車中泊で役立つ電気毛布はポータブル電源で使用できる?消費電力や使用シーンも解説

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車中泊で役立つ電気毛布はポータブル電源で使用できる?消費電力や使用シーンも解説

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キャンプや車中泊などのアウトドアでは、暖房器具の1種である電気毛布が活躍します。しかし、備え付け電源がない状況で電気毛布を使うには、ポータブル電源の用意が必要です。

ポータブル電源をアウトドアに持っていけば、電気毛布をどこでも快適に使用できます。特に、冬場のアウトドアで大活躍するはずです。しかし、屋外で使用する場合、一部デメリットがあるのも事実です。

そこで今回は、電気毛布の消費電力や使用シーン、屋外で利用するメリット・デメリットを解説します。冬場のアウトドアを快適に過ごしたい方は、ぜひ本記事の内容をご覧ください。

 

電気毛布の消費電力

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電気毛布の消費電力は、製品によって5〜100Wと大きな幅が存在します。これは、設定温度や毛布の素材、使用環境に応じて消費電力が変化するためです。

例えば、冬キャンプのような寒い場所で使用する場合、消費電力が40~60Wと高くなることがあります。その一方で、設定温度を低くすれば、1時間あたり30W前後で使用可能です。いずれにしても、電気毛布はほかの暖房器具に比べて消費電力が低い傾向にあります。

【一般的な暖房器具の消費電力】

  • ホットカーペット:100~700W
  • ハロゲンヒーター:300~1000W
  • セラミックヒーター:640~1170W
  • オイルヒーター:500~1200W

電気毛布を屋外で使用する際には、基本的に電源装置が必要です。キャンプ場に備え付けの電源が備わっていれば問題ありませんが、ない場合はポータブル電源などの携帯性に長けた電源装置を用意する必要があります。

ポータブル電源の選択時には、バッテリー容量が特に重要となります。なぜなら、バッテリー容量に応じて、電気毛布の使用時間が変動するためです。

なお、ポータブル電源に必要なバッテリー容量は、「電気毛布のバッテリー容量(Wh)×使用時間」で大まかに算出できます。例えば、50Wの電気毛布を8時間使用したいなら、400Wh程度のバッテリー容量が必要となります。

ほかの電気機器を使うことも考慮し、ポータブル電源のバッテリー容量を選択しましょう。

ポータブル電源で使える家電製品を徹底解説!ドライヤーや冷蔵庫が使える電源

 

電気毛布の使用シーン|車中泊やキャンプ

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電気毛布は車中泊や冬キャンプなど、さまざまなアウトドアで活躍します。主な使用シーンとして、以下のような場面が挙げられます。

【電気毛布の主な使用シーン】

  • 冬場の車中泊で寒さ対策として使用する
  • 寝袋のなかに入れて眠るときに使用する
  • テント内に敷いてホットカーペット代わりとして使用する
  • 食事のときにひざ掛けとして使用する
  • 車の座席に敷いて運転中にあたたまる目的で使用する

キャンプサイトに出発する前に、夜間の温度を完全に予測するのは困難です。そんな場合、とりあえず電気毛布を持っていけば、たとえ肌寒くなったとしても快適に過ごせます。

最近では、冬キャンプにこたつを持参する方が多いですが、その場合は荷物が多くなり、大型の車を用意する必要があります。その点、電気毛布はコンパクトで荷物になりにくいため、小型の軽自動車でも気軽に持っていくことが可能です。

 

電気毛布を持ち運ぶメリット・デメリット

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電気毛布は便利なアイテムですが、利用するにあたってメリットとデメリットが存在します。良い点と悪い点の両方を把握すれば、本当に必要なのかどうかが見えてくるはずです。

 

電気毛布のメリット

電気毛布の最大のメリットは、ほかの暖房器具よりも低消費電力かつコンパクトである点です。もしもポータブル電源の定格出力が低かったとしても、電気毛布ならほとんどの場合で使用できます。

また、コンパクトで携帯性が高いため、車中泊やキャンプに持参しても荷物の負担になりません。さらに電気毛布は寝室だけでなく、リビングや車内、テント内などで使用でき、その場に応じた柔軟な利用方法が可能です。

【電気毛布のメリット】

  • ほかの暖房器具と比べて消費電力が少ない
  • コンパクトで荷物の負担になりづらい
  • 用途に合わせて利用方法を選択できる
  • 一酸化炭素中毒のリスクがない
  • 本体価格が安価で初期費用を抑えられる
  • 寝具全体をあたためることができる

 

電気毛布のデメリット

アウトドアで電気毛布を活用したいなら、電源を用意する必要があります。キャンプサイトに備え付けの電源が用意されていない場合、ポータブル電源を持参しなければなりません。

また、電気毛布は直接触れる部分のみをあたためる性質上、ヒーターのように空間全体の温度を調節することができません。その上、長時間の使用は脱水症状を引き起こすリスクがあるため、水分補給を怠らないよう気を付ける必要があります。

【電気毛布のデメリット】

  • 備え付けの電源がない場合はポータブル電源を用意する必要がある
  • 空間全体をあたためることができない
  • 長時間の使用は脱水症状を引き起こすリスクがある

 

電気毛布はポータブル電源を用いれば快適に使用できる?

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屋外で電気毛布を使用したい場合、ポータブル電源を持参すれば快適に使用できます。ただし、ポータブル電源のバッテリー容量と電気毛布の消費電力を確認し、状況に合った選択をする必要があります。

電気毛布の使用可能時間は、「ポータブル電源のバッテリー容量(Wh)÷電気毛布の消費電力(W)」で算出可能です。例えば、消費電力50Wの電気毛布を使用する場合、以下のような計算式で使用可能時間を導き出せます。

  • 300Whのポータブル電源の場合:300Wh÷50W=6時間
  • 500Whのポータブル電源の場合:500Wh÷50W=10時間
  • 1,000Whのポータブル電源の場合:1,000Wh÷50W=20時間

ただし、消費電力は使用環境や電気毛布の設定温度に応じて変化します。また、電気毛布に電力を供給する際に電力のロスが発生するため、計算通りに電気毛布を使用できるとは限りません。その点を踏まえた上で、状況に合った各製品を選びましょう。

 

電気毛布を快適に使用するためのポータブル電源の選び方

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アウトドアで電気毛布を快適に使用するためには、その状況に適したポータブル電源の用意が必要です。ポータブル電源を選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。

  1. バッテリーの容量
  2. 出力波形
  3. 出力ポートの形状
  4. 安全性
  5. 便利な追加機能

各ポイントを順番に解説します。

 

バッテリーの容量

バッテリーの容量は、ポータブル電源の選定において重要な要素の1つです。電気毛布の使用時間を左右するため、慎重に検討する必要があります。

例えば、ソロキャンプで電気毛布の使用時間が短いなら、300〜500Wh程度のポータブル電源で事足ります。その一方で、家族全員分の電気毛布を使用するなど、使用量が増える場合は、700~800Wh程度のバッテリー容量がなければ安心できません。

このように、ポータブル電源の適切なバッテリー容量は使用シーンに応じて変わるため、使用状況を把握した上で検討することが大切です。

 

出力波形

ポータブル電源の出力波形も選ぶ際に注力する必要があります。出力波形とは、電源のインバーターという部品から出力される電気の波形のことです。一般的には「正弦波」と「矩形波」の2種類があります。

  • 正弦波:なめらかな曲線を描く波形
  • 矩形波:直線的で角ばった形状をしている波形

電気機器の大半は正弦波の電力を前提として作られているため、正弦波を出力するポータブル電源の選択が推奨されます。反対に、矩形波を出力するポータブル電源を選んでしまうと、使用用途が限られてしまうので注意が必要です。

 

出力ポートの形状

ポータブル電源の使い勝手を左右する出力ポートの形状も重要です。多くのポータブル電源には、以下3種類の出力ポートが備わっています。

  • AC出力
  • USB出力
  • DC出力

AC出力は、一般的なコンセントと同様の交流100Vの電力を出力します。多くの電気機器に対応しているのが特徴です。USB出力は一般的なパソコンに備わっている出力ポートです。

DC出力は車のシガーソケットと同じもので、車載用の電気機器を利用する際に重宝します。ポータブル電源の製品によって、これら出力ポートの形状や数が異なるため、使用状況に応じて適切なものを選択しましょう。

 

安全性

ポータブル電源を選ぶ際は、安全性も考慮しましょう。長く安全に使用するためにも、過充電防止機能や過負荷保護など、安全性が確保された製品を選ぶことをおすすめします。

また、ポータブル電源を選ぶ際は、製品の安全性を示す「防災安全協会推奨マーク」や「PSEマーク」にも注目しましょう。

高い安全性を確保し、長寿命を実現したい場合はリン酸鉄リチウムイオン電池が搭載された製品がおすすめです。発火や爆発が起こりにくいため、安心してポータブル電源を利用できます。

リン酸鉄リチウムイオン電池が採用されたEcoFlowの「DELTA 2」はこちら

 

便利な追加機能

便利な追加機能が備わっていれば、車中泊やキャンプをより快適にしてくれます。具体的な機能として、以下のようなものが挙げられます。

  • スマホアプリとの連携
  • 急速充電テクノロジー
  • ソーラー充電対応

スマホアプリと連携できる製品であれば、ポータブル電源のバッテリー残量をひと目で確認できます。また、スマホアプリを通じてデバイスをリアルタイムで制御可能です。

ポータブル電源をより便利に使用したい方は、製品を選択する際に、これらの機能が備わっているのかご確認ください。

 

電気毛布の利用に適したポータブル電源

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アウトドアで電気毛布を活用する場合、機能性と携帯性を兼ね備えたポータブル電源がおすすめです。本サイトを運営するEcoFlowは、以下のようなアウトドア向けのポータブル電源を販売しております。

  1. RIVER 2 Pro
  2. DELTA 2

各製品を順番に見ていきましょう。

RIVER 2 Pro

「RIVER 2 Pro」は、軽量デザインが特徴的なポータブル電源です。重量はわずか約7.8kgで、アウトドアでの携帯性に優れます。

バッテリー容量は768Whで、定格出力も800Wあるため、ほとんどの電気毛布を快適に利用できます。また、本製品は充電速度に長けているのも特徴です。

史上最速の充電速度を実現しており、ACコンセントからなら約70分でフル充電が完了します。アプリを介した残量管理にも対応しています。

容量

768Wh

定格出力

800W

AC充電入力

100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A

サイズ

26.9 x 25.9 x 22.6cm

重量

約7.8kg

出力ポート

合計11

ACx4

USB-Ax4

DC5521ポートx2

シガーソケットx1

公式サイト

https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station

DELTA 2

「DELTA 2」は、大人数でのアウトドアに適したポータブル電源です。電気機器を長時間使用する場面でも、本製品の大容量バッテリーがあれば快適に電力を供給できます。

もちろん電気毛布以外の電気機器にも対応しているため、日常からレジャー、緊急時など、幅広いシーンで活躍します。さらに、リン酸鉄リチウムイオン電池の搭載により、高い安全性と長寿命を実現。

高速充電にも対応しており、一般的なポータブル電源が80%までの充電に数時間要するのに対し、本製品ならわずか50分で充電が完了します。

容量

1,024Wh

定格出力

1,500W

AC充電入力

最大1,200W

サイズ

40.0 x 21.1 x 28.1 cm

重量

約12kg

出力ポート

合計15

ACx6

USBx6

DCx2

シガーソケット x1

公式サイト

https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station

まとめ

本記事では、電気毛布の消費電力や使用シーン、屋外で利用するメリット・デメリットを解説しました。

電気毛布の消費電力は製品によって前後するため、一概に断定することはできません。ただし、ほかの暖房器具に比べて消費電力が抑え気味であり、携帯性にも優れているので、キャンプや車中泊などのアウトドアで活用します。

サイト内に備え付けの電源がない場合や車中泊で利用したい場合には、ポータブル電源などの電源装置が必要です。バッテリー容量や出力波形、出力ポートの形状などを考慮し、目的・状況に適したポータブル電源を選択しましょう。

なお、本サイトを運営するEcoFlowは、アウトドア向けのポータブル電源を多数販売しております。ぜひ一度、製品情報をご確認ください。

機能性と携帯性を両立したEcoFlowの「RIVER 2 Pro」はこちら

大容量バッテリーを内蔵したパワフルなポータブル電源「DELTA 2」はこちら

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