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待機電力とは?待機電力の多い3つの家電や電力を減らす方法を解説!

使用していない間も消費されている電力のことを、待機電力といいます。

待機電力は電気代を大幅に左右する要素ではないものの、徹底して節約することで電気代を抑えることが可能です。

しかし、どのようにして待機電力を削減するのかわからない方もいるでしょう。実際に「何から始めればいいの?」と困惑している方もいるはずです。

この記事では、待機電力とは何か、待機電力の多い家電、待機電力を減らす方法をわかりやすく解説します。

待機電力について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

待機電力とは

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待機電力を抑えるためには、待機電力とは何かを理解することが重要です。ここでは、待機電力とはどのようなものかについて解説します。

待機電力の意味

待機電力とは、使用していなくても消費されている電力のことです。

炊飯器や電子レンジなどの家電は、使用する際に初めて電力を使用すると思われていますが、タイマーが搭載された炊飯器や電子レンジは待機中も電力を消費します。

その他の家電も同様に、使用中でなくても微量の電力を消費しています。もちろん、家庭で使用される家電製品くらいなら、待機電力もそれほど負担はありません。

しかし、積み重なれば一定の電気代がかかるので注意しておきたいです。

待機電力は文字通り、「待機している最中も消費される電力」を意味する言葉として覚えておきましょう。節約するためには、待機電力をいかに削減するかが鍵となります。

待機電力が発生する理由

なぜ使用していないにもかかわらず、待機電力が発生するのでしょうか。

待機電力は、電源に接続しているだけで消費される電力を指します。これは本体に搭載されている時計やタイマー予約、メモリなどの機能を作動させるために使用される電力です。

その他、リモコンで操作できる家電なども、リモコンからの信号を受け取れる状態にしておくために微量の電力を常に使用している状態となっています。

つまり、待機電力は家電の機能を正常に作動させるために必要な電力を指すわけです。

当然ながら、タイマーなどが搭載された家電はコンセントに接続しているだけで待機電力が発生するため、何もしていない状態であっても待機電力は発生しています。

待機電力の年間の電気代

経済産業省資源エネルギー庁の「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要」によると、ひと世代当たりの家庭の消費電力量は年間で4,000kWh〜5,000kWhで、そのうち200kWh〜300kWhが待機電力と推計されています。

待機電力にかかる電気代は、年間で6,000円〜7,000円です。

そのため、節約せずに待機電力を放置したままにしておくと、年間で6,000円〜7,000円ほど無駄にしていることになります。節電を意識するなら、この金額は相当大きいです。

1つ1つの家電を節電すると効果は小さいですが、まとめて節電できれば数千円単位での節約も可能なため、日々の生活のなかで常に節電する意識を持ちましょう。

なお、節電の必要性については他の記事でも解説しているため、併せてご覧ください。

節電の目的やメリットとは?自宅で簡単にできる節電方法を紹介!

待機電力の多い家電

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待機電力は多い家電と少ない家電が存在するだけでなく、なかには待機電力がない家電もあります。ここでは、待機電力の多い家電について解説します。

1.ガス給湯器

ガス給湯器は、多くの待機電力を消費する家電の1つです。

給湯器には湯温や湯量を計測するセンサーやガスの制御弁、水量の調整、設定温度を表示するパネルなど、多くの部分で常に電力が消費されています。

エコキュートなど省エネモードを搭載した給湯器であれば、通常の給湯器と比較して電気代を3分の1ほどに抑えることは可能ですが、それでも待機電力は多いです。

特に、冬の北海道は頻繁にお湯を使用するため、必然的に待機電力も膨らんでしまいます。対して、夏の沖縄ではあまりお湯を使用しないため待機電力もあまりかかりません。

このように、給湯器が最も待機電力を消費するといわれているものの、地域によっても電気代が変わってくるという点には注意が必要です。

まずは、ご自身がお住まいの地域の状況に合わせ、給湯器の見直しを進めてみてはいかがでしょうか。

2.テレビ

テレビは、一定の待機電力を消費する家電の1つです。

テレビはリモコン操作を常に受信したり、録画機能を維持したりするために待機電力が消費されています。

番組表のデータを行進するタイミングでチューナーを作動させるため、一時的に消費電力が微増することもあるなど、待機電力は数ある家電のなかでも有数といえるでしょう。

シンプルな電気代だけであればそれほど高くありませんが、待機電力には要注意です。

3.エアコン

エアコンも、一定の待機電力を消費する家電の1つです。

エアコンはリモコン操作を常に受信したり、室温を維持したりするために待機電力が消費されています。

使用していない時も本体内の冷媒を予熱する作業を行っているため、一定の消費電力が使用されるなど、待機電力は数ある家電のなかでも多いといえるでしょう。

シンプルに電気代そのものが安くないため、待機電力と合わせて注意が必要となります。

なお、エアコンの節電方法は他の記事でも解説しているため、併せてご覧ください。

エアコンの節電方法を徹底解説!省エネエアコンの魅力、製品の選び方

その他の待機電力が多い家電

その他の待機電力が多い家電には、電話機をはじめDVDレコーダーやBlu-rayレコーダーなどが挙げられます。

固定電話を設置している場合、常に電話を受信できるよう設定されているだけでなく、履歴や録音などの記録を保存しておくためにも待機電力が使用されています。

DVDレコーダーやBlu-rayレコーダーも、録画機能によって待機電力が消費されるため、家電のなかでは一定の待機電力を消費する家電という位置付けです。

この項目で挙げた3つの家電とその他の家電を合わせると、全体の待機電力の約半数に達するとされているため、的確に節約すれば相応の効果を得られるでしょう。

待機電力を減らす方法

待機電力

待機電力は意識的に減らすことが可能で、方法次第では数千円単位で節約することも難しくはありません。ここでは、待機電力を減らす方法について解説します。

こまめにプラグを抜いておく

家電を使用しない間はこまめにプラグを抜いておくのがおすすめです。

プラグが抜かれていれば、待機電力が消費されることもありません。使用していない家電のプラグをすべて抜いておくだけで、日々消費される待機電力も変わってきます。

ただし、快適な住環境を保つ冷暖房は頻繁に抜き差しするとかえって消費電力が微増することもあるため、調理家電やパソコン・タブレット・スマホなどのデバイスのプラグから抜くようにしましょう。

一方、重要なデータが入っているデバイスはいきなりプラグを抜くことでデータが破損する恐れもあるため、起動中や使用中にいきなりプラグを抜くのはおすすめできません。

あくまでも待機中に電力を消費している家電からプラグを抜くのが賢明です。

各デバイス以外にもプラグを抜くことで設定がリセットされてしまう家電もあるため、本当に抜いて大丈夫なものなのかを一度検討してから抜くことを推奨します。

節電タップでオンとオフを切り替える

待機電力を節約するためとはいえ、プラグを何度も抜き差しするのは意外と面倒ですが、そんな時に便利なのが節電タップです。

節電タップは電源のオンとオフをスイッチで切り替えられる製品で、わざわざ電源からプラグを抜かなくても待機電力をシャットアウトできる優れものです。

実際に、スイッチを切り替えるだけなので抜き差しの手間はありません。

特に、パソコン・タブレットの周辺機器やスマホの充電器は節電タップがおすすめです。節電タップでオンオフを切り替える習慣が身につけば、自ずと節電につながります。

ただし、節電タップ自体、ランプの点灯などによって微弱の待機電力を消費する点には注意しなければいけません。

太陽光発電で消費電力を補う

待機電力は常に消費される電力を意味するため、太陽光発電など常に電力を生み出せるシステムとの相性が抜群です。

太陽光発電で生み出した電力を待機電力に充てれば、相対的に消費電力を節約できます。

自然から生まれるエネルギーということで発電効率は天候に左右されますが、それでも晴れている間に発電&蓄電しておいた電力を使用すれば、待機電力の電力量も補えるでしょう。

ただし、太陽光発電にはソーラーパネルとポータブル電源が必要です。

ソーラーパネルは太陽の光を受け止めて電力を生み出す装置、ポータブル電源は一度生み出した電力を保持する装置となっています。

ソーラーパネルとポータブル電源があれば、日中に蓄えておいた電力を夜中にも使用できるため、待機電力で消費される分の電力を補えるでしょう。

EcoFlowでは太陽光発電に必要なソーラーパネルとポータブル電源を取り扱っているため、節電の観点から導入を検討している方は、ぜひ購入を検討してみてください。

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待機電力がない家電を選ぶ

待機電力を減らす方法として効果的なのが、待機電力のない家電を選ぶということです。

家電のなかには待機電力がかからないものも一定数あり、例えば、アイロンやドライヤー、ケトルなどがその代表例として挙げられます。

もちろん、快適に生活するためにはガス給湯器やテレビ、エアコンも必要ですし、その他の家電も必要となるため、完全に待機電力をカットするのは難しいです。

しかし、最初から待機電力がかからない家電であれば、電気代の節約になります。

省エネ家電によっては使用していない時の待機電力を極限まで抑えられるものもあるため、家電を選ぶ際に省エネ家電かどうかも判断基準としてみてはいかがでしょうか。

より節約を徹底するなら、待機電力がある家電であっても使用しない時はコンセントから抜くなど、多少の工夫が節約につながるでしょう。

無駄な家電を購入しない

家電は便利なものが多くあるため、購入することで生活の質が向上するのは事実です。しかし、生活にあまり必要のない家電まで購入している場合もあります。

便利家電は生活を便利にしてくれる反面、本当に必要かどうかという判断を鈍らせてしまうため、購入する際には「本当に必要なのかどうか」を検討しましょう。

家が無駄な家電で埋め尽くされている場合、消費電力だけで年間1万円を超えることもあるかもしれません。

そうなっては節電どころではないため、無駄な家電は最初から購入しないようにすることが重要です。

ただし、最新式の家電に買い替えることで省エネモードが使用でき、待機電力を抑えられる場合もあります。

そのため、家電ごとの電気代を確かめつつ購入を検討するのが良いでしょう。

その他の節電方法については他の記事でも解説しているため、併せてご覧ください。

暑さを我慢する必要なし!夏の電気代を節約する7つの方法を徹底解説

まとめ

待機電力とは何か、待機電力の多い家電、待機電力を減らす方法を解説しました。待機電力とは、使用していない時にも消費されている電力を指します。

家電は使用している時しか電力を消費しないと思われやすいですが、実際は待機している間も一定の電力を消費しています。

実際に待機電力は年間で6,000円〜7,000円にも及ぶとされており、1年間の電気代のうち数千円分を占めているとされています。

なかには、年間1万円近くの待機電力を消費している家庭もあるため、電気代を節約したい場合は待機電力に注目しましょう。

ただし、いきなり待機電力を節約するのは大変なため、同時進行で太陽光発電を導入するのはいかがでしょうか。太陽光発電があれば、発電&蓄電によって電気代が節約できます。

EcoFlowでは、太陽光発電に最適なソーラーパネルとポータブル電源を取り扱っているため、節電をお考えの方は積極的に導入をご検討いただけますと幸いです。

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