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防災ボトルに防災グッズを詰めて日常的に持ち歩こう!作り方や入れておきたい防災グッズを解説

災害はいつ起きるかわかりません。日ごろからの備えが大切ですが、かさばる防災グッズの持ち運びに悩んでいる人も多いでしょう。

そこで注目を集めているのが、防災ボトルです。

防災ボトルは、ペットボトルなどの容器に必要最低限の防災グッズを収納したものです。コンパクトで持ち運びやすく、水にも強いため、外出時のもしもに備えるアイテムとして活用できます。

この記事では、防災ボトルとはなにか、作り方や入れておきたい防災グッズ、使う際の注意点をわかりやすく解説します。

防災ボトルを用意しようとお考えの方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

防災ボトルとは?

防災 ボトル

防災ボトルは、必要最低限の防災グッズをボトル型の容器に収納して持ち歩く防災アイテムです。

2022年4月に、警視庁災害対策課のX(旧Twitter)で紹介されたことをきっかけに広く知られるようになりました。

外出中に地震や水害などの災害に遭遇した際、身の回りの防災グッズをすぐに使えると大きな安心につながります。防災ボトルは、そのような突然の災害に備えるための新しい防災スタイルです。

ここでは、防災ボトルの特徴を詳しく解説します。

コンパクトに収納できる

防災ボトルの特徴は、必要な防災グッズをコンパクトにまとめられる点です。

一般的な500mlサイズのボトルであれば、ホイッスルや圧縮タオル、常備薬など、災害時に必要な基本的なアイテムを収納できます。

従来の防災ポーチと比べると収納できる量は限られますが、硬い容器を使用するため中身が膨らみません。そのため、カバンやリュックの中でかさばらず、日常的な持ち運びに適しています。

中身がつぶれにくく水にも強い

防災ボトルは硬質な容器を使用するため、カバンに他の荷物と一緒に入れても中身がつぶれにくいです。

そのため、食品や薬、予備のメガネなど、圧力に弱いアイテムも安心して収納できます。

また、蓋をしっかりと閉めれば、高い防水性を発揮します。突然の雨や水害で荷物が濡れてしまった場合でも、中の防災グッズは無事な状態を保てるのが魅力です。

携帯電話の予備バッテリーや紙幣など、水に弱いアイテムの収納にも適しています。

通常の布製ポーチでは難しい保護機能を備えている点も、防災ボトルが支持される理由といえるでしょう。

中身が見える

透明なボトルを使用すると、中に何が入っているかが一目でわかります。

緊急時に必要なアイテムをすぐに見つけられるため、すばやい対応が可能です。

また、定期的な点検も容易になります。消費期限のある非常食や常備薬の確認、使用済みアイテムの補充など、日々の防災グッズの管理がスムーズに行えるでしょう。

防災用途としては、デザイン性の高い不透明なボトルよりも、透明なボトルがおすすめです。中身の見える化によって、実用的な防災ボトルを作れます。

ボトルを保存容器として利用できる

防災ボトルの中身を取り出した後は、通常のボトルとして使用できます。

災害時に水を確保する容器として活用したり、必要に応じて別の防災グッズを入れ替えたりと、柔軟な使い方が可能です。

また、普段使いのドリンクボトルとしても使えるため、無駄なく活用できます。

防災ボトルは防災グッズとしての機能と、日常的な実用性を兼ね備えている点が魅力です。

防災ボトルの作り方

防災 ボトル 作り方

防災ボトルは誰でも簡単に作れるため、防災の備えとして作っておくべきアイテムです。ここでは、防災ボトルの作り方を解説します。

防災グッズを入れるボトルを用意する

防災グッズを作るには、まず500ml程度の透明なボトルを用意してください。

取っ手付きで持ち運びやすく、蓋がしっかりと閉まるものを選びましょう。適したボトルは、100円均一でも見つけられるでしょう。

ボトルのサイズは、日常で持ち運びしやすいものを考慮して選びます。大きすぎると携帯性が低下し、小さすぎると必要な防災グッズが入りきらなくなります。

一般的な500mlサイズであれば、必要最低限の防災グッズを収納できる適度な大きさといえるでしょう。

ボトルに入れたい防災グッズを集める

次はボトルに入れたい防災グッズを集めます。

防災グッズは、必要最低限のものを厳選しましょう。あくまでも外出時の応急的な備えであり、長期の避難生活を想定していない点を理解する必要があります。

主な防災グッズは、ホイッスル、圧縮タオル、エチケット袋、ミニライト、絆創膏、消毒綿、常備薬、現金です。女性の場合は生理用品も加えるとよいでしょう。

細かなアイテムは袋にまとめる

小さな防災グッズは、クリアポーチや小分け袋にまとめて収納しましょう。

常備薬や絆創膏、現金などは個別に袋分けすると、ボトル内での散らばりを防げます。さらに、必要な時にすぐ取り出せます。

また、袋にラベルを貼って内容物を明記しておくと、使いやすくなるでしょう。特に薬は種類が多くなりやすいため、個別に分類して管理すべきです。

ボトルに防災グッズを詰めて完成

最後は、ボトルに防災グッズを詰めて完成です。

防災グッズを詰める際は、使用頻度や緊急性を考慮して順番を工夫しましょう。ホイッスルやライトなど、緊急時にすぐ必要になるものは取り出しやすい上部に配置すべきです。

ただし、詰め込みすぎると取り出しにくくなるため、適度な余裕を残してください。緊急時にスムーズに使用できる収納方法を心がけましょう。

防災ボトルに入れておきたい防災グッズ

防災 ボトル

防災ボトルは容量の限度があるため、入れられる防災グッズには限りがあります。必要最低限の防災グッズを選ぶことで、より効果的な防災ボトルを作れるでしょう。

ここでは、防災ボトルに入れておきたい防災グッズを解説します。

ホイッスル

ホイッスルは、災害時に助けを呼ぶために欠かせないアイテムです。

建物の倒壊や土砂災害で閉じ込められた際、大きな音で周囲に存在を知らせられます。声を出し続けるのは体力を消耗しますが、ホイッスルなら長時間の使用が可能です。

また、ホイッスルは金属製の頑丈なものを選び、カラビナなどで取り付けると、すぐに使える状態で携帯できます。暗闇でも見つけられるよう、蓄光タイプや反射材付きのものがおすすめです。

圧縮タオル

コンパクトに収納できる圧縮タオルは、防災ボトルの定番アイテムです。

水に浸すと通常のタオルサイズに戻り、手拭きや応急手当、汗拭きなど多目的に使用できます。

圧縮タオルは複数枚用意しておくと安心です。汚れたものを交換できるほか、応急手当で止血が必要な場合にも余裕をもって対応できます。

より多くの枚数を収納できるように薄手のものを選びましょう。

エチケット袋

災害時にトイレが使えない状況に備えて、エチケット袋も用意しておきましょう。

凝固剤入りの携帯トイレ用の袋を選べば、いつでもどこでも安心して使用できます。凝固剤入りの製品は、においや水分を固められるため、衛生的に処理できるのがメリットです。

また、エチケット袋は複数枚持ち歩くことをおすすめしますが、かさばるため防災ボトルの容量と相談しながら適切な枚数を判断しましょう。

ミニライト

停電時や暗所での行動に備え、コンパクトなLEDライトを用意しておきましょう。

首から下げられるストラップ付きや、クリップ式で固定できるタイプがおすすめです。

電池式のものを選ぶ場合は、予備電池も一緒に収納してください。USB充電式の場合は、モバイルバッテリーと併用可能です。

また、ミニライトはできるだけ小型で明るく、長時間使用できるものを選びましょう。

絆創膏

ケガの応急手当用に、サイズの異なる絆創膏を数枚用意しておきましょう。

絆創膏は傷口の大きさに合わせて使用できるよう、小さいサイズから大きいサイズまで揃えておくと安心です。テープ状のものも加えると、固定用途にも対応できます。

さらに防水タイプを含めると、状況に応じて使い分けができます。

また、清潔に保つためにも、個別包装タイプがおすすめです。個別包装タイプの用意が難しければ小分け袋に入れるなどの対策を取りましょう。

生理用品

女性は生理用品を必ず入れておきましょう。

災害時は普段使用しているものが手に入りにくくなるため、1〜2日分を防水加工された小分け袋に入れて収納してください。

サイズは使用頻度の高いものを選び、使い捨てシートも数枚加えると安心です。かさばるため、圧縮タイプの生理用品を選ぶのもよいでしょう。

アルコール消毒綿

アルコール消毒綿は、ケガの消毒や手指の衛生管理に使用します。個包装タイプを選び、数枚をまとめて小分け袋に入れましょう。

また、消毒綿は応急手当だけでなく、災害時の衛生管理全般に役立ちます。携帯しやすい分、こまめな使用が可能です。

ただし、使用期限に注意し、定期的な交換を心がける必要があります。

常備薬

普段から使用している薬がある場合は、1日分程度を防災ボトルに入れておきます。

頭痛薬や胃薬など、一般的な市販薬も用意しておくと安心です。

薬は小分けケースに入れ、何の薬かを明記したメモを添えましょう。使用期限は定期的に確認し、切れる前に新しいものと交換します。

処方薬は主治医に相談のうえ、予備として携帯することをおすすめします。

現金

災害時は電子マネーやクレジットカードが使えない可能性があります。

1,000円札と100円玉を中心に、合計で3,000円程度を用意しておきましょう。

現金は防水加工された小分け袋に入れ、硬貨が散らばらないよう工夫します。公衆電話用の10円玉も数枚加えておくと、通信手段の確保に役立ちます。

メモ

防災ボトルには、重要なメモを入れておくのもおすすめです。

家族や知人の連絡先、かかりつけ医の情報、持病や服用している薬の情報などは、メモとして入れておくことをおすすめします。スマートフォンが使えなくなった際の備えとして重要です。

また、メモは防水性のある用紙を使用するか、ラミネート加工をしておきましょう。定期的に内容を確認し、変更があれば更新してください。

非常食

防災ボトルには、非常食も入れておきましょう。

手軽な携帯食やようかんなど、コンパクトで日持ちの良いものを選ぶようにしてください。

特に水がなくても食べられ、高カロリーな食品が適しています。

防災ボトルに入れる際は、賞味期限を必ずチェックし、期限切れ前に新しいものと交換しましょう。夏場は溶けやすい食品を避け、季節に応じた選択を心がけてください。

非常食の特徴や選び方については、以下の記事をご覧ください。

防災時に活躍する非常食とは?主な種類とその特徴、選び方を徹底解説

防災ボトルを使う際の注意点

防災 ボトル

ここでは、防災ボトルを使う際の注意点を解説します。

大きすぎるものは出し入れが難しくなる

ボトルの口径に対して大きすぎる防災グッズは、出し入れが難しくなります。

作るときに何とか押し込んでも、いざというときに取り出せない可能性が高いです。特に、円柱状や四角いパッケージの物は注意しなければなりません。

そのため、防災グッズはいつでもスムーズに取り出せるよう、ボトルの口径より一回り小さいサイズの物を選びましょう。

無理に詰め込むのではなく、取り出しやすさを優先してください。

容量が限られるため必要なものを厳選する必要がある

防災ボトルは持ち運びやすい反面、収納できる量に限りがあります。

そのため、防災グッズは本当に必要なものを厳選してください。

まずは最低限必要な防災グッズを決め、優先順位をつけて収納します。収納スペースに余裕がある場合は、追加のアイテムを検討しましょう。

詰め込みすぎると使い勝手が悪くなるため、7割程度の収納量を目安にしてください。

日常的に持ち歩くことを意識する

防災ボトルは作って満足せず、毎日の持ち運びを習慣にすべきです。

外出時に使用するカバンに必ず入れる、玄関に置いて忘れず持ち歩くなど、自分なりのルーティンを作りましょう。

また、中身の定期的なチェックも必要です。使用期限や劣化状態をチェックし、必要に応じて交換します。

月1回程度の点検を習慣にすると、確実な防災対策を実現できます。

防災ボトルと合わせてポータブル電源の用意がおすすめ!

防災 ボトル

防災ボトルの備えに加えて、EcoFlow RIVER 3などのポータブル電源があると、充実した防災対策を実現できます。

災害で停電になったときに、スマートフォンの充電や小型家電などを使用できる点は大きなメリットです。

特に、EcoFlow RIVER 3はコンパクトながらも、230Whの大容量バッテリーを搭載しています。スマートフォンの充電はもちろん、LEDライトや扇風機などを使用可能です。

さらに急速充電対応で、1時間で0%から100%まで充電できます。

30dBの静音設計で夜間でも気にせず使えるほか、X-Boost機能で最大450Wまでの家電に対応可能です。

このように、防災ボトルとポータブル電源を組み合わせれば、より安心な防災態勢を整えられます。

災害時の安心を確保したい方は、ぜひEcoFlow RIVER 3を検討してみてください。

EcoFlow RIVER 3

まとめ

この記事では、防災ボトルとはなにか、作り方や入れておきたい防災グッズ、使う際の注意点を解説しました。

防災ボトルは、日常的に持ち歩ける実用的な防災アイテムです。コンパクトで水に強く、必要最低限の防災グッズをまとめて収納できるメリットがあります。

また、作り方も簡単です。100円均一で材料を揃えられるため、防災対策の第一歩として適しています。

ただし、収納量には限りがあるため、入れる物は厳選しなければなりません。

防災グッズは、いざというときのために使用するものです。使いやすさと実用性を考慮しながら、自分に合った防災ボトルを作ってみましょう。

また、ポータブル電源などと組み合わせれば、より確実な備えを実現できます。

今日から始められる手軽な防災対策として、ぜひ防災ボトルの活用を検討してみてください。

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