バイクに、自力でUSB電源を取り付けることは可能です。
ただし、やり方が曖昧なまま適当に取り付けてしまうと思わぬトラブルにつながることがあるため、注意が必要となるでしょう。
この記事では、バイクのUSB電源、取り付けは自分でできるか、選び方、メリット、デメリット、よくある質問をわかりやすく解説します。
バイクのUSB電源取り付けについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
バイクのUSB電源とは?

取り付けについて知る前に、そもそもバイクのUSB電源とは何かを知っておきたいです。
ここでは、バイクのUSB電源について詳しく解説します。
アウトドアを充実させるための設備
バイクのUSB電源は、アウトドアを充実させるための設備です。
本来、バイクにはUSB電源はありませんが、別途で装着することで運転中にスマホを充電したり、電気製品に給電したりすることが可能となります。
例えば、バイクでアウトドアに出かけると、スマホや電気製品を使いたい場面が度々出てきますが、充電分だけではすぐに電池切れになるのではないでしょうか。
対して、別途USB電源があれば、現地で充電もしくは給電が可能となります。
方法によっては、より快適にキャンプやツーリングを楽しめるでしょう。
なお、バイクでのキャンプやツーリングの持ち物については以下の記事で解説しているため、興味のある人はあわせてお読みいただけると幸いです。
→バイクでキャンプ!ツーリングキャンプの持ち物(必需品・便利グッズ)を紹介
運転中にスマホを充電できるようにする設備
バイクのUSB電源は、運転中にスマホを充電できるようにする設備です。
USB電源があれば、スマホなどの携帯電話を走行中に充電できるため、途中で充電が切れる心配がありません。
キャンプやツーリングでは、スマホで写真を撮ったり情報を調べたり、ナビを使ったりマップを見たりと何かと充電を酷使しやすいため、運転中に充電できるだけでも安心です。
走行中の操作は厳禁ですが、残量が気になる人にとっては心強い味方となります。
運転中に電気製品に給電できる設備
バイクのUSB電源は、運転中に電気製品に給電できる設備でもあります。
車体に内蔵されたバッテリーから直接給電できるため、電池残量を気にせずグリップヒーターやドライブレコーダーが使用できるなど、非常に便利です。
ドライブ中の様子を録画できるドライブレコーダー、ハンドル部分を温めて手の冷えを防ぐグリップヒーター、どちらもキャンプやツーリングに役立ちます。
電気製品が使用できるだけで不安の軽減にもなるため、備え付けておいて損はありません。
バイクのUSB電源取り付けは自分でできる?

バイクのUSB電源は自力での取り付けが可能ですが、バッテリー直結で取り付ける方法とブレーキスイッチに取り付ける方法の二つがあるため、注意が必要です。
ここでは、バイクのUSB電源取り付けは自分でできるかについて詳しく解説します。
バッテリー直結で取り付ける手順
バッテリー直結で取り付ける手順は、以下の通りです。
- ハンドルなど取り付けたい箇所にUSB電源本体を取り付ける
- USB電源配線のプラス端子とマイナス端子をバッテリーに取り付ける
- 正常に接続されているか動作確認を行う
バッテリー直結で取り付ける場合、ハンドルなど取り付けたい箇所にUSB電源本体を取り付け、USB電源配線のプラス端子とマイナス端子をバッテリーに取り付けるだけです。
後は正常に接続されているか動作確認を行えば、作業は完了となります。
実際にスマホや電気製品を接続して、正常に動けば無事成功です。
※バイクによってバッテリーの位置が変わる点に注意
ブレーキスイッチに取り付ける手順
ブレーキスイッチに取り付ける手順は、以下の通りとなります。
- 検電テスターで電源を取る配線を確認する
- ハンドルなど取り付けたい場所にUSB電源本体を取り付ける
- ブレーキスイッチに接続されているプラスの電源線を抜いてUSB電源の分岐ケーブルのプラス端子に接続する
- 車体アースにマイナスの配線を取り付ける
- 正常に接続されているか動作確認を行う
ブレーキスイッチに取り付ける場合、検電テスターで電源を取る配線を確認し、ハンドルなど取り付けたい場所にUSB電源を取り付けます。
ブレーキスイッチに接続されているプラスの電源線を抜いてUSB電源の分岐ケーブルのプラス端子に接続し、車体アースにマイナスの配線を取り付ければ、作業完了です。
同様に、正常に接続されているか動作確認を行ってください。
正しく作動しているかは、実際に機器を接続してチェックしましょう。
※バイクによってブレーキスイッチの構造が変わる点に注意
バイクに取り付けるUSB電源の選び方

バイクに取り付けるUSB電源の選び方は、以下をご参考にしてください。
- 安全性や耐久性で選ぶ
- ケーブルの有無で選ぶ
- 出力できる電流で選ぶ
- 防水機能で選ぶ
バイクに備え付けられるUSB電源は、安全性や耐久性で選ぶと安心です。野外で使用することが前提となるため、頑丈で丈夫な作りが求められます。
また、ケーブルの有無や出力できる電流でも選んでみてはいかがでしょうか。
以上の要素は、運転中にスマホを充電したり電気製品に給電したり、はたまたドライブレコーダーやハンドルヒーターを動かしたりするのに必要です。
走行中、雨が降る可能性も考えられるため、防水機能で選ぶことも推奨されます。
最近は通販で購入する人も一定数いるかと思いますが、初めて手にする人はバイクショップなどの専門店で選ぶのが望ましいでしょう。
バイクにUSB電源を取り付けるメリット

バイクのUSB電源は、エンジンが動いていればスマホを充電・電気製品に給電できる点、電子機器の盗難防止につながる場合がある点、複数の電子機器を同時に使用できる点がメリットです。
ここでは、バイクにUSB電源を取り付けるメリットについて詳しく解説します。
エンジンが動いていればスマホを充電・電気製品に給電できる
バイクにUSB電源を備え付けた場合、エンジンが動いていればスマホを充電・電気製品に給電できるのがメリットです。
本来、何も搭載していないバイクではスマホを充電したり、電気製品に給電したりはできませんが、USB電源さえあれば多種多様なものが使用できます。
キャンプやツーリングを充実させてくれる道具も使用できて、非常に快適です。
電子機器の盗難防止につながる場合がある
USB電源を搭載したバイクは、電子機器の盗難防止につながる場合があります。
なぜなら、配線が車体とつながっていて、容易には持ち出せないためです。
もちろん、配線を取り外してしまえば無理にでも盗むことは可能ですが、持ち主に気づかずに引き抜くというのは現実的ではありません。
ゆえに、防犯の観点からも優秀といえます。
複数の電子機器を同時に使用できる
USB電源を搭載したバイクは、複数の電子機器を同時に使用できます。
ポートと呼ばれるUSB端子が複数ある電源なら、スマホと電気製品を同時に接続できるため、運転中に充電しつつ他の電気製品も使用することが可能です。
走行中にドライブレコーダーやハンドルヒーターも使用できるなど、一つあるだけで何かと安心です。
バイクにUSB電源を取り付けるデメリット

バイクのUSB電源は、工賃などの取り付け費用がどうしてもかかる点、自分で取り付けるのに技術や知識が求められる点がデメリットです。
車種によっては取り付けにくい場合がある点、バッテリー上がりにつながる場合がある点も見逃せません。
ここでは、バイクにUSB電源を取り付けるデメリットについて詳しく解説します。
工賃などの取り付け費用がどうしてもかかる
バイクにUSB電源を取り付ける場合、工賃などの取り付け費用がどうしてもかかります。
作業代と部品代だけでも数千円かかり、バイクショップなどのプロに依頼すると1万円前後かかることもあるため、若干負担を感じやすいです。
別途でドライブレコーダーやハンドルヒーターも購入すると、さらに予算を圧迫する可能性があるでしょう。
一方で、手頃な値段のUSB電源も販売されているため、よく比較検討してください。
自分で取り付けるのに技術と知識が求められる
USB電源をバイクに取り付ける場合、自分で取り付けるのに技術と知識が求められます。
適当に配線を行うと、配線不良を引き起こすことがあるため、カスタムに慣れていない人にとっては、やや負担となりやすいです。
反対に、専門業者などのプロに依頼すればすぐに取り付けてくれるため、後の不具合を懸念するなら実績豊富なところに任せた方が安心ではないでしょうか。
途中で外れてしまっては本末転倒であるため、節約よりも安全を優先しましょう。
車種によっては取り付けにくい場合がある
車種によっては、取り付けにくい場合があります。
セパレートハンドルの車種などは取り付けにくいため、注意が必要です。
バッテリー上がりにつながる場合がある
用途によっては、バッテリー上がりにつながる場合もあります。
消費電力が激しいものを複数接続すると、バッテリー上がりになりやすいです。
バイクで給電や充電ができるとはいっても、バッテリーの性能には限りがあるため、電力の使用量をよく考えて利用しましょう。
バイクのUSB電源取り付けでよくある質問

バイクのUSB電源を自力で取り付ける場合、よくある質問を知っておくと安心です。
ここでは、バイクのUSB電源取り付けでよくある質問について詳しく解説します。
スクーターでもUSB電源は取り付けられる?
スクーターでも、USB電源を取り付けられます。
左右のハンドルが独立しているセパレートタイプのバイクは取り付けにくいですが、スクーターのようにハンドル周りにスペースのあるバイクは比較的取り付けやすいです。
バイクのUSB電源は濡れても大丈夫?
バイクのUSB電源は濡れると故障する恐れがあるため、防水仕様のものが求められます。
雨が降る可能性に備えて、カバーやシートを持参すると安心です。
ポータブル電源と互換性はある?

USB対応のポータブル電源であれば、両者の特性をうまく活かせます。
より幅広い場面で上手に活かしたい場合は、EcoFlowのポータブル電源が便利です。
EcoFlowで販売しているEcoFlow RIVER 3 Plusは、バイクにも難なく積めるコンパクトサイズで、軽量かつ小型のモデルだけあってシチュエーションを選びません。
充電速度にも優れていて1時間でフル充電できるため、急にキャンプやツーリングに行くことになっても安心です。
安全性や耐久性に優れていてアウトドア全般に利用できるのはもちろん、バッテリーの劣化も抑えられる設計となっているのも特徴といえます。
もしポータブル電源をお求めの場合は、EcoFlow RIVER 3 Plusをご検討ください。

まとめ
バイクのUSB電源、取り付けは自分でできるか、選び方、メリット、デメリット、よくある質問を解説しました。
バイクのUSB電源は、自分で取り付け可能です。
自力でブレーキスイッチに取り付けるのは難しいですが、バッテリー直結で取り付けるのは比較的簡単なため、カスタマイズに関するスキルがある人であれば問題はありません。
もちろん、自力での取り付けが困難な場合は、バイクショップなどに頼むのもありです。
なお、バイクにUSB電源を取り付けるなら、ポータブル電源も備えると重宝します。
ポータブル電源は持ち運びできる蓄電池で、バイク本体のバッテリーに頼らず、独立した予備バッテリーとしてお使いいただけます。
よくキャンプやツーリングなどのアウトドアを楽しむ人は、EcoFlowのEcoFlow RIVER 3 Plusを導入しましょう。
商品情報については、以下のリンクからご覧ください。