電気代とガス代、どっちが高いのか気になっている方は少なくありません。家計の中で大きな割合を占める光熱費は、多くの人が節約したいと考える支出です。
この記事では、ガス代と電気代のどっちが高いのかを基本料金とエネルギーコストから比較します。また、オール電化住宅と電気ガス併用住宅のメリット・デメリット、ガス代と電気代の節約術をわかりやすく解説します。
ガス代と電気代のどちらが高いのかを知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
ガス代と電気代どっちが高い?

ガス代と電気代を比較する際は、基本料金とエネルギーコストの2つの観点から考える必要があります。一般的に、基本料金はLPガス(プロパンガス)がもっとも安く、エネルギーコストは電気が最も高くなる傾向です。
ただし、実際の使用量や生活スタイルによってトータルコストは変わってきます。
例えば、オール電化住宅では電気の基本料金のみで済むため、電気とガスを併用する家庭よりも基本料金の負担が少なくなるでしょう。一方、エネルギーコストは電気のほうが高いため、使用量が多い場合はガスを使用するほうが経済的な場合があります。
また、LPガス(プロパンガス)は都市ガスよりも高価なため、地域によってはオール電化のほうが安くなるケースも珍しくありません。
ここでは、基本料金とエネルギーコストで比較した結果を紹介します。
基本料金を比較
電気とガスの基本料金を比較した結果は、以下の通りです。
電気の基本料金 ※東京電力エナジーパートナー スマートライフSの場合 | 1,870.5円(60A) |
都市ガスの基本料金 ※東京ガス 東京地区等 | 1,056円(20~80㎥まで) |
LPガス(プロパンガス)の基本料金 ※一般小売価格 LP(プロパン)ガス 確報 都心 | 1,900円 |
単一の基本料金で見ると、都市ガスがもっとも安価です。
電気の基本料金は契約アンペア数によって変動し、60Aの場合は都市ガスよりも高くなります。LPガス(プロパンガス)の基本料金は、地域や事業者によって大きく異なりますが、一般的に都市ガスよりも高額です。
ただし、オール電化の家庭の場合は電気の基本料金だけで済むため、トータルの基本料金は低くなります。一方、電気とガスを併用する家庭では両方の基本料金がかかるため、コストは高くなりやすいでしょう。
エネルギーコストを比較
電気、都市ガス、プロパンガスのエネルギーコストを比較した結果は、以下の通りです。
エネルギーの種類 | エネルギーコスト |
電気(昼間) | 36.38円/kWh |
都市ガス | 16.19/kWh |
LPガス(プロパンガス) | 24.10/kWh |
出典:1kWhあたりのエネルギー別単価比較!!|ほかほかアカデミー
エネルギーコストの計算方法はそれぞれ異なりますが、kWhに換算すると上記の数値になります。
エネルギーコストがもっとも高くなるのは電気代で、都市ガスと比較すると約2.2倍もの差があります。LPガス(プロパンガス)は都市ガスよりも高価ですが、電気よりは安価です。
ただし、これらは平均値であり、実際の料金は地域や契約プラン、使用量によって変動します。また、電気には時間帯別料金プランもあるため、夜間電力を活用すればコストを抑えられる可能性があります。
オール電化住宅と電気ガス併用住宅のメリット・デメリットを比較

ここでは、オール電化住宅と電気ガス併用住宅のメリット・デメリットを解説します。
オール電化住宅のメリット・デメリット
オール電化住宅のメリットは、光熱費を電気に一本化できる点です。電気の基本料金のみで済むため、固定コストの削減ができます。
また、IHクッキングヒーターやエコキュートなどの電化製品を使用すれば、省エネ効果が期待できるほか、火を使わないため火災のリスクが低く、安全性が高いのもメリットです。さらに、キッチン周りの掃除が簡単になるほか、室内の空気が汚れにくくなります。
一方デメリットは、初期投資が高額になる点です。エコキュートやIHクッキングヒーターなどの設備導入には、コストがかかります。また、停電時にすべての設備が使えなくなるリスクがあるため注意が必要です。
調理面では、ガスコンロのような強火での調理ができません。そのため、料理の幅が制限される可能性があります。
電気ガス併用住宅のメリット・デメリット
電気ガス併用住宅のメリットは、エネルギーの選択肢が広い点です。
用途に応じて電気とガスを使い分けられるため、エネルギーを効率的に利用できます。例えば、調理にはガスコンロを使用し、冷暖房には電気を使うといった具合です。
また、災害時にも対応しやすく、電気が止まってもガスが使えるなど、リスク分散ができます。ガスコンロを使用できるため、強火を必要とする料理も問題なく行えるのが魅力です。
一方デメリットは、電気とガス両方の基本料金がかかるため、固定費が高くなりやすい点です。
また、2つのエネルギーを管理する手間がかかり、それぞれの設備のメンテナンスをしなければいけません。安全面では、ガスを使用するため、火災や一酸化炭素中毒のリスクがあります。
ガス代と電気代の節約術

ここでは、ガス代と電気代の節約術を詳しく解説します。
省エネ性能の高い家電に買い換えて電気代を節約
電気代は、省エネ性能の高い家電に買い換えると大幅に節約できます。
特に、冷蔵庫やエアコンなど、常時稼働している家電や消費電力の大きい家電は、最新の省エネモデルに替えると効果的です。
例えば、10年前の冷蔵庫を最新モデルに買い換えると、年間の電気代を約1万円節約できるケースがあります。テレビや洗濯機なども、省エネ性能が向上しているため、買い換えを検討する価値は十分にあるでしょう。
照明をLEDに変更するのは、簡単で効果的な方法です。LEDは従来の蛍光灯と比べて消費電力が少なく、寿命も長いため、長期的に見ると大きな節約になります。
使わない家電の電源を切る
使わない家電の電源を切ると、電気代を簡単に節約できます。
多くの家電は、電源を切っただけだと待機電力を消費するため、コンセントから抜かないと電気使用量が上がります。
待機電力は、家庭の電力消費量の約5〜10%を占めるとされています。特に、テレビやパソコン、ゲーム機器などは待機電力が大きいため、使用しないときはコンセントから抜くか、スイッチ付きのタップを使用して完全に電源を切るべきです。
習慣として電気をつけっぱなしにしている場所がないか確認しましょう。トイレや廊下の照明を必要なときだけつけるようにするだけでも、年間で数千円の節約になります。
また、タイマー機能付きの家電を活用するのも効果的です。エアコンや炊飯器などのタイマー機能を使えば、必要な時間だけ電力を使用できます。
エアコンの使用方法を工夫する
エアコンは家庭の電力消費量の中で大きな割合を占めるため、使用方法を工夫すると大きな節約効果が得られます。
まずは、適切な温度設定を心がけましょう。夏は28度、冬は20度を目安に調整すれば、約10%の電力消費をカットできる可能性があります。
また、遮光・断熱カーテンを使用すれば、室温の上昇や下降を抑え、エアコンの負荷を軽減できます。扇風機やサーキュレーターを併用すると、空気の循環が良くなり、効率が上がります。
フィルターの清掃も重要です。汚れたフィルターは電力消費量を約10%増加させるため、2週間に1回程度の清掃が推奨されています。
さらに、部屋を閉め切って集中的に冷暖房を行うゾーニングも効果的です。使用していない部屋のエアコンをこまめに切れば、無駄な電力消費を抑えられるでしょう。
エアコンの消費電力については、以下の記事をご覧ください。
→エアコンの消費電力は平均どれくらい?畳数ごとの使用量と電気代の計算方法を解説
ポータブル電源とソーラーパネルの導入で買電量を減らす
ポータブル電源とソーラーパネルを導入すると、電力会社からの買電量を減らせるほか、電気代を節約できます。
ソーラーパネルで発電した電気をポータブル電源に蓄え、家電製品の電源として使用すると、電力会社からの電気使用量を抑えられます。特に、日中の電気代が高い時間帯に、発電した電気を使用すれば、電気代を効果的に節約できるでしょう。
例えば、日中にソーラーパネルで発電した電気をポータブル電源に貯めておけば、夜間に使用できます。これにより、電力需要のピーク時に電力会社からの電気使用を抑えられるため、電気代の削減が可能です。
また、災害時の非常用電源としても活用できるため、防災面でも効果を期待できます。
ただし、初期投資のコストがかかるため、長期的な視点で導入を検討しなければいけません。発電効率は設置場所や日照条件によって変わるため、事前に専門家に相談し、最適なシステムを選択しましょう。
ポータブル電源にソーラーパネルが必要な理由は、以下の記事をご覧ください。
→ポータブル電源にソーラーパネルは必要か?必要な理由や製品の選び方を紹介
食洗機を使う
食洗機を使用すると、ガス代と水道代を節約できます。
手洗いと比較した場合、水の使用量を削減できるため、料金の大幅なカットが可能です。また、ガスを使用して湯を沸かす必要がないため、ガス代も抑えられます。
最新の食洗機は高温洗浄機能を備えており、少量の水で効率的に食器を洗浄できます。例えば、5人分の食器を手洗いする場合、手洗いで約87リットルの水を使用しますが、食洗機を使用すると約12リットルで済むというデータがあるほどです。
さらに、食洗機は高温で洗浄するため、除菌効果も高く、衛生面でも優れています。ただし、使用には電気が必要なため、電気代は若干増加する点に注意が必要です。
しかし、トータルで見ると光熱費の削減につながるケースが多いです。食洗機を効率的に使用するためには、まとめ洗いを心がけ、適切な洗剤を使用するとよいでしょう。
浴槽に貯めるお湯の量を減らす
浴槽に貯めるお湯の量を減らせば、ガス代と水道代を同時に節約できます。
一般的な浴槽の容量は約200リットルですが、3分の2程度に抑えると大きな節約効果が得られるでしょう。お湯を沸かすためのガス使用量が減るだけでなく、水の使用量も減るため、水道代の節約にもつながります。
特に、毎日お風呂を沸かす家庭では、節約効果が大きくなります。
また、追い炊きの回数を減らすのも有効です。家族で入浴時間をずらす場合は、最初に入る人がお湯を少なめに入れ、次の人が足す形にすると効率的です。
ただし、高齢者や体調の悪い人がいる場合は、適切な湯量と温度を保つようにしてください。
給湯温度を低めに設定
給湯温度を低めに設定すれば、ガス代を効果的に抑えられます。
多くの家庭では、給湯器の温度設定が必要以上に高くなりがちです。通常では42度ほどで十分な場合でも、45度や50度に設定されているケースがあります。
設定温度を1度下げると、約1%のガス使用量を削減できるといわれています。特に、夏場は外気温が高いため、より低い温度設定でも快適に使用できるはずです。
ただし、温度設定を下げすぎると、レジオネラ菌などの繁殖リスクが高まるため、最低でも60度以上で1時間以上保つべきでしょう。
高温設定は定期的に行うと、衛生面を保ちながらガス代を節約できます。
また、食器洗いや手洗いなど、用途に応じて適切な温度を選択すべきです。こまめな温度調整を心がければ、快適性を損わずにガス代を節約できるでしょう。
電気とガスの契約をセットにする
電気とガスの契約をセットにすると、光熱費全体を節約できる可能性があります。
多くのエネルギー会社は、電気とガスのセット契約に対して割引を適用しているのが一般的です。例えば、年間数千円から1万円程度の割引が受けられるケースもあります。
ただし、適用される割引額は事業者によって異なるため、複数の会社の料金プランを比較検討しましょう。
また、自分の使用パターンに合った最適なプランを選ぶことも大切です。夜間の電力使用が多い家庭であれば、時間帯別料金プランが有利になる可能性があります。
セット契約のメリットは、請求書の一本化による管理の簡素化や、カスタマーサポートの一元化などです。ただし、契約期間や解約条件などもよく確認し、長期的な視点で判断しなければいけません。
地域によっては選択できる事業者が限られる場合があるため、自分の住む地域で利用可能なプランを確認しましょう。
EcoFlow DELTA Pro 3とソーラーパネルで電気代を節約しよう!

EcoFlow DELTA Pro 3は、誰もが手軽に節電を実現できる家庭用蓄電池です。
ソーラーパネルと組み合わせれば、さらに電気代を節約できます。例えば、日中にソーラーパネルから電力を蓄え、家庭の電力需要のピーク時にDELTA Pro 3から電力を供給すれば、電力会社からの買電量を減らせます。
特に、電気料金が高くなる時間帯に活用すると電気代の削減効果が高まるでしょう。
また、蓄電されたDELTA Pro 3は災害時の非常用電源としても活用できるため、防災面でも重宝します。
さらにDELTA Pro 3は持ち運びが可能なため、アウトドアや車中泊などでも使用できる点が魅力です。
初期投資は必要ですが、長期的に見れば電気代の大幅な削減につながるでしょう。EcoFlow DELTA Pro 3の詳しい製品情報は、以下のページをご覧ください。

まとめ
ガス代と電気代の比較、オール電化住宅と電気ガス併用住宅のメリット・デメリット、ガス代と電気代の節約術を解説しました。
ガス代と電気代の比較では、基本料金は都市ガスがもっとも安く、エネルギーコストは電気がもっとも高いです。しかし、実際の光熱費は使用量や生活スタイルによって異なります。
オール電化住宅と電気ガス併用住宅にはそれぞれメリット・デメリットがあり、自分の家庭に合った選択が欠かせません。
光熱費の節約方法を知り、実践してみてください。小さな工夫の積み重ねが、大きな節約につながります。