車中泊中も快適に過ごしたいと考えていませんか。安眠できないと疲れがたまるため、快適さにこだわりたい方は多いでしょう。この記事では、車中泊を快適にする車の選び方、車中泊に向いている車種5選、おすすめのお役立ちグッズなどを紹介しています。以下の情報を参考にすれば、どのように準備を進めればよいかがわかるはずです。
車中泊で使用する車の選び方
快適な車中泊を実現したい方は、車選びに注意しましょう。快適さを向上させるポイントは次の3点です。
①車内に十分な高さと広さがある
車を選ぶときに確認したいのが、車内の高さと広さです。車中泊向けのグッズを使用しても、車内の高さと広さは基本的に変わりません。十分なスペースを確保できないと、さまざまな工夫を凝らしても快適に過ごすことは難しいでしょう。確保したいスペースは、身体の大きさや車内で過ごす人数などで異なります。
必要な高さの目安は、天井に頭がぶつからない程度です。十分な高さがあれば、日常生活動作や移動をスムーズに行えるため車内で快適に過ごせます。活動中に圧迫感を感じない高さがあれば理想的といえるでしょう。
必要な縦幅の目安は、「身長+数センチ」程度です。身長よりも大きければ、足を伸ばして寝られるため快適に過ごせます。ハンドルが邪魔にならないことも確認しておきましょう。ちなみに、一般的なベッドの縦幅は195cmです。縦幅に関しては、このサイズを目安にしてもよいでしょう。
必要な横幅の目安は、「肩幅+40cm程度」です。スムーズに寝返りをうてるため、快適に過ごせます。ちなみに、一般的なダブルベッドの横幅は140cmです。2人で車中泊をする場合は、このサイズを参考にすることもできます。
②フルフラットなスペースを実現できる
十分なスペースを確保できても、シートが凸凹だと快適に過ごせません。寝るときに無理な姿勢を強いられてしまうからです。フラットなスペースを作れることも、車を選ぶうえで重要なポイントといえるでしょう。フルフラットシートを採用している車であれば、基本的にフラットなスペースを作れます。しかし、実際の環境は車により大きく異なります。完全にフラットなスペースを作れる車、一部に段差ができてしまう車、シート間に隙間ができてしまう車などがあるからです。寝心地にこだわりたい場合は、フルフラットシートを採用していることだけでなく実際に作れる環境まで確認しておく必要があります。
③車中泊に向いているボディタイプ
車中泊に適した車は、ボディタイプに注意すると見つけやすくなります。一般的に車中泊に適しているといわれているボディタイプがワンボックスです。居住スペース・荷室スペース・エンジンルームがつながっているため、広々とした空間を確保できます。床面がフラットになっている車が多い点も魅力です。
ミニバンも、車中泊に適したボディタイプです。ミニバンは、小型のキャンピングトレーラーを指します。したがって、十分な車内スペースと車中泊に適した機能を備えている車が少なくありません。
車中泊におすすめの車種5選
続いて、車中泊に適したおすすめの車種を紹介します。
トヨタ・ハイエース
主に商用で利用されているワンボックスカーです。VAN SUPER GL(ロングバン・ワイドボディ・ミドルルーフ・標準フロア)の荷室高は1390mm、荷室長は3000mm、荷室幅は1705mmです。十分な広さを備えているため、家族で車中泊をする場合も快適に過ごせます。車中泊向けの社外カスタムパーツが豊富に取り揃えられている点も魅力です。
ホンダ・フリード+
フリードから3列目のシートを取り除いた5ナンバーサイズのミニバンです。フリード+ G Honda SENSINGの客室高は1285mm、客室長は2310mm、客室幅は1455mmです。フリード+専用装備の荷室用ユーティリティーボードを使って完全にフラットな空間を作れます。
日産・セレナ
ミニバンクラスで最も広い車内空間が魅力の車種です(全高1.8m以上の1.2~2.0Lクラス 7/8人乗りミニバン)。セレナ Xの室内高は1400mm、室内長は3170mm、室内幅は1545mmとなっています。もちろん、2列目・3列目のシートを倒してフラットなスペースを作ることも可能です。セレナも、車中泊向け社外カスタムパーツが多数用意されています。
ダイハツ・ウェイク
軽自動車とは思えないサイズ感を誇る軽ハイトワゴンです。室内高は1455mm、室内長は2215mm、室内幅は1345mmとなっています。室内高が非常に高いため、窮屈さを感じることなく快適に過ごせるでしょう。運転席から荷室までをフラットにできるフラットモードを搭載している点も魅力です(完全にフラットにはできません)。
ホンダ・Nボックス
7年連続で軽販売台数1位に輝いた軽ハイトワゴンです。客室高は1400mm、室内長は2240mm、室内幅は1350mmとなっています。ダイハツ・ウェイクには劣りますが、十分な室内高を誇ります。特徴は、多彩なシートアレンジが可能なことです。フルフラットにはなりませんが、前席を後ろに倒して足を伸ばせるスペースを作ることはできます。Nボックスも車中泊向けの車外カスタムパーツが豊富です。
車中泊で気を付けたい3つのポイント
車中泊をするときは以下の点に注意が必要です。
①エンジンをかけたまま寝ない
就寝時は、必ずエンジンを切ります。何かしらの原因で車内に排気ガスが充満すると、一酸化中毒になって命を落としてしまう恐れがあるからです。主な原因としてマフラーの整備不良や雪でマフラーが覆われてしまうことがあげられます。また、エンジンのかけっぱなしは、騒音や環境汚染にもつながります。
②防犯対策を講じる
車中泊をするときは、防犯対策を講じましょう。貴重品を盗まれてしまうことや悪意のある第三者から危害を加えられることがあるからです。車内に人がいるときも、基本的にドアロックをかけます。換気のため窓を開けるときは、人の手などが入らないように注意が必要です。
③駐車場の情報を確認してから出かける
駐車場で車中泊をしたいと考えている場合は、事前に駐車場情報を調べておきます。車中泊を許可している駐車場と許可していない駐車場があるからです。例えば、高速道路のパーキングエリアやサービスエリアの多くは車中泊を禁止しています。もちろん、現地で駐車場を探すこともできますが、この場合は利用前に入口などに掲示されている注意書きを確認しなければなりません。
快適な車中泊を実現するポータブル電源
車中泊に向いているお役立ちグッズを活用すると快適性を大幅に高められます。おすすめのお役立ちグッズとしてあげられるのがポータブル電源です。
ポータブル電源を活用すれば、車中泊をしながらさまざまな電化製品に電力を供給できます。例えば、扇風機や電気毛布、電気ヒーターなどの暖房器具を使用することも可能です。蒸し暑い夏や寒い冬でも、快適に過ごせるでしょう。あるいは、ホットプレートやたこ焼き器、電気鍋などの調理器具に電力を供給することもできます。電気ケトルでお湯を沸かしてコーヒーを淹れるなども簡単に行えます。車中泊のみならず、災害時の備えとしても最適です。
車中泊を快適にしたい方は、EcoFlowポータブル電源の使用をおすすめします。
容量や出力ポート数などが異なる様々なポータブル電源をラインナップしているため、目的や用途に合わせて製品を選べます。
例えば、RIVER Plusは、優れた携帯性と急速充電を特徴とするポータブル電源です。1時間以内で0%から80%まで充電できます。特許申請中のX-Boostモードをオンにすると、最大1200Wの電力を供給できる点も魅力です。スマホからキッチン家電まで、幅広いデバイスに電力を供給できます。最大10台同時給電できる点も見逃せません。車中泊に向いているポータブル電源といえるでしょう。
車選びとグッズ選びにこだわった車中泊を快適に
車中泊の快適性は、使用する車やグッズで大きく異なります。車選びのポイントは、室内の広さやフラットなスペースにこだわることです。トヨタ・ハイエースなどの車種は、これらのポイントを満たすため車中泊に向いているといえるでしょう。グッズは、ポータブル電源がおすすめです。自宅に近い環境を実現できるため、車中泊中も快適に過ごせます。EcoFlowポータブル電源のなかから、使いやすいものを探してみてはいかがでしょうか。