ポータブル電源はインバーターがなくても充電できる場合と、インバーターがないと充電できない場合があるため注意が必要です。
しかし、初めてポータブル電源を使用する人のなかには、インバーターといわれても何のことかわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、ポータブル電源はインバーターがないと充電できないのか、ポータブル電源とは、インバーターとは、選び方、活用事例をわかりやすく解説します。
ポータブル電源・インバーターについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
ポータブル電源はインバーターがないと充電できない?
ポータブル電源は家のコンセントから直接充電できるのですが、電気自動車などコンセント以外から充電するならインバーターが必要です。
ポータブル電源自体は、ケーブルをコンセントに挿して電源を入れるだけで充電できます。
製品によって充電方法が変わることもありますが、日本で販売されているポータブル電源は一般的なコンセントから直接充電できるため、難しいことはありません。
基本的には、電源に挿しているだけで約1時間程度で充電可能です。
ただし、電気自動車などコンセント以外から充電するならインバーターが必要となります。
一部のモデルはシガーソケットに接続してエンジンをかければ走行充電が可能ですが、ものによってはインバーターが必要となることがあります。
ポータブル電源もインバーターも使用する環境によって必要かどうかが変わるため、それぞれの概要・仕組み・役割をしっておくことが重要です。
ポータブル電源とは
ポータブル電源とは、持ち運びできる蓄電池のことです。ここでは、ポータブル電源とは何かについて詳しく解説します。
ポータブル電源は持ち運びできる蓄電池
ポータブル電源は、持ち運びできる蓄電池を指します。
あらかじめ充電しておくことでいつでもどこでも電源が確保できることから、アウトドアシーンやリモートワークシーンで利用されることが多いです。
最近では緊急時の非常用電源になることから、防犯グッズとして購入する人が少なくありません。
ポータブル電源の仕組み
ポータブル電源は前もって電気を貯めることで、任意のスペースやタイミングで電力を使用できる仕組みとなっています。
充電はコンセントなどからでき、簡単にエネルギーを持ち出せる設計です。
ポータブル電源があればいつでもどこでもエネルギーが使用できるため、よく野外で活動する人は購入しておいて損はありません。
ポータブル電源の役割
ポータブル電源は、主にアウトドアやリモートワークなど電源の取れない場面で使用される他、最近では緊急時の非常用電源としても利用されています。
1台あるだけでデバイスの充電から他の家電への給電まで行えるため、幅広いシーンで電気が必要な人に便利です。
出力や容量によっては節電や売電にも役立つ他、ソーラーパネルと互換性があれば太陽光発電が可能となるからこそ、電力の自給自足にも貢献してくれるでしょう。
発電所だけに依存する生活から抜け出せるため、電気料金の値上げや突然の停電に備えたい人にも良いのではないでしょうか。
メリット
ポータブル電源のメリットは、以下の通りです。
- アウトドアやリモートワークが快適になる
- 巨大災害などの緊急事態に備えられる
- 節電・売電で経済的に過ごせる
- 太陽光発電と組み合わせられる
- 日常生活でも何かと役に立つ
ポータブル電源は、アウトドアやリモートワークなど電源が取れない場所でも電化製品・電子機器が使用できるため、快適に過ごせるのがメリットとなります。
巨大災害などの緊急事態にも備えられるため、1台あるだけで安心感が違います。
普段は節電・売電で経済的に過ごしたり、太陽光発電と組み合わせたりとエネルギーを効率的に利用するのに良いでしょう。
日常生活でもガレージでの作業で使用したり、コンセントが届かない場所で使用したり、バーベキューで使用したりと何かと役立つはずです。
デメリット
ポータブル電源のデメリットとしては、以下のようなものがあります。
- 単体だと停電時に充電できない
- まとまった初期費用がかかる
- 持ち出すのがやや大変
ポータブル電源は、単体だと停電時に充電できないのがデメリットです。
大規模災害によって発電所が停止した場合、ケーブルにコンセントを挿しても電源はつきません。当然ながら、ポータブル電源に充電することもできません。
別途ソーラーパネルがあれば別ですが、単体だと使用できる場面が限られるため、注意が必要です。
他にもまとまった初期費用がかかったり、持ち出すのがやや大変だったりと不便を感じることもあるかもしれません。
ただ、ポータブル電源を常に充電しておけば停電時も迅速に使用できる他、手が届きやすい価格帯のものもあります。モデルによっては軽量かつ小型のものもあるため、賢く選べば苦労せずに済むでしょう。
なお、他の記事ではポータブル電源とは何かについて解説しているため、あわせてご確認ください。
→ポータブル電源とは?活用シーンや初心者におすすめの選び方を紹介
インバーターとは
インバーターとは、任意の周波数や電圧に変える装置のことです。ここでは、インバーターとは何かについて詳しく解説します。
インバーターは任意の周波数や電圧に変える装置
インバーターは、任意の周波数や電圧に変える装置を指します。
事前に充電したエネルギーを制御・創出できることから、変圧が必要となる場面で利用されることが多いです。
直流電流を交流電流に変えられることから、ポータブル電源で電気自動車を充電する変換器として導入する人が少なくありません。
インバーターの仕組み
インバーターはモーターの回転速度を細かく調節することで、家電の動作を制御できます。
主な構造はコンバーター回路・コンデンサー・インバーター回路の3つです。
- コンバーター回路:交流電流を直流電流に作り変える回路
- コンデンサー:電気を蓄電したり放電したりする仕組みを持つ部品
- インバーター回路:直流電流を交流電流に戻す回路
以上、3つの回路が働くことによって周波数や電圧の切り替えを可能としており、電流を自由自在に操れます。
コンバーターがあれば用途に拡張性を持たせられるため、必要に応じて導入すると良いでしょう。
インバーターの役割
インバーターは、主に家庭用のエアコンやパソコンの主電源などに使用されている他、IH調理器や冷蔵庫、蛍光灯などにも利用されています。
電力消費を抑えられるため、省エネ家電に採用されているのが特徴です。
当記事ではポータブル電源との関連から「電気自動車からの充電に必要」と説明していますが、インバーター自体は普段使用している家電に幅広く取り入れられています。
もちろん、電気自動車からポータブル電源を充電するのにも利用されるなど、幅広い役割を持っているわけです。
メリット
インバーターのメリットは、以下の通りです。
- 機器の動作を細かく調節できる
- 軽量化・小型化を実現できる
- 部品の摩耗を抑えられる
インバーターは、機器の動作を細かく調節できるのがメリットです。
直流電流・交流電流を自由自在に作り替えたり、逆に戻したりできるため、必要な場面に応じて適切に調節できるのが魅力といえるでしょう。
他にも軽量化・小型化を実現できたり、部品の摩耗を抑えられたりと日常生活に必要な家電にとって欠かせない存在となっています。
デメリット
インバーターのデメリットとしては、以下のようなものがあります。
- コストがかかる
- ノイズが発生する
- メンテナンスが難しい
インバーターは、コストがかかるのがデメリットとなります。
どのようなものを取り入れるにも一定のコストはかかりますが、インバーターは比較的価格が高いです。簡単に導入できるほど安いものではないため、経済的負担を感じやすいです。
他にも、駆動時にノイズが発生することで騒音・振動が気になったり、設定が複雑すぎてメンテナンスが難しかったりするのも初心者にとってはネックなポイントといえるでしょう。
ただ、インバーター自体は機器の動作を細かく調節できたり、省エネが期待できたり、部品の摩耗を抑えられたりするため、幅広い分野で重宝されます。
軽量化や小型化を実現できる点においても、ポータブル電源と組み合わせるのに良い装置といえるのではないでしょうか。
なお、他の記事ではインバーターとは何かについて解説しているため、あわせてご参照ください。
→インバーターとは?仕組みや役割、メリット・デメリットを徹底解説
ポータブル電源とインバーターの選び方
ポータブル電源とインバーターを選ぶ際は、以下の点を意識しましょう。
- 携帯性で選ぶ
- 出力や容量で選ぶ
- 対応デバイスで選ぶ
- 搭載ポートで選ぶ
- 用途で選ぶ
ポータブル電源もインバーターも持ち運びを前提とするなら、携帯性で選びたいです。
インバーターがあることでより幅広い場面でポータブル電源を使用できるようになるため、出力や容量、対応デバイス、搭載ポートで選ぶのも良いと思います。
具体的な用途に関しては人によって変わるため、まずはどのような画面で利用するのかを考えつつ選ぶのが良いでしょう。
なお、他の記事では発電機とは、ポータブル電源の後悔しない選び方について解説しているため、あわせてご覧ください。
→発電機とは?インバーター発電機やディーゼル発電機などの種類・形状・仕様を解説
→ポータブル電源の後悔しない選び方は?高性能の製品を選ぶならEcoFlowのDELTA 2がおすすめ!
ポータブル電源とインバーターの活用事例
ポータブル電源とインバーターはどのような場面で活用できるのでしょうか。より効率的に活用するためにも、具体的な事例を知っておきたいです。
ここでは、ポータブル電源とインバーターの活用事例について詳しく解説します。
キャンプや車中泊をする際に車内で充電する
ポータブル電源とインバーターがあれば、キャンプや車中泊をする際に車内で充電することが可能となります。
ポータブル電源によっては走行充電対応でシガーソケットから充電できるものもありますが、インバーターが必要となるものもあるため、レジャーで活用するのが良いでしょう。
災害時に電気自動車から家電に給電する
災害時に電気自動車から家電に給電するにも、ポータブル電源とインバーターが便利です。
ポータブル電源とインバーターがあれば電気自動車から給電できる他、別の家電に給電もできるため、緊急事態に備えておくのも良いでしょう。
なお、アウトドア・リモートワーク・災害に備えるならEcoFlowの高性能ポータブル電源、EcoFlow DELTA 3 Plusが役立ちます。
EcoFlow DELTA 3 Plusは急速充電に対応している他、幅広い充電方法にも対応しており、時間や場所を選ばずに充電可能です。
地震や津波など予測不可能な災害は別ですが、大雨や台風など接近がある程度予想できる災害に対しては先に充電して備えられます。
同時に電気自動車などにも充電しておけば、停電しても数日は耐えられるでしょう。
日本は停電復旧までに1~2日しかかからないため、高出力・大容量のポータブル電源が1台あるだけでストレスなく生活可能です。
発電所が完全に停止しても、EcoFlow DELTA 3 Plusなどのポータブル電源があれば数日分~10日分のエネルギーを貯められるため、安心して生活できるのではないでしょうか。
ポータブル電源・インバーターは防災グッズとしても優秀なため、ぜひ電気自動車と一緒に取り入れてみましょう。
詳しくは、EcoFlowの公式ホームページをご覧ください。
まとめ
ポータブル電源はインバーターがないと充電できないのか、ポータブル電源とは、インバーターとは、選び方、活用事例を解説しました。
ポータブル電源は、インバーターがなくても自宅のコンセントなどから充電できます。
ケーブルをコンセントに挿して電源を入れれば充電が始まり、急速充電対応の製品であれば約1時間ほどで充電が終わります。
ただ、電気自動車などコンセント以外から充電するならインバーターが必要です。交流電流のコンセントと異なり電気自動車は直流電流であるため、インバーターで調節が必須です。
当記事で説明したように、ポータブル電源とインバーターは使用する場面で必要性が違ってくるため、よく考えてから購入を検討しましょう。
なお、EcoFlowではコンパクトでアウトドアやリモートワークにも利用できる高性能ポータブル電源、EcoFlow DELTA 3 Plusなどを販売しています。
EcoFlow DELTA 3 Plusは急速充電対応のポータブル電源で、シガーソケットに接続するだけで走行充電ができるため、手間や面倒を感じることなく充電可能です。
充電時間も約56分で満タンになるなど、従来のモデルと比べても素早く充電できるからこそ、緊急時に非常用電源として使用したい人にも良いでしょう。
当社の製品は安全性・携帯性・耐久性に優れているため、家・外のどちらで利用するのにも適しています。
よくアウトドアやリモートワークする人にも向いているため、気になる人は一度EcoFlowの公式ホームページをご覧いただけると幸いです。