アウトドアでは、食材を一定の温度で保管したり、食べ物や飲み物を保冷したりするのにクーラーボックスを使用するのが良いです。
慣れないアウトドアでも、クーラーボックスがあれば快適に過ごせるでしょう。
対して、選び方や使い方に関してはいまいちわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、アウトドアのクーラーボックス活用術、選び方、使い方、よくある質問をわかりやすく解説します。
アウトドア用クーラーボックスについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
アウトドアのクーラーボックス活用術

アウトドアでのクーラーボックスの活用術には、以下のようなものがあります。
- 食材を一定の温度で保管する
- 食べ物や飲み物を保冷する
基本的に、クーラーボックスはアウトドアに持参する食材を一定の温度で保管したり、食べ物や飲み物を保冷したりするのに使用するのが一般的です。
現地でバーベキューをする場合、生魚や生肉、生野菜などを持ち込むことになるのですが、そのまま持っていくと腐ることがあるため、十分に冷やす必要があります。
つまり、クーラーボックスは持ち運びできる簡易的な冷蔵庫といえるでしょう。
キャンプや車中泊で釣った魚や残った肉を入れておくのにも活用できるため、荷物を運搬するボックスとして使用することも可能です。
一つあるだけでも複数の場面で活躍するため、目的に合わせて持参しましょう。
なお、似たような用途で使用できる道具としてアウトドア用のキャリーや収納ボックスがあるため、以下の関連記事もあわせて参考にしてみてください。
→アウトドア用キャリーとは?使用する場面・メリット・デメリットを解説
→アウトドア用収納ボックスの選び方!おすすめの製品・注意点・役割を解説
アウトドア用クーラーボックスの選び方

アウトドア用クーラーボックスは、大きさや重さをはじめ、設備やタイプ、断熱材などから選ぶと良いです。
ここでは、アウトドア用クーラーボックスの選び方について詳しく解説します。
大きさから選ぶ
アウトドア用クーラーボックスは、大きさで選びます。
シンプルな考え方にはなりますが、ソロであれば小さめ、グループであれば大きめのものを選ぶようにすると現地で後悔することはありません。
ソロにもかかわらず中型〜大型のものを選ぶと持て余しますし、逆にグループなのに小型のものを選ぶと足りなくなるため、適切な大きさのものからお選びください。
重さから選ぶ
アウトドア用クーラーボックスは、重さから選ぶのも一つの方法です。
あまりにも重量があるものだと拠点まで持ち運ぶだけでも一苦労なため、比較的軽量かつ小型のものを選ぶようにすると失敗しません。
本体によっては、何も入れていなくても相応の重みがあるため、老若男女問わず持ち運べる軽めのものを選びましょう。
設備から選ぶ
アウトドア用クーラーボックスには、氷や保冷剤を入れておくポケットを採用しているものがあったり、水抜き栓を搭載しているものがあったりするため、設備も見て選びましょう。
ポケットのあるものは氷や保冷剤を入れておけるため、食材を腐らせずに済みます。
食べ物や飲み物も冷やしておけるため、宿泊を伴うキャンプや車中泊も安心です。
製品によってはキャスター付きや取っ手付きで持ち運びやすいものもあるため、携帯性に優れているかどうかといった観点も含めて選ぶようにすると良いのではないでしょうか。
タイプから選ぶ
アウトドア用クーラーボックスには、ソフトタイプとハードタイプがあるため、それぞれのタイプからお選びください。
- ソフトタイプ:軽くて持ち運びやすいが、保冷力が頼りない
- ハードタイプ:重くて持ち運びにくいが、保冷力に優れる
ソフトタイプは軽くて持ち運びやすいものの、保冷力が頼りないという特性があり、ハードタイプは重くて持ち運びにくいものの、保冷力に優れるという特性があります。
どちらを選ぶかは自由ですが、より安定して保冷を行うならハードタイプを選ぶべきです。
対して、ピクニックなど日帰りが想定されるアウトドアでは、ソフトタイプでも十分に対応できるため、何に使用するのかを考えてから選ぶのはいかがでしょうか。
断熱材から選ぶ
アウトドア用クーラーボックスは、断熱材から選ぶのも良いでしょう。
主に、アウトドア用クーラーボックスには、以下のような断熱材が使用されます。
- ウレタンフォーム:価格が安く、保冷力に優れている
- 真空断熱パネル:価格は高いが、より保冷力に優れている
- 発泡スチロール:使い捨てできて、持ち運びやすい
種類は、価格が安く保冷力に優れているウレタンフォーム、価格は高いがより保冷力に優れている真空断熱パネル、使い捨てできて持ち運びやすい発泡スチロールなど多種多様です。
どれも、場面によっては十分な能力を発揮してくれる素材となっています。
そのため、コスパを重視するならウレタンフォーム、性能を重視するなら真空断熱パネル、たまにしか使用しないなら発泡スチロールという具合に選ぶと良いのではないでしょうか。
もしくは、予算に合わせて選ぶのが良いです。
アウトドア用クーラーボックスの使い方

アウトドア用クーラーボックスは、正しい使い方を知っておくと安心です。ここでは、アウトドア用クーラーボックスの使い方について詳しく解説します。
置き場所を工夫する
アウトドア用クーラーボックスは、まず置き場所を工夫します。
例えば、太陽光の当たる場所や地面に直接触れる場所は避けるようにするだけで、保冷力を一定に保つことが可能です。
直射日光に当たり続けるとボックス内に熱気がこもりやすくなる他、床に置き続けるとボックス内の冷気が逃げやすくなるため、置き場所は日陰が鉄則といえるでしょう。
岩場や草木、タープやテントの陰に置くようにするとより安心ではないでしょうか。
氷もしくは保冷剤を入れる
アウトドア用クーラーボックスは、そのままだとただの常温のボックスであるため、使用する際は氷もしくは保冷剤を入れるのが一般的です。
氷と保冷剤を入れることで、内部が十分に冷えます。
ペットボトルに水を入れて凍らせたものでも良いため、まずはボックス内が十分に冷えるよう氷や保冷剤となるものをいくつか入れておいてください。
なお、冷たい空気は上から下に沈むように移動するため、氷や保冷剤は上に載せます。下に敷いておくとより保冷力をアップさせられるため、上下で挟むようにするとなお良いです。
壁など、側面にも詰めておくとより保冷力を保てるため、配置も工夫しましょう。
食材自体を冷凍しておく
別途、食材自体を冷凍しておくことで、氷や保冷剤の効果を得られます。
食材そのものが凍っていれば、そこまで氷や保冷剤がなくてもクーラーボックス内は十分に冷えるため、前日の夜もしくは当日の朝までに凍らせておくと良いです。
アウトドアの途中で食材を調達する場合は、食材の購入とあわせて氷や保冷剤も購入するとより長持ちさせられるでしょう。
食べ物と飲み物を分ける
食べ物と飲み物を一緒に入れる場合は、部分的に分けるのが良いです。
すべてまとめて入れると取り出したいものを探している間に冷たい空気がどんどん失われていくため、すぐに見つけられるよう配置を工夫しておくことが求められます。
アウトドアではクーラーボックスの右側に食べ物、左側に飲み物という具合に決めておくだけでも、保冷力を保ちやすくなります。
余分な空間を埋める
開閉で冷気が逃げることがあるため、余分な空間を埋めるのも保冷力を保つポイントの一つといえるでしょう。
アウトドア用クーラーボックスは、ぎっちりと詰め込むのがポイントです。氷と保冷剤の他に冷凍したものを隙間なく詰めることで、保冷力がアップします。
不相応なサイズだと余分な隙間ができて保冷力が逃げやすくなるため、ちょうど満杯に敷き詰められるサイズのものを選ぶと良いです。
予冷しておく
より保冷力を求めるなら、前日から予冷しておくのが良いでしょう。
予冷をしておくことで、氷や保冷剤のロスを抑えられます。庫内を予冷することで当日入れる氷や保冷剤も長持ちするため、ボックス自体を事前に冷やしておくのがポイントです。
冷やし方は色んな方法がありますが、あらかじめ氷や保冷剤を入れておくだけで良いです。
前日の時点でクーラーボックスに保冷剤を入れておき、アウトドア当日に取り出して新たに別の氷を入れるようにすれば、より保冷力がアップします。
どれくらい入れれば良いか迷う場合は、複数入れておくと良いのではないでしょうか。
アウトドアにポータブル電源が必要な理由

アウトドアには、ポータブル電源があると安心です。ここでは、アウトドアにポータブル電源が必要な理由について詳しく解説します。
電気冷蔵ボックスを動かせる
アウトドアにポータブル電源を持参すると、電気冷蔵ボックスを動かせます。
クーラーボックスは氷や保冷剤を入れるため非常に重くなりやすいですが、電気冷蔵ボックスは電気で冷やせる分比較的軽めです。
電源などの重量はあるものの、常に冷やせる点でも優秀といえるでしょう。
調理器具も動かせる
ポータブル電源があれば、電力を必要とする調理器具も動かせます。
電気で動くケトルやホットサンドメーカーも難なく動かせるため、より快適に過ごすにはポータブル電源が必須です。
最近のポータブル電源は片手で簡単に持ち運べるものも販売されているため、アウトドアの相棒として一つ持っておくと安心ではないでしょうか。
なお、EcoFlowでは一定の出力・容量を持つコンパクトなポータブル電源、EcoFlow RIVER 3 Plusを販売しています。当製品は携帯性に優れているのはもちろん、約1日分の電力を貯めておける優秀な蓄電池です。
時間も場所も選ばずに使用できるため、アウトドアのように電源が取れない状況でも重宝します。まだお持ちでない人は、一度当社の公式ホームページをご覧いただけると幸いです。

アウトドア用クーラーボックスのよくある質問

アウトドアでクーラーボックスを使用するのが初めての人は、よくある質問に目を通しておくと安心です。
ここでは、アウトドア用クーラーボックスのよくある質問について詳しく解説します。
人や物を載せても大丈夫?
アウトドア用クーラーボックスは、あくまでも食材などを冷やすためのものです。
人や物を載せることを想定したものであればある程度の耐荷重がありますが、商品によっては耐えられずに壊れるものもあるため、注意が必要となります。
普段使いはできる?
クーラーボックスは、普段使いもできます。
アイスや生ものを入れられるため、近場のみならず遠方での買い物にも用いられるのはもちろん、乾麺といった折れやすいものや卵などの割れやすいものも運搬可能です。
食材を新鮮に保てるだけでなく保護にも利用できるため、アウトドアだけでなく日常生活にも上手に応用するのが良いでしょう。
目安となる容量は?
単にアウトドアといっても何をするかによって、目安となる容量は変わります。
具体的にどれくらいのものが良いかは人によって変わるため、必要な分の容量を備えているクーラーボックスを選ぶべきです。
あくまでも目安にはなるものの、ソロキャンプであれば10〜20L、家族4人で1泊2日のグループキャンプであれば40〜50Lほどを目安としましょう。
まとめ
アウトドアのクーラーボックス活用術、選び方、使い方、よくある質問を解説しました。
アウトドアはクーラーボックスを持たずとも楽しめますが、キャンプや車中泊、バーベキューやピクニックなどには持参すべきです。
食材を保管したり、食べ物や飲み物を保冷したりするためにはクーラーボックスが必要となるため、正しい選び方と使い方を知っておくことが求められます。
なお、よりアウトドアを快適に楽しむには、ポータブル電源もあると良いでしょう。
EcoFlowが販売しているEcoFlow RIVER 3 Plusなどを持参すれば、現地でスマホを充電したり、電気製品に給電したりすることが可能です。
もちろん、電気毛布やドライヤーなども動かせるため、より快適なアウトドアにはポータブル電源が必須となります。
もしまだお持ちでない場合は、ぜひEcoFlowのEcoFlow RIVER 3 Plusをご検討ください。