オフグリッド(=自家発電)による暮らしがかつてないほど人気を集めています。この記事では、オ フグリッドソーラーシステムとは何か、それを構築するために必要なものは何か、そして、なぜ多くの 装置を必要としない新しい選択肢が2022年に登場したのかを説明します。
ぜひこの記事を読んで、EcoFlowパワーシステムがいかに簡単にオフグリッドへ移行できるのかを実感してください。
オフグリッドソーラーシステムとは
オフグリッドソーラーシステムとは、電力会社の送電網に依存せずに発電、蓄電、および使用する仕組みで、主にソーラーパネルと太陽電池などで構成されています。一般的には、多くの部品と配線が含まれていることから、設置するには専門的な知識を要するとされています。
一般的なオフグリッドソーラーシステムに必要なもの
一般的なオフグリッドソーラーシステムでは、発電するためのソーラーパネル、生み出した電力を蓄える太陽電池、ソーラーパネルの電流を制御するソーラーチャージコントローラー、バッテリーチャージャー、DC-DCコンバーター、インバーターチャージャーなどが使われています。さらに、それらの独立した装置をつなぐ配線もあります。これらがすべて揃えば、RV車やオフグリッド住宅のための基本的なオフグリッドソーラーシステムが完成します。
聞きなれない装置が多く複雑そうに感じますよね?
まさにオフグリッドソーラーシステムを自分で設置するのは、気が遠くなるような作業です。広大な場所が必要なうえ、メンテナンスやより多くの発電が必要となった場合に拡張するのも大変です。この問題を解決するために誕生したのがEcoFlowパワーシステムです。
EcoFlowパワーシステムと従来の独立型電源との違いとは?
EcoFlowパワーシステムは、オフグリッドでの発電、蓄電、使用をこれまで以上に身近なものにしました。 EcoFlow独自の知識を活用することで、煩雑な装置と配線をひとつに組み合わせることが可能となりました。さらに、ソーラーキットを2022年現在、最新の電気規格である48Vにアップグレードしているだけでなく、指先ひとつでモニタリングやコントロールが可能です。
EcoFlowパワーシステムについてより詳しく知りたい方のために、それぞれの装置がどのようにしてRV車やオフグリッド住宅にとって最善の電力環境をもたらすかを以下の記事でご紹介します。
EcoFlowパワーシステムはオフグリッド電源システムとしてどのように機能するのか
パワーシステムの仕組みは、3つの事象「発電」「蓄電」「消費」にわけられます。
ここでは、その3つの基本原理についてそれぞれ簡単に見ていき、各装置をアニメーションで詳しく説明したいと思います。
発電
オフグリッドでは、送電網からの電力を利用することができません。そのため、発電する方法が必要です。パワーシステムへは、主に4つの方法で電力を供給することができます。ソーラーパネル、RV車のオルタネーター、外部電源、そしてEcoFlowスマート発電機です。これらの方法を組み合わせれば、オフグリッド時に必要な電力をすべて発電することができ、業界トップクラスの6,000Wの出力でバッテリーを充電することが可能です。
蓄電
生み出した電力は、どこかに蓄積しなければなりません。そこでEcoFlowパワーシステムは、積み重ね可能なLFPバッテリーという新しいラインナップを導入しました。最大15kWhの電力を様々な設定で蓄積することができます。これは、小型から中型のRV車やタイニーハウスなどのオフグリッド建築に十分な電力です。ソーラーパネルに依存する一般的な太陽電池とは異なり、上記4つの方法で充電することができます。
消費
蓄えた電力を電化製品やデバイス、その他必需品に分配し、電力を供給します。3,600Wの高出力によって、2つの方法で電力供給を行うことができます。1つ目は最も簡単な方法で、パワーハブに直接プラグを差し込むだけで、機器に電力を供給します。複数の機器を充電する場合は、延長コードに接続します。2つ目の方法は、EcoFlowのスマート分電盤を使用して、すべての電化製品を配電用のボックスに接続します(後ほど詳しく説明します)。
EcoFlowパワーシステムに含まれる装置とは?
パワーシステムは、パワーハブ、LFPバッテリー、ソーラーパネルというシンプルな構成ですが、追加のバッテリー、タッチパネルモニター、スマート分電盤、非常用スマート発電機など、必要に応じてカスタムすることができます。それでは、各装置について詳しく見ていきましょう。
【パワーハブ】5-in-1のオフグリッドパワーシステム核心部
パワーハブは、パワーシステムの核心部です。このシンプルでコンパクトな1台で、すべての入力と出力が賄えます。
その特徴は、MPPTソーラー充電器2台、MPPT付きDC-DCバッテリー充電器1台、DC-DC降圧コンバーター1台、インバーター1台を組み合わせている点です。従来のシステムではこれらはすべて分かれており、より広いスペースが必要でした。パワーハブなら、他のシステムと比べて圧倒的に少ない部品や配線で済みます。また、降圧コンバーターを搭載しているため、48Vではなく12V対応の既存システムにも問題なく適応します。下の写真は、本体内部の様子です。
【積み重ね可能なLFPバッテリー】一般的な太陽電池を超える性能
蓄電容量2kWhと5kWhのLFPバッテリーを最大3個まで積み重ねて発電システムを構築することができます。このLFPバッテリーはただの太陽電池ではなく、安全性を担保するために、電圧・電流・温度を制御するBMS(バッテリーマネジメントシステム)が内蔵されております。また寒冷地でも使用できるように、自己発熱機能が搭載されています。こうした特長により、従来製品よりも長持ちし、安全で機能的なバッテリーを実現します。
またLFPバッテリーを積み重ねる場合は、固定用バンドを用いることでしっかりと固定することができ、省スペース化となるのでRV車のサブバッテリーとして最適です。
【スマート分電盤】
スマート分電盤は、電化製品の制御と給電をかつてないほど簡単にするオプションです。AC6台、DC12台の電化製品を接続でき、そのうちのDC6台を EcoFlowアプリやタッチパネルモニターで制御、モニタリングすることができます。
【タッチパネルモニター】
タッチパネルモニターは、コントロールセンターとして機能します。タッチスクリーンで、入出力のモニタリング、カスタマイズ、制御を行うことができ、すべてRJ45 CAN busポートを介してイーサネットケーブルでパワーハブに接続されています。
【ソーラーパネル】
バッテリー付きのオフグリッドソーラーシステムには、もちろんバッテリーを充電するためのソーラーパネルがなくてはなりません。キットを選んだら、必要な入力電力に合わせて別売りのソーラーパネルを追加します。剛性、柔性、折りたたみ式の3種類のソーラーパネルが選択でき、最大3,000Wのソーラー入力で、高速かつクリーンな充電が可能です。
【EcoFlow スマート発電機】
EcoFlowスマート発電機は、あらゆるパワーシステムに追加できる優れものです。独立型のガソリン発電機で、他社メーカーの発電機よりも効率的にバッテリーを充電できます。他の充電方法が使用できない場合の緊急用バックアップとして最適です。
【EcoFlowアプリ】
EcoFlowアプリがあれば、スマートフォンを本格的なコントロールセンターとして使うことができます。すべての入出力をモニタリングしたり、スマート分電盤に接続した機器を制御したり、設定を調整したりすることができます。
パワーシステムの構成
パワーシステムは3つのパッケージの中から購入することができます。 スターターキット、セミコンプリートキット、コンプリートキット の3種類です。それぞれのキットは機能面で以前のものより優れており、最大15kWhを蓄電することができます。また、自分だけのキットをカスタマイズすることもできます。
スターターキット
「スターターキット 」は最も基本的なキットで、オフグリッドソーラーシステムとバッテリーのパッケージです。パワーハブと積み重ね可能なLFPバッテリーの一部が含まれています。ソーラーパネルを追加すれば、たった3つの装置で発電、蓄電の利用が可能となり、必要なときにすぐに拡張できるようになります。
セミコンプリートキット
ワンランク上の「セミコンプリートキット」は、パワーハブやお好きなLFPバッテリー、電化製品の配線を行うためのスマート分電盤をセットにした小型の太陽光発電システムです。必要に応じてソーラーパネルを追加することができます。
コンプリートキット
オフグリッドパワーシステムの最先端を行くのが、「コンプリートキット」です。パワーハブ、LFPバッテリー、スマート分電盤、操作が簡単なタッチパネルモニター、そして非常用スマート発電機などといったパワーシステムが提供するすべてのものを使って、その名の通り、送電網からの自立を実現することができます。
3つのキットはすべて、2kWhまたは5kWhの太陽電池を3つまで追加することで、2~15kWhま で拡張することが可能です。キットを選んだら、電力の入力要件に合わせてオフグリッドソーラーパネルを追加することができます。
ニーズに合わせてカスタマイズすることも可能
あらかじめ用意された3種類のキット以外にも、シミュレーターを使用して、ご自身の使用状況に合ったシステムを構築することができます。
EcoFlowパワーシステムは最適なオフグリッドソーラーシステムなのか
シンプルでスマート、そしてコンパクトなソリューションをお望みならば、 EcoFlowパワーシステムは、あなたにとって最適なオフグリッドソーラーシステムです。ニーズに合わせてデザイン設計された新しいオフグリッドソーラーシステムは、旧型システムのような複雑な仕組みもなく、より多くの時間とスペースを節約してくれるでしょう。
インフルエンサーによるパワーシステム体験後の感想をご紹介
「日頃、様々なポータブル電源の測定や、マニアックなDIYをやっているyoutubeチャンネル「ごっつチャンネルGTwork」のごっつです。今回初めてイベントキャンプに参加しましたが、内容の濃さにビックリ。てっきり新製品の紹介がメインで他はオマケ程度に考えていましたが、キッチンカーによる食事の提供、音楽ライブ、トークセッション、廃校体育館を使った停電体験、温泉への送迎等、隅から隅まで楽しめる内容でした。
そして新製品のパワーシステムは様々な働きをする機器が1つに統合されており、配線もコネクタ接続で完了、さらに48V仕様になっているので、配線を細くできているのもポイント高いですね。私も自分の車にサブバッテリーシステムをDIYで構築していますが、配線や電流容量計算にとても苦労しました…
ここら辺は失敗すると火災の危険性もあるので、パワーシステムのような製品なら安心して簡単に設置できそうですね。」
― ごっつチャンネル/GT-work 様
「EcoFlowのオフグリッドシステム『パワーシステム』
ぱっと見は黒い箱がいくつもあり、デザイン的には、ちょい男っぽい印象。
2kwhと5kwhがあり、自分に合ったちょうど良いシステム容量を選択できるのはいい。
住まいに設置するのなら、5kwh三つで15kwhの最大容量を選べるが、キャンピングカードなどの空間が限られた場所では、設置スペースと必要電力の兼ね合いを考えながら決められる。インバ ーターのファンの音は、静かで良い。」
昨年末にキャンピングカーを購入してからというもの、寝ても覚めてもこれからの車中泊ライフをどうするか!?頭の中で色々妄想してしまう。
キャビンの内装は使いやすいようにDIYで理想の形に作り替えた。ベッド、シンク、冷蔵庫、電子レンジ、オーブントースター、車中泊旅に必要なものを新設した。これらを稼働させるのはDELTA Max2000。旅の準備は整った。
しかし、これらの家電を長旅で使用し続けるには電力が足りない。シガーソケットからの走行充電だけではとても連泊分の電力は充電しきれない。よしこれを機に、前から気になっていたオフグリッドシステムを組むか。
でも調べたところ色んな機器を買い揃えて、配線して、接続しなきゃいけなくて、大変だし面倒なんだよな。。。
そんな時EcoFlowさんからイベントの招待を頂き、行ってみたら目から鱗なオフグリッドシステムが発表された!!
従来のシステムだとインバーターやらコンバーターやら充電器やら色々別々に設置配線しないといけないところ、それらをひとまとめにした画期的なEcoFlow独自のハブが、飛躍的に設置を楽にしている。これは素晴らしい!しかもシステムのデザインがシンプルでカッコいい。家でも車でも使えるらしい。これは素晴らしいシステムだ!
― cardrobe!田島直哉 様