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富士山の噴火はいつ?直前に起きる予兆や被害想定・噴火の歴史も解説

日本一の高さを誇る富士山は、過去に何度も噴火し、大きな被害をもたらしてきた歴史があります。しかし、江戸時代の「宝永噴火」以来は一度も噴火しておらず、いつ噴火するのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、富士山が次に噴火するのはいつになるのかについて解説します。富士山が噴火した際に想定される被害や、富士山の噴火対策も掲載しているので、富士山の噴火に備えて準備を万全にしておきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

富士山が噴火するのはいつ?

富士山 噴火 いつ

富士山はここ300年間で一度も噴火していないため、いつ噴火してもおかしくありません。ただし、富士山がいつ噴火するのかを明確に予測するのは困難を極めます。富士山は、10万年前から2万年前までは頻繁に大きな噴火を繰り返していました。

その後も西暦1100年までは度々噴火していましたが、それ以降に噴火した記録が残っているのはわずか3回です。富士山の活動が完全に止まるとは考えにくく、間隔が長くなると溜まるマグマの量も多くなるため、次の噴火では規模が大きくなる恐れがあります。

富士山の噴火前に起きる3つの予兆

富士山 噴火前 予兆

富士山の地下15kmほどにはマグマがあり、噴火の際にはマグマが動くので、予兆を得られる可能性が高いでしょう。しかし、前兆があっても噴火しないケースや、前兆の直後に噴火するケースなど不確実性は高いのが実情です。富士山の噴火前に起きる予兆を紹介します。

  • 予兆1|火山性地震
  • 予兆2|鳴動と空振
  • 予兆3|噴気の異常

それぞれの予兆について、詳しく見ていきましょう。

予兆1|火山性地震

富士山が噴火する前には、火山性地震が頻発すると予想されています。火山性地震とは、マグマの移動によって地下で岩盤に圧力がかかり発生する地震です。火山性地震の頻度や数が通常よりも増加し、地震の深さやパターンが変化した場合には噴火のリスクが高まります。

例えば、1983年に発生した三宅島の噴火では、10月3日13時58分から火山性地震が多発しました(※1)。その約1時間半後の15時23分には、噴火が発生しています。

※1参考:内閣府「三宅島噴火災害教訓情報資料集」

予兆2|鳴動と空振

富士山が噴火する前の予兆として、鳴動や空振も重要な手がかりとなります。空振とは、火口付近で急激な圧力変化が生じ、音波として伝播した空気の振動です。

火口付近には空振計が設置されており、爆発による空気の振動を一早くキャッチできます。空振が起きると、山の方からの爆発音やガラス窓の振動音などの鳴動も起きます。

予兆3|噴気の異常

マグマの上昇に伴って現れる予兆が、噴気の異常です。富士山の地下からマグマが上昇してくる際には、マグマに含まれる火山ガスが先に放出され、以下の現象が観測されます。

  • 新たな噴気口が形成される
  • 新たな噴気によって岩肌の色が変わる
  • 既存の噴気口から出るガスの量が急増する
  • 噴気の温度が高くなる

特に硫黄の臭いや煙が濃くなった場合、富士山が噴火する可能性は高まっています。

【歴史】過去の富士山噴火はいつ頃?

過去 富士山 噴火

富士山は歴史的に何度も噴火しており、781年以降は計16回も噴火しています。特に噴火が多かったのは、800年から1083年までの平安時代で10回程度です。過去に富士山が噴火した主な歴史について、詳しく紹介します(※2)。

年代(名称)噴火の状況
781年山麓に降灰し、木の葉が枯れた
800~802年(延暦噴火)砕石が足柄路を塞ぎ、箱根路が開かれた
864~866年(貞観噴火)長尾山付近から溶岩が流出し、本栖湖やせのうみに達した
937年北山腹で噴火し、溶岩流が未知の湖を埋めた
1033年溶岩流が山麓に達した
1083年爆発的な噴火が起きた
1435年北山腹で噴火し、富士山に炎が見えた
1511年河口湖付近で異様な鳴動が聞こえた
1707年(宝永噴火)・噴火前日から地震が群発した
・江戸にも大量の降灰が見られた

※2参考:気象庁「富士山 有史以降の火山活動」

【最後の噴火】1707年|宝永大噴火

富士山が最後に噴火したのは、今から約300年前の1707年に起きた「宝永大噴火」です。噴火する1〜2ヶ月前には、山中のみで感じられる地震活動が活発化しました。噴火の前日には、マグニチュード5クラスの地震が発生しています。

富士山の南東山腹で噴火すると、当日中には江戸の町へと大量の火山灰が降り注ぎました。家屋・農地が埋まった村では、餓死者が多数発生しています。宝永大噴火を最後に富士山は長い眠りについており、現在に至るまで顕著な噴火を起こしていません。

富士山が噴火した場合の被害想定5選

富士山 噴火 被害想定

300年間も沈黙を続けている富士山が噴火した場合、溜まっている大量のマグマが噴出し、甚大な被害をもたらす恐れがあります。被害が及ぶ範囲には、周辺の地域だけでなく関東各地も含まれます。富士山が噴火した場合の被害は、以下のとおりです。

  • 被害1|噴石・火山灰
  • 被害2|火砕流・火砕サージ
  • 被害3|溶岩流
  • 被害4|融雪型火山泥流
  • 被害5|ライフラインの停止

それぞれの被害想定について、詳しく見ていきましょう。

被害1|噴石・火山灰

噴石 火山灰

出典:静岡県「降灰の可能性マップ」

富士山から噴き出した固形物のうち、防災上警戒すべき大きさのものが「噴石」、直径2mm未満で比較的小さいものが「火山灰」です。20〜30cm以上の大きな噴石は、風の影響を受けずに弾道を描いて飛散し、建物の屋根を突き破るほどの威力を持ちます。

静岡県が公表する富士山ハザードマップによると、大きな噴石の到達距離は、大規模な噴火の場合に火口から4km、中小規模な噴火の場合に火口から2kmの範囲です(※3)。また、火山灰は関東全域に降り注ぎ、東京では厚さ10cm程度の堆積が見られるでしょう。

※3参考:静岡県「大きな噴石のハザードマップ」

被害2|火砕流・火砕サージ

高温の火山灰や岩の塊、水蒸気などが一体となって高速で斜面を駆け下りてくる現象が「火砕流」、火山灰と空気の混ざった高温の爆風が「火砕サージ」です。

火砕流は時速100km以上になるケースもしばしばあり、数百℃の高温で通り過ぎた場所を焼き尽くします。富士山が噴火すると、火砕流は富士宮市や鳴沢市、富士吉田市、富士市などの広範囲に到達する可能性があります(※4)。

※4参考:静岡県「火砕流・火砕サージのハザードマップ」

被害3|溶岩流

火口から噴出した高温のマグマが地面を流れ下る現象が、溶岩流です。溶岩流の速度は人が歩くスピードよりも遅いため、人が巻き込まれる心配はほとんどありません。

しかし、噴出直後は1000℃に達するほどの高温なので、溶岩流が通り過ぎた建物や森林、農地は焼き尽くしてしまいます。富士山が噴火すると、溶岩流は東名・新東名高速道路まで2時間前後、東海道新幹線まで5時間で到達する恐れがあります(※5)。

※5参考:静岡県「溶岩流可能性マップ」

被害4|融雪型火山泥流

噴火による熱で雪が溶けて大量の水になり、周囲の土砂や岩石を巻き込んで流れ落ちてくる現象が、融雪型火山泥流です。融雪型火山泥流は時速60kmを超えるケースもあり、広範囲の建物や道路を破壊してしまいます。

富士山が噴火すると、大きな河川にも融雪型火山泥流が流下し、最終的には山梨県の大月市や神奈川県の大井町周辺まで到達するでしょう(※6)。

※6参考:静岡県「融雪型火山泥流の可能性マップ(到達時間)」

被害5|ライフラインの停止

富士山が噴火すると火山灰が広範囲に降り積もり、ライフラインは停止する恐れがあります。富士山の噴火がライフラインに与える主な影響は、以下のとおりです(※7)。

ライフラインの種類影響
電気・火山灰が鉄塔や電柱、電線に堆積して、停電が起きる
・降灰の厚さ0.3cm以上の地域では、雨が降ると6割が停電する
水道・河川や浄水場に降灰すると、水道水が飲用に適さなくなる
・火山灰が堆積した状態で雨が降ると、下水管が詰まる
・ポンプ場に火山灰が流入し、機能が停止する
通信・降雨時にアンテナに火山灰が付着し、通信が阻害される
・一時的に利用者が増加して、回線が混雑する
交通・鉄道は降灰で信号や踏切の動作不良が起き、運転見合わせになる
・道路上に積もった火山灰でタイヤがスリップする
・道路や鉄道の交通に支障が出て、物流機能が停止する

※7参考:内閣府「降灰による影響の想定の考え方」

富士山の噴火に備えた対策4選

富士山 噴火 対策

富士山の周辺地域にお住まいの方は、大きな噴石や火砕流などから命を守るための対策が欠かせません。また、富士山の噴火から約3時間後には火山灰が首都圏に到達し、様々なライフラインに障害をもたらします。富士山の噴火に備えた対策は、以下のとおりです。

  • 対策1|富士山ハザードマップを確認する
  • 対策2|噴火警戒レベル別の行動を確認する
  • 対策3|火山灰の処理アイテムを用意する
  • 対策4|防災グッズを備蓄する

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

対策1|富士山ハザードマップを確認する

富士山が噴火した際の影響範囲を調べるためには、富士山ハザードマップを活用しましょう。富士山ハザードマップとは、富士山が噴火した際に各現象がどの範囲まで到達するのかをマップ上に記したものです。

平成16年版のハザードマップが策定されて以降、科学的な知見が蓄積されてきたため、令和3年3月に富士山ハザードマップは改定されました。

対策2|噴火警戒レベル別の行動を確認する

人の命に関わるような噴火が予想される場合、気象庁は噴火警報を発表します。噴火警報は、火山活動の危険度を5段階に分けた噴火警戒レベルに紐づけられているのが特徴です。

レベル別のとるべき行動を確認しておけば、噴火警報が発表された直後から迅速に行動できます。噴火警戒レベル別のとるべき行動は、以下のとおりです(※8)。

噴火警戒レベルとるべき行動
レベル5:避難危険な居住地域からの避難が必要
レベル4:高齢者等避難警戒が必要な居住地域から
・要配慮者の避難が必要
・住民の避難の準備が必要
レベル3:入山規制・今後の火山活動の推移に注意
・状況に応じて要配慮者の避難の準備が必要
レベル2:火口周辺規制状況に応じて
・火山活動に関する情報収集
・避難手順の確認・防災訓練への参加
レベル1:活火山であることに留意

※8参考:気象庁「噴火警戒レベルの説明」

対策3|火山灰の処理アイテムを用意する

富士山の噴火によって関東全域に飛来する、火山灰の被害を最小限に抑えるには、火山灰の処理アイテムが必要です。防塵マスクやゴーグル、角型のスコップ、ゴミ袋は最低限用意しておきましょう。火山灰を吸い込まないよう、不織布マスクも常備しておくと安心です。

対策4|防災グッズを備蓄する

富士山が噴火すると、火山灰や融雪型火山泥流などの影響により、物流機能は停止する可能性があります。日頃から以下の防災グッズを備蓄しておきましょう。

  • 飲料水
  • 非常食
  • 携帯ラジオ
  • 懐中電灯
  • 衛生用品
  • 救急用品
  • ポータブル電源

富士山噴火への備え!ポータブル電源とは

富士山 噴火 備え ポータブル電源

富士山が噴火すると、降灰によって関東全域に大規模な停電をもたらします。停電は、通信サービスの停止や断水なども引き起こすのが特徴です。停電中も家電への電気供給を継続するには、ポータブル電源を常備しておく必要があります。

ポータブル電源とは、内部に大量の電気を溜め込み、コンセントが使えない状況でも電化製品に給電できる機器です。停電中にポータブル電源は、以下の場面で大活躍します。

  • エアコンや扇風機などの冷暖房機器を稼働して、快適な気温を維持できる
  • 電子レンジや電気ケトルを稼働して、簡単に温かい料理が作れる
  • 冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防ぐ
  • LEDライトを点灯させて、夜でも安全に避難できる
  • 噴火警報を確認するためのスマホを常にフル充電にしておける

ソーラーパネルもあれば、停電中にポータブル電源が充電切れになる心配はありません。

停電対策に必要な性能|おすすめの製品

富士山の噴火による停電対策には、お住まいの地域に合ったポータブル電源を選ぶ必要があります。富士山の周辺地域にお住まいの場合は、大きな噴石や火砕流から迅速に逃れるために、軽量コンパクトなポータブル電源が必要です。

一方、神奈川や東京、千葉など、火山灰の影響が危惧される地域にお住まいの場合は、在宅避難に最適な高出力・大容量のポータブル電源を選びましょう。

EcoFlowは、用途に応じて以下のポータブル電源を販売しています。

  • 避難所避難「RIVER 3 Plus」
  • 在宅避難「DELTA 3 Plus」

それぞれの機種について、詳しく見ていきましょう。

避難所避難「RIVER 3 Plus」

定格出力600W、容量286Whのポータブル電源。約4.7kgの軽量コンパクト設計なので、避難所に避難する際には、移動の妨げになりません。

X-Boostで最大900Wの電化製品に給電でき、家電の90%をカバーしています。LEDライトやソフトウェアアラートを搭載しており、停電時にはユーザーに警告します。通信機器の使用時間を最大2倍に延長しているので、迅速な情報収集や安否確認が可能です。

EcoFlow RIVER 3 Plus
RIVER 3 Plusは、300Whクラスのポータブル電源の中でも際立つ性能を誇り、最大600Wの定格出力を提供します。コンパクトで持ち運びやすく、アウトドア活動にも最適です。

在宅避難「DELTA 3 Plus」

定格出力1500W、容量1024Whのポータブル電源。最大2000Wの出力を発揮し、最大5kWhまで容量を拡張できるので、停電が長期化しても安心して電化製品の使用を継続できます。

高度なUPS機能を搭載しており、停電が起きると10ms未満で電気供給源がポータブル電源に切り替わります。ソーラーパネルがあれば、最短70分で満充電が可能です。

EcoFlow DELTA 3 Plus
DELTA 3 Plusは、1024Whの大容量に加えて、EcoFlowのX-Stream充電テクノロジーと1,500WのAC入力を使用すると、40分で80%、56分で100%充電できます。業界トップクラスのポータブル電源で、あらゆるシーンで最速の充電速度を実現させます。

富士山噴火はいつ頃かに関するよくある質問

富士山 噴火 いつ 質問

最後に、富士山噴火はいつ頃かに関するよくある質問を紹介します。

  • 富士山が最後に噴火したのはいつ?
  • たつき諒が富士山が噴火する夢を見たのはいつですか?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

富士山が最後に噴火したのはいつ?

富士山が最後に噴火したのは、1707年12月16日に起きた「宝永噴火」です。富士山は南東斜面から噴火し、火山灰は偏西風に乗って100km以上離れた房総半島まで降り注ぎました。

富士山東麓では、飛来した噴石によって37軒が焼失し、火山灰の重みと火山性地震によって39軒が倒壊しています。皆瀬川村では、80〜90cmの降灰で12軒が崩壊しました。

たつき諒が富士山が噴火する夢を見たのはいつですか?

漫画家のたつき諒は、作品「私の見た未来」の中で「大災害は2011年3月」と執筆し、東日本大震災を的中させたと噂になりました。1991年8月20日にたつき涼は、富士山が噴火する夢を見たと語っています。

しかし、富士山噴火の夢は、世界恐慌やパンデミックに対する注意を促すための夢だったのではないかと考えられています。

まとめ

富士山 噴火 いつ 解説

本記事では、富士山の噴火がいつ起きるのかについて解説してきました。

富士山は西暦1100年まで度々噴火していましたが、それ以降に噴火したのはわずか3回です。前回の噴火から約300年が経過しているため、いつ噴火してもおかしくないでしょう。

富士山が噴火すると、大きな噴石や火砕流などの命を脅かす現象が発生します。火山灰は神奈川や東京、千葉まで降り注ぐため、日頃からの備えが欠かせません。

EcoFlowでは、富士山の噴火による停電対策にぴったりなポータブル電源を販売しています。富士山が噴火しても、電気のある快適な生活を送りたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。

【避難所避難】コンパクト軽量設計で迅速な避難を実現 「RIVER 3 Plus」

【在宅避難】自宅にある99%の家電に給電できる「DELTA 3 Plus」

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