしておきましょう。
着火方法
炭への正しい着火方法は、安全で効率的なバーベキューに欠かせません。
手順は以下の通りです。
- 炭、着火剤、ライターまたはマッチ、耐火グローブ、うちわ(または火吹き棒)、トングを準備
- 平らで安全な場所にコンロを設置する
- コンロの中央に着火剤を置き、その周りに小さめの炭を立てかけるように配置(炭と炭の間に適度な隙間を作り、空気が通るようにする)
- 着火剤に火をつける
- 炭全体に火が回ったら火吹き棒などで空気を送り、火力を調整する
- 必要に応じて炭を追加
- 手のひらを炭の上約15cmの位置にかざし、3秒程度耐えられる熱さになったら、調理開始の目安
これらの手順を守れば、安全かつ効率的に炭に火をつけられます。初めての方は、経験者のサポートを受けながら実践するとよいでしょう。
消火方法
バーベキュー終了後の消火は、安全面を確保するうえで重要です。
手順は以下の通りです。
- 炭が自然に燃え尽きるまで待つか、水による消火をする(自然消火ができない場合)
- 炭が完全に消えたことを確認する
- 消火後の炭は完全に冷めてから処分し、地域のルールに従って適切に廃棄
- 火の粉が飛んでいないか、周囲に燃えているものがないか、最後にもう一度確認する
- 使用した道具は清掃し、次回の使用に備えて適切に保管
これらの手順を守れば、炭を安全に消火できます。とくに、野外で楽しむ場合は火の始末に十分注意を払い、森林火災などの危険を防ぐ意識を持ってください。
炭火でバーベキューを楽しむ際のポイント

ここでは、炭火でバーベキューを楽しむ際のポイントを解説します。
空気の通り道ができる炭の置き方を考える
炭火バーベキューを成功させるには、適切な炭の配置が必要です。
空気の通り道ができるように炭を置くと、火の燃えやすさと火力の安定性が向上します。
例えば、炭を置く際はピラミッド状や井桁状に組むのが効果的です。炭と炭の間に適度な隙間ができ、空気が循環しやすくなるでしょう。
また、大きな炭を下に小さな炭を上に置くと、火が均等に広がりやすいです。
火起こしの際は着火剤を中心に置き、その周りに炭を立てかけるように配置します。これにより、火が効率よく炭全体に広がります。
火力を調整する際は、炭の量や配置を変えると対応できます。強い火力が必要な場合は炭を寄せ、弱い火力で調理したい場合は炭を広げるなどの工夫をしましょう。
天候や環境を考慮して炭の量を決める
バーベキューを楽しむ際は、天候や環境に応じた炭の量を決める必要があります。
外部環境は炭の燃焼に大きな影響を与えるため、状況に応じて柔軟に対応しなければいけません。
例えば、海の近くで風が強い場合は、火力が強くなりやすく炭の消費量が増えます。このような環境では、通常より20〜30%多めに用意するとよいでしょう。
一方、雨天や湿度の高い日は、炭が湿気を吸収して燃えにくくなる可能性があります。このような場合は、炭を多めに用意し、必要に応じて途中で追加できるようにしておくべきです。
また、季節によっても必要な量は変わります。冬場は暖を取るために炭を燃やすシーンが多くなるため、夏場に比べて炭の使用量が増える傾向です。
さらに、日中と夜間では気温差が大きいため、長時間のバーベキューの際には夜に使う炭を用意しておくとよいでしょう。
炭の配置は料理や調理方法によって変える
バーベキューを効率的に楽しむには、料理や調理方法に合わせて炭の配置を変えましょう。
適切な配置をすると、料理に最適な火力を提供できるようになるため、おいしさを引き出せます。
例えば、コンロを広い範囲で使用したい場合は、炭を全体に均等に広げます。一方、保温したい場合や弱火で調理したい場合は、炭を片側に寄せるなどして火力を調整してください。
これにより、コンロ内に温度差を作り出し、さまざまな調理方法に対応できます。
肉を焼く場合は、強火で表面を素早く焼き付け、その後弱火で中まで火を通すのが一般的です。このような調理には、炭を多く置いた強火エリアと、炭を少なく置いた弱火エリアを作ると対応できます。
魚や野菜など、デリケートな食材を調理する場合は、炭の上にアルミホイルを敷くなどして、直火を避ける工夫も効果的です。
EcoFlow DELTA 3 1500で電気調理器具を使えば用意する炭の量が減らせる

バーベキューで使用する炭の量を減らしつつ、もっと簡単に調理したいなら、ポータブル電源の活用がおすすめです。
特にEcoFlow DELTA 3 1500は、高い出力と大容量バッテリーにより、アウトドアでの調理の可能性を広げてくれます。
DELTA 3 1500は、最大3,000Wの出力にまで対応しているため、電気グリルやホットプレートなどの電気調理器具を使用できます。これらの器具を併用すれば、炭の使用量を大幅に減らせるでしょう。
また、冷蔵庫やLEDライトなども同時に使用できるため、夜間や長時間の調理にも対応可能です。ソーラー入力による充電にも対応しているため、環境にも配慮したアウトドア調理を楽しめます。
ポータブル電源を活用して、炭の使用量を減らし、快適で多様なバーベキューを実現したい方はぜひDELTA 3 1500をご検討ください。

バーベキューの炭に関するよくある質問

ここでは、バーベキューの炭に関するよくある質問を紹介します。
バーベキュー初心者向けの炭はどの種類ですか?
バーベキュー初心者の方におすすめの炭は、黒炭です。
扱いやすく、安定した火力を提供するため、比較的簡単に使いこなせます。
黒炭の特徴は、以下の通りです。
- 火がつきやすい
- 火力が安定している
- 燃焼時間が1〜2時間ほどある
- 煙が少ない
- 価格が手頃
特に岩手切炭などの国産の黒炭は品質が安定しているためおすすめです。ホームセンターやスーパーマーケットでも入手できます。
慣れてきたら、白炭(備長炭)やオガ炭など、他の種類の炭を試してみるのもよいでしょう。
安く購入できる炭はどれですか?
コストを抑えたい方におすすめの炭は、マングローブ炭です。
比較的安価で手に入りやすく、多くのホームセンターやオンラインショップで販売されています。
特徴は以下の通りです。
- 価格が安い
- 入手しやすい
- 火がつきやすい
- 燃焼時間が適度
ただし、火力が不安定で煙が多く、火持ちが悪い点には注意が必要です。加えて、燃焼後の灰の量が多くなりやすいため、後片付けに時間がかかる場合があります。
デメリットはありますが、コストパフォーマンスの高さから大人数や頻繁に楽しむ方に人気です。
まとめ
バーベキューで使用する炭の量の目安、よく使われる炭の種類や着火・消火の手順を解説しました。
バーベキューを楽しむうえで、適切な炭の選択と使用方法の把握は大切です。
炭の量は参加人数や時間、使用するコンロの大きさによって決まりますが、一般的に大人1人あたり約1kg、1kgあたりの燃焼時間は1〜2時間が目安です。
炭の種類には、黒炭や白炭(備長炭)、マングローブ炭、オガ炭などがあり、それぞれに特徴があります。初心者には扱いやすい黒炭がおすすめで、コストを抑えたい場合はマングローブ炭が最適です。
また、炭の配置や天候への対応、料理に合わせた使い分けなど、いくつかのポイントを押さえると、よりおいしい調理が可能になるでしょう。
さらに、EcoFlow DELTA 3 1500のようなポータブル電源を活用すれば、炭の使用量を減らしつつ、多様な調理方法を楽しめます。
バーベキューは、家族や友人と楽しい時間を過ごすための素晴らしい機会です。本記事で紹介した知識を活かし、安全かつおいしいひと時を楽しんでください。