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ポータブル電源で節電しよう

ポータブル電源を活用して節電ができることを知っていましたか。ポータブル電源にソーラーパネルで発電した電気を蓄えたり、電気代の安い深夜に充電したりすれば、電気代を安くできます。電気料金の値上がりが相次ぐなか、長期的に考えて、ポータブル電源の導入はお得といえるでしょう。そこでこの記事は、ポータブル電源で節約する方法、具体的な活用シーン、節電しやすい電化製品、おすすめのポータブル電源について解説します。

ポータブル電源とは?節電できるって本当?

ポータブル電源とは、スマホやノートパソコンなどのモバイルバッテリーを大型化したもので、家庭用蓄電池とも呼ばれます。ほとんどのモバイルバッテリーはUSB出力しかできないのに対して、ポータブル電源は高出力が可能で電化製品全般を接続できます。ポータブル電源によっては、出力3,000Wを超える200Vエアコンも動作できるため、利用用途が広いのが特徴です。例えば、災害時の非常用電源や車中泊、アウトドアレジャーなど、いろいろな用途に使い回せるでしょう。

 

このポータブル電源を上手に活用して、節電に取り組む人が増えてきました。「コンセントから充電するだけだから、電気代を安くできないのでは?」と思った人もいるかもしれません。しかし、ポータブル電源を上手に活用すれば、「電気を安く仕入れて蓄えておく」という方法が可能となり、月々の電気代をかなり抑えられるのです。近年では再エネ賦課金の追加や、燃料費高騰による電気代の値上げなどもあり、「なんとか電気代を下げられないものか」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ポータブル電源を購入すれば、今後もあると予想される電気代の値上げの影響を受けにくくなり、月々の光熱費を抑えられるようになります。それでは、具体的な方法についてみていきましょう。

ポータブル電源で節電する方法

ポータブル電源を活用して節電する方法は、大きく分けると次の3つです。

 

・ポータブル電源に折りたたみ式ソーラーパネルをつなぐ

・電気代の安い時間帯にポータブル電源に充電する

・ポータブル電源を上手に活用して、契約アンペア数を下げる

 

それぞれの方法について、説明していきます。なお、上記の方法は複数組み合わせることも可能です。それによって、さらなる節電、節約を達成できるでしょう。

 

#ポータブル電源に折りたたみ式ソーラーパネルをつなぐ

折りたたみ式ソーラーパネルとは、ベランダや屋外に設置できる、持ち運び可能なソーラーパネルです。定格出力40W~400Wほどの製品が多く、数値が大きいほど発電量が大きくなります。ただし、「ポータブル電源が受け入れられる入力電力>ソーラーパネルの定格出力」である必要があります。ポータブル電源に折りたたみ式ソーラーパネルを接続しようと考えている人は、入力電力と定格出力を必ずチェックしておきましょう。

 

それではソーラーパネルを接続すると、どれくらいの節約が可能になるのでしょうか。仮に120Wのソーラーパネルをポータブル電源に接続した場合、平均的な製品では、晴れた日には1日720Whほどをポータブル電源に充電可能です。720Whの電力を利用した場合、1kWh当たり27円と仮定すると、電気代は720Wh×27kWh=約19.4円になります。つまり、毎日晴れた日が続けば1カ月で19.4×30=582円節約できる計算となります。

 

もちろん、定格出力が高いソーラーパネルと大容量のポータブル電源を組み合わせれば、さらなる節約も可能です。大容量のポータブル電源のなかには、400Wなどのソーラーパネルを複数接続できる製品もあり、大幅な節電を目指せます。おすすめのポータブル電源については、後ほど紹介します。

 

#電気代の安い時間帯にポータブル電源に充電する

ポータブル電源が自宅にあれば、電気代の安い時間帯に充電することで電気代を節約できます。例えば、東京電力の「夜トク8(エイト)」に加入すると、2023年9月8日時点においては、午前7時から午後11時までの電気料金は42.80円/kWhです。しかし、午後11時から翌午前7時までの時間は31.84円/kWhに下がります。したがって、この場合は毎日深夜にポータブル電源を充電して、お得な料金で電気を蓄えておくとよいでしょう。そして、電気料金が高い日中にポータブル電源の電気を使えば、節約できるというわけです。なお、電力会社によっては、日中の電気料金が安くなるプランが用意されていますので、ライフスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。いずれにしても、ポータブル電源でタイムシフトすれば、電気を安く利用できます。

 

#ポータブル電源を上手に活用して、契約アンペア数を下げる

ポータブル電源を利用すると、コンセントに接続している電化製品を少なくして、一度に利用する消費電力量を減らせます。このため、契約アンペア数を下げて、月々の基本料金を節約できるのです。例えば東京電力の場合、2023年9月8日時点において、20Aの契約料金は590円48銭、30Aは885円72銭、40Aは1,180円96銭、50Aは1,476円20銭となっています。今契約しているアンペア数をワンランク下げるだけでも、年間数千円の電気代節約が可能です。また、高出力タイプのポータブル電源であれば、エアコンや電気ストーブといった消費電力が大きい電化製品を一時的に接続できるため、さらに契約アンペア数を下げられるかもしれません。

 

多くの世帯では、一度に使う電気製品を考えて、余裕を持ったアンペア数を契約しているのではないでしょうか。例えば、エアコンを利用しながら、電気ケトルでお湯を沸かし、炊飯器でお米を炊きながらテレビを見る、といった生活シーンがあれば、そのときのためだけに契約アンペア数を上げておかなければなりません。しかし、ポータブル電源があれば、電気の供給先を分散できます。結果として契約アンペア数を下げられ、月々の電気代を節約できるでしょう。

ポータブル電源の活用例

ここまで節電方法を解説してきましたが、具体的な活用イメージが思い浮かばないという人もいるかもしれません。そこでここでは、ポータブル電源の使用例を具体的なシチュエーションを交えながら紹介します。

 

#スポット的な利用にポータブル電源を利用する

ポータブル電源は、ドライヤーや電気ケトルでお湯を沸かすときなど、スポット的な利用に向いています。逆に、冷蔵庫のように常時稼働する家電は、バッテリー切れに気付かなかった場合に困ってしまうため、あまり向きません。特にスポット的な利用に向いているのは、コンパクトで持ち運びが容易なタイプです。例えば、ウッドデッキで焼肉を食べる際にホットプレートをつないだり、浴室でドライヤーをつないだりするなど、人の動きに合わせてポータブル電源を活用できます。ポータブル電源に蓄えた電気がソーラーパネルや割安料金で充電したものなら、コンセントから利用する電気を減らせていることになります。

 

#テレワークの在宅勤務にポータブル電源を活用する

テレワークで在宅勤務する際は、料金の安い深夜帯に電気をため、日中使う方法がおすすめです。多くの人はパソコン作業がメインでしょうから、それほど消費電力は多くなりません。深夜帯にフル充電した容量1,000Wh程度のポータブル電源があれば、1日中作業しても足りるケースが多いでしょう。例えば、ノートパソコン1台と扇風機、会社用と個人用のスマホの充電、スマートスピーカー、電気ポットのお湯を沸かす程度なら全く問題ありません。

 

「テレワーク導入によって、電気代が高くなって困った」という人が増えているようです。しかし、ポータブル電源があれば、上記のような活用方法で負担を軽くできるのです。さらなる節電を目指すなら、ソーラーパネルを接続するとよいでしょう。多くのポータブル電源は充電と放電を両方できるため、日中に電気を蓄えながら使うことも可能です。テレワークが終わった後に電気が余っていれば、夜間も引き続き利用して節電につなげられます。

 

#大容量のポータブル電源を定位置で使う

大容量のポータブル電源は持ち運ぶのが大変ですので、定位置に置いておくのがおすすめです。日常的にポータブル電源を使う場合は、キッチンまたはリビングがよいでしょう。キッチンにはコーヒーメーカーやトースター、炊飯器などがあり、リビングにはスマホや扇風機、電気ストーブなどがあるため、簡単に接続できるからです。節電量を効率的に増やすには、回転を利かせるのがポイントです。ためた電気をなるべく早く消費できる場所に置くとよいでしょう。

 

ただ、どれくらいの電化製品をポータブル電源に接続するか、わからない場合もあります。このような人は、はじめから大容量のポータブル電源を購入してしまうと、後悔するかもしれません。ポータブル電源によっては、バッテリーを追加接続できるタイプもありますので、こちらを選ぶとよいでしょう。

節電効果の高い消費電力の大きな電化製品はどれ?

節電効果を高めるには、消費電力が高い電化製品を使って短時間でポータブル電源のバッテリーを消費するのも一つの方法です。ポータブル電源につなぎやすい電化製品のうち、消費電力が大きい家電を以下に紹介します。

 

電子レンジ:1,400W

アイロン:1,400W

電気炊飯器:1,300W

ハロゲンヒーター:1,200W

洗濯乾燥機:1,100W

ドライヤー:1,000W

オーブントースター:1,000W

電気ヒーター:800~1,000W

電気ポット:800W

電気カーペット:760~1,000W

エアコン(10~15畳):750~1,100W

エアコン(6畳):450W

オイルヒーター:360~1,500W

 

出典:東京都「家庭の省エネハンドブック」

家庭の省エネハンドブック

 

消費電力は機器によって違いますので、詳しくは製品マニュアルなどを確認してください。また、エアコンなど200Vの電源を接続したい場合は、対応しているポータブル電源を選びましょう。容量が少ないポータブル電源の場合、最大出力の関係で接続できない可能性が高くなります。また、注意が必要なのは、電気炊飯器や洗濯乾燥機のように、途中でバッテリーが切れると困る動作をする家電です。心配な場合は、フロント部分に残量、充電状態がわかりやすく表示されているポータブル電源を選ぶと、失敗を未然に防げるでしょう。

おすすめのポータブル電源「EcoFlow DELTAシリーズ」

ポータブル電源を活用して節電できるイメージはつかめたでしょうか。ここからはおすすめのポータブル電源として、EcoFlowのDELTAシリーズを紹介します。EcoFlow JAPANが提供しているDELTAシリーズは、コンパクトなサイズでありながら、大容量、高出力なポータブル電源として人気です。また、すべての製品がソーラーパネルからの充電に対応しています。

 

・とてつもない大容量「DELTA Pro」:容量3,600Wh、最大出力3,000W、ソーラー充電最大1,600W、200V電源対応可

・業界平均の6倍長持ち「DELTA 2 Max」:容量2,048Wh、最大出力2,400W、ソーラー充電最大1,000W

・日常、レジャーから緊急時に便利「DELTA 2」:容量1,024Wh、最大出力1,500W、ソーラー充電最大500W

 

それでは、各製品の特長を紹介していきます。

 

#とてつもない大容量「DELTA Pro」

DELTA Proはコンパクトなポータブル電源としては大容量の3,600Whを備えたパワフルな製品です。夜間充電やソーラー充電などを利用してフル活用すれば、大幅な節電が可能になります。さらに、最大2台のエクストラバッテリーを接続すれば、容量を最大2万1,600Whに増やすことも可能です。この容量は、平均的な世帯が停電時に12日間使う電力に相当します。節電とともに、非常用電源を確保しておきたい場合に安心できるでしょう。使用例としては、キャンピングカーでの2泊以上の車中泊や、ソーラーパネルで発電した電気を蓄えるバッテリーとしての活用などが考えられます。「なるべく節電量を増やしたい」と考えている人におすすめの製品です。

 

#業界平均の6倍長持ち「DELTA 2 Max」

DELTA 2は業界平均の6倍長持ちする「LFPバッテリー」を搭載したモデルです。約3,000サイクルの充放電をしても、初期容量の80%以上の充電量を保てる長寿命であるのが特徴です。毎日利用しても10年以上使える計算になるため、日常的に充放電して節電したい人におすすめできます。また、効率よく太陽光を取り込めるのも、DELTA 2の強みです。気象条件によって変化する電圧と電流をリアルタイムで自動的に検出して動作を最適化するため、太陽光発電効率を最大化できます。EcoFlowでは400Wポータブルソーラーパネルも提供しており、DELTA 2には最大2枚接続できます。また、220Wのポータブルソーラーパネルでは最大4枚接続可能です。

 

#日常、レジャーから緊急時に便利「DELTA 2」

DELTA 2はコンパクトなサイズでありながら、容量1,024Whのパワフルなポータブル電源です。テレワークでの在宅勤務やアウトドア、必要最低限の電気をまかなう非常用電源として活用できるでしょう。後から容量を増やしたくなった際は、ケーブル一つで簡単にDELTA 2専用エクストラバッテリー1,024Whを追加できます。また、DELTA 2もDELTA 2 Maxと同じく長寿命バッテリーを搭載。毎日フル充電しても、約10年間使い続けられます。

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