軽バンでキャンプ・車中泊する場合、キャンプ用・車中泊用にDIYするのが望ましいです。しかし、どのようにDIYすれば良いのかわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、軽バンをキャンプ用・車中泊仕様にDIYする方法、選び方、メリット、デメリットをわかりやすく解説します。
軽バンのDIYについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
軽バンをキャンプ用・車中泊仕様にDIYする方法
軽バンをアウトドアで使用する場合は、DIYするのが望ましいです。ここでは、軽バンをキャンプ用・車中泊仕様にDIYする方法について詳しく解説します。
STEP1.軽バンを購入する
まずは、軽バンを購入するところから始まります。
軽バンは数十万円ほどの予算があれば手に入ります。新品でも構いませんが、DIYするなら中古でも問題ないでしょう。むしろ、躊躇なくDIYするなら型落ちの車が良いです。
ある程度の空間が欲しいならハイルーフを選び、具体的にどの箇所をDIYするのか検討しながら購入する車種を決めることを推奨します。
ただし、中古車は新車と比べて車検を取っていないもしくは有効期限が迫っていることがあるため、車検付きかどうかは確認しておいてください。
STEP2.材料を購入する
次に、必要に応じて材料を購入します。
車内で調理する場合は換気扇・キッチン・シンクなどの設備、寝泊まりできる環境を整える場合はマットレスや布団などの寝具を購入しましょう。
ベッドを作成する場合は、台座を作るための木材やレザーもあると良いです。
よりキャンプ用・車中泊仕様にDIYする場合は、朝晩の寒暖差に備えて断熱材などもあると良いでしょう。
他には、快適に車内で過ごすための遮光カーテンや防音シート、電源を確保するためのサブバッテリーやポータブル電源をご検討ください。
サブバッテリーがあれば車内でエアコン・換気扇・照明・冷蔵庫を使用する場合に便利ですし、ポータブル電源があれば車外で家電を使用する場合に便利です。
どちらも電源のないところで電気を確保するのに役立つため、キャンプ・車中泊で一定の電力が必要な場合は導入しましょう。
STEP3.図面を作成する
次に、理想の車となるよう図面を作成します。図面作成と聞くと仰々しいですが、アイデアをメモする程度で十分です。
実際にDIYしながら新たな発想が生まれることがあるため、適宜調整しながら材料を組み込んでいくようにするとより理想のキャンプ用・車中泊仕様の軽バンにできるでしょう。
適当に作ると後々調節が効かなくなるため注意が必要ですが、手を動かさないことには作れないため、設計図はあくまでも参考程度に考えておくのが望ましいです。
STEP4.必要に応じて改修する
必要に応じて改修し、より理想の軽バンに仕上げていきましょう。
実際に使用すると改善点が見えてきます。座席が狭いから居住空間をより広くしたい、可変式の棚を取り入れて収納を確保したいなど、必要に応じて改修するのもDIYの醍醐味です。
DIYなら後からいくらでも改修できるため、最初から完成を目指すのではなく、途中で改修しながら理想形に近づけていくようにしてください。
STEP5.キャンプ・車中泊する
無事に軽バンが完成したら、キャンプ・車中泊に挑戦してみてください。
DIYは最終目標を決めるのではなく、常に進化させていくことこそ真髄といえるため、キャンプ・車中泊するなかで得た新たなアイデアを積極的に取り入れていきましょう。
以下の記事ではデイキャンプの持ち物、車中泊に便利なグッズについて解説しているため、初心者の人はぜひあわせてお読みください。
→デイキャンプの持ち物リスト完全ガイド!初心者でも安心の準備術を紹介
→車中泊に便利なおすすめグッズ!100均を利用するメリット・デメリットを解説
キャンプ用・車中泊仕様にする軽バンの選び方
キャンプや車中泊に使用する軽バンは、選び方が重要です。ここでは、キャンプ用・車中泊仕様にする軽バンの選び方について詳しく解説します。
まずは、具体的な選び方について以下をご確認ください。
- 価格の高さ・安さで選ぶ
- 車種の新しさ・古さで選ぶ
- 装備の取り外しやすさで選ぶ
- 搭載されている設備で選ぶ
- 配線の複雑さで選ぶ
- 窓の手動開閉で選ぶ
軽バンをキャンプ用・車中泊仕様にDIYするなら、リーズナブルな車種を選びましょう。
あまりにも高級な車だとDIYする勇気が出ず、思い切って改造できません。新品でも構いませんが、中古の方が問題なくカスタムできるのではないでしょうか。
他にも、装備の取り外しやすさや搭載されている設備は要確認です。
DIYによって新たなシステムを構築する場合、もともとの装備や設備が邪魔になることがあるため、簡単に取り外せるものなのかを確認しておいてください。
パーツによっては部品に内蔵されているものもあるため、どのような構造なのかを確認しておくことも重要といえるでしょう。
配線が複雑なものほど自力での対応が難しく、自由にDIYできないことがあります。
場合によってはより幅広くDIYできる軽キャンピングカーを選ぶなど、用途に応じて選ぶのが良いです。
以下の記事では、軽キャンピングカー選びで後悔・失敗しないコツを解説しています。
→軽キャンピングカー選びで後悔・失敗しないコツ!購入に向いている人を解説
自作カスタムのメリット
自作カスタムは、自分自身のスタイルに合わせられる点、理想に合わせて何度も改修できる点、予算ごとに調節できる点がメリットです。
ここでは、自作カスタムのメリットについて詳しく解説します。
自分自身のスタイルに合わせられる
自作カスタムは、自分自身のスタイルに合わせられます。
キャンプや車中泊は人によって旅のスタイルがあり、ナチュラルなものに囲まれて過ごしたい人もいればハイテク機器で快適に滞在したい人もいますが、DIYだと自由自在です。
何をどのように改造しても文句はいわれないため、試行錯誤しながらカスタムしたい人にとってはメリットしかありません。
理想に合わせて何度も改修できる
自作カスタムだと、理想に合わせて何度も改修できるのがメリットです。
新車だとなかなか思い切ってDIYはできませんが、軽バンの中古車だと思いのままにDIYできるため、より理想に近づけることが可能です。
材料を購入して図面を作成し、自分自身の発想を盛り込むことで徐々に理想の空間が作れるからこそ、何かを作るのが好きな人にとってはたまらない趣味となるでしょう。
予算ごとに調節できる
自作カスタムだと、予算ごとに調節できるのもメリットといえます。
工夫すれば数十万円で自作できるため、予算が限られている人でも挑戦しやすいです。
型落ちした軽バンのなかには、数十万円で手に入るものもあり、DIYの費用を含めても100万円を超えずに改造できます。
車種によっては本体代だけで100万円を超えるものもありますが、DIYでカスタムすることを考えるとあまり高くないものを選んだ方が良いでしょう。
むしろ、本体を安く済ませて材料に予算を割くとより充実したキャンプ用・車中泊仕様の軽バンを作れるため、うまく予算調節することを推奨します。
自作カスタムのデメリット
自作カスタムは、安全性・耐久性の面が気になる点、こだわり出すと止まらない点、車検に通らないことがある点がデメリットです。
ここでは、自作カスタムのデメリットについて詳しく解説します。
安全性・耐久性の面が気になる
自作カスタムは、安全性・耐久性の面がどうしても気になります。
プロの整備工が行うわけではないため、一部のパーツや部品が何らかの拍子で壊れたり外れたりする可能性がゼロではありません。
DIYの作業中に事故に巻き込まれることもあります。
特に以下の作業には、十分ご注意ください。
- エンジンルームでの作業
- ジャッキアップでの作業
- タイヤ交換の作業
- 電気系統の作業
- 燃料系統の作業
- 冷却系統の作業
エンジンルームはオイルやガソリンなど可燃性液体があるため、火気厳禁です。タバコを吸ったり、火花を出したりすると引火する可能性があります。
エンジンそのものが熱いことがあるため、冷えている状態で作業しましょう。
また、ジャッキアップでの作業中にも注意が必要です。DIYではジャッキアップで車体を上げて作業することがありますが、固定が甘いと下敷きになる可能性があります。
ジャッキアップ中は車を動かさないようにしつつ、安全な場所に置いてください。
その他、タイヤ交換、電気系統、燃料系統、冷却系統の作業を行う際は車の安全性・耐久性を考慮して作業を行いましょう。
作業終了後は、試し運転で危険性がないかを確認してください。
こだわり出すと止まらない
自作カスタムすると、こだわり出すと止まらないのがデメリットです。
あれもこれもと色々盛り込みたくなり、結果的に予算を圧迫することがあります。
それもまたDIYの醍醐味ですが、一度こだわると他の部分も気になって結局すべて作り替えることになるため、適度に自制する心が必要です。
車検に通らないことがある
自作カスタムすると、車検に通らないことがあるのもデメリットといえます。
改造しても保安基準に適合していれば車検は通るため、当初の部品をそのままにしつつ改造するだけなら車検を気にする必要はありません。
逆に、基礎部品から大幅に改造した場合は車検に通らないことがあるため、保安基準を守るように作ることが求められます。
もし車検に通るかどうか気になる場合は、プロの整備工に確認してもらいながらDIYするのが望ましいです。
キャンプ・車中泊にはポータブル電源があると安心
軽バンをDIYしてキャンプ用・車中泊仕様にすると、アウトドアが充実します。
ポケットWi-Fiルーターを設置してインターネットをいつでもどこでも使用できるようにしておけば、軽バンで寝泊まりしながらリモートワークも可能です。
しかし、軽バンのDIYだけではデバイスを充電したり、家電に給電したりはできません。
サブバッテリーがあればある程度の電化製品・電子機器は使用できますが、車内外で使用するとなるとポータブル電源など持ち運びできる蓄電池が必要となるでしょう。
もちろん、サブバッテリーを積めばエアコン・換気扇・照明・冷蔵庫などをエンジン停止中も動かせますが、キャンプや車中泊ではやはりポータブル電源があると便利です。
もしこれから軽バンをDIYするなら、サブバッテリーとポータブル電源の両方を導入することを推奨します。
両方あれば、サブバッテリーはメインバッテリーの補助として使用し、ポータブル電源はテントでのデバイスの充電やバーベキューでの調理家電への給電に役立ちます。
EcoFlowでは、コンパクトデザインで持ち運びやすいEcoFlow DELTA 3 Plusの他、発電機に給電・充電できるEcoFlow Alternator Chargerを販売中です。
当社の製品は安全性・耐久性に考慮して作られている他、キャンプや車中泊で使用することを想定して、長時間運転できるよう設計されています。
超静音設計で騒音・振動も気になりにくいため、車で使用しても快適です。
詳しくは、当社の公式ホームページをご覧ください。
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まとめ
軽バンをキャンプ用・車中泊仕様にDIYする方法、選び方、メリット、デメリットを解説しました。
軽バンは、車と材料を購入して図面を作成し、必要に応じて改修しながら作り込んでいくことでキャンプ用・車中泊仕様に改造できます。
カスタムの方法に正解・不正解はなく、自分自身の理想を詰め込みながら作れるため、より理想の空間を自作可能です。
一方、軽バンだけでは快適にキャンプ・車中泊できない可能性があるため、より快適性を求めるならサブバッテリーやポータブル電源を導入するのが良いでしょう。
EcoFlowでは、軽バンのDIYに取り入れやすく幅広いシーンで使用できるEcoFlow DELTA 3 Plus・EcoFlow Alternator Chargerを販売しています。
セット販売にも対応しているため、検討中の人は一度公式ホームページからお問い合わせいただけると幸いです。