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【停電対策ガイド】家庭でできる備え5選!停電対策グッズや夏の対策も紹介

電気の使い過ぎで、停電が起きた経験をお持ちの方も多いでしょう。契約アンペア数の超過が原因であれば、ブレーカーを上げればすぐに復旧します。

しかし、台風や地震などの災害が原因で起こる停電は、数日間続く恐れがあります。何も対策をしていなければ、食料は尽き、誰とも連絡が取れず、暑さや寒さで体力を消耗する事態になりかねません。日頃からの停電対策は、家族の命を守るうえで重要です。

そこで今回は、家庭でできる停電対策について解説します。台風が頻繁に接近する夏ならではの停電対策や、備えておくべきグッズも紹介しているので、停電対策を万全にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

停電が起きる主な原因とは?

家庭で発生する停電は、屋内のトラブルに起因している場合と、発電所から家庭までにある送電設備のトラブルに起因している場合の2つに分けられます。屋内のトラブルについては、契約アンペア数の超過や漏電などが原因です。

一方で、送電設備のトラブルは、自然災害や事故、計画停電などによって発生します。これらの原因の中でも、最も停電が長期化しやすいのが自然災害です。台風や地震、土砂災害、雷などによって送電設備が損傷し、停電が起きます。

自然災害の被害が甚大であれば、安全面を考慮して、電力会社はすぐに送電設備の修理に取りかかれません。また、被害が落ち着いたとしても、まずはトラブルの原因特定から始まるため、修理が完了するまでに多くの時間を要するのです。

自然災害は予測しづらいため、日頃から停電対策を万全にしておきましょう。

停電対策はこれで完璧!家庭でできる備え5選

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自然災害による停電は、復旧するまでに1週間以上を要する可能性があります(※1)。停電が起きても、焦らずに生活を継続できるよう以下の対策を万全にしてください。

  • 停電による断水に備えて貯水する
  • 段差・障害物に蓄光テープを貼る
  • コンセントが隠れないようにする
  • 停電対策グッズをリビングや寝室に置く
  • 太陽光発電を導入する

それぞれの停電対策について、詳しく見ていきましょう。

※1参考:経済産業省 3月11日の地震により東北電力で発生した広域停電の概要

対策1|停電による断水に備えて貯水する

停電による断水で生活用水が使えなくなる事態に備えて、お風呂に貯水しておきましょう。浄水場から家庭までの配水方法に、ポンプを使う「直結増圧方式」を採用している場合は、停電と同時に断水が起きる可能性があります。

断水が起こると、トイレが流せなかったり、手や食器が洗えなかったりと衛生的に問題があります。毎日綺麗な水を貯水した場合の水道料金が気になる方は、せめてお風呂で使った水は翌日まで残しておくのがおすすめです。

対策2|段差・障害物に蓄光テープを貼る

夜に停電が起きても安全に歩行できるよう、段差・障害物に蓄光テープを貼っておきましょう。災害による停電は、いつ起きるか分かりません。

それがもし夜だった場合、周囲は突然暗闇に包まれます。段差・障害物に暗所でも光る蓄光テープを貼っておけば、歩行して怪我をする心配もなく、迅速に避難できます。

対策3|コンセントが隠れないようにする

停電から電気が復旧したからといって、一安心するのはまだ早いです。再通電時に起きる通電火災を防ぐためには、コンセントが障害物で隠れないようにしておく必要があります。

電気が復旧し、アイロンや暖房機器などが再通電することで、接していた可燃物に引火して起きる通電火災。思わぬ事故を防ぐには、停電時に家電の電源プラグをコンセントから抜いておく必要がありますが、コンセントが隠れていると見落としかねません。

対策4|停電対策グッズをリビングや寝室に置く

停電対策グッズは、リビングや寝室に置いておくのが最適です。地震や台風によって停電が起きると、家の中は次のような状態になっている可能性があります。

  • 外からの飛来物で窓ガラスが割れて、床に破片が散乱している
  • 食器棚や本棚、整理ダンスなどの家具が転倒している
  • 割れた窓から雨が侵入して、床が水浸しになっている

生活の大半を過ごすリビングや寝室に防災グッズを置いておけば、遠い部屋まで取りに行く際に上記の障害物で怪我をする心配もいりません。

対策5|太陽光発電を導入する

太陽の光エネルギーを電気に変換できる太陽光発電を導入すれば、長期間の停電生活を余儀なくされても、電気を自給自足できます。太陽光発電といえば、高額でなかなか手が出しづらいイメージがある方も、多いのではないでしょうか。

しかし、現代では家庭用のソーラーパネルを使い、手軽に太陽光発電を導入できるようになっています。家庭用の主なソーラーパネルの種類と特徴は、以下のとおりです。

ソーラーパネルの種類特徴
折りたたみ式ソーラーパネル・折り畳んで持ち運べる・角度を自由に変えられる・比較的安価で導入できる
据置型ソーラーパネル・屋根や地面に設置して使用する・防水防塵など高い耐久性を誇る・折り畳み式よりも値段が張る

台風シーズンの夏は要注意!冷蔵庫の停電対策

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1年を通して最も台風が多い夏。停電が起きて冷蔵庫が使えなくなると、中に入っている食材が傷むスピードも早いです。夏に必要な冷蔵庫の停電対策を紹介します。

  • 冷蔵庫の中身は7割を目安に詰め過ぎない
  • 冷凍庫には食材を隙間なく詰める
  • ハードタイプの保冷剤を冷凍庫に常備する
  • ご飯やペットボトルを凍らせておく

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

冷蔵庫の中身は7割を目安に詰め過ぎない

冷蔵庫に入れる食材の量は、7割程度に抑えるのが望ましいです。冷蔵庫に食材がパンパンに詰まっていると、冷気を循環できず、保冷効果が劣ります。

停電が起きると、食材が傷まないように保冷剤を置きますが、保冷効果が薄いために食材が傷むスピードも早いです。特に、冷気の吹出口や吸込口は塞がないようにしてください。

冷凍庫には食材を隙間なく詰める

冷蔵庫とは打って変わって、冷凍庫には食材を隙間なく敷き詰めておきましょう。凍った食材が保冷剤の代わりになるので、停電時にはお互いに冷凍効果を発揮し合います。万が一、隙間ができてしまった場合には、保冷剤で隙間を埋めるのがおすすめです。

ハードタイプの保冷剤を冷凍庫に常備する

停電によって稼働していない冷蔵庫内の食材を一定時間保冷するために、ハードタイプの保冷剤を冷凍庫に常備しておきましょう。プラスチック容器で覆われたハードタイプの保冷剤には、一般的な保冷剤の約8倍の保冷能力を発揮する商品もあります。

ご飯やペットボトルを凍らせておく

冷凍庫には、ラップで包んだご飯やペットボトルを凍らせておきましょう。停電時には冷蔵庫を冷やすための保冷剤の代わりになります。その際には、冷気は上から下に流れるので、冷蔵庫の上段に凍ったご飯やペットボトルを置くのがポイントです。

また、冷凍できるペットボトル飲料は、夏の熱中症対策としての水分補給にも役立ちます。台風や地震で外に出られない状況で、停電生活が長引いたとしても、冷凍ご飯を解凍すれば非常食になります。

停電対策で家庭に揃えるべきグッズ5選

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停電が起きたとしても、その時に必要な物を買いに行けばよいと考えている方もいるでしょう。しかし、災害による被害が大きいと、日用品を販売する店舗は営業していない可能性が高いです。停電対策として、以下のようなグッズを事前に揃えておいてください。

  • 飲料水、非常食
  • 電池式、手回し式のラジオ
  • カセットコンロ
  • 現金
  • 非常用電源

それぞれの停電対策グッズについて、詳しく見ていきましょう。

飲料水・非常食

停電による断水に備えて、飲料水と調理用水を合わせて、一人当たり1日3Lの水を備蓄しておけば安心です(※2)。また、停電によって冷蔵庫内の食材が傷んでしまった場合に備えて、栄養バランスの摂れた非常食も備蓄しておきましょう。

※2参考:農林水産省 災害時に備えた食品ストックガイド

災害時の停電対策としておすすめの非常食は、以下のとおりです。

分類非常食
主菜肉・魚・豆などの缶詰、レトルト食品、乾物
副菜野菜の缶詰、インスタント味噌汁、即席スープ
主食パックご飯、缶詰パン、カップ麺

電池式・手回し式のラジオ

災害によって停電が発生すると「いつ復旧するのか」「避難しなくてよいのか」「近くの被害状況はどうなのか」と不安が次々に浮かぶでしょう。そのような不安は、ラジオから流れてくる最新の災害情報を聞くことで解消します。

ラジオで聞ける主な災害情報は、停電の復旧目途や周辺の被害状況、取るべき正しい行動などです。電池式や手回し式のラジオであれば、電気が使えない状況でも使用できます。

カセットコンロ

調理時の熱源として、カセットコンロを用意しておきましょう。オール電化住宅にお住まいの方は、停電すると加熱調理ができません。オール電化でなかったとしても、災害によってガスの供給が途絶える可能性もあります。

東日本大震災では、電気・ガス・水道のライフラインが一時停止しました。その中でも、ガスの復旧が最も遅く、9割程度復旧するまでに34日を要しています(※3)。

※3参考:日本気象協会 備蓄品はこれが必要(知る防災)

現金

キャッシュレス派の方は、停電対策として2万円分ほどの現金を用意しておきましょう。災害によって地域全体で停電が起きると、普段当たり前のように使っているクレジットカードや電子マネーが使えなくなります。また、電気で動くATMからも現金が引き出せません。

非常用電源

停電によってコンセントからの電気供給が途絶えたとしても、非常用電源があれば、電化製品を動かし続けられます。非常用電源と聞くと、モバイルバッテリーを想像する方も多いのではないでしょうか。

モバイルバッテリーはスマホの充電をするにはぴったりな容量ですが、家電を動かせるほどの容量と定格出力を持ち合わせていません。停電対策で活躍する非常用電源には、モバイルバッテリーよりも大容量の家庭用蓄電池やポータブル電源があります。

停電時のバッテリーには家庭用蓄電池が最適

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停電対策として非常用電源の導入を検討している方には、家庭用蓄電池がおすすめです。

ソーラーパネルからも充電できるうえに、家庭で使うほとんど全ての電化製品を停電時にも使用できます。停電時に家庭用蓄電池を使う主なメリットは、以下のとおりです。

  • エアコンや扇風機などの冷暖房器具を使い、暑さ・寒さ対策が行える
  • 電子レンジや電気ケトルを使い、手軽に加熱調理が行える
  • 夜に停電が発生しても、LEDライトで暗闇を照らせる
  • 冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防ぐ
  • 災害情報を調べたり、家族に連絡したりするスマートフォンを充電できる

災害に起因した停電は長期化する恐れがあるので、太陽光発電の導入も検討しましょう。

停電対策に必要な性能|おすすめの製品

停電対策としての家庭用蓄電池を選ぶ際に、気を付けるべきポイントは、定格出力とバッテリー容量です。定格出力とは、安定して出力できる電気量を指します。消費電力が高い、以下のような家電を同時に動かす場合も想定して、3000W以上あると安心です。

家電の種類消費電力
エアコン600W
電子レンジ1000W
IHクッキングヒーター2000W
電気ポット800W

一方で、バッテリー容量とは、一定時間あたりに使用できる電気量を指します。例えば、平均300Wで稼働するエアコンを1日10時間使用するためには、最低でも3kWhが必要です。

EcoFlowが販売する家庭用蓄電池「EcoFlow DELTA Pro 3」は、上記の条件を全て満たし、大規模な停電時にもほぼすべての家電製品を動かせます。

EcoFlow DELTA Pro 3」の主な特徴は、以下のとおりです。

  • 定格出力3.6kWにより、エアコンや電子レンジ、電気ポットを同時に稼働できる
  • 容量4kWhにより、平均300Wのエアコンを約13時間稼働し続けられる
  • X-Stream 3.0高速充電テクノロジーを搭載し、僅か65分で80%まで充電できる
  • UPS機能搭載により、停電時には10ms以内で電気供給源を切り替える
  • 製品にソーラーパネルを直接接続し、太陽光発電で自給自足できる

UPS機能によって、停電時にも中断のない電気供給を実現するため、パソコンの強制終了によって大切なデータが失われる心配もいりません。バッテリー容量は、家族の人数に応じて最大24kWhまで拡張が可能です。

家庭用蓄電池を導入し、停電時にも電気を使った快適な生活を維持したい方は、ぜひ製品の購入を検討してみてください。


EcoFlow DELTA Pro 3
4kWhのバッテリー容量を誇り、一度の充電で長時間の使用が可能です。大容量バッテリーであらゆるデバイスを長時間稼働させることができ、非常時やアウトドアでも安心して利用できます。

停電対策に関するよくある質問

最後に、停電対策に関するよくある質問を紹介します。大規模な停電被害に遭った経験がない方は、実際に被災した際に何に困るのか想像するのが難しいです。停電が起きても冷静に行動できるよう、停電対策に関する正しい知識を身に着けておきましょう。

停電が起きたらどうする?正しい行動とは

停電発生時にむやみやたらに動き回るのは危険です。自宅にいて停電が起きたら、まずは以下のステップで行動し、電気が復旧するのを待ちましょう。

  1. 停電が起きている範囲を確認する
  2. LEDライトや懐中電灯で明かりを確保する
  3. 家電の電源プラグをコンセントから抜く
  4. 水が出る場合は、お風呂に貯水する
  5. 電力会社のウェブサイトやラジオから、災害情報を随時取得する
  6. 家電の電気供給源を非常用電源に切り替える

また、外に避難する場合には、通電火災を防ぐために、ブレーカーを落としてください。

停電時に冷蔵庫は何時間保冷できる?

停電によって冷蔵庫の冷却機能が停止すると、食材を保冷できるのは2〜3時間です。その後、温度は上昇していき、やがて常温になります。温度を確かめるために冷蔵庫を開閉したくなりますが、温度の上昇を助長するので控えましょう。

ポータブル電源と蓄電池はどちらがいい?

停電時の非常用電源には、ポータブル電源よりも蓄電池の方がおすすめです。ポータブル電源と蓄電池の主な違いとして、使用用途と容量が挙げられます。

ポータブル電源は持ち運びに特化しているので、外出先で使用するような小規模な家電に対応できるだけの小~中容量が一般的です。一方で、蓄電池は家庭や施設に据え置いての使用が想定されているので、停電時にも家電をフル活用できるだけの大容量を備えています。

まとめ

本記事では、自然災害による大規模停電に備えた対策について解説してきました。

災害によって甚大な被害が出ていると、電気が復旧するまでに1週間以上を要する可能性があります。停電生活の長期化に備えて、停電対策グッズを備蓄しておきましょう。

停電時に電気の供給を続けるためには、非常用電源が欠かせません。太陽光発電も導入すれば、電気が復旧するまでの間、電化製品に給電し続けられます。

EcoFlowでは、停電時の非常用電源となる家庭用蓄電池を販売しています。停電対策を万全にしておきたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてみてください。


EcoFlow DELTA Pro 3
4kWhのバッテリー容量を誇り、一度の充電で長時間の使用が可能です。大容量バッテリーであらゆるデバイスを長時間稼働させることができ、非常時やアウトドアでも安心して利用できます。

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