キャンプで薪割りをする場合、正しいやり方を知っておくと安心です。
間違った方法でやると危険な場合もあるため、具体的なやり方を把握し、何度か経験と練習を積む必要があるでしょう。
この記事では、キャンプで薪割りは必要か、キャンプの薪割りのやり方、必要なもの、守るべき注意点、よくある質問をわかりやすく解説します。
キャンプの薪割りについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
キャンプで薪割りは必要?

まず、根本的な話としてキャンプで薪割りは必要なのかという話ですが、いくつかの場面で必要となることがあります。
- キャンプファイヤーを行う場合
- 焚き火で何らかの調理をする場合
- 薪ストーブを使用する場合
以上のように、キャンプファイヤーを行ったり、焚き火で何らかの調理をしたり、薪ストーブを使用したりする人は薪割りが必要となるでしょう。
他にも、市販されている薪が大きい場合、使用する場面に合わせて小さくする必要があるため、薪割りが必要な場面がいくつかあります。
キャンプの雰囲気を出すのにも一役買ってくれるため、やり方を知っておくだけでもいざという場面で活きるのではないでしょうか。
バーベキューやブッシュクラフトをする人も、知っておいて損はないスキルです。
なお、以下の記事ではキャンプでの火起こしについて解説しているため、あわせて参考にしていただけると幸いです。
→キャンプで火を起こすための7つのステップ!重要性や注意点も解説
→キャンプには焚き火と直火に対応できる鍋を用意しよう!選び方5選を解説
キャンプの薪割りのやり方

キャンプで薪割りする場合、手順を覚えておくとスムーズです。ここでは、キャンプの薪割りのやり方について詳しく解説します。
割る予定の薪を固定する
まずは、割る予定の薪の固定が必要です。
固定せずに薪を割ろうとすると割った拍子に破片が跳ね返るなど危険があるため、必ずどこかに固定してから割ってください。
固定する場所がない場合は、地面や丸太などに置くと安定します。
逆に不安定な場所だと、木材が滑った拍子に刃物で手足を切る恐れもあるため、アウトドアに慣れていない人は専用の薪割り台を持っていきましょう。
薪に切り込みを入れる
割る予定の薪を固定したら、薪に切り込みを入れます。
いきなりサバイバルナイフや斧、鉈を振りかざして割ると危険なため、切込みを入れた部分に刃物が入った状態で割るように意識すると良いでしょう。
薪割りは木材を切るというより割るというイメージであるため、使用する刃物は刃が丈夫なものを選ぶのがベストです。
叩くようにして割る
薪に切り込みを入れたら、叩くようにして割ります。
刃物を振り回すのではなく、木材を薪割り台に叩きつけるようにして割ると怪我のリスクを低減できるのではないでしょうか。
薪割りは一見難しい印象がありますが、慣れれば簡単です。
キャンプの薪割りに必要なもの

キャンプの薪割りには、シャープナー、サバイバルナイフ、キンドリングクラッカー、グローブや軍手、薪割り台、斧や鉈、薪スタンドなどが必要です。
ここでは、キャンプの薪割りに必要なものについて詳しく解説します。
切れ味を復活させるシャープナー
キャンプでの薪割りには、切れ味を復活させるシャープナーが必要となります。
何度も使用している刃物は切れ味が落ちている場合があるため、現地ですぐに研げるようシャープナーを持参しておくと安心です。
小枝などを割れるサバイバルナイフ
キャンプでの薪割りにあると便利なのが、小枝などを割れるサバイバルナイフです。
サバイバルナイフはアウトドア全般に使用できる頑丈かつ強靭な刃物で、焚き火を使用するバーベキューやバトニングなどのブッシュクラフトでも重宝します。
キャンプ飯の調理などでも重宝するため、サバイバルナイフは1本持っていきましょう。
誰でも楽に割れるキンドリングクラッカー
キャンプでの薪割りで役立つのが、誰でも楽に割れるキンドリングクラッカーです。
キンドリングクラッカーは男性でも女性でも力を入れずに木材を割れる道具で、お子さんからお年寄りまで安全に薪割りができる優れものとなっています。
力がない人でも楽に薪割りできるため、現代のアウトドアではキンドリングクラッカーのような専用の道具を持っていく人も珍しくありません。
手を保護するための厚手のグローブや軍手
手を保護するための厚手のグローブや軍手も、持参しておくと安心でしょう。
素手で木材を持つと剥き出しの部分が肌に刺さったり、割れた破片で皮膚を切ったりするため、作業中は手袋必須です。専用のグローブや軍手があれば、怪我を未然に防げます。
不安定な場所でも木材を固定できる薪割り台
不安定な場所でも木材を固定できる薪割り台も、持参しておくと安心ではないでしょうか。
でこぼこした場所での作業は危険を伴うため、薪割り台も必要です。専用の薪割り台があれば怪我を防げるだけでなく、効率的に薪を割れます。
自らの力で木材を叩き割れる斧や鉈
キャンプの薪割りに必要不可欠なのが、自らの力で木材を叩き割れる斧や鉈です。
斧や鉈は木材を叩き割るのに重宝する刃物で、刃の重みを活用して一気に薪を割れます。
サバイバルナイフやキンドリングクラッカーと比べても扱いやすく、刃の重みで叩くように割れるため、力のない人でもスムーズに薪割りできるでしょう。
割った薪を置いておく薪スタンド
割った薪は置き場所に困ることがあるため、薪スタンドもあると安心です。
薪材は適当にテントの周りに置いておくだけで十分ですが、薪スタンドがあると薪材を取り出しやすくなるだけでなく、アウトドアの雰囲気も高めてくれます。
アウトドアは雰囲気を楽しむレジャーでもあるため、薪スタンドなどのように一見無駄に思えるものも持ち込んでおくとより楽しめるのではないでしょうか。
キャンプの薪割りで守るべき注意点

キャンプの薪割りでは、いくつかの点に注意が必要です。
ここでは、キャンプの薪割りで守るべき注意点について詳しく解説します。
周囲に人がいないか必ず確認する
キャンプで薪割りする際は、周囲に人がいないか必ず確認してください。
人がいる状態で薪を割ると、刃物はもちろん木材が飛んでいくことがあります。他のキャンパーはもちろん身内の誰かに当たると危険なため、人のいないところで行うのが絶対です。
どうしても人のいるところで割る必要がある場合は、相手と自分の間に遮蔽物を挟んで行うようにしましょう。
十分な作業スペースを確保する
キャンプでの薪割り時は、十分な作業スペースを確保しましょう。
空前のキャンプブームもあってか、大型連休や長期休暇ともなるとキャンプ場が非常に混み合い、作業するスペースが十分に確保できないことがあります。
仕方なくテントの周辺で作業する人もいますが、刃物の扱いに慣れていないと危険です。
最悪の場合はテント自体が破けたり、なかにいる人に怪我を負わせたりすることもあるため、作業に適切な場所をお選びください。
刃物は横ではなく縦に入れる
刃物は横ではなく縦に入れることで、安全に薪を割れます。
円を描くように振り回すと他の人に怪我を負わせる可能性がありますが、木材に対して垂直に振りかざせばそうしたリスクは避けられるでしょう。
こればかりは本人の注意次第ですが、刃物を扱う場合は常に横ではなく縦に入れることを意識するだけでも変わってくるのではないでしょうか。
なお、刃物はお子さんやお年寄りが触れないよう、管理も厳重にしておくとより安心です。
火から目を離さない
割った薪で火を起こした後は、目を離さないようにしてください。
火は風向きによって急に方向転換することがあり、意図せず引火することがあります。目を離した隙にお子さんやお年寄りが触ることもあるため、火元には常に警戒が必要です。
トイレなどでどうしても席を外す場合は、一度火を消しましょう。
キャンプの薪割りでよくある質問

キャンプでの薪割りが初めての人は、よくある質問にも目を通しておくと安心です。
ここでは、キャンプの薪割りでよくある質問について詳しく解説します。
刃物を持ち歩いても大丈夫?
刃物を持ち歩くとなると銃刀法違反になるのではと気になるところですが、キャンプの薪割りに使用するなど、正当な理由があれば問題はありません。
あくまでも銃刀法違反は、正当な理由なく刃渡り6cmを超える刃物を持ち歩いていた場合に処罰の対象となる法律です。
つまり、意味もなく刃物を携帯すると銃刀法違反となるだけで、キャンプで使用するなどの正当な理由があれば携行できます。
警察による職務質問では、刃物を携帯している理由を聞かれることがあるため、具体的に何に使用するのか説明できるようにしておくと安心でしょう。
薪は現地でも購入できる?
薪は、現地のアウトドアショップなどで購入できます。すでに割られている状態であれば、割るのに必要な道具や割る労力そのものを削減できるため、何かと快適です。
キャンプ場によっては薪セットをまとめて販売しているところもあるため、滞在先に一度電話やメールなどで確認しておきましょう。
無料で薪を手に入れる方法はある?
無料で薪を手に入れる方法も、ないわけではありません。
キャンプ場によっては無料の薪を用意してくれているところがあり、滞在者限定で利用可能です。最近だと自由に利用できる薪を置いているキャンプ場も、比較的あります。
どうしても現地で薪を割るのが大変な場合は、薪使い放題のキャンプ場を選んでみてはいかがでしょうか。
人によっては焚き火などで大量の薪を用いることがあるため、薪を用意してくれているところの方が快適に過ごせるのではないでしょうか。
他に何があると良い?

アウトドアをする場合、他にはポータブル電源などがあると重宝します。ポータブル電源とは、一定期間・一定量の電力を貯めておける携帯型の蓄電池のことです。
キャンプ場によっては電源が取れないところも珍しくないため、いつでもどこでも電力を使用できるようにしてくれるポータブル電源は、1台あるだけで重宝するでしょう。
よくアウトドアするものの、まだポータブル電源をお持ちでない場合は、ぜひ導入をご検討してみてはいかがでしょうか。
EcoFlowでは、EcoFlow DELTA 3 Plusなど高性能ポータブル電源を販売しています。当製品は業界最速級の充電速度を誇るポータブル電源で、AC入力であれば約56分で満タンになる優れものです。
AC充電だけでなくソーラー充電・走行充電・ハイブリッド充電にも対応しているため、幅広い場面で充電できます。
地震や台風など停電を伴う災害にも対応できるため、もし購入を検討中の人は一度当社の公式ホームページをご覧いただけると幸いです。

まとめ
キャンプで薪割りは必要か、キャンプの薪割りのやり方、必要なもの、守るべき注意点、よくある質問を解説しました。
キャンプでキャンプファイヤーを行う場合、焚き火で何らかの調理をする場合、薪ストーブを使用する場合は、薪割りが必要となります。
他にもバーベキューやブッシュクラフトで薪割りが必要となることがあるため、正しいやり方については知っておくと安心です。
初めてキャンプで薪割りする人は、当記事で説明したやり方だけでなく、必要なものや守るべき注意点も参考にしてみましょう。
なお、よりキャンプを快適に過ごすためには、EcoFlowが提供しているEcoFlow DELTA 3 Plusなどの高性能ポータブル電源があると良いです。当製品はアウトドアで使用することを前提に開発されているため、安全性や耐久性に定評があります。
巨大災害など万が一の場合も非常用電源となるため、最近では防災用品として備えておく人も珍しくありません。
気になる人は、一度公式ホームページからお問い合わせください。