ポータブル電源は何時間使えるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
しかし、ポータブル電源は家電によって使用時間が変わるため、具体的に何時間使えるのかは各自で計算する必要があります。
この記事では、ポータブル電源は何時間使えるのか、使用できる時間を計算する方法、充電性能に関する注意点、大容量のものを選ぶべき理由をわかりやすく解説します。
ポータブル電源の使用時間について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
ポータブル電源は何時間使える?
ポータブル電源が何時間使えるかは家電によります。家電によって使用時間を自力で計算する必要があるため、計算式を知っておくことが求められるでしょう。
ここでは、ポータブル電源は何時間使えるのかについて詳しく解説します。
ポータブル電源が何時間使えるかは家電次第となる
ポータブル電源が何時間使えるかは家電次第となります。
消費電力が大きいものほど容量の大きいポータブル電源が必要となるのに対して、消費電力が小さいものほど容量の小さいポータブル電源で対応できます。
何時間使えるかはポータブル電源の容量と家電の消費電力によって変わるため、まずは使用する製品ごとにどれくらい電気が必要なのかを把握しましょう。
仮にポータブル電源の容量がどれほど大きくても、家電の消費電力が大きければ、使用できる時間は限られます。逆にポータブル電源の容量が小さくても、家電の消費電力が小さければ、使用できる時間はある程度確保できます。
要するにポータブル電源の容量だけでなく、家電の消費電力も一緒に理解しておくことが重要となるでしょう。
ポータブル電源の使用時間は自力で計算できる
ポータブル電源の使用時間は、自力で計算可能です。具体的な計算式は、以下の通りです。
- ポータブル電源の容量×0.8÷家電の消費電力=使用時間
以上の計算式に当てはめるとすぐに計算できるため、所有しているポータブル電源の容量と使用する予定の家電の消費電力から計算してみてください。
なお、他の記事では電気容量とは、大容量ポータブル電源の選び方、活躍する場面、長持ちするかについて解説しているため、あわせてご確認ください。
→電気容量とは?使用する単位や計算方法、管理方法について解説
→【大容量】2,000Wh以上のポータブル電源の選び方!おすすめの製品3選も紹介
→1500wクラスのポータブル電源が活躍する場面とは?おすすめ製品や選び方も解説
→1,000Whのポータブル電源は長持ちする?利用シーンやメリット・デメリット、選び方を解説
使用できる時間を計算する方法
ポータブル電源が使用できる時間を計算するためには、いくつかのステップに分けるとわかりやすいです。
計算式に当てはめるだけで簡単に計算できるものの、他に必要な情報がいくつかあるため、具体的な方法を知っておきましょう。
ここでは、使用できる時間を計算する方法について詳しく解説します。
ステップ1:ポータブル電源の容量を知る
まずは、ポータブル電源の容量を知りましょう。
ポータブル電源の容量を知るためには、本体に記載された「定格容量」をチェックするのが良いでしょう。その他、定格容量については以下でもチェック可能です。
- 通販アプリの商品ページ
- 取扱説明書の仕様ページ
- メーカーの公式サイト
以上のようにポータブル電源の容量は通販アプリの商品ページや取扱説明書の仕様ページ、もしくはメーカーの公式サイトに掲載されているため、ぜひチェックしてみてください。
もし見てもわからない場合は、購入したお店に直接確認するのが良いかもしれません。
ステップ2:家電の消費電力を確かめる
次に、家電の消費電力を確かめてください。
家電の消費電力を確かめるためには、本体に記載された「定格消費電力」をチェックするのが良いでしょう。その他、定格消費電力についても以下でチェック可能です。
- 通販アプリの商品ページ
- 取扱説明書の仕様ページ
- メーカーの公式サイト
以上のように家電の消費電力も通販アプリの商品ページや取扱説明書の仕様ページ、もしくはメーカーの公式サイトに掲載されているため、ぜひチェックしてみてください。
同様に見てもわからない場合は、購入したお店に直接確認するのが良いでしょう。
ステップ3:接続する製品を合算する
ポータブル電源には複数の家電を接続できるため、接続する製品を合算します。
ポータブル電源に対して1台の家電のみ使用する場合は容量に対して1台分の消費電力を計算すれば良いのですが、複数台接続する場合はすべての製品を合算する必要があります。
例えば、スマホ3台を同時に充電するなら、3台分の消費電力から必要な容量を計算する必要があるわけです。
他にも、スマホ1台・タブレット1台・パソコン1台のように複数のデバイスを同時に充電する場合も、3台分の消費電力から必要な容量を計算することが必要です。
すべての家電の消費電力を合算すれば必要なポータブル電源の容量が見えてくるため、具体的に何を使用するのかを想定して計算しましょう。
ステップ4:使用できる時間を計算する
最終的に、前述した計算式に当てはめて計算します。
- ポータブル電源の容量×0.8÷家電の消費電力=使用時間
仮に容量2,000Whのポータブル電源で消費電力1,000Wの家電を使用する場合、1.6時間使用できる計算となります。
500Wなら3.2時間、100Wなら16時間という具合に計算可能です。
上記の式に当てはめると、容量2,000Whのポータブル電源で消費電力20Wのスマホ充電器なら約80時間、40Wのタブレット充電器なら40時間、60Wのパソコン充電器なら約26.7時間使用できる計算です。
10WのLEDライトなら160時間ほど使用できるため、ポータブル電源があるだけで幅広い家電に対応できるといえるでしょう。
なお、他の記事では蓄電池容量の計算方法、一般家庭の電気使用量はどのくらいなのかについて解説しているため、あわせてご参照ください。
→蓄電池容量の計算方法は?上手な活用術と失敗しない選び方を解説
→一般家庭の電気使用量はどのくらい?調べ方や電気代の計算方法、家電の節電方法を解説
充電性能に関する注意点
ポータブル電源を使用するなら、充電性能について把握しておくことが欠かせません。充電性能についてはいくつか注意点があるため、あらかじめ理解していきたいです。
ここでは、充電性能に関する注意点について詳しく解説します。
時間経過によってバッテリー残量が減る
ポータブル電源は、時間経過によってバッテリー残量が減ります。
仮に家電を使用していなくても、本体を放置しているだけで徐々にバッテリー残量が減るため、定期的に充電してゼロになるのを防ぎたいです。
バッテリー残量がゼロのまま放置すると「過放電(充電ゼロの状態からさらに電気を取り出そうとすること)」が発生し、バッテリーの劣化につながります。
そのため、常にバッテリー残量が一定になるよう注意しておきたいです。
充放電によってバッテリー本体が劣化する
ポータブル電源は、充放電によってバッテリー本体が劣化します。
過放電だけでなく普通に充電・放電を繰り返すことで徐々にバッテリー本体が劣化し、結果的に蓄電できる量が失われていくため、注意が必要です。
リチウムイオン電池の宿命ではあるものの、過度な充電や過度な放電によってバッテリー本体が劣化するからこそ、丁寧に取り扱わなければいけません。
太陽光発電との互換性がないものがある
製品によっては、太陽光発電との互換性がないものがあります。
ポータブル電源と聞くと「ソーラーパネルと組み合わせてエコ・SDGsに貢献したい」と考える人もいるかもしれませんが、互換性がなければ使用できません。
ポータブル電源のように持ち運びできる蓄電池にはいくつかの種類があり、ソーラーパネルと一緒に使用できるものとそうでないものがあるわけです。
どれほど優秀なポータブル電源でも、太陽光発電との互換性がなければ蓄電池としての用途は限られるため、どのような目的で導入するのか一度明確にしておきましょう。
どうしてもソーラーパネルと同時に使用したいなら、互換性のあるものをお選びください。
なお、他の記事では太陽光発電の発電容量とは、太陽光発電の耐用年数は何年なのかについて解説しているため、あわせてご覧ください。
→太陽光発電の発電容量とは?最適な容量の計算方法や売電価格との関係性を解説
→太陽光発電の耐用年数は何年?減価償却費の計算方法も解説
大容量のものを選ぶべき理由
ポータブル電源を購入するなら、大容量のものを選ぶと便利です。
大容量のものを選ぶべき理由について詳しく解説します。
長時間の使用にも耐えられるため
大容量ポータブル電源であれば、長時間の使用にも耐えられます。
容量が大きければ家電の消費電力が大きくても長時間使用できるため、より多種多様な家電を使用したい人は大容量ポータブル電源をご購入ください。
大容量ポータブル電源なら家電の同時接続にも対応できるため、アウトドアやリモートワークの他、緊急時の非常用電源としても役立つでしょう。
バッテリーの劣化を防げるため
大容量ポータブル電源はバッテリー残量が他のものと比べてもゼロになりにくいため、バッテリー本体の劣化を防ぎやすいです。
何度もバッテリーを充放電するとバッテリーそのものが劣化しやすくなるのですが、大容量ポータブル電源は常に一定のエネルギーを貯めておけるから長寿命です。
定期的に使用すれば過放電になるのも防げるため、常にアウトドアやリモートワークの相棒として充電して持ち歩くのが良いでしょう。
幅広い目的に用いられるため
大容量なら多種多様な場面に役立つため、幅広い目的に用いられます。
アウトドアやリモートワークはもちろん、災害に対しては非常用電源にもなるため、平時はもちろん緊急時にもあると便利でしょう。
大容量ポータブル電源は100%の充電で数日分〜10日分ほどの電力を確保できるため、普段使いだけでなく停電時の電力供給源としても役立ちます。
日常生活では節約や売電にも活用できるからこそ、幅広い用途に使用可能です。
なお、EcoFlowではEcoFlow DELTA 3 Plusなど、高性能なポータブル電源を取り扱っているため、もし持ち運びできる電源が欲しいとのことなら一度ご検討いただけると幸いです。
EcoFlow DELTA 3 Plusは業界トップクラスの性能を持つポータブル電源で、あらゆるシーンで最速の充電速度を実現しています。
具体的には約56分でフル充電できるため、急遽野外でアウトドアやリモートワークをすることになっても安心です。
ケーブルをコンセントに挿して電源を入れるだけで簡単に充電でき、なおかつ数日分〜10日分のエネルギーを持ち運べるため、場所を選びません。
大規模災害による停電が発生したとしても、事前に充電しておけば復旧までストレスなく生活を続けられます。
他にもEcoFlow DELTA 3 Plusは家電の約99%に対応できるなど、使用する電化製品・電子機器を選ばないのも特徴です。
本体自体は30dB(郊外の深夜)ほどしか出さない超静音設計となっているため、稼働時の騒音や振動が気になる人も安心して使用できるでしょう。
他にもEcoFlow DELTA 3 Plusはポータブル電源に必要な機能が備わっているため、気になる人は一度公式ホームページをご覧ください。
まとめ
ポータブル電源は何時間使えるのか、使用できる時間を計算する方法、充電性能に関する注意点、大容量のものを選ぶべき理由を解説しました。
ポータブル電源が何時間使えるのかは、以下の計算式で計算可能です。
- ポータブル電源の容量×0.8÷家電の消費電力=使用時間
以上の計算式に当てはめれば、家電がどれくらいの時間使用できるのか計算できます。
ただ、ポータブル電源の性能はもちろん、家電の性能によっても使用できる時間は変わってくるため、必ずしも計算通りとなるとは限りません。
その点はポータブル電源・家電それぞれの性能を精査し、どれくらいの時間使用できるのかおおよその目安として計算するのが良いでしょう。
なお、より長時間使用したいなら大容量ポータブル電源を選ぶのが良いです。
EcoFlowでは、大容量ポータブル電源としてEcoFlow DELTA 3 Plusなど幅広いモデルを取り扱っているため、もし欲しいとのことでしたら一度当社にお問い合わせください。
ご相談いただいた内容に合ったポータブル電源を提供することも可能なため、一度公式ホームページからご連絡いただけると幸いです。
なお、EcoFlow DELTA 3 Plusは高出力・大容量のポータブル電源で急速充電が可能となっているため、欲しいものが決まっていない場合はEcoFlow DELTA 3 Plusを推奨します。
EcoFlow DELTA 3 Plusは安全性・耐久性に優れており、寿命も約10年と長寿命を実現しているからこそ、アウトドアやリモートワークに良いでしょう。
緊急時には非常用電源にもなるため、防犯グッズとして導入するのも良いかもしれません。
当社では他にも豊富なポータブル電源を販売しているため、一度公式ホームページをご覧ください。