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震度5弱・5強の揺れはどれくらい?被害の違いや過去に日本で起きた事例も紹介

地震大国の日本では、震度5弱や震度5強の地震が毎年のように発生しています。実際に地震の経験がなければ、震度5弱・5強がどれくらいの大きさなのか、想像もつかないでしょう。地震対策を行っていなければ、生活に支障をきたすほどの被害に遭う恐れがあります。

そこで本記事では、震度5弱や震度5強がどれくらいの揺れなのかについて解説します。過去に日本で起きた震度5以上の事例や、震度5強以上の地震対策も掲載しているので、いつ来るか分からない地震への備えを万全にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

震度5弱・5強の違い|揺れはどれくらい?

震度 5 弱 どれくらい

地震が頻発する日本に住んでいると、震度7クラスの地震に注目しがちです。しかし、震度5弱を超える強い地震は、毎年全国各地で発生しています。被害を最小限に抑えるためには、地震の規模を正確に把握し、必要な備えを万全にしておかなければなりません。

震度5弱・5強の違いとして、それぞれの揺れはどれくらいかを見ていきましょう。

震度5弱の揺れ

震度5弱とは、加速度から計算された計測震度が4.5以上5.0未満の揺れです。震度5弱の地震では、大半の人が恐怖を覚えて、物につかまりたいと感じるほどの揺れが起こります。

電灯や電柱が激しく揺れているのが、目で見て分かるでしょう。揺れによって物が倒れたり、移動したりすることがあるので、日常的に起こる軽微な地震とは大きく異なります。

震度5強の揺れ

震度5強とは、加速度から計算された計測震度が5.0以上5.5未満の揺れです。震度5強の地震では、物につかまらないと歩けないほどの揺れに見舞われます。

補強されていないブロック塀が崩れるほどの威力です。車の運転中に震度5強の地震が起きた場合は、ハンドル操作が困難になり、停止せざるを得ない場合もあるでしょう。

震度5弱・5強の違い|被害はどれくらい?

震度5弱・5強の違い

「震度5弱・震度5強の地震なんて大したことない」と油断していると、大怪我を負う可能性があります。歩行や運転が困難になるので、大事故にもつながりかねません。

たとえ人的被害はなかったとしても、自宅の床に家具が散乱し、大きな損害を被る恐れがあります。震度5弱・5強の違いとして、どれくらいの被害かを見ていきましょう。

震度5弱の被害

震度5弱の地震が起きると、次のような被害に見舞われます。

  • 棚にある食器類や本が床に落ちる場合がある
  • 固定していない家具が移動する場合がある
  • 不安定なものは倒れる場合がある
  • 座りの悪い置物の大半が倒れる
  • まれに窓ガラスが割れて落ちる場合がある
  • 道路に被害が生じる場合がある

食器類が床に落ちたり、窓ガラスが割れたりして破片が床に散乱すると、足を切って怪我をする可能性があります。失った家具類を新調するには、多額の費用が必要です。

震度5強の被害

震度5強の地震が起きると、次のような被害に見舞われます。

  • 棚にある食器類や本で床に落ちるものが多くなる
  • テレビが台から落ちる場合がある
  • 固定していない家具が倒れる場合がある
  • 窓ガラスが割れて落ちる場合がある
  • 補強されていないブロック塀が崩れる場合がある
  • 据付けが不十分な自動販売機が倒れる場合がある
  • 自動車の運転が困難になる

家財の被害額は、震度5弱の時より遥かに膨らむでしょう。歩行時に自動販売機が倒れてきて怪我をするリスクもあります。

過去に日本で起きた震度5以上の地震5選

日本で起きた震度5以上の地震

震度5弱を超える地震は、まともに歩くことすら困難になるほどの揺れです。日本では、震度5弱を超える地震が毎年発生し、全国各地で様々な被害をもたらしています。過去に日本で起きた震度5以上の地震は、以下のとおりです。

  • 【震度5弱】2016年|福島県沖地震
  • 【震度5強】2023年|千葉県南部地震
  • 【震度6弱】2024年|豊後水道地震
  • 【震度6強】2022年|福島県沖地震
  • 【震度7】2024年|能登半島地震

それぞれの地震について、詳しく見ていきましょう。

【震度5弱】2016年|福島県沖地震

2016年11月22日に福島県沖を震源として、マグニチュード 7.4、震度5弱の地震を観測しました(※1)。歩行中の転倒や階段からの落下によって、14人の軽傷者と3人の重傷者が出ています。石油コンビナート地区では、研究棟の実験室で火災が発生しました。

※1参考:内閣府「福島県沖を震源とする地震に係る被害状況等について」

【震度5強】2023年|千葉県南部地震

2023年5月11日に千葉県南部を震源とするマグニチュード5.4の地震が発生しました(※2)。千葉県の木更津市では、最大震度5強を観測しています。君津市で軽傷者が一人いましたが、家屋の被害は発生していません。鉄道は一部線路で運転見合わせが発生しました。

※2参考:国土交通省「千葉県南部を震源とする地震について」

【震度6弱】2024年|豊後水道地震

2024年4月17日に豊後水道を震源とするマグニチュード6.6の地震を観測しました(※3)。愛媛県愛南町と高知県宿毛市では、最大震度6弱を観測しています。重傷者2名、軽傷者10名の人的被害と、一部破損9棟の住家被害が起きました。

※3参考:内閣府「豊後水道を震源とする地震に関する被害状況等について」

【震度6強】2022年|福島県沖地震

2022年3月16日に福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生しました(※4)。宮城県と福島県の一部地域では、最大震度6強を観測しています。死者3人、負傷者241人、住家全壊64棟、半壊582棟、一部破損9,768棟などの甚大な被害が生じました。

※4参考:気象庁「2022年3月16日 福島県沖の地震」

【震度7】2024年|能登半島地震

2024年1月1日に石川県能登地方を震源とするマグニチュード 7.6の地震が発生しました(※5)。石川県志賀町と輪島市では、最大震度7を観測しています。死者は515名、家屋の全壊は6,461棟にのぼりました。石川県を中心に4万戸で停電も起きています。

※5参考:経済産業省「令和6年能登半島地震に係る被害状況等について」

震度5強以上の地震に備える!必要な対策5選

震度5強以上の地震に備える

震度5強を超える地震が起きると、ほとんどの人が立っていられないほどの強い揺れに襲われます。家具の転倒や建物の損壊、二次災害によって、命を落とす事態にまで発展するケースもあるでしょう。震度5強以上の地震に備えるための対策は、以下のとおりです。

  • 対策1|ハザードマップを確認する
  • 対策2|家の耐震化を行う
  • 対策3|家具類の転倒防止対策を行う
  • 対策4|地震発生時の行動を把握しておく
  • 対策5|防災グッズを備蓄する

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

対策1|ハザードマップを確認する

震度5強を超える地震で迅速に避難するためには、ハザードマップの確認が欠かせません。ハザードマップとは、被害想定区域や避難場所が記された地図を指します。

ハザードマップで危険なエリアを回避した安全な避難経路を把握しておけば、地震発生時に逃げ遅れるリスクを大幅に軽減できるでしょう。国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」では、身のまわりの災害リスクを簡単に調べられます。

対策2|家の耐震化を行う

震度6や震度7の大きな地震から住宅を守るには、耐震化が重要です。特に旧耐震基準で建てられた住宅は、震度5程度しか想定されておらず、倒壊の危険が高まります。

耐震化の流れは、耐震診断、耐震改修計画、耐震改修工事です。自治体によっては耐震化の一部費用を助成してもらえる場合があるので、ぜひ確認してみてください。

対策3|家具類の転倒防止対策を行う

近年発生した地震における負傷者の30〜50%は、家具類の転倒・落下・移動が原因です(※6)。地震による被害を最小限に抑えるために、家具類の転倒防止対策を行いましょう。

まずは、できるだけ生活空間に家具を置かないよう、納戸やクローゼットに収納します。続いて、ドアや避難経路を塞がないようにレイアウトを見直したら、器具で家具を固定していきます。ネジ止めを最優先にし、難しい場合は他の器具を使用してください。

※6参考:東京消防庁「地震から命を守る家具転倒対策」

対策4|地震発生時の行動を把握しておく

これまでに震度5強を超える地震を経験したことがなければ、突然の強い揺れに困惑し、危険な行動をとってしまう恐れがあります。地震発生時の正しい行動は、以下のとおりです。

  1. 身の安全を確保する
  2. 火元の始末を行う
  3. ドアや窓を開けて逃げ道を確保する
  4. 家族や隣近所の安否を確認する
  5. ラジオやテレビで情報を集める

避難指示が出ている場合には、危険なエリアに注意しながら迅速に避難してください。

対策5|防災グッズを備蓄する

震度5強以上の地震によって物流機能が停止すると、必要な物資はすぐに手に入りません。日頃から自宅用と持ち出し用に分けて、以下の防災グッズを備蓄しておきましょう。

  • 飲料水
  • 非常食
  • 簡易トイレ
  • 防災ラジオ
  • 懐中電灯
  • 衛生用品
  • 救急セット
  • ポータブル電源

非常用持ち出し袋は、すぐに避難できるよう玄関の近くで保管してください。

震度5以上で起こる停電対策!ポータブル電源とは

震度5以上で起こる停電対策

震度5強を超える地震が起きると、3日以上に及ぶ停電が発生する場合があります。長引く停電生活中でも電化製品を動かすためには、ポータブル電源が欠かせません。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を溜め込み、停電中も電化製品を動かせる機器を指します。

地震による停電中にポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。

  • 冷暖房機器を稼働し、快適な気温で避難生活を送れる
  • 電子レンジやケトルを使い、非常食を簡単に温められる
  • 冷蔵庫に給電し、食品が傷むのを防げる
  • LEDランタンを点灯させて、夜の暗闇を照らせる
  • 家族との連絡手段になるスマホを、常にフル充電にしておける
  • 防災ラジオを稼働し、災害情報を迅速に収集できる

ポータブル電源があれば、自宅や車内、避難所など、あらゆる避難場所に持ち運んで、電化製品を動かせます。ソーラーパネルを使うと、停電中もポータブル電源の充電が可能です。

震度5以上の対策に必要な性能|おすすめの製品

震度5強以上の地震に備えるためには、軽量・小型のポータブル電源を選びましょう。電化製品は、自宅においてリビングや寝室、キッチン、脱衣所、トイレなど、あらゆる場所で使用します。重量のあるポータブル電源では、毎回持ち運びが大変です。

また、軽量・小型のポータブル電源であれば、自宅だけでなく避難所にも持ち運べます。自宅にあるほとんど全ての家電を動かせるよう、出力の高さも重視するとよいでしょう。

EcoFlowでは、約12.5kgの軽量・小型設計と最大2000Wの高出力を兼ね備えたポータブル電源「DELTA 3 Plus」を販売しています。

「DELTA 3 Plus」の主な特徴を見ていきましょう。

  • コンセントから56分、ソーラーパネルから70分で急速充電できる
  • UPS機能を搭載し、停電時は10ms以内に電気供給源を切り替える
  • 12時間以内に悪天候が予想されると、自動で本体への充電が開始される
  • LFPバッテリーを搭載し、10年以上も地震対策として活躍する
  • 高性能BMSを搭載し、火災や爆発から安全を確保する
  • 出力600W未満の動作時に稼働音を30dbに抑えられる
  • 容量1024Whを5kWhまで自由に拡張できる

ACやUSB、DC、シガーソケットなどの出力ポートを13個搭載しているので、複数台の電化製品を同時に動かせます。震度5強を超える地震による停電生活で、家族の健康状態を守りたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。

EcoFlow DELTA 3 Plus
DELTA 3 Plusは、1024Whの大容量に加えて、EcoFlowのX-Stream充電テクノロジーと1,500WのAC入力を使用すると、40分で80%、56分で100%充電できます。業界トップクラスのポータブル電源で、あらゆるシーンで最速の充電速度を実現させます。

震度5強はどれくらいかに関するよくある質問

震度5強はどれくらい

最後に、震度5強はどれくらいかに関するよくある質問を紹介します。

  • 震度5強をマグニチュードに換算するとどれくらい?
  • 震度5強に耐えられる旧耐震基準の耐震性はどれくらい?
  • 震度5強の地震で家の被害はどれくらい?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

震度5強をマグニチュードに換算するとどれくらい?

震度は、ある地点における揺れの強さを表すのに対し、マグニチュードは、地震そのものの大きさを表します。震度は観測する場所によって異なりますが、マグニチュードは地震単位で常に一定です。そのため、震度5強はマグニチュードに換算できません。

震度5強に耐えられる旧耐震基準の耐震性はどれくらい?

旧耐震基準で建築された建物には、耐震性が不十分な物件が数多く存在します。2024年に発生した能登半島地震では、耐震基準で建てられた建物の全壊や半壊が5割を超えました(※7)。一方、現行の基準で建てられた建物は、全半壊が1割未満でした。

※7参考:日本経済新聞「旧耐震基準、5割超が全半壊 能登半島地震で学会調査」

震度5強の地震で家の被害はどれくらい?

震度5強の地震が起きると、棚の食器や本が落下したり、固定していない家具が倒れたりします。テレビのように重量のある家電でも、テレビ台から落ちるケースがあるほどです。

窓ガラスが割れて、床に破片が散乱する場合もあります。素足で歩き回ると、破片で足を切って怪我をする恐れがあるので、スリッパの常備が欠かせません。

まとめ

震度 5 弱 どれくらい

本記事では、震度5弱や震度5強の地震はどれくらいかについて解説してきました。

震度5弱の地震は、大半の人が恐怖を覚えて、物につかまりたいと感じるほどの揺れです。座りの悪い置物の大半が倒れて、不安定な家具は落下する場合があります。

一方、震度5強の地震は、物につかまらないと歩けないほどの揺れです。自動車の運転が困難になったり、補強されていないブロック塀が崩れたりします。震度5強を超える地震は、いつ起きるか分からないので、日頃からの備えが欠かせません。

EcoFlowでは、地震による停電時に複数台の電化製品を同時に動かせるポータブル電源を販売しています。震度5強以上の地震で起きうる停電対策を万全にしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。

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