外出先でスマホの充電が少なくなった時に大活躍するアイテムが、10000mAhのモバイルバッテリー。日常生活だけでなく、仕事や旅行などの幅広いシーンで重宝します。容量とサイズのバランスが良いので、初めて買うモバイルバッテリーにもぴったりです。
そこで本記事では、10000mAhのモバイルバッテリーについて解説します。モバイルバッテリーの選び方も掲載しているので、あなたに合った一台が見つかるでしょう。10000mAhのモバイルバッテリーで快適な生活を実現したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
モバイルバッテリー10000mAhで何回分充電できる?

モバイルバッテリー10000mAhでは、スマホを約2回充電できます。10,000mAhあるからといって、容量を全て使えるわけではありません。モバイルバッテリーに記載されている「10,000mAh」は、内蔵されているリチウムイオン二次電池の容量です。
リチウムイオン二次電池の出力は3.6V〜3.7Vなので、充電時に使うUSBケーブルの定格電圧5Vに変換する必要があります。スマホに出力できる電力容量は、以下のとおりです。
- 3.6V × 10,000mAh ÷ 1000 = 36Wh
- 36Wh ÷ 5V × 1000 = 7,200mAh
さらに、3.6Vから5Vに変換する際には、約15%程度の電力が必要になります。そのため、5Vで出力できる電気容量7,200mAhのうち、約15%の変換ロスを引いた6,120mAhが実際に出力できる容量です。スマートフォンの容量は3,000mAh程度なので、2回充電できます。
大容量10000mAhモバイルバッテリーの魅力3選

10000mAhのモバイルバッテリーは、あらゆるシーンで活躍する万能なモバイルバッテリーと言っても過言ではありません。サイズが大きすぎないので、どこでも気軽に持ち運べます。10000mAhモバイルバッテリーの魅力は、以下のとおりです。
- 魅力1|タブレットもフル充電できる
- 魅力2|飛行機に持ち込める
- 魅力3|軽量コンパクトさを備える
それぞれの魅力について、詳しく見ていきましょう。
魅力1|タブレットもフル充電できる
10000mAhのモバイルバッテリーでは、スマホだけでなくタブレットを含む以下のデバイスにも充電できます。100%まで充電できるので、終日のお出かけにも便利です。
デバイス | バッテリー容量 | 充電回数 |
iPad mini(2021) | 5,078mAh | 1回 |
Apple Watch Series 7 | 284mAh | 21回 |
AirPods(本体+収納ケース) | 491mAh | 12回 |
魅力2|飛行機に持ち込める
10000mAhのモバイルバッテリーは、一人2個まで飛行機内に持ち込めます。機内では、旅行先の観光地を調べたり、仕事のやり取りをしたりと、フライト時間が長くなればなるほどスマホが必要になるでしょう。モバイルバッテリーがあれば、快適な空の旅が実現します。
飛行機内にモバイルバッテリーを持ち込むためのルールは、以下のとおりです。
- モバイルバッテリーの容量が、160Wh(43,243mAh)以下である
- 1人あたり2個まで持ち込める
- 預け入れ荷物には入れられない
航空会社によっては独自のルールを設けている場合もあるので、事前に確認しましょう。
魅力3|軽量コンパクトさを備える
10000mAhのモバイルバッテリーは、大容量と軽量コンパクトさを兼ね備えている点が魅力です。5000mAhのモバイルバッテリーは、薄型・軽量でポケットにしまいやすいですが、容量が物足りなく感じる方も多いでしょう。
20000mAhのモバイルバッテリーは、大容量でスマホを3回以上充電できますが、大きくて重たいので持ち運びづらいのが特徴です。一方、10000mAhのモバイルバッテリーは、スマホと合わせて持ち運びしやすい携帯性と、スマホを2回充電できる大容量を備えています。
モバイルバッテリー10000mAhの選び方5選

モバイルバッテリー10000mAhは、製品によって充電時間や携帯性、出力ポート、機能性が異なります。充電対象のデバイスや充電するシーンを思い浮かべながら、用途に合った一台を選びましょう。モバイルバッテリー10000mAhの選び方は、以下のとおりです。
- 選び方1|充電時間が短い
- 選び方2|携帯性に優れている
- 選び方3|多彩な出力ポートを搭載する
- 選び方4|出力ポートの数が多い
- 選び方5|機能が充実している
それぞれの選び方について、詳しく見ていきましょう。
選び方1|充電時間が短い
充電時間が短いモバイルバッテリーを選べば、お出かけ前の短時間でスマホやタブレット、イヤホンを満充電にできます。充電速度を重視する場合は、製品の出力電力(W)を確認しましょう。高速充電を実現するには、デバイス別に以下の出力電力が必要です。
- スマホ:18W以上
- タブレット:30W以上
- 小型ノートパソコン:45W以上
USB PDやQCといった充電規格に準拠している場合は、急速充電に対応しています。
選び方2|携帯性に優れている
10000mAhのモバイルバッテリーを選ぶ際は、サイズや重量も確認しましょう。モバイルバッテリーは屋外に持ち出して使用する機器なので、携帯性に優れているかが非常に重要です。モバイルバッテリーは、容量が大きいほどサイズや重量も大きくなる傾向にあります。
せっかく高性能のモバイルバッテリーを選んだとしても携帯性が悪ければ、毎回の持ち運びでストレスを感じてしまい、買い替えを余儀なくされる恐れがあります。特に旅行や出張などで長時間持ち歩く機会が多い方は、小型・軽量のタイプを選びましょう。
選び方3|多彩な出力ポートを搭載する
10000mAhのモバイルバッテリーには、出力ポートとしてUSB Type-AとUSB Type-Cの2種類が搭載されていると便利です。それぞれの特徴を紹介します。
USB Type-A | スマホやパソコン、スピーカーなど、汎用性が高い |
USB Type-C | ・2015年に登場した比較的新しい端子 ・映像の入出力ができる・データ転送速度が早い ・挿入方向が決まっていない |
選び方4|出力ポートの数が多い
複数のデバイスを携帯している方は、出力ポートの数が多いモバイルバッテリーを選びましょう。出力ポートの数が多いほど、同時に充電できるデバイスの数も増えます。
同時にデバイスを充電できれば、ケーブルを挿し替える手間や、充電待ちをする時間がかかりません。自分は複数台のデバイスを持っていなくても、家族や友達とシェアできます。
選び方5|機能が充実している
10000mAhのモバイルバッテリーを快適に使用するためには、機能性も重視しましょう。モバイルバッテリーに搭載されていると便利な機能は、以下のとおりです。
- パススルー機能:モバイルバッテリーとスマホを同時に充電できる
- ワイヤレス充電機能:マグネットで固定した状態で充電できる
- スタンド機能:スマホを縦置きや横置きにできる
- LEDライト機能:災害時に役立つLEDライトを点灯できる
- 液晶ディスプレイ:バッテリー残量や充電状況が確認できる
ワイヤレス充電できるモバイルバッテリー10000mAhとは

モバイルバッテリーのケーブルから解放されたい方には、ワイヤレス充電できる10000mAhのモバイルバッテリーがおすすめです。スマートフォンをモバイルバッテリーの上に置くだけで、充電が完了します。
ワイヤレス充電できるモバイルバッテリーの規格や魅力、製品について見ていきましょう。
ワイヤレス充電規格「Qi」
「Qi(チー)」は、ワイヤレス充電の代表的な規格です。電気を送る側の本体と充電する側の端末にはコイルが内蔵されており、送電用のコイルに電気を流すと磁界が発生します。
受電用のコイルが磁界に近づくと、誘導起電力が発生して端末が充電される仕組みです。Qiの規格には、非放射型の電磁誘導方式が採用されており、近い距離で給電できます。Qiのワイヤレス充電を行うには、Qiに対応したモバイルバッテリーと端末が必要です。
【Qi2準拠】モバイルバッテリー10000mAhの魅力
2023年、ワイヤレス充電の新たな規格として「Qi2」が登場しました。従来のQi規格をベースにしながら、MagSafeの基盤技術が組み込まれています。Qi2に準拠したモバイルバッテリー10000mAhの主な魅力は、以下のとおりです。
- デバイスに内蔵されたマグネットにより、安定した電力を供給できる
- 出力15Wの高速充電が実現する
- 出力ポートに合ったケーブルを用意する必要がない
- 様々なメーカーのデバイスに対応している
大容量・軽量!おすすめのモバイルバッテリー10000mAh
本サイトを運営するEcoFlowは、Qi2準拠のモバイルバッテリー「EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (10,000mAh)」を販売しています。製品の特徴は、以下のとおりです。
- USB Type-C PD 3.0規格に準拠し、最大65Wの急速充電が実現する
- 最大15Wの急速ワイヤレス充電が実現する
- 最大60W入力で本体をわずか33分で70%まで充電できる
- 14インチのMacBook Airに約8時間給電できる
- スマホアプリでバッテリー残量や出力電圧などを確認できる
- 折りたたみスタンド搭載で、スマホを縦置きまたは横置きできる
- 強力なマグネットでスマホの背面にピタッとくっつく
- ワイヤレス充電で課題となる温度上昇を大幅に低減する
- 温度センサーが毎秒50回バッテリーを監視している
- ディスプレイを自由にカスタマイズできる
自然放電がきわめて少ないため、一か月間放置していたとしても、充電残量は5%程しか減りません。日常生活から旅行、ビジネスまで、幅広いシーンで活躍する10000mAhのモバイルバッテリーが欲しい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。
→シルバー・ブラックの二色展開「EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (10,000mAh)」
モバイルバッテリー10000mAhを使用する際の注意点3選

外出先で大活躍するモバイルバッテリー10000mAhですが、使い方を誤ると発火やバッテリーの劣化などにつながります。トラブルの原因となるのが、モバイルバッテリーに内蔵されたリチウムイオン電池です。モバイルバッテリーを使用する際の注意点を紹介します。
- 注意点1|極端な高温・低温下で使用しない
- 注意点2|衝撃や水気を避ける
- 注意点3|過充電・過放電を避ける
それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。
注意点1|極端な高温・低温下で使用しない
モバイルバッテリーを極端な高温・低温下で使用するのは避けてください。モバイルバッテリーの使用温度範囲は、0°C〜40℃です。高温下に置かれたモバイルバッテリーは、リチウムイオン電池の異常により発火する恐れがあります。
また、低温下ではバッテリー内の化学反応が起きづらくなり、バッテリーの能力が大幅に低下するのが特徴です。充電を始めても、通常よりも早くバッテリーが空になるでしょう。
注意点2|衝撃や水気を避ける
モバイルバッテリーは精密機械なので、衝撃や水気に弱いのが特徴です。モバイルバッテリーを落として傷を付けたり、充電ポートから内部に水が入ったりすると、電池内部でショートして発火する恐れがあります。
リチウムイオン電池が劣化すると、電池の内部にある電解質が溶化してガスが発生します。この状態で外部から衝撃が加わると、発熱を引き起こし、発火につながるのです。
注意点3|過充電・過放電を避ける
モバイルバッテリーの過充電や過放電も避けた方がよいでしょう。過充電とは、満充電の状態からさらに充電しようとする状態です。通常は過充電の防止機能が備わっていますが、機器の故障によって作動しなければ、バッテリーの劣化につながります。
また、バッテリーが0の状態で長時間放置すると過放電になり、劣化して寿命が縮まります。最終的には、モバイルバッテリーで一切充電ができなくなるでしょう。
モバイルバッテリー10000mAhに関するよくある質問

最後に、モバイルバッテリー10000mAhに関するよくある質問を紹介します。
- ダイソーで売ってるモバイルバッテリー10000mAhの評価は?
- モバイルバッテリー10000mAhは日本製の方がよい?
- モバイルバッテリー10000mAhのおすすめメーカーは?
- モバイルバッテリー10000mAhに適した用途は?
- 中古のモバイルバッテリー10000mAhを選ぶリスクとは?
それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。
ダイソーで売ってるモバイルバッテリー10000mAhの評価は?
ダイソーでは、5V/2.1Aの出力に対応したモバイルバッテリー10000mAhを販売しています。薄型で持ち運びしやすく、重量はわずか約219gです。差し込み口は、Type-Cが1つとType-Aが2つ付いています。横のボタンを押せば、充電残量の確認も可能です。
急速充電には対応していませんが、スマートフォンを約3回も充電できます。税込1,100円と考えると、コストパフォーマンスの高い製品と言えるでしょう。
モバイルバッテリー10000mAhは日本製の方がよい?
日本製のモバイルバッテリー10000mAhだからといって、海外製品よりも優れているとは限りません。日本製といえば、高品質で安全性の高いイメージがありますが、海外製の中でも日本製を凌ぐ高性能な製品も存在します。
海外製のモバイルバッテリーを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
- アフターサービスが充実している
- PSEマークが表示されている
- 保証期間が付いている
モバイルバッテリー10000mAhのおすすめメーカーは?
モバイルバッテリー10000mAhのおすすめメーカーは、EcoFlowです。EcoFlowのモバイルバッテリー10000mAhは、15Wの急速ワイヤレス充電に対応しています。
マグネットでピタッとスマホにくっつき、充電中の操作も楽々です。折りたたみ式スタンドを搭載しているので、スマホを充電しながらビデオ通話や動画・映画観賞もできます。
モバイルバッテリー10000mAhに適した用途は?
モバイルバッテリー10000mAhは、スマホを約2回充電できる大容量と、気軽に持ち運びできる軽量コンパクトさを兼ね備えています。おすすめの用途は、以下のとおりです。
- 旅行先で観光情報や目的地までの経路を調べる
- コンセントのないカフェや機内、出張先で仕事をする
- 災害時にスマホで情報収集したり、家族と連絡を取ったりする
- カップルや夫婦でモバイルバッテリーをシェアする
中古のモバイルバッテリー10000mAhを選ぶリスクとは?
中古のモバイルバッテリー10000mAhは、前回どのような使われ方をしていたかが分かりません。使用回数の寿命を過ぎていた場合は、本体やスマホを満充電できないケースがあります。また、保証期間を過ぎている場合は、万が一故障していても修理費用は自己負担です。
まとめ

本記事では、モバイルバッテリー10000mAhについて解説してきました。
10000mAhのモバイルバッテリーで実際に使える容量は、6,000mAh程度です。3,000mAhのスマートフォンであれば、約2回充電できます。スマホ以外にも、タブレットやイヤホン、スマートウォッチなどあらゆるデバイスに充電できるのが魅力です。
10000mAhのモバイルバッテリーを選ぶ際は、充電速度や携帯性、出力ポート、機能性に着目してください。Qi2準拠のワイヤレス充電可能なモバイルバッテリーであれば、煩わしいケーブルを持ち歩く必要がありません。
本サイトを運営するEcoFlowは、最大15Wワイヤレス充電が可能なモバイルバッテリー10000mAhを販売しています。スマホにマグネットでつけるだけの簡単操作で充電できる高性能なモバイルバッテリーが欲しい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
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