オートキャンプ場とは
オートキャンプ場とは、サイト内に車を乗り入れできるキャンプ場です。サイトに車を横付けするキャンプスタイル自体をオートキャンプ、サイトをオートサイトと呼びます。
一般的なオートキャンプ場は、通常のキャンプ場と比べて設備が充実しているのが特徴です。電源が付いていたり、サイトに炊事場を完備していたりと、初心者やファミリー層でも快適なキャンプが実現します。
オートキャンプ場を利用する4つのメリット
車をサイトに横付けできるオートキャンプ場は、キャンプに対するマイナスイメージを払拭します。オートキャンプ場を利用する主なメリットは、以下のとおりです。
- メリット1|荷物の運搬が楽になる
- メリット2|すぐに買い出しに行ける
- メリット3|テント内を広々と使える
- メリット4|悪天候でも車内に避難できる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット1|荷物の運搬が楽になる
オートキャンプ場では、サイトのすぐ横まで車移動が可能なので、荷物を駐車場からサイトまで持ち運ぶ必要がありません。通常であれば、カートに荷物を積んで運んだり、手で持って運んだりと労力を要します。
オートキャンプ場では、必要最低限の道具だけを車から出して、着いたらすぐにキャンプを始められます。道具は、必要になったタイミングで車から出し、不要になったらその場で片づけられるのも魅力です。そのため、設営・撤収作業に時間を要しません。
メリット2|すぐに買い出しに行ける
オートキャンプ場では、キャンプをしているすぐ横に車を駐車させているため、買い出しが必要になったらすぐに向かえます。チェックインからチェックアウトまでの貴重な時間を無駄にせず、思う存分キャンプを満喫できるでしょう。また、ファミリーキャンプでは、子供の体調が悪化した際に、すぐに病院に向かえるので安心です。
メリット3|テント内を広々と使える
すぐに使わない道具は車に積んでおけるので、テント内を広々と使えます。使い終わった道具もすぐに車に収納すれば、テント内は必要最低限の道具しか残りません。
荷物の置き場所が空くことで、快適な就寝スペースを確保できます。キャンプを楽しむ人数ギリギリの収容人数が想定された小さめのテントでも、問題なく使用できるでしょう。
メリット4|悪天候でも車内に避難できる
車がすぐ横にあれば、天候が悪化してもすぐに車内へ避難できます。テント内に雨が侵入してきたとしても、車中泊で対応可能です。
雨風が強くなり、キャンプを中止する場合にも、荷物を車内に収納して素早く撤収できます。通常のキャンプでは、荷物を全て持って駐車場まで移動しなければならないため、全身びしょ濡れは免れません。
オートキャンプ場を利用するデメリット
快適性が最大の魅力であるオートキャンプ場ですが、デメリットも存在します。人によっては、気軽に利用できないと感じる方もいるでしょう。オートキャンプ場を利用するデメリットは、以下のとおりです。
- デメリット1|料金が高めに設定されている
- デメリット2|車種・台数の制限がある
- デメリット3|車の出入りが激しい
それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
デメリット1|料金が高めに設定されている
オートキャンプ場は利便性に優れているため、通常のキャンプ場と比べて料金が高めに設定されています。特に、ゴールデンウィークや夏休みなどの家族連れが多い時期は、さらに料金が上がる傾向にあるので要注意です。できるだけコストを抑えたい方にとっては、オートキャンプ場のデメリットと言えるでしょう。
デメリット2|車種・台数の制限がある
車の横付けができるオートキャンプ場では、全ての車がサイトに入れるわけではありません
。キャンピングカーといった大型車を禁止しているキャンプ場もあります。
台数制限が設けられているキャンプ場では、複数台の車に分乗した場合に、台数分のサイト利用料を取られるケースもあります。オートキャンプ場を選ぶ際は、車がキャンプ場の制限を満たしているかを事前に確認しておきましょう。
デメリット3|車の出入りが激しい
オートキャンプ場では、通常のキャンプ場と比べて車の出入りが激しくなります。子供やペットから目を離すと、動いている車の前に飛び出して事故に遭いかねません。
また、車のエンジン音やドアを閉める音を、場内では頻繁に聞くことになります。自然の音だけを聞いて癒されたい方にとっては、不向きと言えるでしょう。
オートキャンプ場にあるサイトの種類
サイトとは、テントの設営ができるキャンプフィールドのことです。どのサイトを選ぶかによっても、キャンプの楽しみ方は異なります。オートキャンプ場にある主なサイトの種類は、以下のとおりです。
- フリーサイト
- 区画サイト
- 電源サイト
それぞれのサイトについて、詳しく見ていきましょう。
フリーサイト
フリーサイトとは、場内であればどこでもテントが張れるサイトです。好きな場所・レイアウトで広々とキャンプがしたい方にとっては、最適な選択肢と言えるでしょう。他のサイトと比べて、安い価格設定がされているのも魅力です。
一方で、フリーサイトは先着順なので、チェックイン開始時刻よりも遅く到着すると、既にロケーションの良い場所は他のキャンパーに取られている可能性があります。また、車が通る道も決められていないため、小さい子供やペットを連れている方は特に注意が必要です。
区画サイト
区画サイトとは、あらかじめテントを張る場所が決められているサイトです。オートキャンプ場では、1台分の駐車スペースとテントを張るスペースが区切られています。区画サイトを利用するメリットは、以下のとおりです。
- プライベート空間を確保できる
- 事前に予約できるので、焦らずにチェックインできる
- サイトの使い方を事前にシミュレーションできる
- 他の車がサイト内に侵入してくる心配がない
一方で、ロケーションを自由に選べないため、自由さにおいてはフリーサイトに劣ります。
電源サイト
電源サイトとは、区画ごとに家庭用のコンセントと同じ電源が設置されたサイトです。冷暖房機器を使った気温対策や、調理家電を使った加熱調理が可能になります。
電源サイトで使える電力は、1,000Wまでとされている場合がほとんどです。電力の上限値を超えて使用すると、周囲の電源も切れる恐れがあるため、注意してください。
オートキャンプの必需品！ポータブル電源とは
車をサイトに横付けできるオートキャンプをさらに快適にしてくれるアイテムが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄電し、コンセントがない環境でも電化製品に給電できる機器を指します。
オートキャンプでポータブル電源を使用するメリットは、以下のとおりです。
- 電気ストーブや扇風機などの冷暖房機器を使い、快適な環境で過ごせる
- 電子レンジや電気ケトルなどの調理家電を使い、簡単に調理が行える
- キャンプ料理で使う食材や飲み物を、小型冷蔵庫に保存しておける
- ナビ代わりになるスマホを常に稼働できる
- 車のエンジンを切った状態の車内で、周りに迷惑をかけずに家電を使用できる
- 走行中も車内の電気供給源にすれば、バッテリー上がりを防げる
電気の力を借りて、快適なキャンプを実現しましょう。
オートキャンプに必要な性能|おすすめの製品
オートキャンプでは、ポータブル電源を外から車内、車内から外へ持ち運ぶ機会が多くなります。女性や子供でも気軽に持ち運べる、軽量・コンパクト設計のポータブル電源があると便利です。家電を同時に動かしたいのであれば、高出力を備えている必要があります。
本サイトを運営するEcoFlowは、僅か7.8kgの軽量かつコンパクト設計と最大1000Wの高出力を備えたポータブル電源「RIVER 2 Pro」を販売しています。
「RIVER 2 Pro」の主な特徴は、以下のとおりです。
- わずか70分で満充電できる業界トップクラスの充電速度を誇る
- 容量768Whにより、中型家電を長時間稼働できる
- LFPバッテリー搭載により、10年以上もアウトドアシーンで活躍する
- ポータブル電源業界で初めて、TUV認証を取得している
- バッテリー管理システム搭載により、子供でも安全に使用できる
- オートキャンプ場にいながらソーラーパネルを使い、4.5時間で満充電できる
本体にはAC出力ポートを4つ備えているため、自宅で使用している家電を同時に使用できます。電源を車で持ち運んで、快適なオートキャンプを実現したい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
オートキャンプ以外にもあるキャンプの種類
キャンプの種類は、オートキャンプだけではありません。キャンプの種類に合った楽しみ方があり、それぞれキャンパーを惹きつける魅力があります。オートキャンプ以外にもあるキャンプの種類は、以下のとおりです。
- デイキャンプ
- ファミリーキャンプ
- ソロキャンプ
- ツーリングキャンプ
- グランピング
それぞれのキャンプの種類について、詳しく見ていきましょう。
デイキャンプ
「忙しくて連日空けるのが難しい」という方におすすめなのが、デイキャンプです。デイキャンプとは、日帰りで楽しむキャンプを指します。宿泊を伴わないため、テントやシュラフ、マットなどの重たい荷物は必要ありません。
身軽な装備で気軽にキャンプを楽しめるのが、デイキャンプの魅力と言えるでしょう。テント泊に抵抗がある初心者は、まずはデイキャンプから始めてみてください。
ファミリーキャンプ
家族で楽しむキャンプが、ファミリーキャンプです。キャンプで家族と協力したり、自然と触れ合ったりする経験は、子供にとって大きな財産になります。ファミリーキャンプが子供に与える影響は、以下のとおりです。
- 知的好奇心が広がる
- 失敗と成功体験から自己肯定感が高まる
- 創造性を育む
- 実行能力が養われる
キャンプでは、家族の会話が自然と生まれます。役割分担をして一人がみんなのために協力し、成し遂げた体験は、家族の絆を深めてくれることでしょう。
ソロキャンプ
一人でキャンプを楽しむスタイルが、ソロキャンプです。忙しい日常から離れて、一人で自由な時間が過ごせます。キャンプ場の場所やキャンプ料理の献立、持っていく荷物、1日の段取りなどは、全てあなた次第です。
焚き火やキャンプ料理、天体観測を楽しむのも良いですが、あえて「何もしない」という過ごし方も、ソロキャンプならではの醍醐味と言えるでしょう。
ツーリングキャンプ
バイクでキャンプ場まで向かうスタイルが、ツーリングキャンプです。キャンプ場までの道中は、風を切る爽快感を楽しみます。海沿いや山間部など、バイクで走りたいコースを事前に選んでおきましょう。バイクの積載量が決まっているため、荷物は最小限です。
車よりも利用料金を抑えられるだけでなく、キャンプ場までの道中もアクティビティと化します。道中で気になるスポットがあれば、気軽に立ち寄ってみてください。
グランピング
Glamorous（グラマラス）とCamping（キャンピング）を組み合わせたグランピングとは、高級な設備が整った環境で行うアウトドア体験です。
グランピング施設には、エアコンや冷蔵庫、キッチン、トイレ、シャワーなどが完備されているので、テント泊に抵抗がある女性や家族連れ、初心者でも気軽に楽しめます。豪華な食事やアクティビティも用意されており、思い出に残る旅になることは間違いありません。
初心者必見！オートキャンプの注意点3選
オートキャンプを楽しむためには、最低限のマナーやルールを守らなければなりません。車上荒らしにも注意が必要です。オートキャンプにおける注意点を紹介します。
- 注意点1|車中泊を禁止している場合がある
- 注意点2|車の音に気を付ける
- 注意点3|サイトを離れる際は車を施錠する
それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。
注意点1|車中泊を禁止している場合がある
オートキャンプ場によっては、車中泊を禁止している場合があります。テントの設営・撤収は労力がかかるため、車中泊で済ませようと考える方も多いでしょう。現地に行ってから車中泊が禁止であることを知っても、テントを持っていなければ調達せざるを得ません。
注意点2|車の音に気を付ける
オートキャンプで最も注意しなければならないのが、騒音です。車のエンジン音やドアの開閉音は、周囲のキャンパーを不快にさせる可能性があります。
騒音トラブルに巻き込まれると、せっかくの楽しい思い出が台無しです。キャンプ場で決められた消灯時刻を過ぎたら、車への乗り降りは控えてください。
注意点3|サイトを離れる際は車を施錠する
オートキャンプ場では、常に車が近くにあるからといって、車上荒らしのリスクがなくなるわけではありません。サイトから離れたタイミングを狙って、車内に侵入される恐れもあります。サイトを離れる際は、必ず車を施錠するようにしてください。
まとめ
本記事では、オートキャンプとは何かについて解説してきました。
オートキャンプとは、サイト内に車を乗り入れできるキャンプを指します。キャンプ道具を駐車場からサイトまで持ち運ぶ必要がないため、設営・撤収作業に手間がかかりません。
買い出しが必要になれば、いつでも車に乗って向かえます。悪天候になっても、車の中に避難すれば、雨に当たる心配はありません。ただし、車の出入りが激しいので、子供やペットを連れている方は、特に注意が必要です。
本サイトを運営するEcoFlowでは、オートキャンプ場で電気の使用を可能にするポータブル電源を販売しています。車と家電が常に側にある、まるで自宅のような快適な条件でキャンプを楽しみたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。
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