非常用電源
車中泊向けポータブル電源
EcoFlow DELTA 2 Max
EcoFlowモバイルバッテリー
EcoFlow WAVE 3
EcoFlow DELTA 3 1500
Image 1

防災無線とは?防災行政無線の種類・放送内容や聞こえない時の対処法も解説

自然災害が発生した際に、防災情報の迅速な伝達を可能にする防災無線。特に市町村防災行政無線は、避難指示や地震速報などの防災情報を住民に伝える重要な役割を担います。万が一、防災無線が聞こえない場合は、防災情報を得る別の手段を確立させましょう。

そこで本記事では、防災無線とは何かについて解説します。防災行政無線の放送内容や、聞こえない時の対処法も掲載しているので、必要な防災情報を素早く収集できるようになるでしょう。災害時に逃げ遅れるリスクを低減したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

防災無線とは

防災無線 とは

防災無線とは、大規模な災害が発生した際に迅速な情報伝達を可能にする無線通信システムです。防災無線は、行政機関や地方自治体、防災関連機関を結び、最終的には屋外スピーカーや戸別受信機から国民へと一斉に防災情報を伝達しています。

災害時に通信の途絶や輻輳が発生すると、スマートフォンから災害情報を収集できません。避難指示に気付かなければ、逃げ遅れて命を落とす恐れもあります。通信障害が起きている状況下でも、迅速に災害情報を各所に伝達するには、防災無線が欠かせない存在なのです。

防災無線の種類6選

防災無線 種類

自然災害の多い日本では、国民や各機関を網羅的に結んだ防災通信網が確立しています。災害時に通信の確保を目的として整備されている防災無線の種類は、以下のとおりです。

  • 種類1|中央防災無線
  • 種類2|消防防災無線
  • 種類3|都道府県防災行政無線
  • 種類4|市町村防災行政無線
  • 種類5|消防・救急無線
  • 種類6|防災相互通信用無線

それぞれの種類について、詳しく見ていきましょう。

種類1|中央防災無線

内閣府や指定行政機関等、指定公共機関、防災関係機関を結ぶ防災無線。地震発生時には、機関相互間で情報伝達が行われ、平常時には災害情報の交換や防災訓練に活用されます。

ネットワーク構成内容
固定通信系内閣府と防災関係機関との間を電話・ファクシミリ・画像で結ぶ
移動通信系・首都圏における災害を想定した通信系
・災害対策車両や防災ヘリコプターの災害対策要員との通信用
衛星通信系・内閣府、防災関連機関、指定公共機関に衛星地球局を設置
・固定通信系のバックアップ通信用

種類2|消防防災無線

総務省消防庁と全都道府県の間を結ぶ防災無線。都道府県が消防庁からの一斉通報を収集したり、消防庁が被災地からの災害情報を収集したりするのに活用されます。

ネットワーク構成内容
地上通信系消防庁と全都道府県の間に、電話とファクシミリの切替え運用の回線が確保される
衛星通信系・個別通信、一斉通報、被災地への優先的回線割当てが可能
・通信需要が増大する被災地との通信用
・地上通信系のバックアップ回線用

種類3|都道府県防災行政無線

都道府県と出先機関、市町村を結ぶ防災無線。災害対策本部の置かれる都道府県庁と各機関内で、災害情報の収集・伝達を行うために整備されています。

ネットワーク構成内容
固定通信系・都道府県庁と支部、市町村役場、防災関係機関を結ぶ
・災害時は通信統制や一斉情報伝達機能も利用できる
移動通信系・全県移動系 都道府県庁(出先機関)と移動局間、移動局相互間を結ぶ
・地区移動系 都道府県の出先機関と移動局間、移動局相互間を結ぶ
テレメーター系・観測所と管理事務所等の間を結ぶ
・観測データ(河川の水位、流量、降水量等)の伝達用
衛星通信系・地域衛星通信ネットワークを利用する
・都道府県庁、市町村役場、防災関係機関等との通信用
・衛星通信系を整備する他の都道府県との通信用

種類4|市町村防災行政無線

市町村が災害情報を収集し、地域住民に直接情報伝達を行うために設置される防災無線。政令指定都市では、市役所と区役所の間でも災害情報の伝達・連絡が行えます。

ネットワーク構成内容
固定通信系(同報系)・市町村庁舎と屋外拡声器、戸別受信機を結ぶ
・市町村役場から地域住民への災害情報の伝達用
移動通信系・車載型、可搬型、携帯型の無線機を使用する
・災害現場から市町村役場への現地災害情報の伝達や連絡用
テレメーター系・各観測所と管理事務所等間を遠隔監視測定回線で接続
・観測データ(河川の水位、流量、降水量等)の伝送用

種類5|消防・救急無線

消防本部や消防署などに設置された基地局と、消防車・救急車に搭載された移動局との間を結ぶ防災無線。消防・救急活動に関する情報を伝達し、指揮・連絡のために活用されます。

通信回線を構成する周波数は、260MHz帯と400MHz帯です。260MHz帯は基地局と車両間の連絡に、400MHz帯は隊員同士の連絡に使用されます。

種類6|防災相互通信用無線

国や地方公共団体、電力会社、海上保安庁、鉄道会社などの防災関係機関で導入されている防災無線。大規模な災害時に各防災関係機関が情報を迅速に交換し、防災活動を円滑に進めるために活用されています。

ネットワーク構成は、150MHz帯または400MHz 帯の周波数を利用した単信方式の無線通信です。2波の周波数に対応した無線設備を整備する必要があります。

防災行政無線の放送内容一覧

防災 行政無線 放送 内容 一覧

防災無線の中で、最も地域住民に馴染みが深いのは市町村防災行政無線です。学校や公園など、あらゆる場所に設置された放送塔のスピーカーから、災害や国民保護、熱中症、特殊詐欺などに関する情報を伝達します。防災行政無線の主な放送内容は、以下のとおりです。

  • 夕方のチャイム
  • 全国瞬時警報システム
  • 国民保護関連情報
  • 緊急地震速報
  • 災害時の避難指示
  • 光化学スモッグ注意報・警報
  • 熱中症特別警戒アラート
  • 特殊詐欺注意喚起

自治体によっては、防災訓練や選挙投票の呼びかけを実施している地域もあります。

防災行政無線の戸別受信機が役立つ場面

防災 行政無線 戸別 受信機 役立つ 場面

防災行政無線の放送は、天候や風向き、スピーカーと建物の距離、建物の気密性などにより、聞こえ方が大きく異なります。そこで、戸別受信機を屋内に配備すれば、確実な情報伝達が可能です。戸別受信機とは、防災無線からの放送を屋内で受信できる装置を指します。

防災行政無線の戸別受信機が役立つ場面は、以下のとおりです。

  • 気象状況が悪化している
  • 高齢者世帯で情報が届きにくい

それぞれの場面について、詳しく見ていきましょう。

気象状況が悪化している

自宅から近距離に屋外スピーカーが設置してあったとしても、大雨や台風などで気象状況が悪化すると、防災行政無線からの音声は聞こえづらくなります。屋内に戸別受信機を設置すれば、雨風の音を遮断できるので、確実な情報伝達が可能になるでしょう。

平成30年7月豪雨を受けて内閣府が市町村に行ったアンケート調査では、防災行政無線が聞こえにくい、と答えた自治体が8団体もありました(※1)。一方、防災行政無線の戸別受信機が効果的だった、と回答した自治体も7団体にのぼります。

※1参考:内閣府「平成30年7月豪雨における避難に関する市町村へのアンケート調査」

高齢者世帯で情報が届きにくい

屋外スピーカーの音声が聞こえづらいと感じる高齢者世帯にも、戸別受信機の設置は有効です。スマホからでも災害情報は収集できますが、端末を持たない人には届きません。

消防庁の調査によると、令和2年3月時点における戸別受信機の主な配備先として、高齢者率の高い社会福祉施設や役場、避難所などに多いことが分かりました(※2)。

※2参考:消防庁「令和2年版 消防白書 3.戸別受信機等の配備状況」

防災行政無線が聞こえない時の対処法

防災 行政無線 聞こえない 対処法

防災行政無線が聞こえづらく戸別受信機を導入しようにも、配備費用が多額で断念された方も多いのではないでしょうか。また、外出している際に、防災行政無線が近くにあるとは限りません。防災行政無線が聞こえない時の対処法は、以下のとおりです。

  • 防災行政無線音声自動応答サービスを利用する
  • 「全国避難所ガイド」アプリで音声再生する
  • 自治体のHP・SNS・メールマガジンを確認する

それぞれの対処法について、詳しく見ていきましょう。

防災行政無線音声自動応答サービスを利用する

防災無線の放送内容を聞き逃した方に向けて、防災行政無線音声自動応答サービスを提供している自治体もあります。自治体が指定する電話番号にかけるだけで、最新の放送が確認できます。電話番号は、自宅の目につく場所に貼っておくとよいでしょう。

ただし、回線が混み合っていると繋がりにくい場合もあるので、注意が必要です。通話料を無料にしている自治体もあるので、ホームページで確認してみてください。

「全国避難所ガイド」アプリで音声再生する

スマホアプリ「全国避難所ガイド」では、選択した地域の防災行政無線をプッシュ通知し、放送内容を音声で再生できます。アプリに搭載している主な機能は、以下のとおりです。

  • 現在地の災害リスクを判定する
  • 避難所の場所を自動検索する
  • 各種ハザードマップを表示する
  • 現在地に発令されている避難情報を表示する
  • 安否登録や安否確認を行う
  • 避難所や自宅の方向と直線距離を示す

ただし、防災行政無線放送の受信は、対象地域に限られるので注意してください。

自治体のHP・SNS・メールマガジンを確認する

自治体は、防災行政無線による放送以外にも、HP・SNS・メールマガジンなどで防災情報を発信しています。普段から使用するSNSで自治体のアカウントをフォローしておけば、自然な流れで防災情報を入手できるでしょう。

ただし、SNSは誤った情報も錯綜しているので、公的機関が公表している情報以外は鵜呑みにしてはいけません。他の情報源とも組み合わせて活用するのがおすすめです。

災害情報の収集に役立つポータブル電源

災害情報 収集 ポータブル電源

防災無線が聞こえない時は、スマホや携帯ラジオを使って情報収集しなければなりません。しかし、災害によって停電が発生すると、通信機器だけでなく冷暖房機器や調理家電も動かせなくなります。そんな時に活躍するアイテムが、ポータブル電源です。

ポータブル電源とは、内部に電気を蓄え、コンセントが使えない状況でも電化製品に給電できる機器を指します。停電中にポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。

  • エアコンや扇風機などの冷暖房機器を稼働して、快適な気温を維持できる
  • 電子レンジや電気ケトルを稼働して、簡単に非常食を温められる
  • 冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防ぐ
  • LEDライトを点灯させて、夜の明かりを確保できる
  • 災害警報を確認するための携帯ラジオを常にフル充電にしておける
  • スマホアプリを使って、防災無線を再生できる

ソーラーパネルと併用すれば、停電中に充電が切れる心配はありません。

防災対策に必要な性能|おすすめの製品

防災対策として用意するポータブル電源は、避難所への避難と在宅避難のどちらを想定するかによって選ぶ製品が異なります。避難所に避難する場合は、移動の妨げにならないよう軽量・コンパクトなタイプを選びましょう。避難所でも収納の幅を取りません。

在宅避難を想定する場合は、家族の人数や電化製品の種類、使用時間に合った出力・容量が必要です。3日以上の停電に備えて、高出力・大容量のタイプを選ぶとよいでしょう。

EcoFlowは、用途に応じて以下のポータブル電源を販売しています。

  • 移動避難「RIVER 3 Plus」
  • 在宅避難「DELTA 3 Plus」

それぞれの機種について、詳しく見ていきましょう。

移動避難「RIVER 3 Plus」

定格出力600W、容量286Whのポータブル電源。約4.7kgの軽量コンパクト設計なので、防災無線で避難指示を受けたら、迅速に避難所まで避難できます。

X-Boostで最大900Wの出力を誇り、避難所では自宅にある90%の家電が使用可能です。LEDライトを搭載しているので、夜間に避難する際や避難所生活で安全を確保できます。30dB以下の静音設計により、周囲の被災者に気兼ねなく家電が使えるでしょう。

EcoFlow RIVER 3 Plus
RIVER 3 Plusは、300Whクラスのポータブル電源の中でも際立つ性能を誇り、最大600Wの定格出力を提供します。コンパクトで持ち運びやすく、アウトドア活動にも最適です。

在宅避難「DELTA 3 Plus」

定格出力1500W、容量1024Whのポータブル電源。最大2000Wの高出力を誇り、容量を最大5kWhまで拡張できるので、停電生活が長引いても安心です。ソーラーパネルを使えば、停電中でもわずか70分で満充電できます。

悪天候が予想されると、自動で充電を開始。高度な電源自動切り替え機能により、停電が起きると電気供給源がポータブル電源へと10ms未満で切り替わります。重量12.5kgの小型設計なので、家中どこでも持ち運んで家電が使用できるでしょう。

EcoFlow DELTA 3 Plus
DELTA 3 Plusは、1024Whの大容量に加えて、EcoFlowのX-Stream充電テクノロジーと1,500WのAC入力を使用すると、40分で80%、56分で100%充電できます。業界トップクラスのポータブル電源で、あらゆるシーンで最速の充電速度を実現させます。

防災無線に関するよくある質問

防災無線 関する 質問

最後に、防災無線に関するよくある質問を紹介します。

  • 防災行政無線が利用している周波数は?
  • 防災行政無線スピーカーの設置場所を調べるには?
  • 防災行政無線で定時にチャイムが鳴る理由は?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

防災行政無線が利用している周波数は?

市町村防災行政無線の固定通信系(同報系)が利用している周波数は、60MHz帯です。市町村庁舎と屋外スピーカー・戸別受信機を結び、住民に災害情報を伝達しています。

一方、災害現場から市町村役場に伝達する際の周波数は、150MHz帯及び400MHz帯です。また、260MHz帯を使用したデジタル移動通信システムも導入しています。

防災行政無線スピーカーの設置場所を調べるには?

防災行政無線スピーカーの設置場所は、自治体のホームページで確認できます。地域によっては、100か所以上も設置してある自治体があるほどです。自宅の周辺にスピーカーがない場合は、戸別受信機の導入を検討しましょう。全国避難所ガイドでの再生も可能です。

防災行政無線で定時にチャイムが鳴る理由は?

防災行政無線では、お昼や夕方に定時のチャイムが鳴ります。定時にチャイムが鳴る理由は、災害時でも確実に放送を行うためです。防災行政無線が問題なく鳴るかどうかの点検を兼ねています。ただし、住民の迷惑にならないよう、平常時は音量を落としています。

まとめ

本記事では、防災無線の種類や放送内容について解説してきました。

防災無線とは、大規模な災害が発生した際に住民や行政機関、防災関連機関との間で、迅速な情報伝達を行うための無線通信システムです。市町村が収集した災害情報は、市町村防災行政無線を通して地域住民へと伝達しています。

防災行政無線の放送は、天候や風向き、建物とスピーカーの距離などに影響を受けやすいため、戸別受信機を屋内に設置するのがおすすめです。防災行政無線音声自動応答サービスや全国避難所ガイドを使えば、スマートフォンからでも放送内容が確認できます。

EcoFlowは、災害時の停電対策として活躍するポータブル電源を販売しています。防災無線から災害情報を収集し、迅速に電源を確保したい方はぜひ製品の購入を検討してください。

【避難所避難】コンパクト軽量設計で迅速な避難を実現 「RIVER 3 Plus」

【在宅避難】自宅にある99%の家電に給電できる「DELTA 3 Plus」

Image 1

コメントを書く

コメントを入力してください
お名前を入力してください