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大地震の前兆とは?予言に惑わされない心得と備えておくべきことを解説

大地震が発生する前には、いくつかの前兆が見られるため、よく観察しておくべきです。

具体的には、一時的に静穏化現象が発生したり、海や空など自然界に変化が見られたり、他にも多種多様な前触れが確認できるでしょう。

この記事では、大地震の前兆とは、予測は困難であること、予言に惑わされないための心得、大地震に備えてやっておくべきことをわかりやすく解説します。

大地震の前兆について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

大地震の前兆とは

大地震 前兆

大地震の前兆については解明されていないことがまだまだありますが、静穏化現象や自然界の変化、地鳴り、半割れなどいくつかの前触れには注意が必要です。

ここでは、大地震の前兆について詳しく解説します。

一時的に静穏化現象が発生する

大地震の前兆としてよく見られるのが、一時的な静穏化現象です。

静穏化現象とは、一定期間だけ地震が起こらなくなる現象を指します。

本来、地震は大小にかかわらず断続的に発生しており、地球が活動している限りは地震が完全に消えることはないとされています。

しかし、大地震が起こる前には一時的に静穏化現象が発生し、不思議なことに地震がぴったりと起こらなくなるのです。

そのため、静穏化現象が見られた場合は、大地震に備える必要があるでしょう。

ただし、いつも通り生活する庶民が静穏化現象を知る術はありません。こればかりはインターネットやSNSではなく、気象庁など公的機関の情報を参考にするのが良いでしょう。

海や空など自然界に変化が見られる

海や空など自然界に変化が見られるのも、大地震の前兆とされています。

大地震が起こる前には雲や波、鳥に異変が現れるとされています。科学的根拠が乏しく、完璧に予測するのは不可能ですが、色んな情報が各地で報告されているのも事実です。

例えば、大地震の前触れとしてよく報告されている事例は、以下の通りです。

  • 井戸水の枯渇や混濁
  • 地殻のひずみ
  • 地震雲の発生
  • 地盤の変化
  • 電磁波の変化
  • ラドン濃度の変化

以上で挙げた事例の他、大砲を打つような音や謎の光源が観測されるなど、大地震の前には何らかの自然界への影響があると考えられます。

なかには、単に迷信とは片付けられない事象も報告されているため、大地震との関係性については今後も調査が進められていくのではないでしょうか。

もちろん、信じるに値しない情報も出回っているからこそ、冷静な判断が必要でしょう。

小~中規模の地震が連続して発生する

大地震の前には、小〜中規模の地震が連続して発生することも挙げられます。

静穏化現象とは相反する事例ですが、過去の大地震の前には数回〜数十回もしくは数百回にわたって小〜中規模の地震が連続して発生していることから、関連性は濃厚です。

地震は地下で生じる岩盤のずれによって発生するのですが、いきなりプレートがずれて大地震が起こることは稀といえるでしょう。

むしろ、微妙なずれが徐々に蓄積し、耐えられなくなった段階で爆発するかのように大地震を引き起こすのが自然の摂理といえるのではないでしょうか。

地面が振動することで地鳴りが発生する

大地震の前には、地面が振動することで地鳴りが発生することも挙げられます。

静穏化現象にはない事例ですが、過去の大地震の前には地を這うような地鳴りが度々発生していることから、連続的な地震と似たような関連性があると推察可能です。

地震は常に発生していますが、予想を超える大地震が起こる場合は振動が空気に伝わり、割れるような音が聞こえることがあるでしょう。

地下の構造によって地鳴りの聞こえやすさは変わるものの、数十ヘルツ以上の周波数のものが地表に到達することも珍しくありません。

半割れという現象が起こることもある

大地震の前触れとして、半割れという現象が起こることもあります。

半割れとは、一部が揺れた後、時間が経過してから残りの部分が揺れることです。

主に半割れが見られるのは南海トラフ地震が発生しやすい地域で、過去に発生した半割れを伴う地震としては以下のようなものがあります。

  • 宝永地震(1707年)
  • 安政東海地震・安政南海地震(1854年)
  • 昭和東南海地震(1944年)・昭和南海地震(1946年)

以上の地震はどれも南海トラフ地震として知られており、東側と西側で二つの大地震が発生するのが特徴です。

発生間隔は、32時間〜2年と幅広いですが、今後30年以内に80%発生するとされている南海トラフ地震でもおそらく半割れが見られるでしょう。

地震の種類については、以下の記事でも解説しています。

地震は主に3種類!大きさ・揺れの特徴・震度・マグニチュードの規模を解説

大地震の前兆の予測は困難

大地震 前兆

ここまで地震の前触れについて解説してきましたが、大地震の前兆の予測は困難です。

地震はいつどこでどれくらい発生するのか、正確に知る術は現段階では存在しません。

過去から現在の状況を調べて将来的な予測を立てることは不可能ではないが、あくまでも予測でありどの程度の被害が出るかは専門家でも予測できません。

一方、南海トラフ地震のように一定周期で訪れる巨大地震は、ある程度予測できます。

以下のデータは、過去に発生した南海トラフ地震の一例です。

  • 1361年:東海地震/南海地震
  • 1498年:明応地震
  • 1605年:慶長地震
  • 1707年:宝永地震
  • 1854年:安政東海地震/安政南海地震
  • 1944年:昭和東南海地震
  • 1946年:昭和南海地震

データが残っているものだと、1361年から1946年の間におおよそ100〜150年間隔で南海トラフ地震が発生していることがわかります。

以上のことから、国では今後30年以内に80%の確率で南海トラフ地震が発生すると発表しており、2025年現在、より備えが必要な局面となりつつあります。

南海トラフ地震は関東から関西まで壊滅的な被害が出ると予想されており、記憶に新しい2011年の東日本大震災の約10倍の被害が出るとの見解です。

根拠のない予言には惑わされないよう注意が必要ですが、過去の事例から学んで備えることが重要といえるでしょう。

他の記事では地震に備えてやるべきこと、取るべき行動について解説しているため、ぜひご覧ください。

地震に備えて今、やるべきこと10選!震災発生時に取るべき行動を解説

地震が起きたときに取るべき17の行動|避難時に重要となる5つのポイントも紹介

予言に惑わされないための心得

大地震 前兆

大地震のように未曾有の災害が発生する前後には、信憑性に欠ける情報が出回りやすいため、情報の取捨選択が重要です。

ここでは、予言に惑わされないための心得について詳しく解説します。

誤った情報を発信しない

誤った情報を発信しないことが、パニックを防ぐ初歩的な手段となります。

大地震の前後には多くの情報が飛び交い、インターネットやSNSを通してニュースが次々と入ってくるわけですが、何が正しくて何が正しくないのかは誰にも判断できません。

なかには、愉快犯が偽の情報を流していることもあるでしょう。

偽の情報を自分自身が共有すると間違った情報がさらに広まり収拾がつかなくなるため、誤った情報を発信しないためのリテラシーが必要です。

根拠のない情報を鵜呑みにしない

根拠のない情報を鵜呑みにしないことも、パニックを防ぐ有益な方法となります。

南海トラフ地震のように過去に一定周期で数度にわたって発生しているものに関しては今後も発生するという根拠がありますが、陰謀論や都市伝説も珍しくありません。

もっともらしい情報を並べていてもデマであることが珍しくないため、自分自身で情報を判断する力が必要です。

信頼できる情報源を参考にする

大地震に関する情報は、信頼できる情報源を参考にしてください。

国が発信する情報がすべて合っているとはいいませんが、不特定多数の人が発信している情報よりは信頼できます。

最近では配信者が独自の視点で解説している場合も散見されますが、可能な限りデータに基づく情報を参考にした方が安心です。

冷静な行動を心がける

大地震の前後は、冷静な行動を心がけましょう。

情報はもちろんなのですが、大地震のような大規模なパニックが発生すると、金品の奪い合いや商品の買い占めが発生する恐れがあります。

日本では災害時も規律ある行動をする人が多いですが、なかには火事場泥棒のように災害に関連して犯罪に手を染める人も少なくありません。

パニックになると冷静さを欠く可能性がありますが、できる限り周りの人と協力して行動すべきです。

大地震に備えてやっておくべきこと

大地震 前兆

大地震は必ず来るとまでいわれているため、今からできることをやっておくと安心です。

ここでは、大地震に備えてやっておくべきことについて詳しく解説します。

数日分の飲料水と食料品を備蓄する

まずは、数日分の飲料水と食料品を備蓄してください。

最低限の物資を備蓄する場合は3日分、余裕を持っておきたい場合は1週間分を備蓄しておくことで、ライフラインが遮断されても数日間は生き延びられます。

南海トラフ地震のような大地震の場合は停電のみならず、道路が寸断されて孤立することもあるため、救助が来るまで命をつなげられる物資を備蓄すべきです。

耐震構造に優れた家を建てる

耐震構造に優れた家を建てることで、大地震に備えられます。

現状、震度7を超える地震は観測されていないため、現在の耐震基準を超える強度を持つ家を建てるようにするだけでも安心です。

築年数が経過している家は、リフォームやリノベーションを検討しましょう。

ハザードマップを確認しておく

大地震によっては二次災害が発生することもあるため、お住まいの地域のハザードマップを確認しておいてください。

ハザードマップを確認しておけば、被害範囲を特定できます。どれくらいの範囲まで被害が及ぶのかを特定したら、どのように逃げるのかをシミュレーションしておきましょう。

避難場所を共有しておく

大地震によっては外に逃げなくてはならないこともあるため、家族と避難場所を共有しておきましょう。

避難場所を共有しておけば、指定場所を特定できます。どのような場所が指定されているのかを特定したら、みんなで疑似避難生活を体験しておいてください。

ライフラインを守れるようにしておく

大地震 前兆

予期せぬ大地震ではライフラインが破壊されることがあるため、ライフラインを守れるようにしておくのも忘れてはなりません。

例えば、充電切れに備えて普段からモバイルバッテリーを充電しておいたり、電気製品を使用できるようポータブル電源を導入しておいたりするのが良いです。

モバイルバッテリーがあればスマホ数回分の充電が可能で、ポータブル電源があれば調理家電や暖房器具などへの給電が可能となります。

モバイルバッテリーは用途が限られるものの、ポータブル電源は多種多様な場面で非常用電源として活用できるため、1台備えておくと良いでしょう。

なお、EcoFlowではEcoFlow DELTA 3 Plusなど、防災につながる製品を販売しています。

EcoFlow DELTA 3 Plusは急速充電が可能で、停電時にも瞬時に電源が切り替わることで電気製品を保護できるため、自宅で仕事をしている人なども安心です。

プライベートでは、キャンプや車中泊などのアウトドアにも良いでしょう。

EcoFlow DELTA 3 Plus
DELTA 3 Plusは、1024Whの大容量に加えて、EcoFlowのX-Stream充電テクノロジーと1,500WのAC入力を使用すると、40分で80%、56分で100%充電できます。エクストラバッテリーを接続すれば最大5kWhまで拡張でき、長引く停電時でも安心して電力を確保できます。

まとめ

大地震の前兆とは、予測は困難であること、予言に惑わされないための心得、大地震に備えてやっておくべきことを解説しました。

大地震の前兆は、正直なところまだまだ解明が進んでおらず、偽情報も出回っています。

その反面、南海トラフ地震のように100〜150年間隔で発生している大地震もあるため、万が一に備えておくことが重要です。

EcoFlowでは、災害時でも安定して電力を使用できるEcoFlow DELTA 3 Plusを販売している他、優れた製品をいくつか取り扱っています。

当社で取り揃えている製品は高耐久バッテリーを搭載しており、数日にまたがる停電にも対応できるため、ぜひ一度ご検討いただけると幸いです。

柔軟に拡張でき、稼働時間の延長にも対応しているため、まずは公式ホームページをご覧ください。

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