Image 1
Image 2

モバイルバッテリーが発火する前兆かも?発火事例や前兆があった際の対応、防ぐポイントを解説

近年では、モバイルバッテリーの発火事故が増加しています。

モバイルバッテリーは外出時の便利な充電アイテムですが、使い方を誤ると大変危険です。実際に、電車内や自動車内での発火事故が報告されています。

つまり、モバイルバッテリーの発火は誰にでも起こり得る問題です。

この記事では、モバイルバッテリーが発火する前兆や発火事例、発火の前兆が見られた場合の対応や防ぐ方法をわかりやすく解説します。

万が一の事態に備え、モバイルバッテリーが発火する前兆を知っておきましょう。

モバイルバッテリーが発火する前兆

モバイルバッテリー 発火 前兆

モバイルバッテリーが発火する前には、さまざまな前兆が現れる場合があります。ここでは、モバイルバッテリーが発火する前兆を解説します。

モバイルバッテリーが膨張している

モバイルバッテリーの膨張は、内部のリチウムイオン電池が劣化している証拠です。

通常時では平らな表面が、膨らんで丸みを帯びたりケースにひびが入ったりしている場合は要注意といえるでしょう。

この状態は、内部の電解液が気化して圧力が高まっている前兆です。膨張したバッテリーは内部短絡を起こしやすく、発火のリスクが高まります。

また、膨張が進むと、ケースが破裂して中身が飛び出す危険性もあります。モバイルバッテリーを使用する際は、形状が変化していないか、定期的に確認しましょう。

本体が異常に発熱している

モバイルバッテリーが使用中や充電中に異常に熱くなる場合は、内部で問題が発生している可能性があります。

通常使用でも発熱はありますが、多少のレベルです。手で触れられないほど熱い、または長時間熱さが続く場合は危険信号といってよいでしょう。

この状態は内部の電池セルが損傷している、または回路に問題がある可能性を示しています。過度の発熱は電池の化学反応を加速させ、最終的に発火につながる恐れがあります。

使用中に異常な発熱を感じたら、直ちに使用を中止し、涼しい場所に置いて冷ましましょう。

異音がしている

モバイルバッテリーから異音がする場合は、内部で深刻な問題が発生している可能性があります。

ブーンという低い振動音や、パチパチ、ジーという音が聞こえる場合は、内部の電池セルや回路に異常があると考えられます。

これらの音は電池内部のガス発生や、電気的なショートが起きている前兆かもしれません。異音が聞こえたらすぐに使用を中止し、安全な場所に置いてください。

無視して使用し続けると、発火や爆発のリスクが高まります。

異臭がしている

モバイルバッテリーから異臭がする場合は、内部の電解液が漏れている可能性があります。

特に、焦げたような臭いや化学薬品のような刺激臭がする場合は要注意です。

これらの臭いは、電池内部の化学物質が分解されている証拠といえます。発火の前兆となる可能性があるため十分に注意が必要です。

また、甘い香りがする場合も、電解液の漏れを示唆しています。異臭を感じたら、直ちに使用を中止し、換気の良い場所に移動させてください。

さらに、臭いが強い場合は火災の危険性が高まります。専門家に相談するか、適切な方法で処分しなければいけません。

本体に外的損傷が見られる

モバイルバッテリーの外装に傷や凹み、ひび割れなどの損傷がある場合は、内部の電池や回路にも影響を与えている可能性があります。

落下や衝撃によって生じた外的損傷は、見た目以上にダメージを負っている場合も少なくありません。

特にケースの変形や割れ、端子部分の損傷は危険です。内部短絡や電解液の漏れを引き起こし、発火のリスクを高めます。

外的損傷が見られる場合は、たとえ正常に動作していても使用を控え、新しいものに交換してください。加えて、安全性を第一に考え、定期的に本体の状態を確認する意識も持ちましょう。

モバイルバッテリーから液体が漏れている

モバイルバッテリーから液体が漏れている場合は、内部の電解液が外部に流出している可能性があります。

これは非常に危険な状態のため、すぐに使用を中止しなければいけません。

漏れ出た液体は無色透明や薄い黄色で、独特の臭いを放ちます。さらに、腐食性があるため、皮膚や目に触れると危険です。

また、電解液の漏れは、内部の電池セルが破損している可能性があります。発火や爆発のリスクが非常に高くなるため、液漏れを発見したら素手で触れず、ビニール袋などに入れて隔離してください。

モバイルバッテリーの発火事例

モバイルバッテリー 発火事例

ここでは、モバイルバッテリーの発火事例をいくつか紹介します。

メーカー推奨の方法以外で充電したことで発火

モバイルバッテリーの発火事例のなかには、非純正の充電器を使用して充電したところ、突然発火したケースがあります。

この事故の原因は、メーカーが推奨していない充電方法を用いたためです。非純正の充電器は電圧や電流の制御が適切でない場合があり、バッテリーに過度な負荷をかけてしまいます。

その結果、内部の電池セルが過熱し、最終的に発火に至りました。

この事例を見ると、メーカー純正の充電器を使用する重要性がわかります。充電中はモバイルバッテリーの状態を定期的に確認し、異常な発熱や膨張がないか注意を払いましょう。

モバイルバッテリーの正しい充電方法は、以下の記事をご覧ください。

モバイルバッテリーの正しい充電方法を解説!充電時の注意点や長く使うための工夫を紹介

ゴミ収集車の中で押しつぶされて火花が散り、他の可燃物へ引火

ある自治体では、不適切に廃棄されたモバイルバッテリーがゴミ収集車内で圧縮され、火花が散って他の可燃物に引火する事故が発生しました。

この事故の原因は、モバイルバッテリーを一般ゴミとして捨てたためです。ゴミ収集車の圧縮機能によりバッテリーが破壊され、内部の電極が接触して短絡を起こしました。

その結果、火花が発生し、周囲の可燃物に引火しました。

この事例からは、モバイルバッテリーの適切な処分方法の重要性がわかります。使用済みの製品は、自治体が指定する方法で正しく廃棄しましょう。

高温の車内に放置したことで異常発熱して発火

夏季に駐車中の車内にモバイルバッテリーを放置したところ、異常発熱して発火した事例があります。

原因は、高温環境下でのバッテリーの不適切な保管です。

車内温度は、外気温よりも大幅に高くなる場合があります。特に、直射日光が当たる場所では60度以上に達するケースも珍しくありません。

このような高温環境下になると、バッテリー内部の化学反応が加速し、熱暴走を引き起こす可能性があります。その結果、内部温度が急激に上昇し、発火に至りました。

この事例からは、モバイルバッテリーを高温になる場所に放置してはいけない重要性がわかります。

モバイルバッテリーから発火の前兆が見られた場合の対応

モバイルバッテリー 発火前兆 対応

ここでは、モバイルバッテリーから発火の前兆が見られた場合の対応について解説します。

使用を直ちに中止してケーブル類を抜く

モバイルバッテリーに異常を感じたら、使用を直ちに中止しましょう。

充電中であれば、すぐにコンセントから充電器を抜きます。接続されているスマートフォンなどの機器も、速やかに取り外してください。

この際、モバイルバッテリー本体が熱くなっている可能性があるため、素手で触れないよう注意が必要です。耐熱性のある手袋を使用するか、布などを介して扱うことをおすすめします。

ケーブル類をすべて抜いたら、モバイルバッテリーを周囲の可燃物から離し、安全な場所に置きます。この段階で煙が出ている、または既に発火している場合は、直接触れないようにしてください。

異常発熱していた場合は金属製の容器に入れる

モバイルバッテリーが異常発熱している場合は、金属製の容器に入れると安全性を高められます。

金属は熱を効率よく拡散させる性質があるため、バッテリーの温度上昇の抑制に効果的です。また、万が一発火した場合でも、金属容器が炎の拡大を防ぐ役割を果たします。

適した容器は、ペール缶や大きめの金属製のお菓子の空き缶などです。容器に入れる際は、バッテリーが直接金属に触れないよう、布や紙で包んでから入れるとよいでしょう。

ただし、容器の蓋は完全に閉めず、内部の熱が逃げられるようにしておいてください。

発火した場合は消火器で火を消す

万が一発火した場合は、消火器を使って消火活動を行いましょう。

モバイルバッテリー本体に、直接消火剤をふきかけてください。

ただし、消火器の使用期限が過ぎていると、消火能力の低下が懸念されます。万が一の事態に備えて、定期的に確認しておきましょう。

消火器がなければ大量の水をかけたり、砂や土に埋める

消火器がない場合は、大量の水をかけたり、砂や土に埋めたりするのが効果的です。

本来であればモバイルバッテリーに水をかける行為はNGですが、すでに発火してしまった場合に限り水での消火も有効といえます。

水をかけるにしても、砂や土に埋めるにしても完全に沈下してから処分するようにしてください。特に、砂や土に埋めた場合は、そのままにせずに取り出すようにしましょう。

モバイルバッテリーからの発火を防ぐポイント

モバイルバッテリー 発火

ここでは、モバイルバッテリーからの発火を防ぐポイントを解説します。

安全規格を満たしたPSEマークのある製品を使う

モバイルバッテリー選びでは、安全規格を満たしたPSEマーク付き製品を選ぶべきです。

PSEマークは日本国内で販売される電気製品に義務付けられている認証マークであり、安全基準をクリアしています。一方で、市場には安価で非正規品のモバイルバッテリーも流通しているため、注意が必要です。

特に、インターネット通販などで購入する際には、製品説明欄やレビューなどでPSEマークの有無や品質情報を確認しましょう。また、中古品や長期間使用している古い製品も、安全性に問題がないか点検し、不安要素があれば新しいものへ交換してください。

高温になる環境下で保管しない

モバイルバッテリーは、高温の環境になると内部温度が上昇しやすく、発熱や膨張から発火につながるリスクがあります。

そのため、高温になる場所での保管はやめましょう。

特に夏場の車内や直射日光下など、高温になる可能性のある場所への放置は避けてください。 また、自宅内でも暖房機器付近や湿度・温度管理のできていない場所への保管も控えましょう。

適切な保管場所は、風通しの良い涼しい場所です。持ち運び時には十分注意を払い、高温になりやすいポケットや鞄内でも通気性の確保に配慮してください。

強い衝撃を与えない

モバイルバッテリーは精密機器のため、強い衝撃によって内部構造が損傷する可能性があります。

落下や圧力によってケース内部の電池セルや回路基板が壊れると、短絡(ショート)などにつながり発熱・発煙・発火が生じる可能性があるため、取り扱い時には十分な注意が必要です。

また、不具合が起こったとしても分解したり無理に修理したりせず、安全な方法で廃棄または交換してください。

本体が熱い場合は使用を中断して冷ます

モバイルバッテリーの使用中に本体が異常に熱くなった場合は、直ちに使用を中断し、冷却してください。

通常の使用でも多少の発熱はありますが、手で触れられないほど熱い、または長時間熱さが続く場合は危険信号です。この状態で使用を続けると、内部の電池セルがダメージを受け、発火につながる可能性があります。 

使用を中断したら、モバイルバッテリーを涼しい場所に置き、自然に冷めるのを待ちましょう。ただし、冷蔵庫に入れるなど急激な冷却は避けてください。温度差による結露が内部に悪影響を与える可能性があります。

適切な方法で処分する

モバイルバッテリーは、適切に処分すると発火事故を未然に防げます。

くれぐれも、故障した製品を一般ゴミとして捨てないようにしてください。収集車内での圧縮や処理施設での破砕時に、発火する危険性があります。

正しい処分方法は自治体によって異なるため、まずは地域のルールを確認してください。

多くの場合、小型家電リサイクルの対象になるはずです。専用の回収ボックスや電器店での回収サービスを利用しましょう。

ただし、処分する際はバッテリー残量を使い切り、端子部分をテープで絶縁処理しなければいけません。また、膨張や損傷が見られる製品は慎重に扱い、可能であれば専門の処理業者に相談してください。

安全性の高いモバイルバッテリーならEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank

安全性 モバイルバッテリー

EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank は、安全性と利便性を両立した高品質なモバイルバッテリーです。

厳格な安全基準を満たし、PSEマークを取得しています。

高品質なリチウムイオン電池を搭載するだけでなく、過充電や過放電を防ぐ保護回路を搭載しているため、安心して使用できます。

また、マグネット吸着機能を備えているため、対応するスマートフォンに簡単に装着できる点が特徴です。この機能により、充電中の落下リスクを軽減し、安全性を高められます。

さらに、コンパクトで持ち運びやすいデザインながら、5,000mAhの大容量を実現しているため、外出時の急な電池切れにも対応できます。

RAPID Magnetic Power Bankは、安全性、機能性、環境への配慮のバランスが取れた製品です。日常使いのモバイルバッテリーとしては、最適な製品といえるでしょう。

EcoFlow RAPID Magnetic Power Bankの詳しい製品情報は、以下のページをご覧ください。

EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)
EcoFlow RAPIDは、強力なマグネットでピタッとくっつく、最先端のマグネット式モバイルバッテリーです。30Wの急速充電に対応しており、わずか33分で0%から70%まで充電可能です。

まとめ

この記事では、モバイルバッテリーが発火する前兆や発火事例、発火の前兆が見られた場合の対応や防ぐ方法をわかりやすく解説します。

モバイルバッテリーの発火リスクは、無視できない問題です。発火の前兆が見られた場合は直ちに利用を中止して適切な対処をしなければいけません。

また、発火のリスクを避けるためには安全性の高いPSEマーク付きの製品を選んだり、適切な使用や保管方法を守るようにしてください。

製品の安全な使用は自分自身を守るだけでなく、周囲の人々の安全にも直結します。適切な知識と対策を持てば、安心して活用できるでしょう。

Image 1
Image 2

コメントを書く

コメントを入力してください
お名前を入力してください