地震などの災害によって発生することが多い停電ですが、皆さんは停電になった時の備えをしていますか？
私たちは生活に必要なものの多くを電気に頼っているため、停電が発生すると普段通りに生活ができなくなります。
停電は復旧するまでにどのくらいの期間を要するか、災害の規模などによっても変動するため、生活をするためにも備えをしておく必要があります。
今回は、停電に備えておくべき対策や停電が発生した際に注意したいこと、ポータブル電源の必要性について詳しく解説します。
停電すると何が起こる？
地震や台風などの自然災害によって、突然停電が発生することがあります。
私たちの普段の生活では電気を使用しているものが多いため、停電が起こると生活に支障が出ます。
思いもしなかったものが使用できなくなったり、普段の生活が困難になったりするため、停電によってどのようなことが起こるか知っておくと良いでしょう。
停電すると、下記のような電化製品などが使用できなくなります。
- 冷蔵庫・冷凍庫
- テレビ・ラジオ
- スマートフォンの充電
- 冷暖房
- 照明
- 水道
- トイレ
これらは使用できなくなる電化製品などの一部の例で、細かい部分まで見ると生活必需品であるものがたくさん使用できなくなります。
また、水道も止まってしまう可能性があるため、水の確保をしていてもトイレやお風呂なども使えずいつもの生活を送ることが厳しくなるでしょう。
日中は問題なく使用できても、夜になると明かりがないことで使用が困難になってしまうものもあります。
停電するとすぐに復旧しない可能性があり、生活に大きな影響を及ぼすことから、停電に備えることが重要なのです。
事前に準備しておくべき停電対策
前項で紹介した通り、突然停電すると生活に必要な電化製品をはじめ、水道などが止まってしまうため、普段の生活をすることができなくなります。
停電をした時に不便さを少しでも解消するためには、事前に準備しておくことが重要なポイントです。
ここからは、停電対策として事前に準備しておくべきものを紹介します。
水と食料の準備
停電すると全ての住宅ではありませんが、水道が止まってしまう可能性があるため、生活必需品である水を確保しておくことが大切です。
水は1人あたり1日3リットル必要といわれているため、最低でも家族×3日分は備蓄しておきましょう。
水道はすぐ復旧する場合もあれば、普及までに時間がかかるケースもあるため、なるべく多くの水を備蓄しておくと安心です。
そのため、ペットボトルをケースで購入したり、ウォーターサーバーがあるご家庭は多めにタンクを備蓄しておくのがおすすめです。
一方で、停電が起これば冷蔵庫や電子レンジなど、食事に必要となる電化製品もストップ
するため、食料の準備もしておきましょう。
食料は常温でも保存が可能である缶詰や乾パン、カセットコンロを準備しておけばインスタント食品も用意しておくと温かい食事も可能です。
→防災備蓄品はなにを用意すればいい？防災グッズ一覧
→スーパーで買える非常食！非常食と一緒にポータブル電源も備えておくのがおすすめ
電力の確保
停電になって一番困るのは、やはり明かりがないことですよね。
昼間であれば太陽の光で生活をすることができますが、夜になれば明かりがないと暗闇で生活することになるため、不自由を感じてしまいやすいでしょう。
また、寒さが厳しい時期や暑すぎる時期に被災した際に、エアコンやヒーターなどの電気を使用する冷暖房器具が止まってしまい、熱中症や低短温床を引き起こす可能性もあります。
そのため、停電時に明かりや冷暖房器具の使用を確保するためにも、ポータブル電源や蓄電池システム、太陽光システム、発電機などを事前に準備しておくと、明かりが必要な時に電力を供給できるため安心です。
特に、ポータブル電源は、持ち運ぶことができるためご自宅だけではなく避難先でも使用することができるためおすすめです。
懐中電灯や乾電池をストック
停電時には、電気を使わずに明かりを灯すことができる懐中電灯も非常に役に立ちます。
万が一、夜に停電が発生した場合、懐中電灯があればひとまず明かりをつけることができ、停電が周囲全体で起きているのか、もしくは、ブレーカーが落ちるなどが原因でご自宅だけ起きているのか判断することもできます。
懐中電灯は1箇所だけではなく、家族が集まるリビングや寝起きでも探せる寝室など、ご自宅の複数箇所に置いておくのがおすすめです。
また、電気を使わない簡易照明を準備しておけば、明かりを広い範囲で灯せるため便利です。
気をつけたいのは、懐中電灯も簡易照明も長時間利用すると乾電池を消費してしまうため、乾電池のストックを準備しておくことが大切です。
電力を使用しない調理器具や冷暖房器具を用意
停電発生はいつ起きるかわからないため、万が一、とても寒い時期や猛暑の時期に起こってしまうと、低体温症や熱中症など体調不良になるリスクが高まります。
そのため、充電式扇風機やカセット式ストーブといった電力を使用せずに機能する冷暖房器具を用意しておくと安心です。
また、電力を使用しないカセットコンロを常備しておけば、寒い時期でもお湯を沸かせたり温かい食事を食べれたりと、体の中から温まることができます。
衛生管理用品
停電すると水が出なくなり、暗闇で行動することもあるため怪我をしやすくなるなど、普段通りに生活することが困難になるためトラブルが発生することも多々あります。
そのため、非常時でも対応できるように手や体を清潔に保てる純水使用のウェットシートや、アルコール消毒液、絆創膏、包帯などの衛生管理用品を必ず用意しておきましょう。
また、女性の場合は生理用品、赤ちゃんがいるご家庭ではミルクやおむつなども多めに備蓄しておくのがおすすめです。
そして、持病がある方は普段服用している薬などをまとめておくと、探す手間も省けるため飲み忘れを防げます。
使用頻度が高い常備薬はストックしておくなど、緊急時になかなか処方が難しくなった状況でもある程度の期間は服用できるように準備しておくと安心です。
ある程度の現金
停電すると金融機関がストップしたりコンビニATMが使用できなくなったり、また、クレジットカードや電子マネー決済も使えなくなる場合があります。
そのため、ある程度の現金を用意しておくと安心です。
現金を用意する場合は、1,000円札や500円玉、100円玉など、どのような場面でも使用できるように可能な限り細かいお金を準備しておきましょう。
停電したら最初にするべきこと
停電が発生したら、まず、停電がどの範囲で起きているのか確認する必要があります。
停電が地域全体で起きている場合は復旧を待つしかありませんが、万が一、ご自宅だけで停電が起きている場合は、状況によってはブレーカーが落ちている可能性もあるため、ブレーカーを戻せば電力が回復します。
ここからは、自然災害などで地域一帯が停電している場合にするべきことを紹介しましょう。
電源プラグを抜く
自然災害などが原因で停電した場合、どのタイミングで電力が復旧するかわからないため、コンセントを電源プラグを抜いておきましょう。
停電が復旧し電力が回復すると勝手に電源が入ってしまう電化製品があり、特に発熱する電化製品であると火災が生じる危険性があり注意しなければなりません。
また、パソコンやルーターなどは、停電が復旧した際に過大な電圧や電流が一気にかかることで故障につながる場合があります。
普及のタイミングが予想できない停電が発生したら、まずは電源プラグを抜いておきましょう。
一か所に集まり電力を共有
停電時はなるべく1カ所に集まり、電力を共有することで無駄な消費を防ぎましょう。
各々が別の部屋で懐中電灯や簡易照明を使用すると、余計に乾電池やバッテリーを消費することにつながります。
同じ場所に集まれば、1つの明かりでも生活できるため、停電時は近くにいるようにここrがけましょう。
避難所に行くときはブレーカーを落とす
地震などの自然災害で自宅が被災すると、電化製品や電源コードなどが見えない部分で異常が発生している可能性があります。
そのため、避難するなどで自宅を離れる場合は、必ずブレーカーを落としましょう。
自宅にいないときに電力が復旧すると回線がショートして漏電してしまう可能性があるため、とても危険です。
停電時に注意すべきこと
地震などで停電した時には、これから起こるであろう余震も含めて行動する必要があります。
二次災害を防ぐためにも、以下のことに注意して行動しましょう。
通電火災
通電火災は、停電をする直前まで使用していた電化製品が復旧と同時に通電することで起こる火災で、漏電や燃えやすいものに接触した状態で発熱や出火し発生します。
特に、ストーブやドライヤーなどの発熱する電化製品には注意が必要で、普段は火事に備えて電源を消し忘れないように行動していても、緊急時には慌ててしまうため電源を消さずに避難してしまうこともあるでしょう。
しかし、電源を消さないことで通電火災が起きてしまい、最悪の場合、家を失う可能性もあるので注意しなければなりません。
災害後避難する場合は、1つ1つの電化製品の電源を落とすのではなく、必ずブレーカーごとを切るように気をつけましょう。
電線や電柱からの感電
災害などで切れてしまった電線や倒れた電柱から、感電する可能性があります。
万が一、発見した場合は、絶対に触れたり近づいたりせずに、電力会社に連絡しましょう。
また、ここ最近はご自宅に太陽光発電を設置している方も増えていますが、太陽光パネルは水に浸かっていたり破損したりしても発電を続けているため、むやみに近づくと危険であり注意が必要です。
電柱や太陽光パネルなど、電流が流れたり電気が発生するものが破損している場合は、近づかず専門家に連絡し対応してもらえるように手配しましょう。
発電機を屋内で使用しない
停電した際に、発電機がある場合使う方も多いと思いますが、屋内での使用はとても危険であるため絶対使わないようにしましょう。
発電機には、一酸化炭素が多く含まれているため、屋内で使用すると一酸化短度中毒を引き起こす可能性があります。
また、屋外で使用する場合も、屋内に排気ガスが入り込む場所でも使用すると屋外の空気が屋内に入り込み充満する危険性があるため、使う場所には十分に気をつけましょう。
停電の備えにはポータブル電源がおすすめ！
停電時に必要なものや二次災害を防ぐために注意したいことなどを紹介しましたが、停電の備えにはポータブル電源がおすすめです。
特に、大容量のポータブル電源を準備しておけば、停電しても家族の明かりを確保することができ、暗闇で過ごすことが少なくなります。
また、スマートフォンの充電をはじめ、生活に必要な電化製品を数日間使用できるため、電力が復旧するまでの生活を手助けします。
ポータブル電源は、発電機とは異なり排気ガスが出ないため、屋内をはじめ使用したい場所に移動すれば安全に使用できます。
停電時はもちろんですが、キャンプなどのアウトドアでもポータブル電源は活用できるため、一家に一台準備しておくのがおすすめです。
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まとめ
災害や停電は、いつ起こるか予想することができないため、停電を想定した準備を事前にしておくことがとても重要です。
停電した場合の電気の確保や、電気がなくても生活が送れるように水や食料、生活用品などを家族分必ず備蓄しておきましょう。
また、二次災害を防ぐためには避難時にはブレーカーを落としたりコンセントからプラグを抜いたりと、災害後に起こりうることを予測して行動することも大切です。
停電時には、ポータブル電源が非常に役立ちますが、「EcoFlow DELTA Pro Ultra」は6000Wの出入力が可能で大容量バッテリーであるため、各家電製品の充電はもちろん、エアコンや冷蔵庫などの大型家電も動かすことができます。
−20℃〜45℃まで対応しているため季節を問わず使用でき、5年間のメーカー保証付です。
2000W以下での稼働は騒音ゼロであるため、赤ちゃんがいるご家庭でも問題なく使用できます。
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