キャンプを楽しみたいものの費用が気になる、と悩んでいる方は少なくありません。
しかし、無料で利用できるキャンプ場は全国各地にあります。これらのキャンプ場は、予算を抑えながら自然を満喫できる魅力的な存在です。
一般的に、キャンプには施設利用料や宿泊費などの費用がかかりますが、無料のキャンプ場を利用すれば、これらの費用を大幅に削減できます。
ただし、設備や管理体制など、有料キャンプ場とは異なる点があるため、利用には注意が必要です。
この記事では、無料で利用できるキャンプ場のメリット・デメリット、おすすめの無料キャンプ場10選をわかりやすく解説します。
無料で利用できるキャンプ場について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
無料で利用できるキャンプ場のメリット
無料のキャンプ場は予算を抑えられるだけでなく、さまざまなメリットがあります。
予約が不要だったり、自由な時間に利用ができるなど、一般的なキャンプ場には見られない魅力があります。費用面だけでなく、利便性や自由度の高さなど、独自の特徴をしっかりと押さえてください。
ここでは、無料で利用できるキャンプ場のメリットを3つ解説します。
施設利用費がかからない
無料のキャンプ場のメリットは、費用がかからない点です。
有料キャンプ場では、1泊あたり数千円から1万円以上が必要になるケースがあります。一方、無料のキャンプ場では施設利用費が一切かかりません。
抑えた費用を食事やキャンプ道具など、予算を充実したキャンプのために振り分けられます。例えば、普段より少し贅沢な食材を購入したり、新しいキャンプギアを試したりする余裕が生まれるでしょう。
また、頻繁にキャンプを楽しみたい方にとっては、大きな経済的効果を期待できるはずです。
予約が不要な場合もある
無料のキャンプ場のなかには、予約不要で利用できる施設もあります。
これは、急な予定変更や思い立ったときのキャンプを可能にするメリットです。
例えば、天気予報を見て翌日の予定が空いている場合、すぐにキャンプに出かけられます。
有料キャンプ場では、週末や連休になると予約が取りにくい可能性が高くなりますが、予約不要の無料のキャンプ場ならその心配がありません。
ただし、人気の無料キャンプ場は混雑する可能性があるため、早めの到着を心がけましょう。
自由な時間に利用可能
無料で利用できるキャンプ場のなかには、チェックインやチェックアウトの時間が設定されていない施設があります。
これにより、利用者は自分のペースでキャンプを楽しめます。例えば、仕事帰りに夜からキャンプを始めたい場合でも、時間を気にせず利用できるでしょう。
また、早朝から出発したい場合も、チェックアウト時間を気にせずに行動できるのがメリットです。自然のリズムに合わせて、朝日や星空を存分に楽しむことも可能です。
ただし、夜間の使用などでは他の利用者への配慮は忘れずに、マナーを守って利用しましょう。
無料で利用できるキャンプ場のデメリット
無料で利用できるキャンプ場には多くのメリットがありますが、同時にデメリットもいくつか存在します。設備の充実度や管理人の常駐、混雑具合などが頭を悩ませる部分かもしれません。
ここでは、無料で利用できるキャンプ場のデメリットを3つ解説します。
施設の設備が少ない
無料キャンプ場は、有料キャンプ場と比較して設備が限られているケースがほとんどです。
主な設備は、トイレや水場といった最低限のものしか整っていません。レンタル品が用意されていないケースも一般的で、テントやタープ、調理器具などのキャンプ用品はすべて自前で用意する必要があります。
また、薪や炭といった燃料も現地で入手できないケースが多いため、事前に準備しておかなければいけません。電源設備がない場合も多いため、ランタンや携帯電話の充電には注意が必要です。
無料キャンプ場を利用する場合は、道具不足に備え、必要なものをしっかりと準備しておきましょう。
管理人が常駐していないケースが一般的
無料キャンプ場では、管理人が常駐していないケースが一般的です。
そのため、緊急時や問題が発生しても、対応してくれる人はいません。すべて自己責任でキャンプをする必要があります。
事故や怪我、急病などの万が一の事態に遭遇した場合も、周囲に人がいないと助けを呼びにくい状況に陥る可能性が高いです。また、他の利用者とのトラブルや、施設の不具合などが生じた際にも、すぐに対応してくれる人がいません。
つまり、利用者自身が安全管理や緊急時の対応策を事前に考えておく必要があります。近隣の医療機関や緊急連絡先の確認はもちろん、応急処置の知識も身につけておかねばなりません。
混雑しやすい
人気の無料キャンプ場は、無料で利用できるメリットから混雑しやすいです。
特に、予約不要のキャンプ場では、現地に到着しても満員で利用できないというケースもあります。
特に週末や祝日、夏休みなどの長期休暇期間は、混雑が予想されます。混雑時は好みのサイトを確保できなかったり、他の利用者との距離が近くなったりするため、快適性が損なわれる可能性が高いです。
また、トイレや水場などの共用施設も混み合います。
このような状況を避けるためには、平日や閑散期を狙って利用したり、早めに到着して場所を確保したりするなどの工夫が必要です。
無料で利用できるキャンプ場10選
無料で利用できるキャンプ場は、予算を抑えながら自然を満喫できる魅力的な存在です。
ここでは、設備や立地の異なる10か所の無料キャンプ場を紹介します。各キャンプ場の特徴や利用方法を確認し、自分に合った場所を見つけてみましょう。
木曽駒冷水公園キャンプ場
出典:公園紹介|木曽駒冷水公園|長野県木曽郡|キャンプ場|オートキャンプ|水遊び|自然体験|信州木曽
住所 | 長野県木曽郡木曽町新開130 |
アクセス | ・中央自動車道 伊那ICより約1時間・中央自動車道 中津川ICより約1時間半・JR東海 中央本線 木曽福島駅から約11km |
電話番号 | – |
営業時間 | 24時間 |
公式サイト | https://kisokomareisui.com/ |
木曽駒冷水公園キャンプ場は、木曽駒ヶ岳の登山道入り口に位置する広大な無料キャンプ場です。
100サイト以上のオートサイトを有し、清潔でおしゃれな施設が整っています。
24時間利用できるほか、初心者でも安心してキャンプを楽しめる環境が整っています。寄付とボランティアによる運営ではあるものの、自然保護と地域貢献の意識が高いキャンプ場として有名です。
かもめ島キャンプ場
出典:かもめ島キャンプ場 | 北海道江差町の観光情報ポータルサイト
住所 | 北海道檜山郡江差町字鴎島 |
アクセス | 函館バス「姥神町フェリー前」バス停 下車 徒歩8分 |
電話番号 | 0139-52-6715 |
営業時間 | 24時間 |
公式サイト | https://esashi.town/hotel/page.php?id=127 |
かもめ島キャンプ場は、江差町のシンボル的存在である小島の上に位置しています。
約200段の階段を上った先には、青い日本海を一望できる絶景が広がっているのが魅力です。島内には鴎島灯台や厳島神社があり、散策も楽しめます。
場内には無料で利用できるフリーサイトがあり、トイレや炊事場も完備されています。
泉の森ふれあいキャンプ場
出典:ふれあいキャンプ場
住所 | 神奈川県大和市上草柳1794 |
アクセス | 小田急線または相模鉄道「大和駅」より徒歩7分 |
電話番号 | 046-260-5795 |
営業時間 | 9:00~16:00(※7・8月は9:00~18:00) |
公式サイト | https://www.yamato-zaidan.or.jp/z_new/zaidan_izumi_camp.php |
泉の森ふれあいキャンプ場は、青少年の健全育成を目的とした施設です。
デイキャンプのみ利用可能で、宿泊はできません。
場内は野外炊事や自然体験活動を通じて、情操や社会性を高められます。また、キャンプ用具の無料レンタルが提供されているため、手ぶらでも楽しめます。
稲城ふれあいの森
住所 | 東京都稲城市坂浜4-40-36 |
アクセス | 京王相模原線「若葉台駅」より車で約5分 |
電話番号 | 042-378-2111 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
公式サイト | https://www.city.inagi.tokyo.jp/smph/shisetsu/sports/yagai/hureainomori.html |
稲城ふれあいの森は、自然を存分に生かしたキャンプや野外活動を楽しめる施設です。
通常は在学の青少年やその団体向けですが、時期によっては一般利用できます。
場内はテントサイト、炊事場、キャンプファイヤー場などの設備が整っており、3月中旬から11月まで利用できます。
日影沢キャンプ場
出典:高尾森林ふれあい推進センター「日影沢(ひかげさわ)キャンプ場」:関東森林管理局
住所 | 東京都八王子市高尾町高尾山国有林内(八王子市高尾町2181-1) |
アクセス | 国道20号線の西浅川交差点を都道516号線に入り、日影林道に入って約5分 |
電話番号 | 042-663-6689 |
営業時間 | – |
公式サイト | https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/campzyo/campzyo.html |
日影沢キャンプ場は、高尾山の北側に位置する完全予約制のキャンプ場です。
小川のせせらぎが聞こえる静かな環境で、森林レクリエーションを楽しめます。キャンプの他にも、野鳥観察や高尾山登山が人気です。
キャンプで利用する際は、往復はがきでの予約が必要になります。また、場内では携帯電話が圏外になるため、事前の準備が欠かせません。
神川ゆ〜ゆ〜ランド
住所 | 埼玉県児玉郡神川町小浜1341 |
アクセス | ・JR八高線丹荘駅より車で約7分・関越自動車道本庄児玉ICより車で約17分 |
電話番号 | 0495-77-0702 |
営業時間 | 24時間 |
公式サイト | https://www.town.kamikawa.saitama.jp/soshiki/kensetsu/gomi_kankyou/4280.html |
神川ゆ〜ゆ〜ランドは、神流川の河川敷にある野外スポーツレクリエーション施設です。
野球場やサッカー場、ターゲットバードゴルフ場があり、多目的な利用ができます。
自由広場では無料でキャンプが楽しめ、隣接する温泉施設も利用可能です。ただし、ブルーシートなどによる場所取り行為は禁止されています。
センヨシ せせらぎパーク
住所 | 群馬県伊勢崎市堀下町186-1 |
アクセス | 北関東自動車道の伊勢崎インターチェンジから車で約10分 |
電話番号 | 0270-27-2769 |
営業時間 | 24時間 |
公式サイト | https://www.city.isesaki.lg.jp/mobile/6/6/6280.html |
センヨシ せせらぎパークは、一級河川粕川沿いに位置する自然豊かな公園です。
クヌギやアカシヤの自然林を生かした環境で、アスレチック広場やキャンプ場を完備しています。
場内には、管理棟、バーベキューサイト、キャンプ用テントサイト、バンガローなどの施設があり、幅広い年齢層が楽しめます。
フラワーさくら平塚公園
住所 | 群馬県伊勢崎市境平塚354 |
アクセス | いせさきしコミュニティバスあおぞらバス停「平塚東」で下車、徒歩10分 |
電話番号 | 0270-74-0084 |
営業時間 | 8:30~17:15(受付時間) |
公式サイト | https://www.city.isesaki.lg.jp/soshiki/tokeibu/koen/ijikannri/kouen/2979.html |
フラワーさくら平塚公園は、体験学習室やバーベキュー施設を備えた多目的公園です。
スポーツやレクリエーションの場として利用できるほか、災害時には避難場所としても機能しています。
場内には、自然学習館、バーベキュー棟、テントサイト、スケートボード開放エリアなどの施設があり、さまざまな活動が楽しめます。
小滝沢キャンプ場
住所 | 茨城県高萩市大能地内 |
アクセス | ・JR常磐線「高萩駅」からタクシーで約25分・常磐自動車道高萩ICから20分 |
電話番号 | 0293-23-7316 |
営業時間 | 24時間 |
公式サイト | https://www.takahagi-kanko.jp/play/mountain/page000032.html |
小滝沢キャンプ場は、花貫渓谷の上流部に位置する無料で利用できるキャンプ場です。
小さな淵が連なる花貫川と広葉樹に囲まれ、四季折々の豊かな山の自然を楽しめます。
施設には、トイレ、屋根付きの炊事場、東屋が整備されています。予約は不要ですが、直火は禁止されているため注意が必要です。
また、紅葉まつり期間中はキャンプやバーベキューでの利用ができないため、訪問前に最新情報を確認しておきましょう。
黒川キャンプ場
出典:黒川キャンプ場
住所 | 静岡県静岡市清水区 |
アクセス | ・東名清水インターより車で約45分・森林公園入口より約1.3km。 |
電話番号 | 054-395-2999 |
営業時間 | 24時間 |
公式サイト | http://www.chabashira.co.jp/shinrinkanri/ |
黒川キャンプ場は、静岡市清水森林公園内にある施設です。利用には許可書が必要で、当日入場時に管理センターへの提示が求められます。
キャンプ場内では足付きコンロの使用が可能ですが、直火は禁止されているため注意が必要です。
無料キャンプ場ではEcoFlow RIVER 3 Maxを使って気軽にキャンプを楽しもう!
無料キャンプ場は電源設備が整っていない場合が多いため、ポータブル電源があると便利です。
特に、EcoFlow RIVER 3 Maxは572Whの大容量バッテリーを搭載し、定格出力は600Wを誇ります。スマホの充電、キャンプでの照明や小型調理家電の使用など、さまざまな用途で活用可能です。
また、IP54準拠の設計になっており、防火・対火・耐衝撃に優れているため、キャンプなどの屋外使用でも安心して使えます。
無料キャンプ場で快適な電源環境を確保したい方は、ぜひRIVER 3 Maxを検討してみてください。
まとめ
無料で利用できるキャンプ場のメリット・デメリット、おすすめの無料キャンプ場10選を解説しました。
無料キャンプ場は、費用を抑えながら自然を満喫できます。特に、施設利用費がかからず、予約不要で自由な時間に利用できる点は、大きなメリットといえるでしょう。
一方で、設備が限られていたり、管理人が常駐していなかったりする点はデメリットです。
安全で快適なキャンプを実現するためにも、特徴を理解して適切な準備を整えましょう。