アウトドアにナイフを持参する場合、日本製のものを持っていくべきです。
日本製のアウトドアナイフは頑丈で長持ちするのはもちろん切れ味に優れているため、キャンプや車中泊、バーベキューやピクニックなど幅広いレジャーで活躍するでしょう。
1本あるだけで、ブッシュクラフトにも挑戦できるのではないでしょうか。
この記事では、アウトドアナイフは日本製がおすすめであること、おすすめの日本製アウトドアナイフ、選び方、取り扱いの注意点、ブッシュクラフトの方法をわかりやすく解説します。
アウトドアナイフについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
アウトドアナイフは日本製がおすすめ

アウトドアナイフは、頑丈で長持ちする点、切れ味に優れている点、国内で手に入る点、ロマンがある点なども含め、日本製がおすすめです。
ここでは、アウトドアナイフは日本製がおすすめであることについて詳しく解説します。
頑丈で長持ちする
日本製のアウトドアナイフは、頑丈で長持ちするといわれています。
古くから伝わる鍛造の技術と知識から作られるナイフはどれも一級品とされており、日本の刃物を求めて外国からわざわざ訪れる人もいるほどです。
当然ながら、製造方法によってナイフの強度は変わりますが、安定した品質を保っている国内の製品は海外と比べても安心です。
ある程度の硬度を持つものを切っても刃こぼれしにくいため、アウトドアナイフをお求めの方はぜひ日本製のものをお選びください。
切れ味に優れている
切れ味に優れているのも、日本製アウトドアナイフがおすすめといわれる理由の一つです。
外国製のものと比べて安定感のある切れ味を誇っており、生魚や生肉はもちろん生野菜などもさほど力を入れずに切れます。
製品によっては木材も切れるため、ブッシュクラフトにも使用できます。
ブッシュクラフトとは、自然のなかで手に入る素材からシェルターを作ったり食材を集めたり、道具を作ったり火を起こしたりするアウトドアスタイルのことです。
切れ味が落ちにくい日本製の刃物は、アウトドアナイフとしては優秀なため、ぜひキャンプや車中泊に持参しましょう。
国内で手に入る
日本製のアウトドアナイフは、国内で手に入るのも良い点といえるでしょう。
店舗で見極めて判断できるため、自分に合った相棒を探せます。海外のものも質は申し分ないですが、やはり日本で作られたものの方が安心です。
何より、国内のものは実際に手に取って判断できるため、いくつか試してみることで、自分に馴染む1本を見つけやすくなるのではないでしょうか。
なお、アウトドアには他にも食器が必要となるため、以下の記事もあわせてご覧ください。
→アウトドアに必要な食器は?素材・洗い方・選び方・一緒に持参すべきものを解説
ロマンがある
実用性はもちろんですが、日本製アウトドアナイフは何よりロマンがあります。
お気に入りの逸品と出会えばそれだけでアウトドアのモチベーションにつながりますし、何より愛着が湧くことでメンテナンスもより入念にやるようになります。
いくら日本の優れた刃物とはいっても放置すると徐々に切りにくくなる他、刃部分が錆びやすくなるため、メンテナンスは必須です。
愛着がないと必然的にメンテナンスも手抜きになりやすいため、お気に入りの逸品となるかどうかは案外侮れない要素といえるでしょう。
そのため、見た目など直感で判断するのも良いのではないでしょうか。
なお、アウトドアには他にもギアやコンロが必要となるため、まだお持ちでない人は以下の記事も参考にしていただけると幸いです。
→アウトドアのギアとは?選び方・初心者が揃えるべきもの・より充実させるものを紹介
→アウトドアのコンロは何を選ぶべき?できること・必要なもの・注意点を解説
おすすめの日本製アウトドアナイフ
日本には優れたアウトドアナイフブランドがあるため、それぞれのメーカーから気になるものをいくつかピックアップしておくと選びやすいです。
ここでは、おすすめの日本製アウトドアナイフについて詳しく解説します。
鍛冶屋トヨクニ:土佐アウトドア剣鉈

出典:鍛冶屋トヨクニ
鍛冶屋トヨクニが販売しているのが、土佐アウトドア剣鉈です。
伝統的な土刃物のなかでも汎用性のあるナイフとされており、四代目の晶之氏が作り出す土佐アウトドア剣鉈は小枝の伐採、山菜採り、食材の解体、木工細工など幅広いシーンで活躍する逸品とされています。
ヨーロッパ全域よりカスタムナイフメーカーが集結したアウトドアナイフショーでは、六つの過酷な切れ味テストをクリアし、名誉ある大賞を2年連続受賞するなど、国内外で評価されている刃物といえるでしょう。
バトニングやフェザースティックなどブッシュクラフトにも良いため、アウトドアのビギナーからベテランまで重宝するナイフといえるのではないでしょうか。
- バトニング:ナイフで割った薪のこと
- フェザースティック:ナイフで作った着火剤のこと
特にブッシュクラフトシーンで活躍するため、普段からよくアウトドアする人は愛用のナイフとして持っておくことを推奨します。
当然ながら定期的な手入れが望ましいですが、刃こぼれしにくい強靭な刃を採用していて安心して使用できるのも嬉しいところです。
黒鳥:ブッチャーナイフ

出典:黒鳥
黒鳥のブッチャーナイフは、美しさと切れ味を両立した重厚感あるナイフとなっています。
ステンレスナイフでは及ばない重厚な鍛造により作られており、魚も肉も野菜もさほど力を入れず簡単に切れるため、1本持っていればあらゆる調理に対応可能です。
黒鳥では1本ずつ丁寧に鍛造していて若干の個体差があるものの、それが逆にオリジナリティを生んでいるため、より相棒感のある逸品を手に入れたい人に良いです。
メンテナンスを怠らなければ一生モノの刃物として愛用できるため、生涯にわたってアウトドアを楽しむ予定の人は1本持っていて損はありません。
品質も申し分ないため、ブッシュクラフトにも利用できます。
モキナイフ:ブッシュクラフトナイフ

出典:Yamahide
モキナイフのブッシュクラフトナイフは、タングステンを添加した扱いやすいナイフといえるでしょう。
圧倒的な硬度を誇るのはもちろん抜群の切れ味を実現しているため、多種多様な食材もスパッと切れます。枝などの木材も問題なく切れるなど、切れ味の面で優秀です。
職人が1つずつ丁寧に磨いているだけあって、耐摩耗性も申し分ありません。
優れた耐摩耗性は長寿命を実現してくれるため、今後も愛用できる相棒を求めている人にとっては十分なアウトドアナイフといえるでしょう。
日本製アウトドアナイフの選び方

日本製のアウトドアナイフは、鋼材をはじめデザイン、ナイフの種類、ハンドルの素材、刃の厚み、刃の形などから選ぶのが良いです。
ここでは、日本製アウトドアナイフの選び方について詳しく解説します。
鋼材で選ぶ
アウトドアナイフの鋼材には、主にステンレスと鋼の2種類が使用されます。
- ステンレス:錆びにくく管理しやすい
- 鋼:切れ味に優れていて研ぎ直しやすい
鍛造によって品質は変わってくるものの、錆びにくく管理しやすいのがステンレス、切れ味に優れていて研ぎ直ししやすいのが鋼の特徴です。
両者の特徴を見極めて選ぶと、自分に合ったものを選びやすくなるでしょう。
デザインで選ぶ
お気に入りの相棒とアウトドアをするなら、デザインで選ぶのも一つの方法です。
デザインはアウトドアのモチベーションに直結するため、侮れない要素といえます。
見た目がドストライクであれば毎回持ち出すようになるのはもちろん、メンテナンスも手抜きすることはなくなるでしょう。
ナイフの種類で選ぶ
アウトドアナイフは、ナイフの種類で選ぶのが良いでしょう。
例えば、ブッシュクラフトで使用するなら鞘付きのシースナイフが良いです。シースナイフはナイフで着火剤を作ったり、薪を割ったりするのに使用できます。
カッターナイフやフルーツナイフでは木材を切れないため、アウトドア用のものを選ぶようにしてください。
ハンドルの素材で選ぶ
アウトドアナイフは、ハンドルの素材で選ぶのも良いのではないでしょうか。
- 人工材:カーボンファイバー/金属/樹脂
- 天然材:ウッド/スタッグ/ボーン/パール
主な素材としては人工材と天然材があり、人工材はカーボンファイバー・金属・樹脂、天然材はウッド・スタッグ・ボーン・パールなどがあります。
どちらが優れていてどちらが劣っているということはありませんが、ハンドルの素材によって使い心地が左右されるため、手に馴染むものを選びましょう。
刃の厚みで選ぶ
刃の厚みで選ぶのも、欠かせません。
具体的な厚みに関しては、約3〜5mmが一般的です。バトニングやフェザースティックを行うなら、ある程度の厚みが必要となります。
3mmあればブッシュクラフトは可能ですが、4〜5mmを超えるものが理想でしょう。
刃の形で選ぶ
刃の形で選ぶのも、忘れられません。
刃の形はアウトドア用語でグラインドと呼ばれ、選び方次第で断面が変わります。
- コンベックス:ハマグリ刃と呼ばれる貝のような形
- スカンジ:先端の両側がV字になっている形
- チゼル:先端が左右どちらか片側に寄った形
- フラット:セイバーと呼ばれる剣のような形
- フルフラット:刃先が二段階で尖っている形
- ホロー:刃先の両面が抉れている形
具体的な形に関しては、基本的にコンベックスをはじめ、スカンジやチゼル、フラットやフルフラット、ホローなどが主流です。
中心となる部分によって食材の切り口が変わるため、扱う食材に合わせて選ぶのが理想ではありますが、ある程度は好みで選んで問題ありません。
日本製アウトドアナイフ取り扱いの注意点

日本製のアウトドアナイフは、取り扱いにいくつかの注意が必要です。ここでは、日本製アウトドアナイフ取り扱いの注意点について詳しく解説します。
お子さんやお年寄りの手が届くところに置かない
アウトドアナイフは、お子さんやお年寄りの手が届くところには置かないでください。
食材の下ごしらえやブッシュクラフトの最中はアウトドアナイフから目を離しやすいため、不用意に触れないよう警戒しておきましょう。
銃刀法違反に抵触しないようにする
銃刀法では、刃体が6cmを超える刃物は正当な理由なく携帯してはならないとされているため、刃物の持ち歩きには十分配慮が必要です。
刃体が6cm未満でも、正当な理由がなければ軽犯罪法違反となります。
刃先が手足に触れないようにする
刃先が手足に触れると簡単に切れるため、慎重なナイフワークが求められます。
切れ味の鋭いアウトドアナイフほど、落とした勢いで骨にまで到達することがあるため、使用中は靴や手袋を着用すべきです。
持っておくと安心な装備

アウトドアを安全かつ快適に楽しむためには、他にも道具を揃えておくと安心です。
例えば、スマホの充電や電気製品への給電が行えるポータブル電源は、朝晩の寒暖差や急な天候の変化に備えるのに必要不可欠な道具といえます。
ポータブル電源は電気毛布やドライヤーも動かせるため、何かと重宝します。
なお、EcoFlowで販売しているEcoFlow RIVER 3 Plusであれば楽に持ち運べるため、コンパクトサイズのものをお求めの人は一度当社の製品をご検討いただけると幸いです。
EcoFlow RIVER 3 PlusはEcoFlowのなかでも軽量かつ小型のモデルとされ、老若男女問わず持ち運べるため、ぜひアウトドアに持参しましょう。
商品情報については、以下のリンクからご覧ください。

ナイフを用いたブッシュクラフトの方法

アウトドアにナイフを持参するなら、ブッシュクラフトの方法を知っておくと安心です。ここでは、ナイフを用いたブッシュクラフトの方法について詳しく解説します。
バトニングのコツ
バトニングは、ナイフで割った薪材のことです。バトニングの具体的な方法には、以下のようなものがあります。
- 斧で割った薪を立てる
- 立てた薪にナイフを当てる
- 他の薪でナイフの背を叩く
- 叩く力で薪を割る
バトニングができれば薪材をすぐに手作りできるため、キャンプや車中泊をする人は練習しておくと便利でしょう。
フェザースティックのコツ
フェザースティックは、ナイフで作った着火剤のことです。フェザースティックの具体的な方法には、以下のようなものがあります。
- 斧で割った薪を手に持つ
- 手に持った薪にナイフの刃を寝かせて当てる
- 刃を地面と平行の角度のままスライドさせる
- 羽根の根元を起こして位置を変える
- 新たな羽根を作っていく
フェザースティックができれば着火剤を手に入れられるため、バーベキューやピクニックする人も練習しておくと役立つのではないでしょうか。
日本製アウトドアナイフのよくある質問

日本製のアウトドアナイフを初めて使用する人は、よくある質問も把握しておくべきです。ここでは、日本製アウトドアナイフのよくある質問について詳しく解説します。
切れ味が落ちてきたらどうする?
切れ味が落ちてきたら、プロの研ぎ師に依頼するのが良いでしょう。
砥石があれば自らの手で磨くことも可能ですが、慣れていないうちはプロの研ぎ師にやってもらった方が確実といえるでしょう。
車内に置きっぱなしにしても大丈夫?
車内に置きっぱなしにするのは、NGとなります。
職務質問をされた場合は危険人物と判断されることがあるだけでなく、正当な理由なく持ち歩いていた場合は銃刀法違反となるため、無暗に持ち歩くのは避けるべきです。
刃が出た状態で持ち運んでも問題ない?
刃が出た状態で持ち運ぶのも、NGです。
剥き出しの状態で持ち運べば、軽犯罪法違反になることがあります。
まとめ
アウトドアナイフは日本製がおすすめであること、おすすめの日本製アウトドアナイフ、選び方、取り扱いの注意点、ブッシュクラフトの方法を解説しました。
アウトドアナイフを購入する場合は、日本製のものを選ぶのが良いです。
日本製のアウトドアナイフは頑丈で長持ちするのはもちろん、切れ味に優れているため、多種多様なシーンで活躍します。
なお、よりアウトドアを安全かつ快適に過ごしたい人はポータブル電源を持参しましょう。
EcoFlowがラインナップしているEcoFlow RIVER 3 Plusなど、携帯性に優れたポータブル電源は邪魔にならないため、1台だけでも持参しておくと安心です。
充電満タンで約1日分の電力を持参できるため、ぜひ他の道具と同時にご持参ください。
商品情報については、以下のリンクからご覧いただけます。