防災グッズは、役立つものや備蓄しておきたいものが多くあります。
しかし、いざ災害が発生すると「これはいらなかったな」というものも出てきます。そのため、何が必要で何が不要なのかは自分自身で見極めておくことが重要です。
この記事では、防災グッズでいらなかったものランキング、災害時に役立つもの、普段から備蓄しておきたいものをわかりやすく解説します。
本当に必要な防災グッズを知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
防災グッズでいらなかったものランキング5選
防災グッズは災害時の心強い味方になってくれる一方、無駄になるものも多いです。ここでは、防災グッズでいらなかったものをランキング形式で紹介します。
1位.コンパス
防災グッズでいらなかったもの1位はコンパスです。
コンパスは方角を知りたい時に使用できる防災グッズですが、実のところ方角を知ったところであまり役に立ちません。
コンパスは方角を示すだけで、自宅や避難所への道を案内してくれることもありません。
そもそも地元や近隣の道であれば最初から知っているため、コンパスがあろうとなかろうとそれほど大きな影響は受けません。
引っ越ししたばかりの方や旅行中の方には必要という意見もありますが、災害時は自ら方角を調べるより地元の人に聞いた方が確実です。
そのため、コンパスは防災グッズとしてはあまり役に立たないでしょう。
2位.ロープ
防災グッズでいらなかったもの2位はロープです。
ロープは人命救助や瓦礫撤去の際に便利な防災グッズですが、素人がいきなり使用しようとしても上手に扱えません。下手に扱うと、二次災害を引き起こす可能性もあります。
確かに、ロープがあれば人や物を動かすことが可能となるだけでなく、2階から1階に逃げる際や荷物を運ぶ際などにも使用できるかもしれません。
しかし、怪我をするリスクが高い点や扱いにくい点を考慮すると、ロープも防災グッズとしてはあまり役に立たないでしょう。
3位.カップ麺
防災グッズでいらなかったもの3位はカップ麺です。
一見すると、カップ麺は保存食としても優秀で災害時にも役立ちそうに思えますが、お湯がないと作れないという致命的な欠点があります。
災害時はお湯を沸かすことができない状況も珍しくなく、水すら手に入らないこともあります。そのような状況下において、カップ麺を作るというのは至難の業です。
飲料水を確保できるかどうかわからない状況でカップ麺を作るというのは現実的ではないため、役に立たなかったという方も少なくありません。
チョコレートやドライフルーツ、缶詰を多めに備蓄しておいた方が重宝するでしょう。
4位.浄水器
防災グッズでいらなかったもの4位は浄水器です。
一見すると、汚れた水を綺麗にしてくれる浄水器は便利そうに思えますが、ペットボトルの水があれば浄水する必要はありません。
むしろ、浄水器を常備するなら水そのものを備蓄しておくのが賢明といえるでしょう。
備蓄した水を取り出せない状況、例えば、雨水を飲まなくてはならない状況であれば浄水器も活躍するかもしれません。
しかし、そのような状況に陥ることは稀です。そのため、家そのものが崩壊するなどの事情がない限りは、水をペットボトルで備蓄しておくことを推奨します。
5位.手回しラジオ
防災グッズでいらなかったもの5位はラジオです。
手回しラジオは直近の情報収集に便利ですが、回し続けるのがとにかく大変との声が多くあります。
成人男性や女性であれば問題ないかもしれませんが、お子さんやお年寄りには回し続けることも難しいです。
結局、時間と労力だけかかってしまい、災害時にも使用しなかったという方が珍しくありません。手回しラジオは、あくまでも情報収集の補助用として考えておきましょう。
なお、災害時にあると心強い防災設備については以下の記事も参考にしてみてください。
災害時に本当に役立つもの3選
防災のためには、本当に役立つものを用意しておくことが重要です。ここでは、災害時に役立つものについて解説します。
充電器&モバイルバッテリー
災害時の連絡手段として、欠かせないものとなったのが携帯電話です。しかし、スマホなどの携帯電話は充電が切れてしまえば使えません。
そのため、充電器やモバイルバッテリーは常に確保しておきましょう。
充電器とモバイルバッテリーがあれば、万が一スマホの充電が切れてしまってもすぐに復旧可能。家族や親戚、恋人や友人と連絡を取り合う際にも充電がなければ始まりません。
日頃から携帯電話の充電を切らさないようにすることはもちろん、災害時に備えて充電器やモバイルバッテリーを別途で用意しておくと安心です。
災害時もインターネット環境があればスマホから情報収集できるため、長時間の使用にも耐えられるよう充電器とモバイルバッテリーは複数用意することを推奨します。
ポータブル電源
災害時は、停電になることも珍しくありません。
一度停電になると電化製品は一切使用できなくなりますし、各種デバイスの充電もできなくなります。そのため、ポータブル電源などの電力供給源は必要不可欠です。
ポータブル電源は、スマホだけでなくパソコンやタブレットの使用にも活用できる他、各種電化製品も安定して使用できるため長期的な停電にも役立つでしょう。
大容量のポータブル電源であれば、停電時の電力供給源として使用できるだけでなく、普段から電気代の節約などにも効果的。常に充電しておけば被災時も安心です。
なお、EcoFlowでは災害時に役立つポータブル電源を各種取り扱っているため、被災時に備えて購入しておきたいという方は、ぜひ一度ご検討ください。
DELTA Pro | DELTA 3 | DELTA 2 Max | DELTA Pro 3 | |
容量 | 3,600Wh | 1,024Wh | 2,048Wh | 4,096Wh |
定格出力 | 3,000W | 1,500W | 2,400W | 3,600W |
AC充電入力 | 最大1,500W | 最大1,500W | 最大1,500W | 最大1,500W |
サイズ | 63.5×28.5×41.6cm | 39.8×20.0×28.4 cm | 49.7 × 24.2 × 30.5 cm | 69.3×34.1x41cm |
重量 | 約45Kg | 約12.5kg | 約23kg | 約51.5kg |
出力ポート | 合計15 AC×5 USB×6 DC×2 シガーソケット×1 アンダーソン×1 | 合計13 ACx6 USBx4 DCx2 シガーソケット x1 | 合計15 ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケット x1 | 合計13 ACx7 USBx4 DCx1 アンダーソン x1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-station | https://jp.ecoflow.com/products/delta-3-portable-power-station?variant=51641953354095 | https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-max-portable-power-station | https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-3 |
ソーラーパネル
災害時は、電力を生み出す手段があると便利です。その代表的な手段となるのが、太陽光発電となります。
太陽光発電と聞くと一般家庭では難しそうに思えますが、ソーラーパネルを設置すればどんな家庭でも可能です。ポータブル電源と組み合わせれば、発電・蓄電もできます。
そのため、停電に備えてソーラーパネルを購入しておくのもおすすめといえるでしょう。
太陽光発電は電力会社の状況に左右されないため、自宅のシステムさえダウンしていなければ災害時にも電力が使用可能。もちろん、停電していても関係はありません。
天候に左右される弱点はあるものの、晴れていれば半永久的に電力を生み出してくれるため、設定しておいて損はないでしょう。
その他、防災グッズについては他の記事でも解説しているため、併せてご覧ください。
→関連記事:【2024年】防災グッズで本当に必要なものランキング15位!グッズの選び方も紹介
普段から備蓄しておきたいもの7選
災害時はインフラが崩壊する可能性もゼロではないため、普段から必要なものを備蓄しておくことが重要です。ここでは、普段から備蓄しておきたいものについて解説します。
飲用水
生きていくために欠かせないもの、それが飲用水です。
人間は水分と睡眠を十分に確保しておけば、何も食べられなくとも2週間〜3週間は生き延びられるとされています。一方、水を一切飲まずにいると4日〜5日で命を落とします。
つまり、飲用水は人間が生きていくために必要不可欠な生命線というわけです。
そのため、災害時に備えて数日分〜数週間分の水は備蓄しておきましょう。貯蔵庫などがある場合は、数ヶ月分の水を備蓄しておいても損はありません。
水は飲用水としてだけでなく洗い物やお風呂やシャワー、手指の洗浄や傷口の洗浄にも使用できるため、いくらあっても邪魔になることはないでしょう。
食料品
生きていくためにもう1つ欠かせないもの、それが食料品です。
人間が生命を維持するためには、水だけでなく食べ物も必要となります。食べ物がないと十分に栄養が摂取できず、数週間で死に絶えてしまいます。
つまり、食料品は人間が生きていくために必要不可欠なエネルギーというわけです。
そのため、災害時に備えて数日分〜数週間分の食べ物も備蓄しておきましょう。生鮮食品だと腐ってしまうため、保存食となるものを大量に備蓄しておくのが良いでしょう。
例えば、インスタント食品やレトルト食品、缶詰などです。ただし、お湯が必要なインスタント食品やレトルト食品は状況次第では作れないこともあるため、缶詰を推奨します。
その他、数年単位で持つ乾パンをはじめ、半年程度は持つナッツやドライフルーツなど、長期保存が可能な食品を備蓄しましょう。
日用品
ティッシュやトイレットペーパー、石鹸や洗剤、衣料品や医薬品などの日用品も可能な限り備蓄しておくのが良いでしょう。
災害時には、周辺のスーパーやコンビニが営業不可能な状態となっていることも珍しくないため、思うように買い物ができないこともあります。
そのため、生活に必要なものはある程度備蓄しておきましょう。特に毎日使用するティッシュやトイレットペーパー、石鹸や洗剤などの衛生管理用品は必須です。
ただし、緊急時に周辺の商店で日用品を買い占めるのは避けましょう。物資が足りなくなるとパニックを誘発する原因となるため、くれぐれも注意してください。
救急セット
災害時は地震や津波、台風などの影響で怪我をすることもあります。怪我は放置しておくと重症化する可能性があるため、即座に手当てすることが重要です。
しかし、被災時は病院が逼迫した状態となり、医師や看護師がすぐに対応できない場合もあります。
その際に役立つのが救急セットで、自分で傷口を消毒して保護するなど簡易的な治療が可能です。そのため、救急セットも備蓄しておきましょう。
懐中電灯
災害によって停電した際、室内での行動や夜間の行動が制限されてしまいます。そのため、懐中電灯を用意しておくことも重要です。
懐中電灯があれば屋内に閉じ込められた場合も足元を照らせますし、夜中に動かなければならない場合にも前方後方を照らせるでしょう。
照明器具は電源がないと使用できないため、懐中電灯など電池で動くライトがおすすめ。併せて、電池も備蓄しておいてください。
簡易トイレ
災害時は公衆トイレが使用できない場合もある他、自宅のトイレが使用できない場合もあるでしょう。そのため、簡易トイレを用意しておくことも重要です。
生理現象は我慢でどうにかなるものではないため、簡易トイレがあるだけでも心強いです。特にお子さんやお年寄りの場合、簡易トイレがないと用を足せない場合もあるでしょう。
緊急時は外で排泄しても問題ないですが、公衆衛生の面でも簡易トイレはあった方が便利です。何個も用意する必要はありませんが、1つは用意しておいて損はありません。
ガスボンベ
停電で電気が使用できない時は、自宅待機を強いられても「何も調理できない」という事態になりかねません。そのため、ガスボンベも備蓄しておくと良いでしょう。
ガスボンベがあればカセットコンロが使用できるため、簡単な調理が可能です。火が使用できれば何かと便利であるため、ガスボンベも複数用意しておくことを推奨します。
ただし、ガスボンベの使用期限は製造から約7年前後とされているため、長年備蓄したものは廃棄しなければなりません。
使用期限が過ぎたガスボンベを使用すると爆発等の恐れもあるため、使用期限には十分に注意しておきましょう。
なお、日常的に持ち歩く防災グッズについては他の記事でも解説しているため、併せてご覧ください。
→関連記事:【女性向け】持ち歩く日常的な防災グッズをおすすめ
まとめ
防災グッズでいらなかったものランキング、災害時に役立つもの、普段から備蓄しておきたいものを解説しました。
防災グッズは色々なものが登場していますが、いざ災害に遭遇すると「いらなかった」と思うものもいくつかあります。例えば、コンパスやロープなどがその代表格です。
他にもカップ麺や浄水器、手回しラジオなど、一見すると便利そうなものも被災時にはあまり役に立たないこともあるかもしれません。
そのため、災害時に役立つものと普段から備蓄しておきたいものは定期的に確認しておくことを推奨します。
特に停電時は生活そのものが立ち行かなくなることもあるため、ポータブル電源があると便利です。
EcoFlowでは、災害時にも便利なポータブル電源を取り扱っているため、緊急事態に備えて購入しておくのはいかがでしょうか?