木々に囲まれた大自然の中、星空の下で映画を観る「アウトドアシアター」は、非日常の感動体験をもたらします。屋外の大画面に映し出される映像は、大迫力です。お酒を片手に、仲間たちと笑ったり、泣いたりした思い出は、生涯忘れることがないでしょう。
そこで今回は、アウトドアシアターの楽しみ方について解説します。アウトドアシアターに必要な道具やキャンプ場で行う際の注意点も掲載しているので、アウトドアシアターに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
キャンプの新定番！アウトドアシアターとは
アウトドアシアターとは、キャンプ場にスクリーンを設置し、映像作品を観る体験です。映像作品は映画だけでなく、スポーツやライブ、ゲームなどが挙げられます。映画館では、決まった上映時間に決まった席で、周りを配慮しながら鑑賞しなければなりません。
一方のアウトドアシアターでは、キャンプ場で定められたルールの範囲内であれば、何をするのも自由です。雰囲気のあるフィールドにスクリーンを設置し、焚き火をしながら、お酒を片手に好きな作品を堪能しましょう。
野外で映画鑑賞「アウトドアシアター」の魅力
アウトドアシアターは、普段のキャンプをより充実させてくれます。屋外の開放的な環境で観る映画は、まさに異世界です。アウトドアシアターの魅力を紹介します。
- 映画の世界に没入できる
- 家族や仲間と一緒に盛り上がれる
- 最高のロケーション・料理が揃う
それぞれの魅力について、詳しく見ていきましょう。
映画の世界に没入できる
アウトドアシアターは、星空の下で映画の世界に没入できる特別な体験です。自然に囲まれた大画面に映し出される映像が、まるでその場にいるかのような臨場感を与えてくれます。
焚き火のパチパチ音や川のせせらぎ、虫の鳴き声が聴覚を刺激し、リアリティのある映画の世界を心ゆくまで堪能できるでしょう。
家族や仲間と一緒に盛り上がれる
アウトドアシアターでは、好きなドリンクや料理を片手に談笑しながら楽しめるため、家族や仲間と大いに盛り上がれます。アウトドアシアターの楽しみ方は、以下のとおりです。
- 映画を観て、余韻を仲間と分かち合う
- ライブ映像を観て、フェスに行った気分を味わう
- スポーツ観戦をして、仲間と一つのチームを応援する
- 一つのスクリーンで対戦ゲームを行う
自然に囲まれた非日常空間は、アウトドアシアターをより盛り上げてくれるでしょう。
最高のロケーション・料理が揃う
アウトドアシアターが許可されたキャンプ場であれば、映画に合ったロケーションを自由に選択できます。見渡す限りの絶景ポイントも、映画が始まれば全て、アウトドアシアターの引き立て役として一躍買ってくれるでしょう。
キャンプ料理は単体でも十分美味しいですが、映画を観ながら食べるキャンプ料理はさらに格別です。映画鑑賞の時間を増やしたいという方は、贅沢な料理が提供されるグランピングを選ぶとよいでしょう。
キャンプのアウトドアシアターに必要な道具
アウトドアシアターに憧れがあっても、何から揃えればよいか分からないという方は多いのではないでしょうか。アウトドアシアターに必要な道具は、以下の3つです。
- モバイルプロジェクター
- プロジェクタースクリーン
- ポータブル電源
それぞれの道具について、詳しく見ていきましょう。
モバイルプロジェクター
映像作品を投射するために必要な道具が、モバイルプロジェクターです。小型サイズのプロジェクターであれば、キャンプ場にも気軽に持ち運べます。アウトドアシアターで使用するモバイルプロジェクターの選び方は、以下のとおりです。
- Androidが内蔵されている
- HDRに対応している
- 3時間以上稼働できる
Androidが内蔵されていれば、Wi-Fi環境下でYouTubeやNetflixを投射できます。大画面で高画質な映像が観たいのであれば、より鮮明な映像を捉えられるHDR対応が必須です。映画作品を観るのであれば、3時間以上稼働できる機種を選びましょう。
プロジェクタースクリーン
モバイルプロジェクターから投射する対象物として、プロジェクタースクリーンが必要です。アウトドアシアターで使用するプロジェクタースクリーンは、持ち運びしやすい折りたたみ式を選びましょう。野外で使用すると汚れる恐れがあるので、洗えるタイプがおすすめです。ポールと紐で設置できるタイプであれば、ペグで簡単に固定できます。
ポータブル電源
野外でモバイルプロジェクターに電気を供給するためには、ポータブル電源が欠かせません。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄え、コンセントがないキャンプ場でも電気を供給できる機器を指します。
充電式のモバイルプロジェクターを自宅で満充電にしていたとしても、映画は1〜2作品程度しか観れません。画質にこだわったり、Wi-Fiに接続したりすると、さらに充電の減りは早くなるでしょう。ポータブル電源があれば、心置きなく映画鑑賞を堪能できます。
さらに、ポータブル電源は、アウトドアシアター以外にも以下のような場面で活躍します。
- ポータブルエアコンや電気毛布などの冷暖房機器を使い、快適な気温で過ごせる
- 電子レンジや電気ケトルを使い、簡単にキャンプ料理が作れる
- バーベキューの食材や飲み物を小型冷蔵庫に保存しておける
- LEDランタンを点灯し、アウトドアの雰囲気を演出する
ポータブル電源を導入し、快適なキャンプを満喫してください。
アウトドアシアターにおすすめのポータブル電源
アウトドアシアターで使用するポータブル電源は、自由に持ち運びできる軽量・コンパクトなタイプがおすすめです。プロジェクターやスマホ、ヘッドホンを充電するのに消費する電力はわずかですが、他の家電も使用するとなると最低1,000Whは必要になるでしょう。
本サイトを運営するEcoFlowは、12.5kg未満の軽量コンパクトボディで1,024Whの容量を誇る「DELTA 3 Plus」を販売しています。
「DELTA 3 Plus」の主な特徴は、以下のとおりです。
- キャンプに出発する前の56分で満充電できる
- ソーラーパネルを使うと、アウトドアシアターまでの70分間で満充電できる
- 定格出力1,500W（X-Boostで最大2,000W）により、高出力家電も動かせる
- LFPバッテリー搭載により、10年以上もアウトドアで活躍する
- BMS管理システムによって、バッテリー異常を防ぐ
- 映画鑑賞中も、スマホアプリで遠隔操作できる
13個のAC出力ポートを搭載しているので、プロジェクターやスマホ、ヘッドホンに充電しながら、冷暖房機器や調理家電にも給電できます。家電をフル稼働させて、快適なアウトドアシアターを実現したい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
キャンプのアウトドアシアターにあると便利な道具
アウトドアシアターをリラックスして楽しむには、周辺の環境が重要です。キャンプ場のルールに従い、周囲への配慮も欠かせません。キャンプのアウトドアシアターにあると便利な道具は、以下のとおりです。
- リラックスできるチェア
- サイドテーブル
- ヘッドホン
それぞれの便利アイテムについて、詳しく見ていきましょう。
リラックスできるチェア
アウトドアシアターを快適に楽しむには、ゆったりくつろげるチェアが必要です。映画は、1本あたり2時間程度あります。体にフィットしていないチェアに長時間座っていると、体に痛みが生じて、快適性を損ねかねません。
リラックスできるチェアは、サイズが大きくなりがちなので、レンタル用品を利用するのもおすすめです。寝そべった体勢でアウトドアシアターを堪能したい方は、リクライニングできるチェアを選びましょう。
サイドテーブル
アウトドアシアターにサイドテーブルがあれば、飲み物やスナック、ブランケットなどを手の届くところに置けます。体勢を変えずに物が取れるので、映画鑑賞に集中しやすくなるでしょう。サイドテーブルは、チェアの高さに合っているかが重要です。自由に高さ調節ができるタイプを選ぶと、キャンプ場でレンタルしたチェアにも合わせやすくなります。
ヘッドホン
キャンプ場で大きな音を出せない場合には、ヘッドホンが必要です。プロジェクターから出る音を小さく設定すると、十分に楽しめない可能性があります。Bluetooth対応のプロジェクターとヘッドホンを使えば、プロジェクターから物理的に離れていても問題ありません。
ただし、プロジェクターとヘッドホンのBluetooth機能を使うと、充電の減りが早くなるため、ポータブル電源も準備しておきましょう。臨場感のある音が聴きたいのであれば、ハイレゾ対応のヘッドホンを選ぶのがおすすめです。
キャンプ場でアウトドアシアターを楽しむ手順
必要な道具が揃ったら、いよいよ器材のセッティングです。スクリーンは倒れないように両サイドからピンと張る必要があるため、2人以上で作業しましょう。キャンプ場でアウトドアシアターを楽しむ手順は、以下のとおりです。
- スクリーンを設置する
- プロジェクターを設置する
- ポータブル電源とプロジェクターを接続する
- プロジェクターの電源を入れる
スクリーンを設置するために、ポール2本、ロープ6本、ペグ6本を用意します。スクリーンの位置を決めたら、ポールを1本立て、ペグを付けたロープ2本で固定します。ハトメにロープを通し、もう一本のポールも立てたら、スクリーンの設置は完了です。
キャンプ場で行うアウトドアシアターの注意点3選
アウトドアシアターは、一歩間違えれば騒音トラブルを引き起こしかねません。長時間快適に楽しみたいのであれば、環境の整備も重要です。キャンプ場で行うアウトドアシアターの注意点を紹介します。
- 注意点1|キャンプ場のルールに従う
- 注意点2|ネット環境が安定した場所を選ぶ
- 注意点3|ポータブル電源を満充電にしておく
それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。
注意点1|キャンプ場のルールに従う
アウトドアシアターでは、通常のキャンプでは起こりえないレベルの光や音を発します。キャンプ場のルールに従い、周囲への配慮を心がけましょう。
キャンプ場によっては、プロジェクターによる投影やスピーカーを禁止している場合があります。仮にキャンプ場で許可されていたとしても、夜遅くまでの使用は、他の利用者に迷惑をかける恐れがあります。使用機器や周りの環境、時刻に注意を払いましょう。
注意点2|ネット環境が安定した場所を選ぶ
YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスを投影する場合には、快適なインターネット環境が必要不可欠です。キャンプ場のホームページや口コミから、ネット環境が安定しているかを確認しましょう。
ネット情報からWi-Fiの有無や回線の速さを特定できない場合は、下見として現地に出向いて、回線の速さを確かめておくと安心です。
注意点3|ポータブル電源を満充電にしておく
アウトドアシアターでは、プロジェクターを長時間稼働する必要があるため、ポータブル電源を満充電にした状態で臨みましょう。特に、冷暖房機器や調理家電への給電も考えている場合には、より多くの電力を消費します。
ポータブル電源を満充電にしていたとしても、日中帯に家電を使い過ぎると、夜にプロジェクターを稼働できるだけの電力が残っていない場合があります。夜のアウトドアシアターに備えてソーラーパネルがあれば、日中帯にキャンプをしながらでも満充電が可能です。
アウトドアシアターに関するよくある質問
最後に、シアターキャンプに関するよくある質問を紹介します。
- キャンプ場ではゲーム・スポーツ観戦も楽しめる？
- ネット環境がない場合に映像を楽しむ方法は？
- アウトドアシアターで使うプロジェクターの設置方法は？
それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。
キャンプ場ではゲーム・スポーツ観戦も楽しめる？
アウトドアシアターで楽しめるコンテンツは、映画だけではありません。プロジェクターにゲーム機を接続すれば、大画面で白熱した対戦ゲームが可能です。
動画配信サービスを接続すれば、スポーツのライブ中継も観戦できます。映画だけでは集中力が続かない場合もあるので、ゲームやスポーツ観戦を取り入れて、アウトドアシアターを満喫してください。
ネット環境がない場合に映像を楽しむ方法は？
キャンプ場にWi-Fiが通っていない場合には、スマートフォンのテザリング機能を使いましょう。テザリングとは、スマホのモバイルデータ通信を使い、スマホをルーター代わりにする方法です。
テザリング機能を搭載したスマホが手元にあり、モバイル回線の電波が強ければ、Wi-Fi環境がなくてもアウトドアシアターが楽しめます。ただし、テザリングは、消費するバッテリーやデータ通信量が多くなる点に注意しましょう。
アウトドアシアターで使うプロジェクターの設置方法は？
プロジェクターを設置する際には、スクリーンまでの投射距離が重要です。スクリーンを先に設置したら、実際に投影しながら映像が見えやすい位置を調節しましょう。
投射距離が決まったら、プロジェクターを置く台の高さを調節します。昇降式のテーブルにプロジェクターを乗せれば、スムーズに高さ調節ができるでしょう。コストを抑えたい方は、カメラの三脚にプロジェクターを設置するのもおすすめです。
まとめ
本記事では、アウトドアシアターの楽しみ方について解説してきました。
星空の下、大自然に囲まれたロケーションで行うアウトドアシアターは、最高の思い出になります。大画面に映し出される映像は大迫力で、映画の世界観に没入するでしょう。
アウトドアシアターは、モバイルプロジェクター、プロジェクタースクリーン、ポータブル電源さえあれば、誰でも簡単に始められます。ただし、キャンプ場によっては、スピーカーやプロジェクターの使用を禁止している場合があるので、注意しましょう。
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