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待機電力とは|年間の電気代や待機電力が高い家電ランキング・節電対策も解説

電化製品を使用していなかったとしても、コンセントにつないでいる限りは待機電力が発生しています。家庭の電気代を節約するためには、待機電力への対策が欠かせません。しかし、待機電力とは何なのかを理解していなければ、大幅な節約は見込めないでしょう。

そこで本記事では、待機電力とは何なのかについて簡単に解説します。待機電力が多い家電ランキングや、待機電力を抑えるための対策も掲載しているので、電気代が家計に与える負担を最小限にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

待機電力とは

待機電力

待機電力とは、電化製品を使用していない時でも、コンセントに差しっぱなしにしているだけで発生する電力を指します。待機電力の具体的な例は、以下のとおりです。

  • DVDレコーダーの録画機能を稼働する
  • 照明器具やエアコン、テレビでリモコンの信号を受信する
  • 炊飯器の液晶画面を表示する

一つ一つの家電で発生する待機電力は微々たるものですが、複数の家電を常時コンセントにつないでいる場合は、多くの待機電力を消費している可能性があります。

待機電力にかかる電気代

待機電力 電気代

電化製品にかかる電気代は、消費電力量(kWh)と料金単価(円/kWh)の積で求められます。1台あたりの消費電力や稼働時間が大きくなるほど、消費電力量も増加し、電気代は高くなるのが特徴です。待機電力の電気代を求めるため、以下の項目について解説します。

  • 年間消費電力量に占める待機消費電力量の割合
  • 年間でかかる待機電力の電気代

それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。

年間消費電力量に占める待機消費電力量の割合

資源エネルギー庁の調査によると、1世帯あたりの年間消費電力量が4,432kWhなのに対し、待機消費電力量は5.1%に相当する228kWhです(※1)。ただし、消費電力量は、家族の人数・生活スタイルや家電の種類・数などによっても大きく異なります。

例えば、一人暮らしで小型の電化製品しか使用していない場合、年間消費電力量や待機消費電力量は少なくなります。一方、4人家族で消費電力の高い家電を複数台使用している場合は、多くの消費電力量が発生するでしょう。

※1参考:資源エネルギー庁「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要」

年間でかかる待機電力の電気代

年間でかかる1世帯あたりの待機消費電力量は228kWhなので、料金単価を31円/kWhとした場合、待機電力の電気代は7,068円です。1台あたりの待機電力にかかる電気代はわずかでも、家電の数が多ければ多いほど、全体の電気代は高くなります。

1年単位では少額に見えたとしても、5年10年と何も対策を行わなければ、数万〜数十万円の損失になるのです。特に家族の人数が増えたり、高性能な家電を導入したりした場合、待機電力にかかる電気代は増額していく可能性もあります。

待機電力が多い家電ランキングTOP5

待機電力 家電 ランキング

待機消費電力量は、電化製品の種類によっても異なります。特にサイズが大きい電化製品や待機時の稼働量が多い電化製品は、必然的に待機消費電力量も多くなりがちです。待機電力が多い家電ランキングのTOP5を紹介します(※1)。

  • 第1位|ガス温水器(19%)
  • 第2位|テレビ(10%)
  • 第3位|エアコン(8%)
  • 第4位|電話機(8%)
  • 第5位|BD・HDD・DVDレコーダー(6%)

それぞれの家電について、詳しく見ていきましょう。

第1位|ガス温水器(19%)

最も多くの待機電力を消費しているのは、ガス温水器です。ガス温水器では、湯沸かし器を操作するパネルや温度センサーを稼働するために多くの待機電力を必要とします。

電源が入っている状態では、常に液晶パネルに現在時刻や湯温などを表示している機種がほとんどです。台所と風呂場の両方に液晶パネルが付いていると、2倍の待機電力が発生しています。また、他の家電と異なりはめ込み式になっているので、コンセントが抜けません。

第2位|テレビ(10%)

テレビもガス温水器の半分程度にのぼる待機電力を消費しています。テレビで待機電力が発生する要因は、リモコン操作の待ち受けや液晶表示、録画予約、データ通信などです。

特にサイズが大きく、画素数や明るさの性能が高いテレビほど、壁紙や時刻などを液晶に表示する際の待機電力は多くなります。また、近年はテレビをつけていない時でもデータ通信を行っている機種もあり、液晶表示の有無だけでは待機電力の大きさが判断できません。

第3位|エアコン(8%)

エアコンも待機電力が高い家電として、上位に挙げられます。エアコンで待機電力を消費する主な要因は、テレビと同じくリモコン操作の待ち受けに加えて、冷媒の予熱です。

エアコンの内部では、室内機と室外機の間を「冷媒」と呼ばれる流体が循環しています。冷暖房を効率よく動かすためには、冷媒のスムーズな循環が欠かせません。しかし、冷媒の温度が約30℃以下になってしまうと、室外機の特定箇所に留まってしまいます。

そのため、エアコンは冷媒を30℃以上に保つよう、常にヒーターで予熱を行っているのです。コンセントを差している限りは、冷媒の予熱で待機電力を消費しています。

第4位|電話機(8%)

電話機もエアコンと同程度の待機電力を消費しています。電話機で待機電力が発生する主な要因は、電話の着信や留守番電話、FAXの受信、液晶の表示などです。

省エネモードに設定したとしても、電話の着信がメインの機能であるため、どうしても待機電力は消費してしまいます。また、子機は親機との無線通信や充電器によっても待機電力を発生させるのが特徴です。

第5位|BD・HDD・DVDレコーダー(6%)

BD・HDD・DVDレコーダーも、番組予約のために常時待機状態である必要があるため、多くの待機電力を消費します。録画中はさらに多くの電力を要するのが特徴です。

特に多くの番組を予約している場合や、長時間に及ぶ番組を予約している場合は、電気代も高くなるでしょう。また、番組予約を全く行っていなかったとしても、番組表をダウンロードするために待機電力を消費します。

待機電力を抑えるための対策7選

待機電力 抑える 対策

待機電力は、長期的に見て家計を圧迫する要因になります。待機電力にかかる電気代を大幅に節約するには、待機電力の高い家電から順番に対策を講じていくのがおすすめです。待機電力を抑えるための対策を紹介します。

  • 対策1|プラグをコンセントからこまめに抜く
  • 対策2|本体の主電源を切る
  • 対策3|節電タップを活用する
  • 対策4|最新の省エネ家電に買い替える
  • 対策5|待機電力ゼロモードを活用する

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

対策1|プラグをコンセントからこまめに抜く

待機電力を最も手っ取り早く削減するには、プラグをこまめにコンセントから抜くのが有効です。ほとんどの家電は、プラグをコンセントに差しているだけで待機電力が発生します。

特に使用頻度の低い家電は、プラグをコンセントから抜いておきましょう。ただし、頻繁に使う家電をコンセントから抜いてしまうと、使用時には余計な手間が増えてしまいます。また、プラグの抜き差しによって設定が初期化される家電もあるので、注意しましょう。

対策2|本体の主電源を切る

プラグをコンセントから抜いて機能に支障が出る家電は、本体の主電源を切る方法がおすすめです。主電源を切れば、液晶の表示やデータ通信など不要な動作が行われません。

資源エネルギー庁の調査によると、主電源のオフを徹底した場合、年間の待機消費電力量は228kWhから184kWhへと19%も削減されます(※1)。一時的に電源を切るボタンではなく、主電源の操作に切り替えるだけで大幅な電気代の節約につながるでしょう。

対策3|節電タップを活用する

プラグをコンセントから抜いても機能に支障が出ない家電は、節電タップを活用する方法も有効です。完全に非通電状態で節電した場合、待機電力を49%も削減できます(※1)。

節電タップとは、オン・オフの切り替えスイッチが付いた電源タップです。頻繁にプラグをコンセントから抜き差しすると、作業が面倒であるだけでなく、部品やコードに負担がかかります。節電タップを使えば、ボタン操作だけで簡単に非通電状態にできます。

対策4|最新の省エネ家電に買い替える

古い家電を使用している場合は、最新の省エネ家電に買い替えて待機電力を削減しましょう。省エネ家電はエネルギー効率が高く設計されているため、待機電力も低くなります。

三菱電機製の炊飯器「炭炊釜」を例に挙げると、2014年製の待機電力が0.81Wh/hであるのに対し、2024年製の待機電力は0.63Wh/hです(※2)。

※2参考:

資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ  2014年版」

資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ  2024年版」

対策5|待機電力ゼロモードを活用する

家電に搭載されている待機電力ゼロモードを使用すれば、待機電力を限りなく0(国際規格で0.005W未満)にできます(※3)。待機電力ゼロモードを使用するには、スイッチのオンオフが必要なタイプと自動で切り替わるタイプがあるので、説明書を確認してください。

※3参考:Panasonic「待機時消費電力ゼロモードとはどの様な状態ですか?」

電気代を大幅に節約できる「ポータブル電源」

ポータブル電源

待機電力に限らず、年間の電気代全体を大幅に節約できるようになるアイテムが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、内部のバッテリーに大量の電気を溜め込み、コンセントを経由せずに電化製品に給電できる機器を指します。

ポータブル電源を使用して電気代を節約する方法は、以下のとおりです。

  • 電気料金が安い時間帯に蓄電した電気で生活する
  • ソーラーパネルから発電した電気で生活する
  • 出力ポートに給電するスイッチをこまめに切る

オール電化住宅にお住まいで深夜の時間帯に電気料金が安くなるプランに契約している場合、深夜に充電した電気で日中帯を過ごせば、電気代が抑えられます。また、ソーラーパネルで発電した電気は無料な上に、ポータブル電源に蓄電すれば、いつでも使用可能です。

ポータブル電源の出力ポートには個別にオンオフのスイッチが付いている機種もあり、未使用時はこまめにスイッチをオフにしておけば、待機電力をカットできます。

節電対策に必要な性能|おすすめの製品

家庭の節電対策に使用するポータブル電源は、大容量のタイプを選びましょう。容量が大きくなればなるほど、家電の連続使用時間は延びます。最低でも終日、家族全員が電化製品を動かし続けられるだけの容量は必要です。

また、ポータブル電源の節電効果を最大限発揮するには、ソーラーパネルとの併用が欠かせません。ソーラーパネルは、一度に発電できる電力が大きいタイプを選びましょう。

EcoFlowは、4kWhの大容量を備えたポータブル電源「DELTA Pro 3」と、出力400Wのソーラーパネルをセットで販売しています。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

DELTA Pro 3

  • エクストラバッテリーで最大24kWhまで容量を拡張できる
  • 定格出力3600W、X-Boost機能で最大5100Wの家電を動かせる
  • LFPバッテリーを採用し、一日一回の使用で約11年間の長寿命を保つ
  • 握りやすいハンドル付きで、家中を気軽に移動させられる
  • デュアルPV充電により、最速2時間10分で満充電できる
  • 動作音はわずか30dbなので、就寝中も使用できる

■400Wソーラーパネル

  • デュアルPVポートを介して2,600Wのソーラー入力を誇る
  • 業界トップクラスの発電効率22.6%を誇る
  • 塵埃や水に強いIP68防塵・防水規格に準拠している
  • 折り畳み式でコンパクトに収納できる
  • 角度を40~80°に調整できる
  • 99%のMPPT効率で、太陽光発電の発電量を最適化する

ポータブル電源は200Vに対応しているので、エアコンやIH、洗濯乾燥機など、大型家電の節電も可能です。4人家族では、最大で年間22万円の節約が実現します。待機電力を含む全ての電力を節約したい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。

DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセット
日中は太陽光発電システムやソーラーパネルでDELTA Pro 3を充電し、夜間はDELTA Pro 3に蓄えられた電力を優先して家庭内に供給します。

待機電力のカットで節約できる電気代

待機電力 節約 電気代

資源エネルギー庁の資料によると、プラグをコンセントから抜いたり、節電タップを使用したりして非通電状態にした場合に節約できる電気代は、年間3,472円です(※1)。

また、非通電状態で機能に支障がある家電の主電源オフを徹底した場合は、年間で1,364円分の待機電力をカットできます。電気代を大幅に節約したい方は、まず最初に待機消費電力量の多いガス温水器やテレビ、エアコンなどから、節電対策に取り組んでみてください。

待機電力の節約時に気を付けたい注意点3選

待機電力 節約 注意点

待機電力の節約はやり方を誤ると、電化製品の故障を招いたり、節電効果が薄かったりする恐れがあります。待機電力の節約時に気を付けたい注意点は、以下のとおりです。

  • 注意点1|エアコンのシーズン中はコンセントを抜かない
  • 注意点2|テレビは録画予約がない時間帯に主電源を切る
  • 注意点3|照明器具は壁スイッチもオフにする

それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。

注意点1|エアコンのシーズン中はコンセントを抜かない

エアコンの待機電力を抑えるためにプラグをコンセントから抜く場合は、エアコンのシーズン以外に行いましょう。エアコンのシーズン中にコンセントの抜き差しを行うべきではない主な理由は、以下のとおりです。

  • 頻繁に使用するため、コンセントを抜き差しする手間がかかる
  • 潤滑油の粘度が高くなり、コンプレッサーが摩耗しやすくなる
  • 冷媒の循環が上手くいかず、エアコンが故障しやすくなる

プラグのコンセントは、抜くときよりも差すときに故障のリスクが高まります。コンセントを差した後は、すぐに電源を入れるのではなく、時間を置いてから起動しましょう。

注意点2|テレビは録画予約がない時間帯に主電源を切る

テレビの主電源をオフにして待機電力を節約する際は、録画予約がない時間帯に行いましょう。録画機能を内蔵しているテレビの場合、主電源を切ると録画予約ができなくなる恐れがあります。録画する番組数を減らせば、主電源オフの手間も最小限に留められます。

注意点3|照明器具は壁スイッチもオフにする

照明器具の電源を切る際は、リモコンだけでなく、壁スイッチの電源もオフにしましょう。リモコンで電源をオフにしただけでは、点灯・消灯・調光などの操作を受信するために待機電力が発生しています。リモコンに頼らない生活は、待機電力の節約につながるでしょう。

まとめ

待機電力 解説

本記事では、待機電力とは何かについて解説してきました。

待機電力とは、電化製品を使用していない状態でも、コンセントにつないでいるだけで発生している電力を指します。テレビ・エアコン・照明器具におけるリモコン操作の待ち受けや、レコーダーの録画予約、炊飯器の液晶表示などが待機電力の一例です。

待機電力を節約するためには、プラグをこまめにコンセントから抜いたり、節電タップを使用したりと非通電状態にする方法で最も高い効果が期待できます。非通電状態で動作に支障が出る家電は、主電源をオフにする方法が有効です。

EcoFlowは、待機電力のみならず、家庭で使用する電力を大幅に節約できるポータブル電源を販売しています。節電対策を万全にしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
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