さまざまなスポットを自由気ままに観光できる「車中泊」。キャンプよりも気軽に楽しめる、宿泊費を抑えられるなどの理由から、車中泊の人気が高まっています。
しかし、車中泊には気を付けるべきポイントが複数あります。特に初心者は、車中泊のマナーを知らずに実施してしまうと、トラブルに巻き込まれるリスクがあるため注意が必要です。
そこで今回は、車中泊初心者が知っておくべき基本知識、気を付けたいポイントや必要なアイテムを解説します。これから車中泊を行う予定の方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
車中泊初心者が知っておくべき基本知識
そもそも車中泊とは、車のなかで寝泊まりして自然を楽しむアウトドアのことです。キャンプ場でアウトドアを楽しむ場合、テントの設営や荷物の出し入れが大変だったりしますが、車中泊であれば気軽に行えます。
ただし、「駐車できる場所=車中泊できる場所」ではないため、事前に車中泊が可能かどうかをチェックしておくことが大切です。また車中泊に使用する車に応じて、シートの凸凹や空間の広さが異なることから、車中泊に向いている車とそうでないケースがあります。
そのほか、事前に車中泊グッズをある程度揃える必要がある、車中泊特有のマナーが存在するなど、知っておくべきポイントが複数存在します。車中泊のマナーなどについては、本記事で順番に解説していきます。
車中泊が人気である理由
数々の注意点を踏まえても、車中泊は魅力的なアウトドアだと言えます。なぜ、車中泊がここまで人気なのでしょうか?人気である理由は、大きく以下のようなことが挙げられます。
- キャンプよりも気軽にアウトドアを楽しめる
- 宿泊費を抑えられる
- チェックイン時間を気にせず行動できる
- さまざまな観光地に足を運べる
- 時間問わず自然現象を観測しやすい
キャンプのようにほかの人と関わりを持つ機会が少ないため、誰にも気を使わず自由気ままに行動できるといった魅力もあります。「家族だけで楽しく過ごしたい」という方におすすめです。
車中泊初心者が気を付けたい5つのポイント
初めて車中泊を行う方は、以下5つのポイントに気を付けましょう。知らないで実行してしまうと、ほかの人とトラブルに発展するリスクがあります。
- 事前に宿泊場所の目星を付けておく
- 駐車後はエンジンを止める
- 長期間の滞在はしない
- 駐車場でキャンプ行為をしない
- 準備を万全にしておく
各ポイントを順番に解説します。
ポイント1.事前に宿泊場所の目星を付けておく
1つ目のポイントは、事前に宿泊場所の目星を付けておくことです。前述した通り、駐車可能なスポットでも、車中泊がNGとなっている場合があります。
また仮に車中泊がOKだとしても、設備が十分に整ってなく、快適に過ごせないといったケースも考えられます。快適な車中泊を実施するためには、事前に宿泊場所の目星を付け、近辺にどのような施設があるのかをチェックする必要があるのです。
特にトイレや販売店が近くにあると、車中泊がより快適になります。スポットを選ぶ際の目安にしましょう。
ポイント2.駐車後はエンジンを止める
駐車後はできるだけエンジンを止めましょう。車の排気ガスやエンジンの音は周りの人に迷惑をかけてしまい、トラブルに発展する可能性があるためです。
また睡眠中のアイドリングは、排気ガスが車内に流れ込み、一酸化炭素中毒になる恐れがあります。特に冬場では、雪でマフラーが塞がれて引き起こるリスクがあるので、駐車後はエンジンの停止を徹底しましょう。
ポイント3.長期間の滞在はしない
車中泊と言えど、長期間の滞在をしないよう心がけましょう。駐車場を占領したり、長期間滞在したりなどの行為はマナー違反です。
RVパークやオートキャンプ場など、長期間の滞在が想定されている場所であれば問題ありませんが、それ以外の場所では極力控えましょう。駐車場や道の駅などは、あくまで公共スペースであるという認識が大切です。
ポイント4.駐車場でキャンプ行為をしない
4つ目のポイントは、駐車場でキャンプ行為をしないことです。基本的にオートキャンプ場以外では、車中泊を伴うキャンプ行為は禁止されています。
RVパークでは、小さな椅子やテーブルを広げる程度なら許容されていますが、コンロを使用して調理をしたりなどのキャンプ行為は基本的にNGです。駐車場ならなおさら、他人に迷惑のかかる行為は控えましょう。
ポイント5.準備を万全にしておく
快適な車中泊を実現するためにも、準備を万全にしておきましょう。車中泊を行っている最中でも買い足しは可能ですが、よりストレスなく、スムーズに車中泊を行うためには準備が重要です。
特に車中泊初心者の場合、販売店のリサーチや途中の買い出しが手間となるため、事前準備を怠らないようにしましょう。車中泊に必要なアイテムとしては、アイマスク、エアマット、カーテン、懐中電灯などが挙げられます。これらの詳細は次項で解説します。
車中泊初心者に必要なもの・アイテム8選
車中泊初心者が用意すべきアイテムは以下の8つです。必要なアイテムを事前に用意しておけば、トラブルなく快適に過ごせるはずです。
- アイマスク・耳栓
- エアマット・寝袋
- 折りたたみテーブル
- カーテン・カーシェイド
- 小型扇風機
- LEDランタン・懐中電灯
- 電気ケトル
- ポータブル電源
それぞれのアイテムを1つずつ解説します。
アイテム1.アイマスク・耳栓
アイマスク・耳栓は車中泊で必須級のアイテムです。車中泊では、虫や鳥の鳴き声がうるさい場所、人の話し声が聞こえる場所、街灯が明るく照らす場所など、さまざまな場所で睡眠を取ることになります。
特に些細なことで目が覚めてしまう方は、アイマスクや耳栓をして周囲の音や視覚を遮断しなければ、快適に眠ることは難しいでしょう。アイマスクと耳栓は安価で購入でき、さらにはスマートに収納可能なので、用意しておいても損はないはずです。
アイテム2.エアマット・寝袋
エアマット・寝袋も、快適な睡眠を取るために必要なアイテムです。車中泊に使う車がフルフラットシートに対応していても、完全にベッドのようになるわけではありません。ある程度の凸凹があるため、人によっては寝心地が悪いと感じてしまうでしょう。
そこでエアマットや寝袋を使えば、シートがよりフラットになり、心地の良い睡眠が実現します。厚みのあるシートやマットレスなど、調節できるものがあればなお良いです。
アイテム3.折りたたみテーブル
折りたたみテーブルがあれば、車内で食事が取りやすくなるため、車中泊での生活がより便利になります。オートキャンプ場やRVパークでも活用できるので、用意しておいても損はないはずです。
折りたたみできてコンパクトに収納できるタイプであれば、車内のスペースを占領することもないでしょう。車内の空きスペースに合わせて、製品のサイズを検討してみてください。
アイテム4.カーテン・カーシェイド
周囲からの視線を遮るため、カーテン・カーシェイドを用意しましょう。視線を遮る以外にも、朝日で目が覚めてしまうことを防げます。
また、車中泊では換気のために窓を開けることがあり、隙間が空いていると車上荒らしや盗難が発生するリスクがあります。カーテンやカーシェイドを設置すれば、それらのトラブルを有効的に防げます。
アイテム5.小型扇風機
夏場の車中泊で重宝されるのが、この小型扇風機です。夏場の車中泊では、気温が40度近くまで上昇することがあり、それに伴って車内も蒸し暑くなってしまいます。
小型扇風機を使って部分的に涼むことで、より快適な車中泊が実現します。また、風がないときに小型扇風機を使って空気を循環させれば、車内の換気を効率的に行えます。
アイテム6.LEDランタン・懐中電灯
火を使わず安全に灯りを確保できる、LEDランタン・懐中電灯を用意しておきましょう。夜中にちょっとした買い出しをしたいとき、車内を明るく照らしたいときなどに活躍します。
スタイリッシュなデザインのLEDランタンなら、アウトドアの雰囲気を壊さずあたりを照らせます。機能性とコストを優先するなら懐中電灯がおすすめです。
アイテム7.電気ケトル
電気ケトルを持っていけば、車中泊での暮らしがより便利になります。具体的な使い方としては、あたたかいコーヒーや紅茶を入れる、カップラーメンなどの即席料理を作る、湯たんぽのお湯を沸かすなどが挙げられます。特に冬場の車中泊では、有効な寒さ対策として活躍するはずです。
アイテム8.ポータブル電源
小型扇風機や電気ケトルなどの電気機器を使い、快適に車中泊を楽しみたいならポータブル電源を用意しましょう。スマホの充電程度なら車のシガーソケットでも可能ですが、車中泊は原則エンジンを切る必要があるため、長時間の充電は困難です。
一方、ポータブル電源であれば、エンジンを切った状態のまま照明や調理器具、暖房器具を自由に利用できるので、車中泊がより便利で快適になるでしょう。
本サイトを運営するEcoFlowは、アウトドアに適したポータブル電源を多数販売しております。用途に合ったポータブル電源を選ぶことで、荷物の負担になりにくく、車内のスペースを有効的に使えるはずです。
→携帯性と機能性を兼ね備えた「RIVER2」シリーズはこちら
→大容量で高出力なポータブル電源「DELTA」シリーズはこちら
車中泊におすすめのEcoFlow製ポータブル電源
車中泊では、コンパクトで高性能なポータブル電源が活躍します。EcoFlowの製品はそのどちらの要素も満たしているため、車中泊を含めたアウトドアでの利用に向いています。ポータブル電源の購入を検討している方は、以下5つの製品をチェックしてみてください。
- DELTA 2
- DELTA Pro
- RIVER 2
- RIVER 2 Max
- RIVER 2 Pro
各製品を順番に解説します。
DELTA 2
「DELTA 2」は、バッテリー容量1,024Whのパワフルなポータブル電源です。AC6口を含む合計15ポートが備わっているため、複数の電気機器を同時に利用できます。性能はパワフルでありながらも、サイズ・重量はそこまで大きくないため、車内のスペースを占領しません。
容量 |
1,024Wh |
定格出力 |
1,500W |
AC充電入力 |
最大1,200W |
サイズ |
40.0 x 21.1 x 28.1 cm |
重量 |
約12kg |
出力口 |
合計15 ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケット x1 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station |
DELTA Pro
とにかく大容量のポータブル電源を求めるなら、「DELTA Pro」をご検討ください。バッテリー容量は3,600Whとパワフルで、定格出力も3,000Wを誇ります。5種類の充電方法に対応している点からも、長期間の車中泊に向いていると言えます。
容量 |
3,600Wh |
定格出力 |
3,000W |
AC充電入力 |
最大1,500W |
サイズ |
63.5×28.5×41.6cm |
重量 |
45Kg |
出力口 |
合計:15 AC×5 USB×6 DC×2 シガーソケット×1 アンダーソン×1 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-station |
RIVER 2
コンパクトで携帯性に優れた「RIVER 2」。重量は約3.5kgと非常に軽く、手で持ち運んでも大した負担になりません。バッテリー容量は256Whと比較的少なめなので、少人数での車中泊に向いています。
容量 |
256Wh |
定格出力 |
300W |
AC充電入力 |
最大360W |
サイズ |
24.5 x 21.5 x 14.5cm |
重量 |
約3.5kg |
出力口 |
合計11 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/river-2-portable-power-station |
RIVER 2 Max
「RIVER 2 Max」は、携帯性と機能性を両立したポータブル電源です。史上最速の充電スピードを実現したことから、フル充電までわずか60分で完了します。また、リン酸鉄リチウムイオン電池の採用により、長寿命と高い安全性を確保しました。
容量 |
512Wh |
定格出力 |
500W |
AC 入力 |
100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
サイズ |
26.9 x 25.9 x 19.6cm |
重量 |
約6.1kg |
出力口 |
合計11 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/river-2-max-portable-power-station |
RIVER 2 Pro
今後発売予定の最新ポータブル電源「RIVER 2 Pro」。圧倒的な充電スピードと高い機能性を誇ります。バッテリー容量は768Whと使い勝手がよく、4通りの充電方法にも対応。わずか7.8kgの軽量デザインなのもポイントです。
容量 |
768Wh |
定格出力 |
800W |
AC 入力 |
100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
サイズ |
26.9 x 25.9 x 22.6cm |
重量 |
約7.8kg |
出力口 |
合計10 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station |
まとめ
本記事では、車中泊初心者が知っておくべき基本知識、気を付けたいポイントや必要なアイテムを解説しました。
車中泊は駐車できる場所であれば、どこでも実施できるわけではありません。また、車中泊を行う上では、駐車後はエンジンを止める、長期間の滞在はしないなど、事前に知っておくべきマナーが存在します。
事前に基本知識を理解し、必要なアイテムを揃えておくことが大切です。また、車中泊をより快適に楽しみたい方は、小型扇風機や電気ケトルに電力を供給できるポータブル電源の導入をご検討ください。
本サイトを運営するEcoFlowが販売する製品なら、長期間や大人数の車中泊にも対応可能です。ぜひ一度、以下の製品情報をチェックしてみてください。