関東エリアには、初心者から上級者まで幅広く楽しめる山が多くあります。
それぞれ個性的な自然や絶景、歴史的な魅力を備えており、首都圏からアクセスしやすい山も多いため、日帰りで手軽に山歩きを楽しめるのも大きな魅力です。
この記事では、関東エリアのおすすめ登山スポット12選の特徴と、山を選ぶ際のポイントについて詳しく紹介します。
関東の登山スポットおすすめ12選
関東エリアの登山スポットは、アクセスの良さやコースのバリエーション、絶景や歴史など、それぞれ異なる魅力があります。
ここでは、関東の登山スポットおすすめ12選の特徴を詳しく解説します。
高尾山:東京都

画像引用元:YAMAP
東京都八王子市に位置する『高尾山』は、標高599mの都心から最もアクセスしやすい山の一つです。
新宿から電車で約1時間と抜群の交通アクセスを誇り、年間約300万人が訪れる世界一の登山者数を誇る山として知られています。
登山コースは稲荷山コースを含めて全8コースあり、リフトやケーブルカーも利用できるため、初心者から上級者まで自分のレベルに合わせて山歩きが楽しめます。
山頂や中腹の展望台からは東京都心や富士山の絶景が広がり、パワースポットとして有名な高尾山薬王院有喜寺も見どころです。
御岳山:東京都

画像引用元:青梅市観光協会
東京都青梅市に位置する『御岳山』は、新宿から約90分でアクセスできる標高929mの霊峰です。ケーブルカーで中腹まで上がれるため、初心者にも高い人気があります。
山頂には武蔵御嶽神社が鎮座し、山岳信仰の歴史が深い場所としても知られています。
ハイキングコースはロックガーデン周遊ルートや日の出山へのコースなど多彩で、初心者向けのルートでは滝や岩場、沢沿いの散策路を楽しめます。
愛犬連れの参拝もできるため、ペットと一緒に登山を楽しみたい方にもおすすめです。
筑波山:茨城県

画像引用元:一般社団法人つくば観光コンベンション協会
茨城県つくば市・土浦市に位置する『筑波山』は、標高877mの男女二峰からなる山です。
関東平野の独立峰として「西の富士、東の筑波」と並び称されるほど有名で、登山初心者から上級者まで楽しめるコースが整備されています。
登山コースは御幸ヶ原コース、おたつ石コースなど複数あり、縦走や下山ルートもバリエーション豊富です。
山頂付近には売店やレストラン、トイレもあり、四季折々の自然や歴史、展望を楽しめる関東を代表する登山スポットとして知られています。
宝篋山:茨城県

画像引用元:YAMAP
茨城県つくば市・土浦市に位置する『宝篋山』は、標高461mの筑波連山最南端の山です。
地元では「小田山」の名でも親しまれ、鎌倉時代に作られた宝篋印塔が山頂にあります。本格的なハイキングコースが整備され、初心者でも気軽にトレッキングが楽しめます。
山頂からは360度のパノラマ絶景が広がり、筑波山や霞ヶ浦、関東平野、天気が良ければ富士山も望むことが可能です。
周辺には小田城跡などのスポットもあるため、登山と歴史探訪を同時に楽しめます。
赤城山:群馬県

画像引用元:前橋まるごとガイド
群馬県に位置する『赤城山』は、標高1828mの日本百名山です。黒檜山を最高峰とする複数の山々からなり、カルデラ湖を伴う複成火山としても知られています。
登山道は樹林帯の急登や岩場もあり、夏山トレーニングにも最適。黒檜山登山口から山頂まで最短コースで約2時間弱のため、百名山の中では比較的難易度が低い山です。
山頂からは大沼や赤城神社の赤い社殿、地蔵岳、遠くには皇海連山や谷川連峰、武尊山などを望むことできます。
谷川岳:群馬県

画像引用元:YAMAP
群馬県と新潟県の県境に位置する『谷川岳』は、標高1977mの三国山脈の主峰です。
「トマノ耳」「オキノ耳」と呼ばれる双耳峰が特徴で、日本有数の岩場「一ノ倉沢」は日本三大岩場の一つに数えられます。
登山道はブナ林に囲まれた歩きやすい道から、ロッククライミングや鎖場のある本格的なルートまで多彩です。
山頂からは圧倒的なスケールの岩壁や、高山植物、遠くには関東平野や日本海も望めます。
金時山:神奈川県

画像引用元:YAMAP
神奈川県に位置する『金時山』は、標高1,212mの箱根外輪山の最北端にそびえる山です。
金太郎伝説発祥の地としても知られており、山頂からは富士山の雄大な姿が一望できるため、箱根随一の絶景スポットとして人気があります。
登山コースは、仙石原・乙女峠・水明荘など複数の登山口から選ぶことができ、いずれも初級者から中級者向けの整備された道が続きます。
山頂には「金時茶屋」や「金太郎茶屋」があり、カレーうどんやなめこ汁などの名物グルメが味わえるほか、バイオトイレも完備されています。
鍋割山:神奈川県

画像引用元:山と溪谷オンライン
神奈川県に位置する『鍋割山』は、標高1,273mの丹沢山地を代表する人気の山です。
登山口までは小田急線「新松田駅」やJR「松田駅」からバスを利用でき、起伏の激しいルートもあるため中級者以上の方に適しています。
また、山頂にある「鍋割山荘」の名物「鍋焼きうどん」は登山者に大人気のグルメです。ただし、山頂までトイレがないため登山前に駅で済ませておきましょう。
宝登山:埼玉県

画像引用元:YAMAP
埼玉県に位置する『宝登山』は、標高497mの長瀞町を代表する花の名山です。
登山初心者や子ども連れにも人気があり、ロープウェイで山頂近くまで上がれるため、体力に自信がない方でも気軽に登ることができます。
宝登山は「宝の山に登る」という縁起の良い名前で親しまれ、四季折々の花が魅力です。
12月下旬から2月下旬には蝋梅、2月上旬から3月下旬には梅の花が咲き誇り、春には桜やツツジ、シャクナゲも見頃を迎えます。
山頂には秩父有数のパワースポット「宝登山神社」の奥宮があり、参拝客も多く訪れます。
武甲山:埼玉県

画像引用元:横瀬町観光協会
埼玉県に位置する『武甲山』は、日本二百名山に選ばれている標高1,295mの独立峰です。
初心者におすすめなのは「一の鳥居登山口」からの表参道往復ルートで、静かで心落ち着く登山道が続きます。
コースは整備されており、登山初心者やファミリーにも人気があります。山頂からは秩父盆地や周辺の山々、天気が良ければ富士山も望めます。
アクセスは東京から電車で約70分と便利で、登山口には駐車場やトイレも完備されているため初心者の方も安心です。
那須岳:栃木県

画像引用元:山と溪谷オンライン
栃木県に位置する『那須岳』は、栃木県と福島県境に連なる那須火山群の総称です。主峰の茶臼岳(1,915m)を中心に、朝日岳や三本槍岳など個性豊かな山々が連なります。
茶臼岳にはロープウェイが通っており、9合目まで気軽にアクセスできるため、初心者から上級者まで幅広く人気があります。
登山コースは茶臼岳から朝日岳、三本槍岳を縦走するルートが人気で、所要時間は約6時間。稜線や山頂からのパノラマ展望は圧巻です。
また、那須岳の麓には那須湯本温泉など複数の温泉があるため、登山後の疲れを癒やすのにも最高の環境が整っています。
日光白根山:栃木県

画像引用元:YAMAP
栃木県に位置する『日光白根山』は、標高2,578mの関東地方最高峰です。
奥日光を代表する百名山であり、山頂からは富士山や南アルプス、関東平野まで360度の大パノラマが広がります。
初心者にはロープウェイを利用した「白根山山頂往復コース」がおすすめで、標高2,000mの山頂駅からスタートできるため、比較的短時間で山頂を目指せます。
山頂付近は木がなくなり、開放的な景色を楽しむことができます。圧巻の景色を眺めたい方は、ぜひ山頂を目指してみてください。
関東で山を選ぶ際のポイント

関東エリアには多くの山がありますが、どの山を選ぶかで登山の安全性や快適さ、楽しさが大きく変わります。ここでは、関東で山を選ぶ際に重視すべきポイントを解説します。
アクセスの良さを重視する
関東エリアの山を選ぶ際は、アクセスの良さを重視することが重要です。
特に日帰り登山を楽しみたい場合は、電車やバス、車でスムーズに登山口まで行ける山を選ぶことで、計画の自由度が大きく広がります。
駅から歩いて登れる山は、バスの乗り継ぎや時刻に縛られることなく、自分のペースで山行を楽しめるのが大きな魅力です。
また、アクセスが良い山は設備や休憩所、トイレも充実していることが多く、初心者や家族連れにも安心して選ぶことができます。
関東には主要駅から1~2時間で行ける山が多く、都市部からのアクセスも抜群です。
標高とコースタイムを確認する
自分の体力や経験に合った山を選ぶためには、標高やコースタイムを事前に確認することが重要です。
初心者や体力に自信がない場合は、標高が低くコースタイムが短い山から始めましょう。
コースタイムはガイドブックや登山アプリに記載されていますが、実際には休憩や写真撮影の時間も必要になるため、1~2時間程度の余裕を持って計画を立ててください。
登山道の整備状況をチェックする
安全に登山を楽しむためには、登山道の整備状況や最新の通行状況を事前にチェックすることが重要です。
特に台風や大雨の後は、土砂崩れや倒木、橋の損傷などで登山道が通行止めになっている場合があります。
最新情報は各山のビジターセンターや自治体、登山口の案内板、ネットの最新情報をこまめに確認しましょう。
関東の登山に関するよくある質問

最後に、関東エリアの山に関するよくある質問を詳しく解説します。
登山に必要な持ち物は?
関東の登山では、安全で快適な山歩きを実現するための基本装備が必須です。
- 登山靴
- ザック
- レインウェア
- 飲料水
- 行動食
- 塩分補給用タブレット
- ファーストエイドセット
- ヘッドライト
- 地図
- コンパス
- サングラス
- 虫よけスプレー
これらに加えて、テント泊や山小屋泊の場合は着替えや寝袋、調理器具などを追加します。季節やコースによっては、防寒着や手袋も欠かしてはいけません。
また、近年の登山ではスマートフォンが必須アイテムになるため、バッテリー切れのリスクに備えるモバイルバッテリーがあると安心です。

EcoFlowが販売している『RAPID Magnetic Power Bank(10,000mAh)』は、マグネット式のモバイルバッテリーで、過酷な山岳環境でも活躍します。
さらに、山の中でも太陽光で充電できる『45Wソーラーパネル』があれば、長期の山旅でも安心して電子機器を使い続けることができます。
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関東で初心者におすすめの山は?
東京都の『高尾山』や『御岳山』は、アクセスが良くコースが整備されており、初心者や家族連れにも人気です。
高尾山は新宿から電車で約1時間、御岳山もケーブルカーで中腹までアクセスできるため、体力に自信がない方や初心者にも適しています。
また、埼玉県の『宝登山』や『武甲山』、神奈川県の『金時山』や『鍋割山』も、コースタイムが短く初心者向けのルートが豊富です。
関東で冬に登山できる山は?
関東エリアには、冬でも比較的安心して登れる山が複数あります。
例えば、茨城県の『筑波山』や千葉県の『鋸山』、埼玉県の『宝登山』などは、冬は混雑も少なく静かな山歩きが楽しめます。
標高が高めの山でも、群馬県の『赤城山』や『両神山』は、軽アイゼンやスノーシューを用意すれば冬山登山が可能です。
積雪が少ない低山やコースが整備された山なら、防寒対策や滑り止め対策をしっかりと行えば冬でも日帰り登山を楽しむことができます。
まとめ
関東エリアは、初心者から上級者まで幅広く楽しめる山が豊富で、アクセスの良さやコースの整備状況、絶景スポットなど、選び方のポイントが多様です。
日帰り登山も気軽にできる山が多く、季節や天候に合わせて装備や計画を工夫すれば、一年を通じて山歩きを満喫できます。
登山に必要な持ち物は、基本装備に加えてスマートフォンやヘッドランプなどの電子機器も必須です。
特にモバイルバッテリーやソーラーパネルは、バッテリー切れによるトラブルを防ぎ、安心した山行をサポートしてくれます。
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