夏の定番といえば海水浴ですが、「いつまで楽しめるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
日本の海水浴シーズンは、地域や海水浴場により異なりますが、一般的には7月上旬から8月下旬までがベストシーズンとされています。
海水浴場ごとに開設期間や遊泳可能な時間が細かく設定されているため、公式サイトや自治体の発表を確認し、安全で快適な海水浴を楽しみましょう。
この記事では、一般的な海水浴シーズン、沖縄や離島エリアとの違い、地域別のシーズンの違いなどを詳しく紹介します。
海水浴シーズンはいつからいつまで?

一般的な海水浴シーズンは7月上旬から8月下旬ですが、西日本と東日本、沖縄や離島エリアでいつまで楽しめるかは異なります。
ここでは、海水浴シーズンについて詳しく解説します。
海水浴シーズンの開始と終了時期
海水浴シーズンの全国的な目安は、7月上旬から8月下旬までです。
多くの海水浴場は「海開き」と呼ばれるイベントからシーズンが始まり、監視員の常駐やクラゲ防止ネットの設置など、安全対策が整えられます。
海水浴シーズン終了の背景には、クラゲの大量発生や天候不順が挙げられます。
特に8月後半はクラゲが増えたり、台風やゲリラ豪雨など天候が崩れやすくなるため、多くの海水浴場がこの時期にシーズンを終了します。
このタイミングで監視員の配置も終わることが多いため、事故防止の観点からもシーズン内での海水浴が推奨されています。
沖縄や離島エリアは10月頃まで
沖縄や離島エリアの多くのビーチでは、3月下旬から10月末まで遊泳でき、特に6月下旬の梅雨明けから10月がベストシーズンとされています。
10月でも沖縄は最高気温が30℃近くまで上がる日もあり、全国的に秋の気配が強まるなかでも、リゾート気分を味わえるのが魅力です。
10月末を過ぎると気温が徐々に下がり、11月以降はウェットスーツを着用してシュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティを楽しむスタイルにシフトします。
離島では、さらに透明度の高い海や手つかずの自然が広がり、通年で遊泳可能なビーチも一部あります。
西日本と東日本の違い
西日本と東日本では、一般的な海水浴シーズンが少し異なります。
- 西日本:7月上旬~8月末
- 東日本:7月中旬~8月下旬
東日本の多くのビーチはお盆明けにシーズン終了となりますが、西日本では8月31日まで遊泳できるケースが多い傾向にあります。
これは、東日本の方が気温や水温の低下が早く、お盆を過ぎるとクラゲの発生や天候不順が増えるため、早めに遊泳期間を終えるためです。
海水浴のスケジュールを組む際は、地域ごとの気候や自然条件を理解したうえで、最適な日程を調整しましょう。
地域別の海水浴シーズン

日本列島は南北に長いため、各地域で海水浴シーズンの期間や特徴が異なります。ここでは、地域別の海水浴シーズンについて詳しく解説します。
北海道・東北地方

引用元:白浜海水浴場公式サイト
北海道や東北地方では、冷涼な気候の影響で海水浴シーズンが全国で最も短いです。
北海道の主要なビーチは、7月下旬から9月上旬が一般的な遊泳期間であり、東北地方は7月中旬から8月下旬となります。
広大な砂浜や自然豊かなロケーションが魅力で、バーベキューやキャンプも楽しめるスポットが多い点が特徴です。
▼北海道・東北地方の主な海水浴場
- おたるドリームビーチ(北海道小樽市)
- 石狩浜海水浴場(北海道石狩市)
- 白浜海水浴場(青森県)
- 網地白浜海水浴場(宮城県)
- サンオーレそではま海水浴場(宮城県)
関東地方

引用元:片瀬西浜・鵠沼海水浴場公式サイト
関東地方の海水浴シーズンは、7月中旬から8月下旬が一般的です。
特に神奈川や千葉、茨城のビーチは8月末まで遊泳可能なところが多く、9月上旬まで泳げるビーチもありますが多くはお盆明けに終了します。
関東のビーチは、首都圏からのアクセスの良さや充実した施設、家族連れにも安心な設備が整っている点が大きな魅力です。
▼関東地方の主な海水浴場
- 由比ヶ浜海水浴場(神奈川県)
- 鵠沼海水浴場(神奈川県)
- 守谷海水浴場(千葉県)
- 御宿中央海水浴場(千葉県)
- 大洗サンビーチ(茨城県)
中部地方

引用元:仁崎海水浴場公式サイト
中部地方の海水浴シーズンは、7月中旬から8月下旬が一般的ですが、9月下旬まで楽しめる海水浴場もあります。
愛知県にある仁崎海水浴場は、遠浅で波が穏やかということで家族連れにも人気があり、9月29日まで土日祝限定で開催されています。
中部地方のビーチは、南国ムードや温泉地と隣接している点など、バリエーション豊かな楽しみ方ができるのが魅力です。
▼中部地方の主な海水浴場
- 仁崎海水浴場(愛知県)
- 白谷海水浴場(愛知県)
- 三河大島海水浴場(愛知県)
- 弓ヶ浜海水浴場(静岡県)
- 熱海サンビーチ(静岡県)
近畿地方

引用元:二色の浜海水浴場公式サイト
近畿地方の海水浴シーズンは、7月上旬から8月下旬が一般的です。
大阪や兵庫、和歌山など、都市圏からアクセスしやすいビーチが多いため、毎年多くの人で賑わっています。
▼近畿地方の主な海水浴場
- 二色の浜海水浴場(大阪府)
- 須磨海水浴場(兵庫県)
- 竹野浜海水浴場(兵庫県)
- 白良浜海水浴場(和歌山県)
- 片男波海水浴場(和歌山県)
中国・四国地方

引用元:桂浜公式サイト
中国・四国地方の海水浴シーズンは、7月中旬から8月下旬が一般的です。
岡山の渋川海水浴場や広島のベイサイドビーチ坂、愛媛の道後温泉近くのビーチなど、瀬戸内海の穏やかな海が特徴で、県外からも多くの人が訪れます。
▼中国・四国地方の主な海水浴場
- 渋川海水浴場(岡山県)
- ベイサイドビーチ坂(広島県)
- 桂浜(高知県)
- 父母ヶ浜(香川県)
- 小松海水浴場(徳島県)
九州地方

九州地方の海水浴シーズンは、7月上旬から8月下旬が一般的ですが、南部では9月上旬まで楽しめるビーチもあります。
温暖な気候とともに、地元グルメや観光地とセットで楽しめる点が大きな魅力です。
▼九州地方の主な海水浴場
- シーサイドももち海浜公園(福岡県)
- 芥屋海水浴場(福岡県)
- 青島海水浴場(宮崎県)
- 蛤浜海水浴場(長崎県)
- 御立岬公園(熊本県)
沖縄地方

引用元:美らSUNビーチ
沖縄地方は日本で最も長く海水浴が楽しめる地域で、3月下旬から10月頃までが海水浴シーズンです。
那覇や恩納村のリゾートビーチ、石垣島や宮古島など離島のビーチは、透明度の高い海と白い砂浜が魅力で、通年を通して泳げるビーチもあります。
▼沖縄地方の主な海水浴場
- 美らSUNビーチ(沖縄本島)
- 万座ビーチ(恩納村)
- 川平湾(石垣島)
- サンセットビーチ(北谷町)
- 与那覇前浜ビーチ(宮古島)
海水浴シーズンに影響する主な要因

海水浴を安全かつ快適に楽しむためには、シーズンの長さや終了時期を左右するさまざまな要因を理解しておくことが大切です。
ここでは、海水浴シーズンに影響を与える主なポイントを詳しく解説します。
気温と水温
海水浴シーズンの長さを左右する最大の要因は、気温と水温です。一般的には、気温が高く水温が25℃前後になると、快適に海水浴を楽しめるとされています。
日本の多くの海水浴場では、7月から8月にかけて気温と水温がピークを迎えるため、この時期が海水浴シーズンの中心となります。
水温が低いと体温が奪われやすくなり、長時間の遊泳が危険になるため、海開きは地域ごとの気候変動やその年の気温の推移によって前後します。
特に東北や北海道などでは、気温と水温の上昇が遅いため海水浴シーズンの開始が遅く、終了も早まる傾向があります。
一方、沖縄や南西諸島では3月下旬から10月頃まで水温が高いため、長期間の海水浴が可能です。
天候と海況
海水浴シーズンに大きな影響を及ぼすもう一つの要因が、天候と海況です。
晴天が続き、波や風が穏やかな日は安全に海水浴を楽しめますが、台風や低気圧の影響で高波や強風が発生すると、遊泳禁止となることもあります。
特にお盆を過ぎる頃からは台風シーズンに突入しやすくなり、突然の高波や「土用波」と呼ばれる大きな波が発生しやすくなります。
見た目が穏やかでも、波が高くなっている場合は非常に危ないため、海水浴場の指示や遊泳可否の情報を必ず確認しましょう。
クラゲの発生時期
海水浴シーズン終了の大きな理由の一つが、クラゲの大量発生です。
クラゲは水温が高くなる夏から秋にかけて多く発生し、特にお盆を過ぎた8月中旬以降は被害が増える傾向にあります。
アンドンクラゲやミズクラゲ、カツオノエボシなど、刺されると痛みや腫れを引き起こす種類が多く、場合によっては重篤な症状を引き起こします。
クラゲの発生は海水浴シーズンの終わりを告げる大きな要因となっているため、特にシーズン終盤は注意が必要です。
海水浴はポータブル電源があると便利!
海水浴をより快適に楽しむアイテムとして、ポータブル電源の活用が注目されています。
ポータブル電源があれば、扇風機やLEDランタンなどの家電を活用でき、日中の暑さ対策や夜間の安全確保に役立ちます。
また、スマホやタブレットの充電切れを心配せずに済み、家族や友人との思い出を写真や動画に残したり、急な天候の変化やトラブル時にも連絡手段を確保できます。
海水浴で便利に使えるポータブル電源を探している方には、EcoFlowの『RIVER 3 Plus』がおすすめです。

砂浜や水しぶきが気になる海辺でも安心して使用できる防塵・防水仕様で、600Wの高出力で冷蔵庫や調理家電、扇風機など複数の家電を同時に使用できます。
RIVER 3 Plusがあれば、海水浴の楽しみ方が格段に広がり、より快適で安全なレジャーを実現できます。今シーズンの海水浴には、ぜひポータブル電源を準備して、思い出に残る時間を過ごしましょう。

海水浴シーズンに関するよくある質問

最後に、海水浴シーズンに関するよくある質問をまとめて紹介します。
シーズン外でも海水浴はできる?
法的には、海水浴場のシーズン外でも遊泳禁止区域でなければ海に入れます。
ただし、監視員がおらず、クラゲ防止ネットや救命設備が整っていないため、自己責任での利用が前提です。事故発生時の救助要請が遅れるリスクを考慮し、シーズン内の利用が推奨されます。
遊泳時間は何時まで?
遊泳時間は海水浴場ごとに設定されており、17時までが一般的です。日没1時間前を目安に終了するケースが多く、海水浴を楽しむ場合は時間厳守が求められます。
クラゲが多い時期や対策は?
クラゲ被害が急増する時期は、8月中旬以降です。アカクラゲやカツオノエボシが出現し、刺されると痛みや腫れを引き起こします。
効果的なクラゲ対策は以下の通りです。
- ラッシュガードやウェットスーツの着用
- クラゲ防止ネット内での遊泳
- 刺された場合は海水で洗い流し、酢をかける(アカクラゲの場合)
- 患部を43~45℃のお湯に浸す(カツオノエボシ対策)
閉鎖された後に泳ぐのは危険?
海水浴シーズン終了後に泳ぐ場合、以下のリスクが増加している点に注意が必要です。
- クラゲの大量発生
- 台風接近に伴う高波
- 水温低下による低体温症
クラゲは刺されると痛みや腫れを引き起こし、台風接近に伴う高波では事故に遭うリスクが高まります。
海水浴シーズンのおすすめの持ち物は?
海水浴シーズンでは、快適かつ安全に楽しむために以下の持ち物を持参しましょう。
- 水着
- タオル
- 着替え
- ビーチサンダル
- 日焼け止め
- 飲み物
- 帽子
- サングラス
- ゴミ袋
- レジャーシート
- 救急セット
- 保冷バッグ
水着やタオル、着替えなどは必須ですが、強い紫外線から肌を守るために日焼け止めやサングラスなども欠かせません。
また、海辺は体感以上に水分が失われるため、スポーツドリンクやお茶などを多めに用意し、こまめに水分補給を心がけてください。
まとめ
海水浴は、地域や気候によってシーズンの長さが異なりますが、一般的には7月から8月がピークで、沖縄や離島では10月頃まで楽しめる場所もあります。
安全で快適に楽しむためには、各地のシーズン情報や天候、クラゲの発生状況を事前に確認し、日焼け止めや飲み物などの持ち物をしっかり準備することが大切です。
電源の確保が難しい海辺では、スマホの充電や冷蔵庫の利用、扇風機の使用など、ポータブル電源があると快適さが格段にアップします。
EcoFlowの『RIVER 3 Plus』は、定格出力600W・X-Boost機能で最大900Wの高出力を実現し、ほとんどの家電を稼働できるパワフルさが特徴です。
また、約90分でフル充電できる高速充電、静音設計や防塵・防水性能など、アウトドアに最適な機能を備えています。
今年の海水浴シーズンは、ポータブル電源を活用し、より快適で安心な夏の思い出を作りましょう。