- 路上ライブを行うときに許可申請は必要?
- 路上ライブの実施時に注意すべきことはある?
- 用意すべきおすすめの機材を教えて!
このような疑問や悩みをお持ちの方もいるはずです。路上ライブを実施する上では、いくつか注意すべきポイントがあります。知らないまま行ってしまうと、道路交通法違反として罰せられる可能性があるため注意が必要です。
そこで今回は、路上ライブにおける許可申請や注意点、必要な機材について解説します。これから路上ライブを実施する予定の方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
路上ライブの実施には許可申請が必要!
そもそも路上ライブとは、その名前の通り、道路上で実施するライブのことを指します。ライブハウスを借りる場合に比べ、手間や料金を削減することが可能です。また、誰かに歌と演奏を聞いてもらえるのもメリットに含まれます。
路上ライブは道路以外にも、駅前や公園で行われることもあります。「ゆず」「コブクロ」「あいみょん」「いきものがかり」「YUI」など、有名アーティストが路上ライブを経験していることからも、「路上ライブを一度はやってみたい!」と憧れを持っている方もいるはずです。
これから路上ライブを行う予定の方は、実施する際に警察の許可申請が必要なことを覚えておきましょう。警察に直接出向いて「道路使用許可申請」の手続きを行い、警察署長の許可を得る必要があります。もし許可を得ないで路上ライブを実施した場合は、道路交通法違反として罰せられるため注意が必要です。
なお、許可申請の手続きは、路上ライブの実施場所を管轄している警察署で行えます。申請しても却下される可能性や、当日だと承認されない場合もあるので、できるだけ早めに手続きを進めましょう。
路上ライブの許可申請で必要になるもの
路上ライブの許可申請を行う際には、いくつか用意すべき書類があります。まず、必ず用意すべき書類は「道路使用許可申請書」です。この書類に必要事項を記入し、所定の警察署に提出します。
「道路使用許可申請書」は警察署の窓口で交付しているほか、各警察署の公式ホームページからダウンロードできます。記入する主な内容は以下の通りです。
- 申請日
- 申請書の提出先
- 申請者の住所・氏名
- 道路使用の目的
- 電話番号
- 場所又は区間
- 期間
- 方法又は形態
- 添付書類
- 現場責任者の情報
添付書類には、「道路使用の場所又は区間の付近の見取図」と「道路使用の方法又は形態等を補足するために公安委員会が必要と認めて定めた書類」が必要です。
なお、許可申請を提出する際には手数料がかかります。警察署によって手数料の金額が異なる場合もあるため、事前に金額を確認しておきましょう。手数料の支払いは現金ではなく、基本的には収入証紙で納めることになります。
路上ライブの許可が取りやすい場所
路上ライブの許可申請をする場合、許可が取りやすい場所とそうでない場所があります。そもそも道路使用許可の基準については、「道路交通法第77条第2項」の規定により、以下3つのいずれかに該当する場合は、許可をする必要があると決められています。
- 当該申請に係る行為が、現に交通の妨害となるおそれがないと認められるとき
- 当該申請に係る行為が、許可に付された条件に従つて行なわれることにより、交通の妨害となるおそれがなくなると認められるとき
- 当該申請に係る行為が、現に交通の妨害となるおそれはあるが、公益上又は社会の慣習上やむを得ないものであると認められるとき
引用:道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)|e-Gov法令検索
これらの規定に該当するのかどうかは警察が判断するため、書類を正しく提出しても許可が降りない可能性があります。許可が取りやすい代表的な場所としては、「井の頭恩賜公園」や「東京都墨田区」などが挙げられます。
また、「柏駅前」では2015年から、柏市にアーティスト登録をすると路上ライブができる許可をもらえるなど、演奏の場が提供されているスポットもあるため、路上ライブを実施する際は調べてから申請しましょう。
路上ライブを行う上での3つの注意点
路上ライブを行う際には、いくつか注意すべきポイントがあります。これから路上ライブを実施する予定の方は、以下の注意点を事前に押さえておきましょう。
- 音量を大きくしすぎない
- 観客のマナーに意識を向ける
- 必要に応じて交通整理を行う
それぞれのポイントを1つずつ解説します。
注意点1.音量を大きくしすぎない
1つ目の注意点は、音量を大きくしすぎないことです。アンプなどの設定で音量を大きくしすぎてしまうと、どんなに歌がうまくても騒音にしか聞こえません。
また、迷惑だと感じた近隣住民が通報し、警察に路上ライブを止められるということも。さらに、自治体の条例によって、スピーカーで大音量を流すことが禁止されている場合もあるため注意が必要です。
注意点2.観客のマナーに意識を向ける
路上ライブを成功させたいなら、観客のマナーにも意識を向けましょう。パフォーマンスをする側がどんなに注意をしていても、そのライブを聴いている観客がマナー違反をしてしまう場合もあります。
大きな声で騒いだり、迷惑行為をしたりなど、観客がマナー違反をすると、ライブ自体が警察に止められてしまいます。場合によっては罰則を受ける可能性もあるため注意しましょう。
注意点3.必要に応じて交通整理を行う
路上ライブを行う上では、必要に応じて交通整理を行うことも大切です。ミュージシャンの周りに人が集まりすぎると、交通の妨げになる場合があります。
その状態でライブを継続してしまうと、事故やトラブルを招く可能性があるため、ある程度の人が集まってきたら交通整理を行い、ライブを円滑に進めるための工夫をしましょう。
なお、雨や風が強い天候で路上ライブを開催すると、機材の破損が起こることもあります。天候が悪くなってきたら、早めに切り上げる準備をしましょう。
路上ライブで必要になる代表的な5つの機材
路上ライブで必要になる代表的な機材は以下の5つです。路上ライブを成功させたいなら、事前に以下の機材をチェックしておきましょう。
- アンプ
- マイク
- マイクスタンド
- キーボード
- ポータブル電源
各機材を順番に解説します。
アンプ
アンプを使用すれば、楽器の音をより遠くまで届けることができます。アンプなしで演奏するという手もありますが、広範囲にクリアな音を届けたいなら用意しましょう。
アンプには大きく分けて、電池式・充電式・コンセント式の3種類があります。電池式であればコンセントにつなぐ必要がなく、路上ライブでも問題なく使用できます。また、電池が切れてもコンビニですぐに買い足すことが可能です。
充電式のアンプの場合、事前に充電しておく必要はありますが、電源がなくても路上ライブに使用できます。ただし、演奏途中にバッテリーの充電が切れてしまうと、路上ライブを中断するほかなくなります。
コンセント式のアンプであれば、ポータブル電源などの外部バッテリーに接続することで、長時間の路上ライブを実現可能です。すでにコンセント式のアンプを持っている方は、電池式・充電式のアンプを新たに用意するのではなく、ポータブル電源などの外付けバッテリーの購入をおすすめします。
マイク
マイクを用意すれば、多くの人に自分の歌声を届けられます。製品によってマイクの機能性やコストが異なるため、予算や目的に合わせて製品を選びましょう。
また、マイクの種類には大きく分けて、ダイナミック型とコンデンサー型の2つがありますが、路上ライブにはダイナミック型が向いています。メーカーに関しては、シュア(SHURE)やゼンハイザー(SENNHEISER)がおすすめです。
なお、マイクをレンタルするという手もありますが、マイクを唇につけて歌う人もいるため、できればマイマイクを用意しましょう。
マイクスタンド
マイクを手に持ったまま歌い続けると疲れてしまうため、マイクスタンドも忘れずに用意しましょう。マイクとマイクスタンドはセットで用意することをおすすめします。
なお、重量が小さすぎるマイクスタンドを選択してしまうと、マイクをつけたときに重みで傾いたり、風が強いと飛ばされたりする可能性があるため注意が必要です。
キーボード
演奏が必要な場合は、携帯性に優れたキーボードを用意しましょう。重量が大きいと持ち運ぶ際に負担になりやすいほか、メーカーによってデザインや機能性が異なるので、好みや状況に合わせて製品を選択しましょう。
また、路上ライブでキーボードを使用するときには、キーボードスタンドも必要になります。キーボード同様、コンパクトで丈夫な製品が推奨されます。
ポータブル電源
電池式や充電式のアンプを使用する場合は、アンプ単体で路上ライブを開催できます。しかし、コンセント式のアンプを使用する際には、ポータブル電源など別売りのバッテリーが必要になります。
ポータブル電源は製品によってバッテリー容量やサイズ、重量が大きく異なるため、路上ライブの規模や時間に応じて製品を選ぶことが大切です。アンプ以外の電気機器にも活用できるので、路上ライブを実施する予定の方は、ぜひポータブル電源の購入をご検討ください。
EcoFlowが提供する高機能ポータブル電源
一言でポータブル電源と言っても、製品の種類は多岐にわたります。本項では、EcoFlowが提供する高機能ポータブル電源を3つ紹介します。ポータブル電源の購入を検討している方は、ぜひ以下の製品をご確認ください。
- RIVER 2
- RIVER 2 Pro
- RIVER Max
それぞれの製品を1つずつ解説します。
RIVER 2
EcoFlowが販売する「RIVER 2」は、コンパクトで携帯性に優れたポータブル電源です。本体重量がわずか約3.5kgしかないため、アンプやキーボードと一緒に持ち運んでも大した負担になりません。
また、史上最速の充電スピードを実現しているほか、業界平均より6倍長い3000+回と長寿命な製品なので、ポータブル電源としての使い勝手が優れています。比較的安価で購入できるところもポイントです。
容量 | 256Wh |
定格出力 | 300W |
AC充電入力 | 最大360W |
サイズ | 24.5 x 21.5 x 14.5cm |
重量 | 約3.5kg |
出力口 | 合計11 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/river-2-portable-power-station |
RIVER 2 Pro
「RIVER 2 Pro」は、近日発売予定の最新ポータブル電源です。安全・長寿命のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが搭載されているほか、ブランド史上最速の充電スピードを実現しました。
768Whの大容量バッテリーを搭載しているため、長時間の路上ライブも安心して行えます。また、EcoFlowアプリにより、指先1つでコントロールできるところも本製品の利点です。
容量 | 768Wh |
定格出力 | 800W |
AC 入力 | 100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
サイズ | 26.9 x 25.9 x 22.6cm |
重量 | 約7.8kg |
出力口 | 合計10 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station |
RIVER 2 Max
「RIVER 2 Max」は、新発売したばかりのポータブル電源です。定格出力は500Wなので、ほとんどの家庭用電化製品に対応しています。アンプやマイク、キーボードの同時接続も可能です。
また、路上ライブの電源としてだけでなく、本製品はアウトドアや緊急時にも活躍します。幅広い利用用途を考えている方におすすめの製品です。
容量 | 512Wh |
定格出力 | 500W |
AC 入力 | 100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
サイズ | 26.9 x 25.9 x 19.6cm |
重量 | 約6.1kg |
出力口 | 合計11 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/river-2-max-portable-power-station |
まとめ
本記事では、路上ライブにおける許可申請や注意点、必要な機材について解説しました。
路上ライブの実施には許可申請が必要です。無許可で路上ライブを行うと、道路交通法違反として罰せられてしまいます。そのほか、複数の注意点が考えられるため、安全に路上ライブを実施したい方は、本記事で解説した内容をぜひご参考ください。
なお、路上ライブにポータブル電源を用意すれば、コンセント型のアンプやキーボード、そのほかの電気機器をライブで使用できます。長時間の路上ライブも実現できるため、これから路上ライブを実施する予定の方は、以下の公式サイトからポータブル電源の製品情報をご確認ください。