ポータブル電源は持ち運びを想定しているため、どの製品も比較的持ち運びやすいサイズ・重量・形状です。
ただし、選ぶ製品によっては「思っていたより持ち運びにくかった」と感じることがあるからこそ、慎重な判断が求められるでしょう。
この記事では、持ち運びやすいポータブル電源の選び方、メリット・デメリット、注意点とヒントをわかりやすく解説します。
ポータブル電源の持ち運びについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
持ち運びやすいポータブル電源の選び方
持ち運びやすいポータブル電源は充電速度、使用する家電、取っ手やキャスターの有無、本体のサイズ・重量・形状、本体の出力・容量、ライトの有無で選ぶのが良いでしょう。
ここでは、持ち運びやすいポータブル電源の選び方について詳しく解説します。
充電速度で選ぶ
充電速度が遅いとすぐに持ち出せないため、充電速度が速いものを選ぶのが良いです。
充電速度に優れているポータブル電源のなかには約1時間でフル充電できるものがあり、突然出かけることになってもすぐに充電できます。
企業努力により充電速度は年々向上しており、今ではフル充電に1時間かからない製品も登場しているため、持ち運びを考えるなら充電速度でお選びください。
使用する家電から選ぶ
使用する家電に応じて、必要な出力・容量のものを選ぶのも良いです。
要求されるスペックを超えるものを持参しても持て余すため、適切な出力・容量のものを選ぶことが求められます。
例えば、1,000Whで十分対応できるシーンに3,000Whのものを持ち込んでも無駄になるだけであるため、使用する家電に合わせて選ぶようにしましょう。
取っ手・キャスターの有無で選ぶ
家に置いて使用するなら取っ手・キャスターは不要ですが、外に持ち出すなら取っ手・キャスターが必要となります。
ポータブル電源によっては取っ手やキャスターが備えられているものがあるため、持ち出すことが前提なら取っ手付き・キャスター付きのものを選ぶのが安心です。
本体のサイズ・重量・形状で選ぶ
本体のサイズ・重量・形状は持ち運びやすさに直結します。
コンパクトなものほど持ち運びやすいため、サイズは小さく、重量は軽く、形状はシンプルなものを選ぶのが良いでしょう。
サイズが大きく重量が重いものは高出力・大容量ではありますが、持ち運びの観点ではやや大変です。
高出力・大容量なポータブル電源ほど形状を含め複雑な構造となりやすく初心者にとっては扱いにくく思うかもしれないため、可能な限りコンパクトなものをお選びください。
本体の出力・容量で選ぶ
本体の出力・容量も持ち運びやすさに比例します。
高出力・大容量になるほど本体が中型〜大型となり持ち運びが大変になるため、適度な出力・容量のものを選ぶのが良いのではないでしょうか。
例えば、現地でスマホ・タブレット・パソコンを充電するだけなら、そこまで高出力・大容量のポータブル電源は必要ありません。
軽量かつ小型のもので十分であるため、できれば適切な出力・容量のものを選びましょう。
ライトの有無で選ぶ
日中の運搬ではライトが不要なものの、夜中の運搬ではライトが必要となります。
キャンプ場や駐車場によっては街灯が設置されておらず、真っ暗な道を運ばなくてはならないこともあるかもしれません。
その際、ライトがないと足元が照らせず危険です。
ポータブル電源によってはライトが搭載されているものがあるため、運搬時のことを考えるならライト付きのものを選ぶのが安心です。
ライト内蔵型はスイッチやポートの位置もわかりやすくなっています。
なお、他の記事ではポータブル電源とは、ポータブル電源の後悔しない選び方について解説しているため、あわせてご確認ください。
→ポータブル電源とは?活用シーンや初心者におすすめの選び方を紹介
→ポータブル電源の後悔しない選び方は?高性能の製品を選ぶならEcoFlowのDELTA 2がおすすめ!
持ち運びできる製品のメリット・デメリット
持ち運べるポータブル電源を購入するなら、メリット・デメリットについて把握しておきたいです。
ここでは、持ち運びできる製品のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
メリット
持ち運びできる製品のメリットには、以下のようなものがあります。
- 急に停電が発生してもバックアップできる
- 節電によって電気代を一定まで抑えられる
- 売電で電力会社に買い取ってもらえる
- 電源のないところで電気を使用できる
- 電力の自給自足が実現できる
ポータブル電源は、急に停電が発生してもバックアップできる点がメリットです。
地震によって発電所が停止しても瞬時に切り替わり、電源がシャットアウトされるのを防げるため、データ損失の心配がありません。
また、節電によって電気代を一定まで抑えられる点、売電で電力会社に買い取ってもらえる点など経済的な観点で見てもメリットは豊富といえるでしょう。
その他、電源のないところで電気を使用できたり、電力の自給自足が実現できたりとポータブル電源は何かと便利です。
デメリット
持ち運びできる製品のデメリットは、以下の通りです。
- 据え置き型と比べて出力・容量が限られる
- 定期的にメンテナンスが必要となる
- 適切な保管が求められる
ポータブル電源は、据え置き型と比べて出力・容量が限られる点がデメリットとなります。
1泊2日や2泊3日程度のキャンプや車中泊には対応できても、数日〜10日を超えるような避難生活では不安が残るため、完璧に防災できるわけではありません。
定期的にメンテナンスが必要となる他、適切な保管が求められるなど、慣れていない人にとっては若干負担になるかもしれません。
ただ、ポータブル電源にはデメリットを上回るだけのメリットがあるため、気になっている人は実際に使用している場面を想像しつつ判断してみましょう。
なお、他の記事では地震が発生したらどこに逃げるのか、水害対策グッズ、ポータブル電源はレンタルできるのかについて解説しているため、あわせてご参照ください。
→地震が発生したらどこに逃げる?家の中で一番安全な場所ランキングを紹介!
→水害対策グッズとは?浸水を防ぐのに役立つアイテムを解説
→ポータブル電源はレンタルできる?メリット・デメリットやサービスの選び方を解説
持ち運びの注意点とヒント
持ち運べるポータブル電源を導入するなら、注意点とヒントについても理解しておきたいです。
ここでは、持ち運びの注意点とヒントについて詳しく解説します。
各種パーツは純正品を使用する
各種パーツは、純正品をご使用ください。
純正品でないものを使用すると不具合が発生することがある他、互換品といいながら互換性のないものも一定数出回っているため、純正品を使用しましょう。
過度な圧迫・衝撃を与えない
ポータブル電源を持ち運ぶ際は、過度な圧迫・衝撃を与えないようにします。
安全性・耐久性に優れているポータブル電源でも、落としたりぶつけたりすると壊れる可能性があるため、丁寧に扱うようにしましょう。
過度な充電・放電を行わない
ポータブル電源を持ち運ぶときは、過度な充電・放電も行わないようにします。
長寿命のポータブル電源でも、充放電を繰り返すとバッテリーが劣化する可能性があるため、充電0%のまま放置することで起こる過放電や充電100%のまま充電し続ける過充電は避けてください。
高温多湿・直射日光を避ける
ポータブル電源は、高温多湿・直射日光を避けて保管しましょう。
過酷な環境に置いたり火元に近づけたりすると動かなくなったりバッテリーが劣化したりするため、風通しの良い場所で保管してください。
取扱説明書に目を通す
初めてポータブル電源を使用する人は、取扱説明書に目を通しておくのが安心です。
誤った方法で使用すると寿命を迎える前に壊れる可能性があるため、一通り取扱説明書を読んで正しく使用できるようにしておくことを推奨します。
取扱説明書は専門用語が並んでいて読めない人もいるかもしれませんが、取り扱いの注意点の部分だけでも読んでおくと長持ちさせやすくなるでしょう。
なお、他の記事では小型ポータブル電源・中古のポータブル電源の魅力、安いポータブル電源のメリット・デメリットについて解説しているため、あわせてご覧ください。
→小型ポータブル電源の魅力とは?選び方やキャンプで活躍するおすすめ製品も紹介
→中古のポータブル電源の魅力とは?購入時の重要ポイントや欠点・デメリットを解説
→安いポータブル電源のメリット・デメリット!コスパ最強のおすすめ製品を紹介
EcoFlowの持ち運びやすいモデルを紹介
EcoFlowでは高出力・大容量でありながら持ち運びやすいポータブル電源をいくつか提供しているため、ぜひ一度ご検討いただけると幸いです。
ここでは、EcoFlowが販売している持ち運びやすいモデルをいくつか紹介します。
EcoFlow DELTA 3 Plus
携帯性と実用性の両方を取るならEcoFlow DELTA 3 Plusをお選びください。
EcoFlow DELTA 3 Plusはコンパクトでありながら高出力・大容量を実現しているポータブル電源で、ほとんどの家電に対応できるのに加えてバッテリーも長寿命です。
アウトドアやリモートワークなど多種多様なシーンに対応できるのはもちろん、持ち運び楽々でキャンプや車中泊などスペースが限られている場所にも持ち込めます。
シリーズ史上最速級の充電速度を誇り、AC充電なら約56分でフル充電できるため、急に必要となってもすぐに充電できます。
EcoFlow DELTA Pro 3
より充実した機能・性能が欲しい人はEcoFlow DELTA Pro 3を選びましょう。
EcoFlow DELTA Pro 3は業界トップクラスのスペックを誇るプロ仕様のポータブル電源で、平時・緊急時の両方に対応できる優れものです。
アウトドアやリモートワークなど幅広いシチュエーションに対応できるのはもちろん、デバイスや家電が停止するのを防ぐバックアップ電源にもなります。
充電さえしておけばタイミングに縛られず幅広い時間に対応できるため、節電や売電を行いたい人にも良いです。
EcoFlow RIVER 2 Pro
持ち運びやすさを重視するならEcoFlow RIVER 2 Proを推奨します。
RIVER 2 Proは軽量かつ小型で老若男女誰でも持ち運べるコンパクトデザインのポータブル電源で、持ち運ぶのに手間も面倒もありません。
AC充電なら約70分、ソーラーパネル充電なら約4時間でフル充電できるため、突発的に必要となっても安心です。
従来モデルよりも長寿命を実現していて長持ちするため、平時はバックアップ電源、災害時は非常用電源として利用するのが良いでしょう。
詳しい商品情報についてはEcoFlowの公式ホームページでご覧ください。
まとめ
持ち運びやすいポータブル電源の選び方、メリット・デメリット、注意点とヒントを解説しました。
持ち運びやすいポータブル電源を選ぶ方法としては、以下のようなものがあります。
- 充電速度で選ぶ
- 使用する家電から選ぶ
- 取っ手・キャスターの有無で選ぶ
- 本体のサイズ・重量・形状で選ぶ
- 本体の出力・容量で選ぶ
- ライトの有無で選ぶ
正直なところ、ポータブル電源は人によって求めるものが異なるため、どのように選ぶべきなのか正解・不正解はありません。
ただ、持ち運ぶことを想定するなら充電速度、使用する家電、取っ手やキャスターの有無、本体のサイズ・重量・形状、本体の出力・容量、ライトの有無で選ぶのが良いです。
どの選び方が適しているかは人によって違うため、まずはどのようなポータブル電源が必要なのか精査してから判断してください。
EcoFlowの製品で見ると持ち運び重視ならEcoFlow RIVER 2 Pro、より多機能・高性能を求めるならEcoFlow DELTA Pro 3、高出力・大容量でありながら持ち運びも重視したいならEcoFlow DELTA 3 Plusが向いています。
どのポータブル電源も急速充電に対応していて、100%充電するのに1時間前後しかかかりません。それでいて家電の約99%に対応できるため、どのような場面にも役立つでしょう。
最近ではいつどこで巨大災害が発生するかわからない状況となっているため、何も備えていない状態では命を落とす可能性もあるかもしれません。
そのため、今できる備えとしてポータブル電源を検討してみてはいかがでしょうか。
ポータブル電源があれば数日分〜10日分の電力は確保できるため、仮に発電所が停止しても数日間はいつも通り電気が使えます。
普段は節電や売電に用いるなど多種多様な使用方法があるため、ぜひ、ポータブル電源の導入を検討してみましょう。
購入するかどうか迷っている人は、一度当社の公式ホームページをご覧ください。
→EcoFlow DELTA 3 Plus
→EcoFlow DELTA Pro 3
→EcoFlow RIVER 2 Pro