夏の釣りは、日差しとの戦いです。暑さをしのいで快適な釣りを実現するには、慎重な服装選びが欠かせません。気温だけを重視するとTシャツ・短パンを選びがちですが、安全性や熱中症対策、日焼け対策も考慮する必要があります。
そこで本記事では、夏の釣りにおすすめの服装を紹介します。服装選びのポイントも解説しているので、誰でも簡単に夏の釣りの服装をコーディネートできるようになるでしょう。今年の夏に安全かつ快適に釣りを満喫したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
夏の釣りにおすすめの服装5選

夏の釣りの服装は、以下の釣り場によって異なります。足元の状態や日差しの強さ、周囲の環境に合った服装を選ばなければ、熱中症や事故のリスクが高まるのです。
- 堤防釣りの服装
- 磯釣りの服装
- サーフフィッシングの服装
- 船釣りの服装
- 渓流釣りの服装
それぞれの服装について、詳しく見ていきましょう。
堤防釣りの服装
堤防釣りは比較的足場が安定しているため、特別な服装は必要ありません。身軽な装備で楽しめるので、初心者にもぴったりな釣り方です。夏の堤防釣りの服装を紹介します。
- インナーシャツ
- Tシャツ
- 長ズボン
- ライフジャケット
- マリンシューズ
堤防であっても落水事故のリスクがあるため、ライフジャケットは欠かせません。
磯釣りの服装
岩場や磯のある海岸で行う磯釣りは、大物に出会えるチャンスがある一方で、足場が悪く、落水の危険性が高いのが特徴です。夏の磯釣りの服装を紹介します。
- ラッシュガード
- Tシャツ
- 長ズボン
- ライフジャケット
- スパイクシューズ
スパイクシューズは、グリップ力があって滑りにくいタイプを選びましょう。
サーフフィッシングの服装
サーフフィッシングのステージである砂浜は、約10〜20%の紫外線が反射するため、紫外線対策が欠かせません(※1)。また、足を水に浸けて釣りを行う場面もあるのが特徴です。夏のサーフフィッシングの服装を紹介します。
- ネックガード
- ラッシュガード
- Tシャツ
- スポーツタイツ
- ショートパンツ
- ライフジャケット
- サーフシューズ
サーフシューズは、砂の侵入を軽減し、靴全体から排水できます。
※1参考:花王株式会社「紫外線を受けやすい場所、受けにくい場所はどこ?」
船釣りの服装
海上は陸地に比べて体感温度が低くなるため、軽装をし過ぎるとかえって肌寒く感じる可能性があります。また、海面に反射した紫外線の影響も受けやすいでしょう。夏に適した船釣りの服装は、以下のとおりです。
- インナーシャツ
- Tシャツ
- スポーツタイツ
- ショートパンツ
- レインコート
- ライフジャケット
- マリンシューズ
船釣りでは、ライフジャケットの着用が義務付けられています。
渓流釣りの服装
濁流釣りでは、川の中を歩きながら魚を狙います。そのため、濡れることを前提に作られたウェーダーを着用するのがおすすめです。夏の濁流釣りの服装を紹介します。
- ラッシュガード
- Tシャツ
- レインジャケット
- スポーツタイツ
- ウェーダー
ウェーダーには、本体とブーツが一体になったタイプも販売されています。川底はコケの影響で滑りやすいので、フェルト底のブーツを選びましょう。
【条件別】夏の釣りにおすすめの服装

夏の釣りに着ていく服装は、以下の天候や性別、獲物によっても異なります。服装選びに失敗すると、快適性が損なわれるだけでなく、釣果も期待できません。
- 雨の日の釣りに必要な服装
- 女性の釣りに必要な服装
- バス釣りに必要な服装
それぞれの服装について、詳しく見ていきましょう。
雨の日の釣りに必要な服装
猛暑が予想される夏の釣りであっても、突然の雨に備えてレインウェアの準備は重要です。夏は気温と湿度が上がっているため、透湿性に優れたレインウエアを選びましょう。
透湿性がしっかりしていると、中の蒸れを発散して快適に釣りが楽しめます。また、上下セパレートのタイプであれば、天候や気温に応じて柔軟に着脱できます。
女性の釣りに必要な服装
釣り好きの女性にとって、夏の服装には涼しさや日焼け対策が重要です。猛暑で汗をかいて衣服の中が蒸れてしまうと、汗臭さを周りに感じさせてしまいかねません。
日焼け対策としてTシャツや短パンの下には、長袖やレギンスを着用しましょう。アームカバーや帽子、偏光サングラスなどの素肌を覆うアイテムも欠かせません。
バス釣りに必要な服装
バス釣りでは、ブラックバスとの果敢なせめぎ合いが予想されるため、動きやすい服装が必要です。特に陸っぱりやレンタルボートでのバス釣りは、足場も悪く、柔軟な動き方ができなければなりません。ストレッチ素材のパンツや立体裁断のトップスがおすすめです。
夏の暑さと活動量の多さが相まって、多量の汗をかく可能性があるので、吸水速乾性のあるシャツやパンツを組み合わせるとよいでしょう。
夏の釣りの服装に合わせたいアイテム3選

夏の釣りでは、以下の小物アイテムを取り入れることで、服装の機能性をさらに高められます。熱中症対策や日焼け対策を万全にできるので、安全な釣りには欠かせません。
- フィッシングキャップ
- 偏光サングラス
- アームカバー
それぞれのアイテムについて、詳しく見ていきましょう。
フィッシングキャップ
夏の釣りでは炎天下の中に長時間いるので、頭や顔を日差しから守るためにフィッシングキャップがあると安心です。フィッシングキャップは、通常の帽子と比べてツバが長く設計されています。近くに影がない海釣りでも、日差しを大幅にカットできるでしょう。
また、釣りの最中に雨が降ってきたとしても、顔や髪の毛が濡れるのを防げます。ただし、夏にフィッシングキャップを被り続けていると、頭が蒸れる恐れがあるため、サイドにメッシュが採用されているタイプがおすすめです。
偏光サングラス
夏の強い紫外線から目を守るためには、偏光サングラスがおすすめです。水面の反射を抑えるので、水中を泳ぐ魚を確認しやすくなり、釣果にもつながるでしょう。飛んでくるルアーや針から目を保護する役割も担います。
偏光サングラスを選ぶ際には、UVカット率と可視光透過率に着目しましょう。UVカット率が99.9%のタイプであれば、紫外線の侵入を極限まで防げます。太陽光をどれだけ通すかの指標となる可視光透過率は、10〜30%が最適です。
アームカバー
二の腕から手首までを保護できるアームカバー。着脱がしやすいので、半袖のTシャツとアームカバーで上半身をカバーしている場合、気温や体調に合わせて簡単に調節できます。
特に真夏の釣りでは、ひんやりと涼しい接触冷感のアームカバーがおすすめです。吸湿・速乾性に優れたリネンやシルク素材は、長時間着用しても肌に負担なく過ごせます。
夏の釣りを快適にするポータブル電源

猛暑が予想される夏の釣りにおいて、服装だけで暑さ対策を万全にするのは難しいでしょう。そこで大活躍するアイテムが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を溜め込み、コンセントがない場所でも家電を動かせる機器を指します。
夏の釣りでポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。
- 扇風機やポータブルエアコンを使い、冷風を浴びながら釣りが楽しめる
- ポータブル冷蔵庫に生き餌や釣った魚、冷たい飲み物を保存しておける
- 電子レンジや電気ケトルを使い、簡単に軽食を調理できる
- 電気ウキを使い、日中帯の猛暑を避けた夜釣りが楽しめる
- 周辺情報を調べるためのスマホを、常にフル充電にしておける
夏の釣りにポータブル電源があれば、常に涼しい環境で釣りができ、こまめに冷たい飲み物で水分補給が可能です。夏の釣りでは、暑さから生き餌や釣った魚の鮮度が落ちやすいですが、ポータブル冷蔵庫で冷凍保存できれば問題ありません。
夏の釣りに必要な性能|おすすめの製品
夏の釣りに持参するポータブル電源は、軽量コンパクトなタイプがおすすめです。重たいポータブル電源を釣り場まで持ち運ぶと、それだけで疲れてしまいます。
せっかく夏の釣りに適した服装を着用しても、釣り場に着いた頃には汗だくになっているでしょう。軽量コンパクトなタイプであれば、駐車場から釣り場まで気軽に持ち運べます。
本サイトを運営するEcoFlowは、約4.7kgの軽量コンパクトなポータブル電源「RIVER 3 Plus」を販売しています。「RIVER 3 Plus」の特徴は、以下のとおりです。
- X-Boostで900Wの家電を稼働できる
- ワイヤレス接続で最大858Whに容量を拡張できる
- 本体にはライトが内蔵され、夜釣りでは集魚灯として活躍する
- エクストラバッテリーを追加すると、140WのUSB-C充電ポートが増設される
- 30dB以下の静音設計により、釣りに集中できる
- ACコンセントから1時間で満充電できる
- 220Wのソーラー入力で、わずか1.5時間で満充電できる
- LiFePO4セルを採用し、10年以上もアウトドアで活躍する
防水・耐火・耐衝撃設計なので、夏の釣り場でも安全に使用できます。夏の釣りを快適に楽しみたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。

夏の釣りの服装を選ぶ際のポイント3選

夏の釣りの服装に最適なTシャツやスポーツタイツ、長ズボンなどを揃える際には、以下のポイントに着目してください。夏の釣りでは長時間、影のない炎天下の中で活動するので、熱中症対策や日焼け対策が欠かせません。
- ポイント1|吸水・速乾・通気性に優れる
- ポイント2|肌の露出を控える
- ポイント3|接触冷感素材を取り入れる
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
ポイント1|吸水・速乾・通気性に優れる
夏の釣りでは多量の汗をかくため、吸水速乾素材がおすすめです。汗を素早く吸収して発散してくれるので、常にサラサラとした着心地を維持できます。
海水で衣服が濡れた場合も素早く乾くので、快適に夏の釣りが楽しめるでしょう。また、通気性も兼ね備えていれば、日焼けや蒸れによる不快感も軽減できます。
ポイント2|肌の露出を控える
夏の釣りでは、暑さから逃れるために半袖・短パンを選びたくなるでしょう。しかし、素肌を露出してしまうと、紫外線を多量に浴びて全身が日焼けする可能性があります。
また、直射日光を長時間浴びていると急速に体力が削られて、釣りが終わった頃には疲労感でぐったりするでしょう。体温が急上昇すると、熱中症のリスクも高まります。肌の露出は極力控えるよう、スポーツタイツやラッシュガードなどを取り入れてください。
ポイント3|接触冷感素材を取り入れる
触るとヒンヤリする接触冷感素材を取り入れれば、夏に長袖・長ズボンを着用しても、快適に過ごせます。接触冷感素材の冷たさを示す指標は、Q-max(最大熱吸収速度)です。主な接触冷感素材と特徴を見ていきましょう。
接触冷感素材 | 特徴 |
麻 | ・Q-maxの値は0.35〜0.4程度。 ・吸湿性、放湿性が高く、汗を素早く吸収して乾きやすい |
絹 | ・Q-maxの値は0.3程度。 ・素材の柔らかさと滑らかさで着心地が良い |
レーヨン | ・Q-maxの値は0.3〜0.35程度。 ・通気性と吸湿性に優れている |
夏の釣りの服装に関するよくある質問

最後に、夏の釣りの服装に関するよくある質問を紹介します。
- 夏の釣りの服装は半袖と短パンだけでもよい?
- 夏の釣りの服装選びに必要なレイヤリングとは?
- 夏の釣りの服装で熱中症対策を行うには?
それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。
夏の釣りの服装は半袖と短パンだけでもよい?
夏の釣りの服装が半袖・短パンだけだと、手足の露出している部分が多くなり、多量の紫外線を浴びることになります。直射日光を長時間素肌で受けていると、体温が急上昇するため、熱中症で倒れる事態になりかねません。
夏の釣りで半袖・短パンを着用する際には、アームカバーやラッシュガード、タイツなどで素肌を保護しましょう。
夏の釣りの服装選びにレイヤリングは必要?
「アウターレイヤー」「ミドルレイヤー」「ベースレイヤー」の3層で重ね着をするレイヤリングは、冬の釣りで活躍します。夏の釣りでは、アームカバーやラッシュガードと半袖のシャツ、レッグカバーやタイツ、レギンスと短パンの重ね着がおすすめです。
素肌を直射日光から保護するために長袖のTシャツと長ズボンを着用してしまうと、気温に合わせて着脱できません。熱がこもってしまい、熱中症を引き起こす恐れがあります。
夏の釣りの服装で熱中症対策を行うには?
夏の釣りの服装で熱中症対策を行う上で、体温を上げ過ぎない工夫が重要です。接触冷感素材を取り入れれば、肌に触れてヒンヤリとした涼しさを感じられます。
吸水性と速乾性に優れた素材であれば、衣服の中で蒸し暑さを感じません。また、体温の上昇を抑えるために、帽子やアームカバー、レッグカバーなどの小物アイテムも必要です。
まとめ

本記事では、夏の釣りにおすすめの服装を紹介してきました。
足場が安定している堤防釣りでは、身軽な服装で楽しめます。一方の磯釣りは、足場が不安定なので、基本的な服装に加えてグリップ力のあるスパイクシューズが必要です。水の中を歩く渓流釣りでは、足から胸や腰までを覆えるウェーダーが活躍します。
さらに、熱中症対策や紫外線対策を万全にするためにフィッシングキャップや偏光サングラス、アームカバーも揃えておきましょう。
本サイトを運営するEcoFlowでは、真夏の釣りで冷房機器を稼働できるようになる高出力のポータブル電源を販売しています。夏の釣りで熱中症対策を万全にしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。