生活費のなかでも数千円〜数万円の出費となりやすい光熱費が、冬の暖房費です。条件によっては生活費の負担となりやすく、節約が必要です。
なかには、暖房なしで冬を乗り切ろうと考えている人もいるでしょう。
ただし、具体的な方法について知らなければ、単に生活が苦痛になるだけであるため、注意が必要となります。
この記事では、暖房なしで冬を乗り切る方法、メリット、デメリット、注意点をわかりやすく解説します。
暖房なしで冬を乗り切る方法について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
暖房なしで冬を乗り切る方法
暖房なしで冬を乗り切るためには、家族やペットと一緒にベッドに入る、筋トレやストレッチで血行を促進する、隙間風をテープでブロックするなどの方法が良いです。
ここでは、暖房なしで冬を乗り切る方法について詳しく解説します。
家族やペットと一緒にベッドに入る
暖房なしで冬を乗り切る方法としては、家族やペットと一緒のベッドに入るのが良いです。
家族やペットと一緒にベッドに入ることで、お互いの体温が相乗効果を生み出し、ベッド内を暖かくしてくれます。
結婚している人は夫や妻などのパートナーと、子や孫がいる人は子や孫と、犬や猫などのペットがいる人はペットと入ると良いでしょう。
ベッドのサイズ的にシングルなのかダブルなのかでも変わってきますが、家族やペットと一緒に入るだけで暖かさが変わってきます。
部屋に人間や動物などの熱源があればあるほど暖かくなるため、より暖かさを求める場合は増員してみても良いです。
カーテンやダンボールで窓ガラスを覆う
暖房なしで冬を乗り切る方法としては、カーテンやダンボールで窓ガラスを覆うのも良いでしょう。
カーテンやダンボールで窓ガラスを覆うことで、熱気が逃げるのを防げます。部屋のなかの熱気を逃さず、外からの冷気も遮断できるため、暖房なしでも十分暖かいです。
分厚めのカーテンやダンボールで窓ガラスを覆うだけで、簡単に暖かさを保てるでしょう。
なお、カーテンはインテリアショップなどで購入する必要がありますが、ダンボールはコンビニやスーパーでもらえることがあるため、お金をかけたくない人はぜひお試しください。
カーペットと床の間にアルミシートを挟む
暖房なしで冬を乗り切る方法としては、カーペットと床の間にアルミシートを挟むのも良いのではないでしょうか。
カーペットと床の間にアルミシートを挟むことで、冷気が入るのを防げます。部屋のなかに冷気を侵入させず、家の熱気を閉じ込めるため、暖房なしでも十分暖かいです。
カーペットと床の間に何枚かアルミシートを挟むだけで、暖かさを守ってくれるでしょう。
なお、アルミシートはアウトドアショップなどでも販売されている他、通販などでも販売されているため、手間をかけたくない人もぜひ試してみましょう。
筋トレやストレッチで血行を促進する
気力や体力に自信がある人は、筋トレやストレッチで血行を促進するのもありです。
筋トレやストレッチで血行を促進することで、体そのものが温まります。
普段からあまり運動をしない人は筋肉量が落ちていたり、血管が不健康だったりすることで血行が促進されず、結果的に体が温まりにくくなっています。
ゆえに、定期的に筋トレやストレッチを行い、血行を促進するのが良いでしょう。
一方、冬に筋トレやストレッチで汗を流すと冷たい空気によって汗が冷やされ、より寒く感じることがあるため、やりすぎには注意が必要です。
隙間風をテープでブロックする
もし隙間風が入ってくる物件にお住まいの場合は、テープでブロックしましょう。
隙間風があるとせっかく部屋を暖めても、外から入ってくる風によって部屋全体が冷めるため、家の隙間はテープでブロックするのが良いでしょう。
使用するテープは風を通さないものであればなんでも良いですが、セロハンテープやマスキングテープはすぐに外れる可能性があります。
ガムテープなど広範囲を覆えて、なおかつ丈夫なものを用いると良いです。
反面、ガムテープは粘着力が強くて剥がす際に苦労するため、養生テープなど若干粘着力が弱いものを選ぶと安心でしょう。
太陽光を取り入れる
太陽光を取り入れると、部屋全体に熱が生まれます。
アパートやマンションはもちろん一戸建てにお住まいの人は、毎日の生活のなかに太陽光を取り入れられるよう工夫するのが良いです。
部屋に太陽光が入ってくると、太陽の熱によって部屋全体が温まります。
冬でも日中に太陽光を取り入れれば、暖房なしでも十分に暖かいです。
より太陽光をうまく活用するためには、ソーラーパネルやポータブル電源を取り入れて発電と蓄電をするのも良いでしょう。
発電と蓄電が同時に行えれば、光熱費の節約にもつながります。
冬は夏と比べて変換効率に限りがあるとされますが、より効果的に太陽光を取り入れるなら太陽光発電システムを上手に取り入れるのが有効です。
断熱材を貼り付ける
加えて、断熱材を貼り付けて部屋全体の熱を逃さないようにするのも良いでしょう。
市販の断熱材は比較的安価で手に入るため、必要に応じて購入して家と外の間に入れておくと良いです。断熱材をうまく取り入れれば、暖房なしでも冬を乗り越えられます。
防寒着を着込む
他にも、防寒着を着込んで体温を逃がさないようにするのも良いのではないでしょうか。
自宅にいる間も顔や首をマフラーで覆ったり、肩をブランケットで覆ったり、手足を手袋や靴下で覆ったりするだけで暖かさが変わってきます。
お腹に腹巻をしたり、着る毛布を着用したりするだけでも変わってくるはずです。
防寒着は重ねれば重ねるほど保温効果がアップするため、いくつかの防寒着を組み合わせてより暖かさをキープするのが良いでしょう。
湯たんぽを使う
全身はもちろん末端を温めるのにも効果的なのが、湯たんぽです。湯たんぽを使うことで手足などを部分的に温めるのはもちろん、抱えることで全身を効率的に温められます。
湯たんぽの他にもカイロなどを用いれば、暖房がなくても冬を快適に乗り越えられるでしょう。
冬の寒さ対策については他の記事でも解説しているため、ぜひご覧ください。
→冬の寒さ対策を3段階に分けて解説！屋外の対策や便利アイテムも紹介
暖房なしで冬を乗り切るメリット
暖房なしで冬を過ごすと、結果的に光熱費を削減できたり、停電に備えられたりするのがメリットです。
ここでは、暖房なしで冬を乗り切るメリットについて詳しく解説します。
光熱費を削減できる
暖房なしで冬を乗り切ると、光熱費を削減できます。
光熱費とは、ガス代や電気代など消費するエネルギーに対してかかる費用で、夏と比べて冬の方が高額になりやすい傾向にあります。
総務省家計統計調査によると、1〜5人世帯夏季／冬季の電気代平均額は以下の通りです。
| 時期 | 夏の電気代（7～9月） | 冬の電気代（1月～3月） |
| 1人世帯 | 5,842円 | 7,150円 |
| 2人世帯 | 8,930円 | 12,044円 |
| 3人世帯 | 10,284円 | 13,762円 |
| 4人世帯 | 10,689円 | 14,092円 |
| 5人世帯 | 11,124円 | 16,305円 |
以上の家計統計調査は2023年のデータと若干古いものの、夏と冬では1.5倍ほど光熱費が変わってくる計算です。
もしエアコンではなくガスストーブが搭載されている物件であれば、より光熱費の節約が可能となるため、試してみる価値は十分にあるといえるでしょう。
停電に備えられる
暖房なしでの生活に慣れておくと、仮に停電にも備えられます。
日本はいつどこで地震や台風が発生するかわからず、災害の規模によっては1〜2日ほど停電することが珍しくありません。
日本の場合は大抵1〜2日で復旧するため、過度に停電を恐れる必要はありませんが、電力供給がストップした状態での生活に慣れておくと安心です。
暖房が動かない状態で生活する予行演習となるため、普段から暖房に頼らない生活をしておくと非常時にも安心ではないでしょうか。
暖房なしで冬を乗り切るデメリット
暖房なしで冬を過ごすと、結果的に過酷な環境となったり、体調を崩しやすくなったりするのがデメリットです。
ここでは、暖房なしで冬を乗り切るデメリットについて詳しく解説します。
過酷な環境となる
暖房なしでの生活は、シンプルに過酷な環境での生活を意味します。
家は本来ほっとできる空間である必要がありますが、外から帰って来ても寒い環境というのは精神的にも肉体的にも過酷でほっとできません。
むしろ、植物などにとっては生きていけない寒さになる可能性があるため、まったく暖房なしで冬を乗り切るというのは現実的ではないでしょう。
体温調節が苦手なお子さんやお年寄りと一緒に生活している人は、一定のラインを決めてから暖房なし生活に徐々にシフトするのが理想です。
体調を崩しやすくなる
無理に暖房をつけずに生活すると、体調を崩しやすくなります。
外でも過酷、家でも過酷な環境で生活することで鍛えられる面もあるのは事実ですが、常に寒い状態では筋肉も血管も凝り固まったままの状態となります。
結果的に血行不良となり、体調を崩すことが珍しくありません。
どうしても節約しなくてはならないという経済状況であれば工夫して乗り越えるのもありですが、健康的な生活を忘れないよう注意が必要です。
あくまでも楽しく生活することを念頭に、適度に節約するのが長続きのコツです。
暖房なしで冬を乗り切る際の注意点
冬に暖房なしで過ごす場合、エアコンよりこたつを優先的に使用したり、太陽光発電システムを取り入れたり、定期的に空気の入れ替えを行ったりするのが良いです。
ここでは、暖房なしで冬を乗り切る際の注意点について詳しく解説します。
エアコンよりこたつを優先的に使用する
エアコンよりこたつを優先的に使用することで、電力消費を抑えられます。
電力消費の点で見るとこたつよりエアコンの方が電力を消費しやすく、同条件で使用した場合の光熱費が案外変わってきます。
こたつはエアコンと違って熱を閉じ込めたまま眠れるため、暖房なしで冬を乗り切る場合はそのまま寝るのもありです。
ベッドにも電気毛布を取り入れるなど、より暖かさを優先すると良いです。
太陽光発電システムを取り入れる
太陽光発電システムを取り入れることで、電力の自給自足ができます。
生み出した電力は暖房器具はもちろん、暖房器具以外の電気製品にも利用できるため、家全体の光熱費を削減可能です。
例えば、EcoFlowのようにソーラーパネルとポータブル電源を取り扱っている店舗で同時に導入すれば、発電と蓄電が効率的に行えます。
もちろん、ソーラーパネルなしでポータブル電源だけでも光熱費の削減につながるため、気になる人は導入をご検討ください。
EcoFlowのEcoFlow DELTA 3 Plusは、高出力・大容量でどのような家電にも対応できるため、アウトドアやリモートワークする際にも良い製品となっています。
詳しくは、当社の公式ホームページからご覧いただけます。
定期的に空気の入れ替えを行う
暖房なしで生活する場合、理想としては暖かい空気を閉じ込めて冷たい空気を取り込まないようにするのが鉄則ですが、定期的に空気の入れ替えは行ってください。
定期的に空気の入れ替えを行わないと、空気が淀みます。
窓を閉め切った生活は嫌な匂いがこもったり、結露の発生につながったりと良いことがないため、比較的日が出ている時間帯に空気の入れ替えを行いましょう。
1〜3分ほど、空気を入れ替えるだけでも十分です。
まとめ
暖房なしで冬を乗り切る方法、メリット、デメリット、注意点を解説しました。
暖房なしで冬を乗り切るためには、日々の工夫が必要です。
具体的には、家族やペットと一緒にベッドに入ったり、筋トレやストレッチで血行を促進したり、隙間風をテープでブロックするなどの方法で乗り切れます。
必要であればソーラーパネルやポータブル電源などを取り入れて、光熱費を上手に抑えるなど、賢い方法で乗り切るのが良いです。
もし快適な生活を損なわずに光熱費を節約したい場合は、EcoFlowのEcoFlow DELTA 3 Plusをご検討ください。
EcoFlow DELTA 3 Plusは持ち運びできる蓄電池で、いつでもどこでも電力を持ち出せるため、光熱費の削減はもちろんアウトドアやリモートワークでも活躍します。
急速充電対応で災害にも備えられるため、1台あるだけで何かと心強いでしょう。
本体自体も壊れにくい設計となっているため、家でも外でも使用したい人に良いのではないでしょうか。