車中泊は、自由度の高い旅の楽しみ方として人気が高まっています。しかし、快適な車中泊を実施するには、適切なスポット選びや事前の準備が欠かせません。
安全性や利便性に優れたスポットを選び、周辺環境や施設の充実度をチェックすることが車中泊の基本です。また、車内を整理整頓し、必要なグッズを揃えておくことも重要なポイントとなります。
本記事では、おすすめの車中泊スポット、スポット選びの注意点、車内の準備手順、便利なグッズを詳しく解説します。車中泊をより快適に楽しみたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
車中泊におすすめの人気スポット7選
車中泊に適した全国の人気スポットを7ヶ所厳選して紹介します。それぞれのスポットの特徴や魅力、施設情報などを解説します。
スポット1．北海道｜稚内森林公園キャンプ場
稚内森林公園キャンプ場は、ツーリングライダーに人気のスポットです。サイトからは稚内の町を一望でき、夜は美しい夜景が楽しめます。
設備はシンプルですが、無料で利用できるのが魅力です。よく整備された公園内にあり、駐車場から少し高い場所にあるため、車の騒音は気になりません。不思議な雰囲気のキャンプ場として知られています。
【詳細情報】
場所：北海道稚内市ヤムワッカナイ
アクセス：国道40号線から約3.5km
公式HP：https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/sangyo/norinsuisan/ringyo/sinrinkouenkyanpu.html
スポット2．岩手県｜道の駅たのはた「思惟の風」
道の駅たのはた「思惟の風」は、岩手県三陸沿岸の断崖の村にあります。手つかずの自然が残るこのスポットには、景色、食材、文化など、世界に誇れるものが溢れています。
三陸の豊かな漁場でとれる海産物や山のなかで取れる山菜など、海と山の恵みを同時に味わえる稀有なスポットです。道の駅を起点に、地域の魅力を存分に堪能できるでしょう。
【詳細情報】
場所：岩手県下閉伊郡田野畑村菅窪 151-6
アクセス：三陸自動車道（無料高速道路）田野畑南ICから国道45号を北へ5分
公式HP：https://shiinokaze2.com/
スポット3．栃木県｜道の駅「湯西川」
栃木県にある道の駅「湯西川」は、湯西川温泉駅直結の便利なスポットです。源泉かけ流し温泉が楽しめるほか、「サンショウウオの燻製」や「いちごパン」などのお土産が人気です。
食堂では、ダムをモチーフとした一風変わった「ダムカレー」を楽しめます。地元のそば粉を使ったそばも人気。新緑、紅葉、雪景色など、四季折々の自然美を満喫できるのも魅力の1つです。
【詳細情報】
場所：栃木県日光市西川478-1
アクセス：日光宇都宮道路今市ICから約45分
公式HP：https://www.tochigiji.or.jp/spot/s5582
スポット4．群馬県｜道の駅「たくみの里」
道の駅「たくみの里」は、里山のテーマパークとして知られる人気スポット。エリアごとにさまざまな魅力があり、四季折々の里山の風景を楽しめます。
たくみの家では、昔ながらの手づくりの技を体験できるのが特徴です。着物や日本文化体験、そば打ち、ドライフラワーのアレンジ体験など、多彩なプログラムが用意されています。
また、自然豊かなたくみの里では、おいしい食べ物も魅力の1つです。自家栽培のそばを使った十割そばや、地元の食材を生かした料理が味わえます。
【詳細情報】
場所：群馬県利根郡みなかみ町須川847
アクセス：関越自動車道 月夜野I.C下車 約15分
公式HP：https://takuminosato.jp/
スポット5．福井県｜道の駅「越前おおの 荒島の郷」
地元の新鮮な野菜や加工品などを販売している道の駅「越前おおの 荒島の郷」。大野市の豊かな自然が育む食材を使った料理も魅力的です。
名水茶屋 大野三昧では、福井名物のおろしそばやソースかつ丼などを提供しており、荒島テラスでは、大野名物を使ったラーメンやおにぎりが人気です。
また、カヌー体験や希少な淡水魚の展示など、自然を満喫できるアクティビティも充実。美しい景色を眺めながら、大野の魅力を存分に堪能できます。
【詳細情報】
場所：福井県大野市蕨生137-21-1
アクセス：中部縦貫自動車道 荒島ICよりすぐ
公式HP：https://arashimanosato.com/
スポット6．島根県｜道の駅「ごいせ仁摩」
道の駅「ごいせ仁摩」は、島根県のほぼ中央に位置する仁摩地域の玄関口です。世界遺産の石見銀山をはじめとする観光資源が豊富で、大田市の魅力が詰まったスポットです。
レストランでは、一日漁で捕れた新鮮な海鮮メニューや、地元野菜を使った天ぷらなどを提供しています。産直・物販コーナーでは、地域に密着した多種多様な商品を購入できます。
また、RVパークやドッグランも完備。車中泊ファンやペット連れの方も安心して利用できる施設となっています。
【詳細情報】
場所：島根県大田市仁摩町大国42番地1
アクセス：仁摩・石見銀山ICすぐそば
公式HP：https://goise.jp/
スポット7．熊本県｜道の駅「あそ望の郷 くぎの」
道の駅「あそ望の郷 くぎの」は、阿蘇山の南麓に位置する広大な施設です。レストランやパークゴルフ場、物産販売所などを運営しています。
阿蘇地方の名産「あか牛」の焼肉を堪能でき、ガラス張りの店内からは雄大な阿蘇の景色を一望できます。そば道場で本格的なそば打ち体験を楽しめるのもポイントです。
【詳細情報】
場所： 阿蘇郡南阿蘇村大字久石2807番地
アクセス：益城熊本ICより約40分
公式HP：https://www.aso-kugino.jp/
車中泊に適したスポットの選び方
安全で快適な車中泊を行うには、適切なスポット選びが重要となります。ここでは、車中泊に適したスポットの選び方を3つのポイントに分けて解説します。
- 24時間利用可能な場所を選ぶ
- トイレや水場が近くにある場所を選ぶ
- 周囲の治安や環境をチェックする
以下、各ポイントの詳細を見ていきましょう。
ポイント1．24時間利用可能な場所を選ぶ
車中泊では、夜間の駐車が必須となるため、24時間利用可能なスポットを選ぶことが大切です。具体的なスポットとしては、道の駅やサービスエリア、一部のコインパーキングなどが該当します。
ただし、施設によっては車中泊が禁止されている場合もあるため、事前にスポットの詳細を確認しておくことをおすすめします。
ポイント2．トイレや水場が近くにある場所を選ぶ
トイレや水場が近くにあるスポットを選べば、そこでの車中泊がより便利になります。キャンプ場や公園、道の駅などは、トイレや水場が整備されているところが多い傾向にあります。
特に長期の車中泊を計画している場合は、これらの設備の有無が快適さを大きく左右します。トイレや水場に加えて、24時間使用できる備え付けの電源があれば、さらに快適に過ごすことができます。
ポイント3．周囲の治安や環境をチェックする
安全に車中泊を行うために、駐車場周辺の治安や環境は事前に確認しておきましょう。なぜなら、地域や場所によっては、車中泊の最中に車上荒らしにあったり、騒音が大きくて眠れなかったりする場合があるためです。
ネット上の口コミを参考にして、明るく人通りのある場所を選ぶのも1つの手です。近隣住民とのトラブルを避けるためにも、周囲の環境をよく確認してからスポットを決めるようにしましょう。
安全・快適な車中泊のための注意点
車中泊を安全かつ快適に楽しむためには、いくつかの注意点があります。ここでは、車中泊の際に気をつけたいポイントを3つ解説します。
- 住宅街での車中泊は避ける
- 火気の使用は控えめにする
- 貴重品はしっかりと管理する
これから車中泊を行う方は、これらの注意点を事前に把握しておきましょう。
注意点1．住宅街での車中泊は避ける
住宅街での車中泊は、近隣住民とのトラブルに発展する可能性があるため避けるべきと言えます。車中泊可能な駐車場など、周りに迷惑をかけない場所を選ぶことが大切です。
やむを得ず住宅街で車中泊をする場合は、深夜早朝の出入りを控え、静かに過ごすよう心がけましょう。また、車中泊ができそうな場所であっても、事前に可能かどうかを確認することもポイントとなります。
注意点2．火気の使用は控えめにする
車内は狭く、可燃物も多いため、車中泊での火気の使用は控えめにすることが賢明です。アルコールストーブなどは車外で使用し、車内での喫煙は控えるようにしましょう。
また、火災のリスクを避けるためにも、車内での調理は最小限にとどめ、できる限り火を使わない食事プランを立てることをおすすめします。万が一に備え、消火スプレーを準備しておくと良いでしょう。
注意点3．貴重品はしっかりと管理する
盗難のリスクを考え、車中泊の際は貴重品の管理を徹底しましょう。現金や貴重品は、車外の貴重品ロッカーに預けるのがおすすめです。
車内に貴重品を置く場合は、外から見えない場所に保管することが大切です。盗難防止のため、車のドアをしっかりと施錠するのはもちろん、車中泊用のカーテンやシェードで視界を遮りましょう。
車中泊前の車内の準備手順
車中泊前に準備を万全にすることで、当日の車中泊をスムーズかつ快適に実施することができます。以下、車中泊前の車内準備の手順を説明します。
- 不要な荷物を降ろす
- 車内を掃除する
- 必要な道具を揃える
各手順の内容について詳しく解説します。
手順1．不要な荷物を降ろす
車内を広々と使うために、車中泊の際は不要な荷物を降ろすことから始めましょう。普段の車内にある、車中泊に不要なものをすべて外に出します。
これにより、車内のスペースを最大限に活用できるようになります。また、荷物が少ないと車内の整理整頓もしやすくなるため、事前に不要な荷物を減らすことをおすすめします。
手順2．車内を掃除する
不要な荷物を降ろしたら、念入りに車内を掃除しましょう。以下のような道具があれば、より効率的に車内を掃除できます。
- 掃除機
- ブラシ
- マイクロファイバークロス
- 粘着クリーナー
- 重曹
床やシートを掃除機で吸い、拭き掃除で車内をきれいにしましょう。車中泊前の掃除は、快適な車内空間を作る上で欠かせない作業と言えます。
手順3．必要な道具を揃える
車中泊を快適にするためにも、必要な道具を車内に揃えましょう。寝袋やマット、着替え、日用品など、車中泊に最低限必要なものをまとめて積み込みます。
必要な道具がすべて揃っていれば、車中泊中に困ることはありません。車中泊の途中で道具が足りないと思ったら、ホームセンターなどで道具を買い足しましょう。
車中泊で快適に過ごすための便利グッズ7選
車中泊をより快適で楽しいものにするために、便利グッズを揃えておくと良いでしょう。ここでは、車中泊におすすめの便利グッズを7つ紹介します。
グッズ1．断熱シェード
車内の温度上昇を防ぐ断熱シェードは、夏の車中泊に欠かせないアイテムです。フロントガラスに貼るだけで、車内が涼しく快適に保たれます。
寝ているときの安全性を高めるグッズでもあるため、断熱性の高いシェードやカーテンは優先的に準備しましょう。一年を通して活躍する、車中泊の必需品と言えます。
グッズ2．車用マット
車内を寝床にする車中泊では、車用マットが活躍します。クッション性に優れ、フラットな寝床を作れる車用マットが人気です。
車用マットを敷けば、車内でもベッドに近い感覚で眠ることができるはずです。車用マットを購入する際は、車内の状況を加味した上で選択しましょう。
グッズ3．LEDランタン
LEDランタンを用意しておけば、夜間でも安心して過ごせます。手元が見やすくなるだけでなく、非常時の備えとしても役立ちます。
LEDランタンは、明るさが調節できるものを選ぶと良いでしょう。車内の明るさをコントロールできるため、状況に合わせた使い方ができます。
グッズ4．簡易トイレ
車中泊で夜中にトイレに行きたくなっても、簡易トイレがあれば安心です。コンパクトで衛生的な簡易トイレは、車中泊の心強い味方になってくれます。
使い捨てのものや繰り返し使えるものなど、簡易トイレは種類が豊富です。非常時にも活躍するため、複数個ストックしておきましょう。
グッズ5．収納ボックス
車内を整理整頓するのに役立つ収納ボックスは、車中泊では欠かせません。かさばりがちな荷物をコンパクトにまとめられ、車内をすっきりと保てます。
フタ付きのものを選べば、荷物を隠すことができるので便利です。車内のスペースを有効活用するために、収納ボックスのサイズや形状にもこだわりましょう。
グッズ6．ポータブル電源
備え付けの電源がないスポットでも、ポータブル電源があれば電力を供給できます。コンセントを気にせず、スマートフォンやPCの充電、冷暖房器具やLEDランタンなど、気軽に電気機器を使えます。
大容量のポータブル電源なら複数の機器を充電できるため、家族や友人との車中泊にも対応可能です。大容量のポータブル電源をお探しの方は、EcoFlowが販売する「DELTA」シリーズをご検討ください。
グッズ7．ソーラーパネル
折りたたみ式のソーラーパネルがあれば、外出先でも気軽に太陽光発電を行えます。ソーラーパネル単体でも便利ですが、ポータブル電源と組み合わせることで、利便性がさらに向上します。
日中にソーラーパネルで発電しておけば、夜間の電力を安定して確保できるでしょう。携帯性の高いソーラーパネルをお探しの方は、EcoFlowが販売するソーラーパネルシリーズをご検討ください。
まとめ
本記事では、車中泊におすすめの人気スポット7選、スポット選びの注意点、車中泊前の準備手順、便利グッズを紹介しました。
快適な車中泊のためには、24時間利用可能で、トイレや水場が近くにある安全なスポットを選ぶことが大切です。また、住宅街での車中泊は避け、火気の使用は控えめにするなどの注意点にも留意しましょう。
車中泊の電力確保に役立つポータブル電源をお探しなら、EcoFlowの「DELTA」シリーズをご検討ください。大容量かつ高出力で、車中泊だけでなく災害時の備えとしても活躍します。
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