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台風とは何かを簡単に説明!季節別の特徴や台風による停電対策も徹底解説

突然の強風や大雨をもたらす台風。ニュースで頻繁に耳にしますが、台風とは何なのかを明確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。台風の正体や特徴を理解すれば、台風が接近した際に適切な行動が取れるでしょう。

そこで本記事では、台風とは何かについて解説します。台風で起こりえる災害や台風に備えて準備すべきアイテムも掲載しているので、台風が直撃した際に自分や家族を被害から守りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

台風とは

台風 と は

台風とは、北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速(10分間の平均)がおよそ17m/s以上のものを指します。台風は1年間に平均約26個発生し、約12個が日本に接近、約3個が上陸します(※1)。

台風に対して用いられる「接近」「上陸」「通過」の定義は、以下のとおりです。

台風の予報用語定義
接近台風の中心が、その地点を中心とする半径300km以内の域内に入ること
上陸台風の中心が、北海道・本州・四国・九州の海岸に達すること
通過台風の中心が、小さい島や小さい半島を横切って、短時間で再び海上に出ること

※1参考:JICE 一般財団法人国土技術研究センター「台風の進路にある日本」

台風とハリケーンの違い

熱帯低気圧が強くなったものとしては、台風もハリケーンも同じ仲間です。台風とハリケーンは、発生場所や最大風速、計測方法によって、以下の違いがあります。

台風ハリケーン
発生場所・東経180度以西の北西太平洋・南シナ海・東経180度以東の太平洋・大西洋
最大風速17m/s以上33m/s以上
計測方法10分間の平均風速1分間の平均風速

台風が発生する仕組み・原因

台風の定義である「熱帯低気圧」とは、熱帯の海上で発生する気圧の低い状態(低気圧)です。低気圧では、気圧の高い周囲から空気や風が流れ込んできます。台風が発生する仕組みは、以下のとおりです。

  1. 熱帯の海上で太陽光の熱によって海水が温められて、蒸発する
  2. 水蒸気が上昇して、上昇気流が生まれる
  3. 上昇気流によって発生した雲が積乱雲になる
  4. 積乱雲が成長して熱帯低気圧(台風)になる

台風の大きさと強さ

台風の勢力は、10分間の平均風速によって「大きさ」と「強さ」 が表されています(※2)。風速15 m/s以上の風が吹いている(吹く可能性がある)範囲が、500km以上〜800km未満の場合は「大型」の台風、800km以上の場合は「超大型」の台風です。

台風の強さは、最大風速によって以下の3つに区分されます。

強さの階級最大風速
強い33m/s以上~44m/s未満
非常に強い44m/s以上~54m/s未満
猛烈な54m/s以上

※2参考:気象庁「台風の大きさと強さ」

【季節別】台風の主な特徴とは

台風 と は

季節によって、台風の速度や動きに差があります。季節ごとの特徴を把握できれば、予定を立てやすくなるでしょう。台風が発生しやすい夏・秋における台風の特徴を紹介します。

  • 夏|進行が遅く不規則な動き
  • 秋|進行が早く規則的な動き

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

夏|進行が遅く不規則な動き

夏は太平洋高気圧に覆われているため、動きが遅く不規則な動きをします。台風が上陸してから消滅するまでの時間は、秋に比べて夏の方が長くなります。偏西風は日本よりも北側に吹いているため、台風に影響を及ぼしません。

台風の影響が大きくなるのは、南西諸島から西日本にかけての範囲です。通常は、西から北西へとゆっくり進みますが、夏の台風は進路が定まらずに迷走します。

秋|進行が早く規則的な動き

秋は太平洋高気圧の勢力が弱まり、偏西風が本州付近まで南下してくるため、規則的な動きでスピードを上げて通過していきます。上陸時の中心気圧は、夏に比べて秋の方が高く、上陸時の勢力が強くなるのが特徴です。

秋は海水温が未だ高いため、台風の勢力がなかなか衰えません。台風の影響が大きくなるのは、近畿地方から東日本にかけてです。秋雨前線と影響し合い、雨量が多くなる地域もあるでしょう。通過するまでの時間は短いですが、暴風や大雨になる傾向があります。

台風で起こりえる3つの災害とは

台風 停電

7月から10月にかけて接近・上陸が多くなる台風。豪雨や暴風に見舞われると、生活を脅かす程の甚大な被害がもたらされます。台風で起こりえる災害は、以下のとおりです。

  • 風害|電柱の転倒・窓ガラス破損
  • 水害|洪水・浸水・土砂災害
  • 停電|1週間を超える停電

それぞれの災害について、詳しく見ていきましょう。

風害|電柱の転倒・窓ガラス破損

台風による暴風は、平均風速40m/sを超える場合もあります。転倒した建造物の下敷きになったり、飛来物で怪我を負ったりと、人命に関わる被害をもたらすのが特徴です。風速ごとに台風がもたらす風害を見ていきましょう。

風速風害
10~15m/s・傘がさせなくなる・樹木全体が揺れる
15~20m/s・歩行者が転倒する・看板やトタン板が外れ始める
20~30m/s・何かに掴まらないと立てない・飛来物によって負傷する恐れがある・窓ガラスが破損する・樹木が倒れ始める・看板が落下し、飛散する
35m/s~・トラックが横転する・電柱や住宅が倒壊する

水害|洪水・浸水・土砂災害

台風による大雨は短時間に広範囲で降るため、洪水・浸水・土砂災害を引き起こします。特に都市部では保水機能が低下しているため、洪水・浸水の被害が多くなります。一方の土砂災害による被害が多くなるのは、山岳地帯です。

台風が引き起こす水害の種類について、解説します。

水害の種類内容
洪水大雨によって河川が増水し、水が溢れ出して氾濫する
浸水地表水の増加が排水能力を超えて、住宅や田畑が水に浸かる
土砂災害山や崖が崩れたり、崩れた土砂が雨水と混じって流れてきたりする

停電|1週間を超える停電

豪雨や暴風による直接的な被害はなかったとしても、注意しなければならないのが停電です。台風による飛来物で電線が切れたり、土砂災害で電柱が転倒したりと、送電設備が損傷を受けると、大規模な停電が発生します。

台風による停電は、復旧するまでに1週間以上を要するケースもあるほどです。大規模な停電が日常生活にもたらす弊害を紹介します。

  • 冷暖房機器が使えず、熱中症や低体温症のリスクが上がる
  • 冷蔵庫に入っている食品が腐敗していく
  • 調理家電が使えず、食中毒のリスクが上がる
  • 情報の収集や家族との連絡に使うスマホが使えない
  • 夜は暗闇の中で過ごし、怪我や犯罪のリスクが上がる

台風発生時の正しい行動とは

台風 停電 対策

雨風が強まって警報や注意報が発令されると、以下の行動が必要です。

  • 気象庁や自治体が発表する台風情報を逐一確認する
  • 避難指示が出たら速やかに避難する
  • 2階以上で斜面や崖から離れた部屋に移動する

外出先で台風に見舞われた場合、無理な帰宅は避けてください。出勤や帰宅の時間を見直して、安全になるまでは外に出ない方が良いでしょう。

台風による停電対策に必要なアイテム5選

台風 停電 対策

台風による停電は、洪水・浸水・土砂災害のリスクが低い地域でも起こりえます。台風の被害が及んで物流が止まると、物資を調達できない恐れがあるため、台風が接近する前に以下のアイテムを揃えておいてください。

  • 飲料水・非常食
  • 衛生用品・救急用品
  • 懐中電灯・ランタン
  • 携帯ラジオ
  • ポータブル電源

それぞれのアイテムについて、詳しく見ていきましょう。

飲料水・非常食

生命の維持に欠かせない飲料水は、1日あたり1人3Lを備蓄しておくと安心です(※3)。飲料水は日常生活でも使用するため、普段から多めに買っておき、消費した分を買い足す「ローリングストック」を実践しましょう。

非常食は、栄養バランスを考えて、家族の人数や好みに合った食品を選んでください。停電に備えてガスコンロや発熱剤もあると、非常食を温められます。

※3参考:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」

衛生用品・救急用品

停電時に健康的な生活を維持するためには、衛生用品・救急用品も必要不可欠です。衛生用品があれば、体を清潔な状態に保てるので、病気にかかるリスクを軽減できます。台風が直撃するとすぐに診療を受けられないケースがあるので、救急用品も用意しておきましょう。

懐中電灯・ランタン

停電によって周囲が暗闇に包まれても、懐中電灯・ランタンを灯せば、安全を確保できます。懐中電灯は、軽量でコンパクトなため、照らしたい箇所をピンポイントで照らせるのが魅力です。物を探す時や調理する時などに活躍します。

一方のランタンは、広範囲を照らせるため、部屋全体の照明として役立ちます。省エネ効果が高いので、ポータブル電源も常備しておけば、復旧するまで灯りを確保できるでしょう。

携帯ラジオ

台風による被害情報や停電の復旧情報を収集するために、携帯ラジオがあると便利です。基地局が被害を受けてインターネットが使用できない状況でも、問題なく情報収集できます。台風による停電対策には、以下の携帯ラジオがおすすめです。

  • 山間部でも雑音の影響を受けにくいワイドFMに対応する
  • ポータブル電源から充電できる
  • 付属しているライトで停電時に周囲が照らせる

ポータブル電源

台風による停電は3日以上続く恐れがあるため、停電中も電化製品を稼働して、健康的な生活を送るためにはポータブル電源が欠かせません。ポータブル電源とは、内部のバッテリーに大量の電気を蓄電し、コンセントが使えない状況でも電化製品に給電できる機器です。

台風による停電時にポータブル電源があると、以下のようなメリットがあります。

  • 冷暖房機器を稼働し、常に快適な気温で過ごせる
  • 電子レンジやケトルなどの調理家電を稼働し、簡単に温かい料理が作れる
  • 冷蔵庫に給電し、食品が傷むのを防げる
  • LEDランタンで夜の暗闇を照らせる
  • 携帯ラジオに給電し、迅速に最新の災害情報を収集できる
  • 家族との連絡手段になるスマホを常にフル充電にしておける

さらに、ソーラーパネルと組み合わせれば、停電生活が長期化しても、充電切れになる心配がいりません。災害による停電対策を万全にしたい方は、ぜひポータブル電源を導入してみてください。

台風対策で活躍!おすすめのポータブル電源

台風 停電 対策

台風による停電対策に使用するポータブル電源は、高出力・大容量のタイプがおすすめです。定格出力とは、ポータブル電源が安定して出力できる最大の電力量を指します。容量とは、ポータブル電源に蓄えられる電気の量です。

例えば、1日にエアコン(150W)を3時間、炊飯器(350W)を1時間、テレビ(60W)を3時間稼働すると仮定します。3日間の停電生活に備える場合は、単純計算で定格出力560W、容量980Whのポータブル電源が必要です。

EcoFlowは、定格出力1,500W・容量1,024Whのポータブル電源「DELTA 3 Plus」を販売しています。「DELTA 3 Plus」の特徴は、以下のとおりです。

  • 台風接近前のわずか56分で100%まで充電できる
  • ソーラーパネルを使うと、70分で100%まで充電できる
  • エクストラバッテリーを使用すると、容量を最大5kWhまで拡張できる
  • EcoFlow X-Boostテクノロジーにより、最大2,000Wの出力を誇る
  • LFPバッテリー採用により、10年以上も停電対策として活躍する
  • BMS管理システム搭載により、爆発や火災からの安全を確保する
  • 600W以下で30dbの稼働音により、就寝中も冷暖房機器に給電できる
  • UPS機能によって、停電時には10ms以内に電気供給源を切り替える

コンパクトなデザインの中に13個の多彩な出力ポートを搭載しており、複数の家電を同時に使用して、普段通りの生活が送れます。災害時の電気供給源を常備しておきたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。

EcoFlow DELTA 3 Plus
DELTA 3 Plusは、1024Whの大容量に加えて、EcoFlowのX-Stream充電テクノロジーと1,500WのAC入力を使用すると、40分で80%、56分で100%充電できます。業界トップクラスのポータブル電源で、あらゆるシーンで最速の充電速度を実現させます。

台風とは何かに関するよくある質問

台風 停電 対策

最後に、台風とは何かに関するよくある質問を紹介します。

  • 台風とは何かを小学生向けに簡単に説明すると?
  • 台風の強風域と暴風域の違いとは?
  • 台風によって気象庁が出す警報・注意報は?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

台風とは何かを小学生向けに簡単に説明すると?

台風とは、雲の周りを吹く風の強さが1秒間に17m進む速さであるものを指します。台風はグルグルとうずを巻きながら進行していますが、自力で動いているわけではありません。他の雲と同様に風の流れに乗って、北に向かって進んでいきます。

台風の強風域と暴風域の違いとは?

強風域とは、平均風速が15m/s以上の領域を指します。一方の暴風域とは、平均風速が2 5m/s以上の領域です。台風の強さは、33m/s~44m/sで「強い」44m/s~54m/sで「非常に強い」54m/s以上で「猛烈な」と表現されますが、いずれも暴風域を伴っています。

台風によって気象庁が出す警報・注意報は?

気象庁は、重大な災害が発生する恐れがある際に、警報や注意報を発令します。併せて避難指示が出された場合には、決められた避難場所まで速やかに避難してください。台風によって気象庁が出す警報・注意報は、以下のとおりです。

警報・注意報内容
大雨警報大雨による重大な土砂災害や浸水害が危惧される
洪水警報大雨による河川の増水や氾濫により、重大な洪水災害が危惧される
暴風警報暴風により重大な災害が危惧される
大雨注意報大雨による土砂災害や浸水害が危惧される
洪水注意報大雨による洪水災害が危惧される
強風注意報強風による災害が危惧される

まとめ

台風 停電 対策

本記事では、台風とは何かについて解説してきました。

北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s以上になるものを「台風」と呼びます。ハリケーンが台風と異なるのは、発生場所や最大風速、計測方法です。

台風が接近・上陸すると、風害や水害によって甚大な住宅被害や人的被害がもたらされます。山間部や河川の近くに住んでいなかったとしても、停電には注意が必要です。飲料水や非常食、ポータブル電源などのアイテムを、前もって準備しておきましょう。

EcoFlowでは、台風による停電対策として大活躍する大容量のポータブル電源を販売しています。停電が長期化しても、健康的な生活を維持したい方は、ぜひ製品情報をチェックしてみてください。
停電時に99%の電化製品を稼働できる「DELTA 3 Plus」

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