「キャンプにも行きたいし、アウトドアも楽しみたい!」
そう思って外に出た瞬間、ムワッとした暑さに全身ぐったり。
一気にやる気が失せてしまった…そんな経験ありませんか?
さらに、暑さが厳しい中で突然停電したらどうしよう…と不安に感じていた私。
そこで、EcoFlowの最新モデル「WAVE 3」を思い切って購入してみました。
2025年5月に発売されたこのモデルはパワフルな冷暖房性能に加え、スマホ操作や「ペットケア機能」など、便利な機能も充実しています。
この記事では、WAVE3の主な特徴とともに、実際に私が使って感じたメリット・デメリットをリアルにレビューしていきます。
EcoFlow WAVE 3とは?特徴を紹介
EcoFlow WAVE 3は、持ち運びができる多機能ポータブルクーラーです。
冷暖房と除湿の機能を備え、アウトドアや非常時でも快適な環境づくりをサポートします。
ここでは、その特徴を詳しくご紹介します。
製品概要
EcoFlow WAVE 3は、冷房・暖房・除湿の3つの機能を備えた多機能ポータブルクーラーです。
最大出力は冷房1.8kW(6100BTU)、暖房2kW(6800BTU)で、6畳以下の空間温度を15分程度で約8°C下げる/ 9°C上昇させるので、小さな部屋や車中泊やキャンプなど、幅広いシーンで活躍します。
キャンプや車中泊、停電時など電源が取りにくい場所でも、専用バッテリーを使えば最大8時間のコードレス運転が可能なので、アウトドアから非常時まで幅広いシーンで快適に使えます。
しかも、このバッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し安全性や耐久性にもすぐれていて、長く使えるのもうれしいポイントです。
さらに便利なのが、EcoFlowアプリ。
運転モードの切替や予約シャットダウン、水漏れ防止アラートの確認など、全部スマホで操作できます。
あらかじめ室内や車内の温度を設定しておくと、設定温度を超えた時に自動で冷房がオンになり、スマホに通知が届く「ペットケア機能」も搭載。
この機能があれば、お留守番中のペットが心配な時にも安心して外出ができますよね。
専用バッテリーパックは、最短75分でフル充電が可能で、家庭用のコンセントはもちろん、車の電源やポータブル電源、ソーラーパネルからも充電が可能。
使える電源の幅が広いのもうれしいポイントです。
EcoFlow WAVE 3は高い冷暖房性能と使いやすさ、環境性能を兼ね備え、アウトドアや非常時にも活躍するポータブルクーラー。
アウトドアや非常時など色々なシーンで大活躍間違いなし!
「外でも快適に過ごしたい!」という方にぴったりです。
主なスペックと進化ポイント(WAVE 2との違い)
WAVE 3は、従来モデルWAVE 2と比べて冷暖房能力や風量が大幅にアップ!
短い時間でも快適な温度に整えられるようになりました。
さらに、除湿機能やペットケア機能、水漏れ防止アラートなど、便利な機能も新たに追加され、ますます使いやすく進化しています。
バッテリーには、安全性と耐久性に優れたリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。
スマホアプリとの連携もさらに強化され、性能も利便性も格段にアップしています。

対応するバッテリーや接続方法の概要など
EcoFlow WAVE 3は、専用のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーパックに対応。
本体の下部にスライドさせるだけで、簡単に取り付けできます。
また、家庭用コンセントやDELTAシリーズなどのポータブル電源、ソーラーパネル、車のシガーソケットからも専用バッテリーへの給電が可能です。
接続は専用ケーブルを使うだけなので、とってもシンプルです。
EcoFlow WAVE 3の開封・外観レビュー
箱の中身をチェック(本体、ケーブル、付属品)
外箱はこんな感じになっています。
開けた瞬間の梱包状態がこちら。
上の部分を取り外すと、その下に本体がしっかりと収まっていました。
箱の中に入っていたものがこちら。
デザイン・サイズ・重量感
EcoFlow WAVE 3を実際に手に取ってみると、黒を基調としたスタイリッシュでスッキリしたデザインが印象的でした。
本体サイズは幅519×奥行き297×高さ336mm、重量は約15.6kg。
しっかりした存在感はあるものの、コンパクトな設計なので、部屋に置いても車内に置いても違和感なく馴染みました。
使用中は、機能に応じて本体のランプの色がゆっくりと明滅します。
たとえば冷房運転中は、写真のように青色のライトがふんわりと明滅する仕様なんですよ。
このライトがあるおかげで、今どの機能を使っているかひと目でわかるのがとても便利!
車の中やテントの中では、ライトがさりげないアクセントになって、空間を楽しめるのもお気に入りのポイントです。
持ち運びやすさ、収納性
EcoFlow WAVE 3は、 コンパクトサイズのため、車内やテントなど限られたスペースにも収まりやすかったです。
本体の両端に持ち手があり、そこをつかんで持ち上げる構造でした。
重量が15.6kgあり、1人でも持ち運べますが、2人で運んだ方がより安心です。
別売りの専用キャリーバッグや固定ベルトがあれば、1人でも簡単かつ安全に運べそうなので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
EcoFlow WAVE 3を実際に使ってみた!使用シーン別レビュー
室内と屋外、それぞれのシーンで使ってみた時の使用感をお伝えします。
自宅での使用
10畳の部屋でWAVE3を使用したところ、電源を入れてから約10分ほどで部屋全体が涼しくなりました。
エアコンのように一気に冷えるというよりは、涼しい風がゆっくりと広がっていく扇風機に近い感覚。
真夏の猛暑をガツンと冷やしたい人には少し物足りないかもしれませんが、優しい風でも「涼しい」と感じられて快適に過ごせました。
ただ、音は思っていたよりもちょっと大きめかな?という印象。
冷却が始まっても音が静かになることはなく、作動中は常に音が続く感じです。
そのため、就寝時など静かな空間で使うと、少し気になる人もいるかもしれません。
とはいえ、キッチンやリビングなど日常的な空間で使用する分には、それほど気にならず使用できました。
使用する場所によって印象が変わるかもしれませんが、「多少音があってもOK」というシーンでは、実用的に使えるレベルだと思います。
車中泊・キャンプでの使用
WAVE3を車やテント内に設置する際は、吸排気ダクトを外に出す必要があります。
といっても別売りのマグネット式窓シートやパーツを使って固定するだけなので、体感では3分ほどで完了。
想像よりもずっとスムーズに取り付けることができて驚きました。
あらかじめ説明書で手順をざっくり確認しておけば、さらにスムーズに進められそう。
車内やテント内でも使用してみましたが、ムワッとした不快感や熱こもりもなく、快適に過ごせました。
音についても、周囲の音に紛れてほとんど気にならず。
静かな夜を除けば快適に使用できるレベルでした。
実際に使って感じたEcoFlow WAVE 3のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
冷却性能が高い周囲の音に溶け込みやすい省エネモードあり専用キャリーバッグで簡単に運べるバッテリー接続が簡単アプリ操作が便利 | 真夏の厳しい暑さには効きにくい静かな場所では少し気になる最大出力時は高め少し重く感じる |
真夏の厳しい暑さを完全に抑えるには難しいですが、実際に使ってみるとしっかり「涼しい」と感じられました。
冷却中は音が一定して続きますが、生活音に紛れやすいため、屋内でも屋外でもそれほど気になりません。
最大出力時の消費電力はやや高めですが、省エネモードが搭載されていたり、バッテリー駆動を併用することで効率よく使えそうです。
本体はややずっしりとしていますが、1人でも持ち運べる重さ。
専用キャリーバッグや固定ベルト(別売り)を活用すれば、よりスムーズで安全な移動も可能になると感じました。
EcoFlow WAVE 3とWAVE 2の比較
比較項目 | EcoFlow WAVE 3 | EcoFlow WAVE 2 |
冷房性能 | 最大1.8kW(約15分で−8℃) | 最大1.5kW |
暖房性能 | 最大2.0kW(約15分で+9℃ | 最大1.8kW |
機能 | 自動/冷房/暖房/除湿/送風 | 冷房/暖房/送風 |
ペットケアモード あり | あり(自動冷房ON&通知) | なし |
水漏れ防止アラート | あり | なし |
バッテリー素材 | リン酸鉄リチウム | 三元系リチウム |
充電方法 | XT150/XT60ポートで4方式に対応 | XT60ポートなし単体での充電不可 |
スマホアプリ機能 | 通知・排水チェック等拡張 | 基本的な遠隔操作のみ |
静音性 | 最小44dB | - |
EcoFlow WAVE 3はこんな人におすすめ

キャンプやアウトドア好きの方
電源がない場所でも、バッテリー駆動で冷暖房や除湿もバッチリ。快適に過ごせます。
車中泊やバンライフを楽しむ方
持ち運びやすく設置も簡単。車内でも安全に使えます。
ペットを飼っている方
ペットケア機能(自動冷房ON・スマホ通知) 搭載。
留守中でもペットの熱中症対策が可能です。
災害時や停電時の備えを考えている方
バッテリー運用や多様な充電方法に対応。非常時でも安心して使えます。
EcoFlow WAVE 3に関するよくある質問
WAVE 3はどのような電源に対応していますか?
ACコンセント、シガーソケット(12V/24V)、ソーラーパネル、EcoFlowのポータブル電源や専用バッテリーパックなど、複数の電源に対応しています。
専用バッテリーパックの充電方法・充電時間は?
専用バッテリーパックはACコンセント、ソーラー、車載シガーソケットなどで充電可能です。
充電時間は、充電環境などに応じて変動します。AC充電(最大700W):フル充電まで約2時間、800W Alternator Charger:専用バッテリーパックのXT150ポート使用時*⁴にフル充電まで約100分
専用バッテリーパックの寿命は?
4000回の充放電を繰り返しても、初期容量の約80%を維持します。
排水はどうする?
内蔵タンクに水が溜まると本体やアプリで排水アラートが表示されます。
排水ボタンを3秒間長押しすると、自動排水が開始されます。
排水が完了したら排水ホースを取り外し、本体をゆっくり傾けて残った水を完全に排水してください。
持ち運び時の注意点は?
完全に排水されていることを確認してください。
損傷を避けるため、絶対に本体を横向きや逆さまにしないでください。
まとめ|EcoFlow WAVE 3の総合評価
EcoFlow WAVE 3は、従来のポータブルエアコンに比べて冷暖房機能が大きくアップ。
それに加えて、除湿やペットケア機能などの新機能も搭載し、より多機能な一台に進化しました。
実際に使ってみると、コンパクトな見た目からは想像できないほどパワフルです。
正直冷えるのに時間がかかるかもと思っていましたが、10分ほどで部屋が涼しくなり、期待以上の性能を感じました。
アウトドアや車中泊、災害時など、さまざまなシーンで安心して使えるよう設計されているので、幅広いシーンで頼れる存在になってくれそうです。
市販のポータブルエアコンでは物足りなさを感じている方や、日常でもアウトドアでも便利に使える一台を探している方には、ぜひ一度チェックしてほしい製品です。
このレビュー記事が、皆さまの製品選びの参考になれば嬉しく思います。